2023年06月14日

ご寄付をいただき心より感謝申し上げます。


制作中のドキュメンタリー映画『いのちの音色』を
応援くださっている皆さまに心より感謝申し上げます。

新井時賛様、勝俣範之様、加藤祥範様より制作支援のご寄付をいただきました。
心より深く感謝申し上げます。


🍀いのちの音色 公式HP
https://musevoice.com/inochi/

🍀ご支援のお願いについて
https://musevoice.com/inochi/goods-2/
(会計担当:石塚佐和子)
皆様のご支援を何卒よろしくお願い申し上げます🙏
posted by ぷらっとハッピー日記 at 15:51| 東京 🌁| 映画『いのちの音色』制作中! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年06月13日

ドキュメンタリー映画『いのちの音色』制作中〜!「本来ある自然の平和な姿」

シーケンス 002.19_46_35_24.静止画513.jpg


制作中のドキュメンタリー映画『いのちの音色』では
米国マサチューセッツ州・Leverettにて(2016年)
加藤お上人様に大変お世話になりました。

お寺から見える近くの町にあるリベラル・アーツの名門アマースト大学は、クラーク博士や内村鑑三、新島襄が卒業した大学としても知られています。

加藤お上人様は、2001年のアメリカでの9.11後に「Walk for a New Spring」をスタートしました。9.11がアメリカの方々に与えたショックはとても大きく、平和運動をしていた人たちの中にも分断が生まれ、お互いに口をきかなくなったりなど、政府やラジオ・テレビなどが報復戦争を煽り立てる中で、それに意を唱える事が非国民であるかのような雰囲気が生まれていったそうです。

加藤お上人様は、人々が対話する場所をつくらなければならないと感じ、そのために行進しようとスタートしたのが、「Walk for a New Spring」でした。

はじめは2ヶ月ぐらいかけてマサチューセッツ州の中で、教会やモスクやアマーストなどの50~60の町をつぶさに回り、様々なところでみんなが対話できるえる場をつくり、いろんな違う意見が語られる中で、少なくともみんながそれぞれに思うことをオープンに言える場所ができたことによって、たくさんの人々から喜ばれ、そうしてことから始まった「Walk for a New Spring」は、その後も、毎年開催されるようになり今も続いています。

シーケンス 002.19_46_37_17.静止画512.jpg
▲皆さんと一緒にお寺を守っているこの猫ちゃんの名前は「トーちゃん」です。


「いかに命を大切にしていくかということを、人類が考えるということが何より大切です。人間の活動によって、自分たちの社会の中のアクティビティをあまりにも重視することによって、本来ある自然の平和な姿というものを忘れてしまうことに人間の歴史の問題があったんじゃないでしょうか。近代の物質文明が、人間の生活の基本であるという考え方に支配されてきた中で、みんなの命が最も大切にされるべき状態にするうえで、何がいったい問題なのかを考えなければいけない」と加藤お上人様は、語っておられました。

「宗教でさえ、自分たちの利益を優先するような形で使われてしまう、人間は簡単にそのように陥ってしまうわけです。”人々の心の中に、社会の中に、どうやったら平和をもたらすことができるか”ということが宗教の原点です。その原点に立ち返ることが大切だと思います。命と言った時に、それに対してノーという声が一番の問題なわけで、あるいはそれに耳をかさないことが一番問題なわけですから、そこに意識を向け、人々が気づいていかないといけないんじゃないかと思います」

それぞれの宗教が、平和を達成させるために必要な優れた教えを凝縮し、みんなの教えとなるように祈りながら、加藤お上人様は平和行進を続けておられます。

シーケンス 002.19_08_17_12.静止画515.jpg


先住民の人たちはアメリカ大陸を亀の島と呼んでいます。

亀の島に建立された仏舎利塔の近くには、
先住民の先祖の霊に祈りを捧げるための塔があり
たくさんの先住民の方々がここを訪れ
とても喜んでおられます。

アメリカが本当に平和な国になるためには、
先住民の先祖の霊に祈りを捧げ
慰めることが大切であるという
加藤お上人の信念を感じました。

シーケンス 002.19_06_51_27.静止画516.jpg

この日、加藤お上人様にご紹介いただいたベトナム戦争の帰還兵のミラーご夫妻の家にホームステイさせていただき、忘れることのできない素敵な時を過ごさせていただきました。加藤お上人様はじめ、Leverettで出会いをいただいた皆様に心より深く感謝申し上げます。


🍀映画「いのちの音色」制作中!
https://musevoice.com/inochi/goods-2/

posted by ぷらっとハッピー日記 at 12:13| 東京 ☁| 映画『いのちの音色』制作中! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年06月09日

ドキュメンタリー映画『いのちの音色』制作中〜!米国ボストンでの思い出


2016年のアメリカ行脚では、ニューヨーク州やマサチューセッツ州の図書館や大学、教会やピースパゴダなどで映画『アオギリにたくして』上映やライブをさせて頂きました。現在制作中のドキュメンタリー映画『いのちの音色』撮影もさせて頂き、改めて皆様に心より感謝申し上げます。

シーケンス 002.14_38_39_26.静止画467.jpg

シーケンス 002.15_30_38_05.静止画472.jpg
▲昭和ボストンから見えるボストンの街

シーケンス 002.14_50_14_21.静止画469.jpg


昭和女子大学ボストンキャンパスでは、RA(レジデント・アシスタント)として
日本からの留学生の生活を支援していたメアリー・ポピオさんにお世話になりました。

シーケンス 002.14_37_13_12.静止画468.jpg

メアリーさんは、
日本のゲームが大好きだったことから
大学時代に日本語を専攻し、
また、カトリックを信仰していることから
隠れキリシタンについて学ぶ中で
長崎を訪れたことがきっかけとなり
核兵器の問題や平和活動に
関心を持つようになったそうです。

シーケンス 002.14_40_08_17.静止画471.jpg

「日本で就職したい。できればNPOで働きたい!」
と、夢を語っていたメアリーさん。
当時は、その年の秋から、
日本語学校に行く予定だと言っておられましたが、
なんとその学校が、第二作目の映画『かけはし』の
スヒョンさんが通っていた日暮里にある
赤門会日本語学校だと聞いてびっくり!
いろいろご縁を感じました。

そして、メアリーさんは夢を叶え
スティーブン・リーパーさんらと
NPO法人Peace Culture Villageを共同創業され
今では広島で暮らしておられるようです。

国籍や民族、宗教や文化など
様々な違いを超えて、
平和文化を共に創造し
心豊かな世界が広がっていくことを祈ります。

日々体力の限界を感じながら挑戦中の映画制作で、
生みの苦しみの真っ只中にありますが…
全力を尽くします。

皆様もお体をくれぐれも大切になさってくださいませ。

🍀映画「いのちの音色」制作中!
https://musevoice.com/inochi/goods-2/

posted by ぷらっとハッピー日記 at 02:15| 東京 ☔| 映画『いのちの音色』制作中! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年06月08日

2023 アオギリ祭りin 町田( 7/20-21 )


7月20日、21日の2日間にわたり、第2回目となる「アオギリ祭り in 町田」が、東京・町田の「薬師ヶ丘自治会館」にて開催されます。

木村巴画伯の「画の力」に魅せられ、深い感動をいただき、何かご一緒できないかと模索する中で、昨年夏には初の「アオギリ祭り in 町田」が ART&IDEA CENTER「浮輪寮」開寮記念イベントとして開催されました。寮主で建築家の丸谷博男様はじめ皆様に大変お世話になり、改めて心より感謝申し上げます。

そして今年!被爆アオギリに託された「いのちの大切さ」「平和の尊さ」への想いを地域のこどもたちに是非伝えていきたいと、木村巴画伯が呼びかけてくださり、昨年に引き続き第2回目のとなる「アオギリ祭り」が開催されることになりました。

木村巴画伯を中心に「アオギリ祭り実行委員会」が発足され、皆様からのアート作品(絵画、木彫、写真、陶芸、書、刺繍、切り絵など)の展示会が開催されます。また、手作り小物、衣類、野菜などの販売なども行われます。地域の文化祭の中で、映画『アオギリにたくして』も上映していただけることになり心より感謝申し上げます。

「アオギリ祭り」に託された想いが広がっていく様子に感動をいただいています。

みんなで一緒につくる文化祭!
是非、ご参加ください。
皆様のご来場を心よりお待ちしています。


スキャン 19.jpg

薬師ケ丘自治会館にてアオギリ祭り展覧会.jpg


2023 アオギリ祭り in 町田
7月20日(木)
・13:00~18:00 アート作品の展示
・19:00~20:50 映画『アオギリにたくして』上映
7月21日(金)
・10:00~11:50 映画『アオギリにたくして』上映
・12:00~16:00 アート作品の展示

入場料:無料(販売、出店ブースは有料となります)
会 場:薬師ケ丘自治会館
主 催:アオギリ祭り実行委員会
連絡先:090-7238-6035 (実行委員会・代表:木村巴)※作品や出店も募集中です!
協 賛:ふれあいサロン「べるべる会」
※ふれあいサロンは、町田市社会福祉協議会が提唱している地域の活性化・仲間づくりの事業で、「べるべる会」は、食べる・喋る・学べるから生まれた名称です。

〜会場「薬師ケ丘自治会館」へのアクセス〜(住所:町田市野津田町3241−3)
バス停「薬師ケ丘」で下車し、町田方面に30メートルほど戻ると蓮見橋があります。それを渡っていただくと住宅地図看板がありますのでご覧ください。中央上に薬師ケ丘自治会館が載っております。近隣には薬師池公園、牡丹園、ふるさと農具館などあります。また、ふるさと農具館では新鮮なお野菜を販売しております。お時間がある方は、ウェルカムゲートで下車して、牡丹園を目指して(道標をたどって)七国山を散策しながらいらしていただくこともできます。
※小田急町田駅北口(POPビル先)21番乗り場から、本町田経由野津田車庫行き、または本町田経由鶴川行きの神奈中バスで「薬師ヶ丘」下車。
posted by ぷらっとハッピー日記 at 16:04| 東京 ☁| 映画『アオギリにたくして』・アオギリ祭り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年06月05日

長延寺の清水醇ご住職様のお寺で育つアオギリ


小椋シガ子様と共に
上映会を開催してくださった
長野県南木曽の長延寺の
清水醇ご住職様が
お寺で育つ二本の
アオギリのお写真送ってくださいました。

image.jpeg

風で折れてしまったアオギリを、
輪ゴムで巻いて補修したところ
なんと横から青葉が出て復活!🌱

350161493_775048694292007_8916782766774831836_n.jpg

もう一本は高森町からいただいた
被爆アオギリ二世だそうです!

元気をいっぱいいただきました😀
清水ご住職様、ありがとうございます!!
posted by ぷらっとハッピー日記 at 21:45| 東京 ☀| 映画『アオギリにたくして』・アオギリ祭り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

長野県で広がる平和の種まき


長野県で被爆アオギリ3世を育てておられる小椋シガ子様が上映活動を広めてくださり、これまでに南木曽・高森・木曽などでの上映が開催されてきました。清水醇和尚様、林まゆみ様、山内智子様、深澤衿子様はじめたくさんの皆様に大変お世話になり、改めて心より深く感謝礼申し上げます。

現在制作中のドキュメンタリー映画『いのちの音色』でも、何度か撮影に伺わせていただき皆様に大変お世話になりました。編集においては、ようやく2016年までたどり着いたところで、膨大なデーターに埋れながらの日々で、まだ長野編に入れておりませんが、映像で皆様とまた出会えることを心より楽しみにしています。

本日は、オフィスに届いた高森町の「伝えたい想い アオギリにたくして」山内智子会長が送ってくださった、「伝想・アオギリにたくす」が編集され高森町教育委員会で発行されている2号目となる新聞を拝読させていただき、平和の種まきが広がっている高森町に感動をいただき、大変嬉しく、心より感謝もうしあげます。

高森町の丸山平和記念公園には
広島市から寄贈された
被爆アオギリ2世が元気に大きく育っています。

高森町での映画上映&ライブが開催されたことを機会に「被爆アオギリ三世を育てよう」の声が広がり、2020年3月に「伝えたい想い アオギリにたくして」の会が発足され、町民・行政が一体となり活動を進めておられます。

image.jpeg
▲プレゼントしていただいた高森町の丸山平和公園の被爆アオギリ2世の種から育った被爆アオギリ三世の苗です。今年も元気に芽吹いています🌱

そしてまた、
長野県からのもう一つの嬉しいお知らせをいただいています。

木曽町では、2年前に木曽町教育委員会の主催で上映会が開催されましたが、この秋11月、木祖村の主催により、公立中学校の参観日に生徒・保護者・地域住民の皆様に平和学習の一環でとして上映していただけることになりました。改めて心より深く感謝申し上げます。


人はよく
「微力だけれど無力ではない」
と言います。

けれど私は、
これまで出会をいただいた人々の姿に
たくさんの感動をいただきながら
「一人の力は大きい!」
と、いつも感じながら生きてきました。

アオギリのご縁を通して
出会いをいただいた皆様に
心より感謝もうあげます。

かけがえのない
命の輝きを
表現できる作品を
これからも命ある限り
つくり続けていこうと思っています。
posted by ぷらっとハッピー日記 at 20:00| 東京 ☁| 映画『アオギリにたくして』・アオギリ祭り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「ミューズの里TV」もよろしくお願いします。


現在、第3作目となるドキュメンタリー映画『いのちの音色』の制作中です。
膨大なデーターに埋れながらの日々が続いています。

もうこれ以上できない
というところまで、
日々必死にトライしていますが…
まだまだ時間がかかりそうです。
でも!とても良い手応えを感じています。

それにしても
台風が来ていることにも気がつかず、
気がついたら数日経っていました(><)

春から充実させる予定だった
YouTubeチャンネル「ミューズの里TV」ですが
申し訳ありません🙏

とてもとても手が回らず
映画制作が一段落するまで
広報スタッフによる
ショート動画アップのみとなりますが、
引き続き応援いただけたら嬉しく
何卒よろしくお願い申し上げます。

保護犬として入社した
先住犬の宝ちゃんも今年9歳となります。
保護猫だった命くんもこの夏で3歳!
人間スタッフと共に一番苦しい時を
一緒に乗り越えてきました。
今では広報スタッフとして活躍中です🐾

41443.jpg

YouTubeチェンネル
🍀ミューズの里TV
https://www.youtube.com/@MusevoiceFilm

今後ともよろしくお願いいたします🙏

posted by ぷらっとハッピー日記 at 14:25| 東京 ☁| ぷらっと日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画『アオギリにたくして』『かけはし』自主上映募集中!

アオギリかけはし.jpg


「いのち」をテーマに作品づくりをしている
ミューズの里の映画を上映しませんか?


映画『アオギリにたくして』
🍀公式HP
https://aogiri-movie.net


ドキュメンタリー映画『かけはし』
🍀公式HP
https://kakehashi-movie.net


少人数の小さな上映会から大きな上映会まで
お気軽にご相談ください。

ご連絡先:製作会社ミューズの里(中村・伊藤・石塚)
E-mail: info@musevoice.com
E-mail: crosscultureplaza@yahoo.co.jp

posted by ぷらっとハッピー日記 at 12:56| 東京 ☀| 映画『アオギリにたくして』・アオギリ祭り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

7/1 映画『アオギリにたくして』上映(久喜総合文化会館「広域展示室」)


埼玉県の久喜総合文化会館(広域展示室)にて
映画『アオギリにたくして』が上映されます。

映画アオギリにたくして
🍀公式サイト
https://aogiri-movie.net

当日は、プロデューサーで音楽監督の伊藤茂利と共にご挨拶にお伺いさせていただきます。
皆様よろしくお願い申し上げます。

E381AAE3818EE3819DE8A1A8.jpg

日時:2023年7月1日(14:00~16:00)
会場:久喜総合文化会館(広域展示室)
主催:9条の会久喜
TEL:090-4058-2699(関口)
入場料:前売り:1000円/当日:2000円



posted by ぷらっとハッピー日記 at 11:50| 東京 ☀| 映画『アオギリにたくして』・アオギリ祭り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

カフェ「momo」:映画『アオギリにたくして』上映会(6/17)


東京・町田のカフェ「momo」主催による、映画『アオギリにたくして』上映会(6/17)が開催されます。

カフェ「momo」は、東京都町田市にあるグルテン・化学調味料フリーで、酵素玄米と有機野菜、オーガニック食材を使用したお店です。

お食事も楽しみです♬🍀


アオギリチラシ.jpg

日 時:2023年6月17日(土)13:00~15:00
場 所:酵素玄米カフェ「momo」
参加費:1000円
※ご希望の方には、ランチも1350円でご用意してくださるそうです🎶

プロデューサーの伊藤茂利と共に伺わせていただきます。
皆様よろしくお願い申し上げます。

映画アオギリにたくして
🍀公式サイト

https://aogiri-movie.net

posted by ぷらっとハッピー日記 at 08:07| 東京 ☀| 映画『アオギリにたくして』・アオギリ祭り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年06月04日

ドキュメンタリー映画『いのちの音色』制作中:「自然との共生」と「いのちの尊厳」への視点を大切に生きるレイスロップご夫妻の素敵な暮らし

シーケンス 002.17_02_33_22.静止画405.jpg


この道の先に、バークシャー・コミュニティー・カレッジ名誉教授(哲学)で平和学者のレイスロップご夫妻のご自宅があります。

学生3人に手伝ってもらいながら
約6年かけてご夫婦で作りあげたという
ニューヨーク州のケイナンにある
とっても素敵なご自宅です。

太陽光パネルで
十分に電力を賄い
ご自宅へと続く道の
両側には寒い冬に使う
たくさんの薪が積まれていました。

庭や畑の水まき雨水を利用し、
枯葉をためて肥料を作っています。

時々、庭に熊が現れたりもしますが、
熊が充分に生きていけるだけの
豊な自然も守られている中で
共存しているようです。


Never Again Campaignについて
38年前、レイスロップご夫妻は日本の国語教師の北浦葉子さんと共にNAC(ネバーアゲインキャンペーン)を創りました。
NACは、手弁当な草の根による小さな民間外交プロジェクトです。

日本人ボランティアが単身渡米し、アメリカの家庭にホームステイしながら、主には小中高校、時には幼稚園や大学、または教会などを訪問し、折り鶴を折ったり日本文化紹介と共に原爆映画やスライドの上映会を行い、ヒロシマ・ナガサキの被爆者のメッセージを伝えていきます。

レイスロップご夫妻は1985年夏、日本からのボランティアを受け入れてくれるホストファミリーを全米各地で募集し、その後に来日して北浦葉子さんやサポーターと共に、日本全国で90名のボランティア希望者の面接をしました。第一期生として選ばれた7名のボランティアは、広島と長崎、そして自分の暮らす街におられる20名以上の被爆者の話を直接聞いたり、アメリカでのプレゼンテーション(聴衆者向けの語り)のトレーニングを受けたりした後、1986年にアメリカ各地へ派遣されました。

私自身もこの時のNACの第一期生として1986年10月に渡米し、アラスカ・オレゴン・ネバダ・オハイオ・ニューヨークなどを回り、主に中学や高校で1年間にわたり約280回のプレゼンテーションを行わせていただき、1万2000以上人の人々と出会いをいただきました。人生の原点となる体験でした。

「アメリカ人、特に一定の年齢以上のアメリカ人は、原爆の爆発の映像を見たことがある人が大半です。しかし、NACのプレゼンテーションを見た聴衆は、そのキノコ雲の下で、壊滅的な破壊を受けたのは都市や建物や土地だけではなく、その中で生活していた人々であることを知ることになります。そして、その破壊の中で、信じられないような苦しみを経験した人間が多くいることを知ること、そういった人たちの、言葉では語り尽くせない経験についての証言を聞くことにより、原爆の真実とその恐怖についてより深い理解がもたらされるのです」(ドナルド・レイスロップさん)

NACは、1986年〜2011年までに計10回のボランティア募集を行い、57名のボランティアをアメリカ・カナダの各地へ派遣しました。NACボランティアたちは、アメリカ38州・首都ワシントンDC、カナダにて1万1845回以上のプレゼンテーションを行い、37万1219人以上に広島と長崎のストーリーを届けました。また、旧ソ連を含むその他11カ国でもプレゼンテーションが行われました。

2018年には、レイスロップご夫妻がNACを締めくくる旅として11回目の日本訪問をされ、東京・名古屋・広島・福岡・長崎・大阪にて、元NACメンバーやサポーターの皆様がお二人を迎えました。


レイスロップご夫妻と北浦葉子さんの果たされた平和への貢献は計り知れないものがあると感じています。そして、自然との共生といのちの尊厳という二つの視点を大切に生きるレイスロップ教授ご夫妻の暮らしの中に、たくさんの知恵があります。

ドキュメンタリー映画『いのちの音色』でも、少しでもお二人のことをお伝えすることができたらと思いながら… 制作中です。

日々映画制作の大変な日々が続いています。
体力の限界を感じながらも、まだまだ時間がかかりそうですが…
スタッフの健康を第一に!
形となるよう全力を尽くします。


ドキュメンタリー映画『いのちの音色』
🍀公式HP https://musevoice.com/inochi/

posted by ぷらっとハッピー日記 at 09:26| 東京 ☀| 映画『いのちの音色』制作中! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月26日

「真実を求める知恵が、平和をつくる大きな力になる」

シーケンス 002.04_08_17_19.静止画081.jpg


映画『いのちの音色』制作で
映像を見ている時間が長くなり
視力がどんどん落ちて
ぼやけて霞んで見えなくなり、
目の限界を感じながらの毎日。

テレビなどの映像はなるべく
見ないようにしていましたが、
先日のG7広島サミットで
広島の平和資料館を訪れた
ゼレンスキー大統領の言葉に
まばたきもできないほど
画面を凝視してしまった。

原爆投下後の広島の写真を見たゼレンスキー 大統領が、
ウクライナと重なって見えると語っていた。

それでも停戦ではなく
更なる武器供与が話し合われる中で
これからさらに多くの
ウクライナ市民や両国の兵士の命が
犠牲となっていくことを思う時…
いたたまれない思いになる。

先の戦争において
日本各地への無差別攻撃による空襲や
沖縄戦、そして広島・長崎…

被爆者や戦争体験者の方々の
言葉が思い起こされ
声なきいのちの叫びがリフレインし
体中が苦しくなる。

意図的であれ偶発的であれ
核兵器が使用される危険性が
これ程までに高まっている中で、
先制使用禁止にさえ至れず
核抑止論による安全保障神話を
いつまでも持ち続けながら
分断と憎悪を深め、
命と環境と経済を破壊し続け
更なる武器供与と軍拡に向かった先にあるものは…


絶望しそうになる時
いつも思い出すのは
アオギリの語り部と呼ばれた
今は亡き被爆者の
沼田鈴子さんの言葉。

「平和の原点は、相手の痛みのわかる心を持つ人間であること
そして、真実を求める知恵が、平和をつくる大きな力になる」


小さくて微力であっても
世界中の人々の幸せを
祈りながら、
残されたいのちの中で
自分にできることを
ただひたすら続けていこうと心に誓う。

posted by ぷらっとハッピー日記 at 20:38| 東京 ☀| 映画『いのちの音色』制作中! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月20日

『いのちの音色』山形県の鶴岡第二中学校に育つ被爆アオギリ2世

シーケンス 002.04_09_22_07.静止画075.jpg

山形県の鶴岡第二中学校には
被爆アオギリ2世が
寒さに負けず元気に育っていました。

山形県・鶴岡での
2015年の上映後、
鶴岡市立鶴岡第二中学校合唱部の皆さんが
合唱してくださった「アオギリにたくして」

シーケンス 002.04_08_06_25.静止画071.jpg

素晴らしい歌声から
平和を愛する心が
伝わってきました♬

シーケンス 002.04_08_17_19.静止画081.jpg


お世話になった
鶴岡実行委員会の皆様、
合唱部の皆様、
今は亡き、山形映画センターの宮澤啓さんに
改めて心より感謝申し上げます。

🍀ドキュメンタリー映画『いのちの音色』制作中〜!
公式HP https://musevoice.com/inochi/

posted by ぷらっとハッピー日記 at 19:34| 東京 ☁| 映画『いのちの音色』制作中! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月19日

ドキュメンタリー映画『いのちの音色』制作中〜!「山梨英和高校で元気に育つ被爆アオギリ2世」

シーケンス 001.20_05_59_06.静止画264.jpg


歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝えるライブ活動や
映画『アオギリにたくして』『かけはし』
そして、現在制作中の『いのちの音色』などでも
大変お世話になった「甲府YWCA」の皆様に
改めて心より深く感謝申し上げます。


シーケンス 001.20_11_48_02.静止画259.jpg

2010年8月に開催された
甲府YWCA第28回原爆絵画展にて
ライブさせていただいた際にお渡しした
被爆アオギリ2世が山梨英和高校に植樹され
元気に大きく育っていました。

シーケンス 001.20_12_25_03.静止画260.jpg

シーケンス 001.20_07_49_13.静止画261.jpg

甲府YWCAの皆様の
平和を願う深い想いに
お会いするたび
勇気と希望をいただきます。

改めて心より深く感謝申し上げます。
またお会いできる日を楽しみにしています。

posted by ぷらっとハッピー日記 at 23:59| 東京 ☔| 映画『いのちの音色』制作中! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

🎬️ドキュメンタリー映画『いのちの音色』制作中「世界の若者たちと共に考え、本音で語り合い、平和づくりをしていく場を!」

41096.jpg


立命館アジア太平洋大学の留学生がご参加くださり、
別府市国際交流事業として別府ブルーバード劇場にて
映画『アオギリにたくして』上映と
意見交流会が開催された時の映像を編集中です。

41095.jpg

世界の若者たちが
共に考え、本音で語り合い
平和づくりをしていく場が
広がっていくことを心から願っています。

41097.jpg

改めて素晴らしい企画をしてくださった
皆様に心より感謝申し上げます。
posted by ぷらっとハッピー日記 at 17:56| 東京 ☔| 映画『いのちの音色』制作中! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月18日

ドキュメンタリー映画『いのちの音色』制作中〜!気持ちを書き留めながら…


まだまだ制作中ではありますが
大切で素敵な、みんなの思いのいっぱいつまった
作品となる手応えを感じながら
ドキュメンタリー映画『いのちの音色』を編集中です。

皆さんに読んでいただくために
という余裕もないまま…
制作中のその時々に自分が受け止めた気持ちを
書き留めるために
ブログを更新しながらの日々です。

大変な日々が続きますが
笑顔を忘れず、心に平和を抱きながら
完成に向けて1日1日、
最後まであきらめずに
できるところまで
みんなで進んでいきたいと思います。

🍀ドキュメンタリー映画『いのちの音色』制作中〜!
 https://musevoice.com/inochi/
posted by ぷらっとハッピー日記 at 16:26| 東京 ☀| 映画『いのちの音色』制作中! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ドキュメンタリー映画『いのちの音色』制作中:「岩佐幹三さんの言葉」

シーケンス 001.18_00_09_07.静止画279.jpg

『いのちの音色』の撮影でもお世話になった
日本被団協の元代表委員で金沢大名誉教授の岩佐幹三さん(享年91才)
(2020年9月7日、膵臓がんのためご逝去されました)

2011年には大江健三郎さんらと発起人となり
「ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会」
を結成して代表理事を務め、
2016年には当時のオバマ米大統領の
広島訪問に立ち会われました。

シーケンス 001.19_10_58_19.静止画280.jpg

原爆が広島に投下された時、岩佐さんは16歳でした。
お父様はすでに病死され、原爆でお母様とたった一人の妹を失いました。

爆心地から1.2キロだった自宅の家の下敷きになって動くこともできず…原爆の火に焼かれるお母様を置き去りにしたことや、学徒動員で出たまま戻らない妹をいくら探し回っても見つけることができなかったこと、そして自分が軍国少年であったことなどへの様々な思いを抱えながら生きてこられた岩佐さん。

「いろんな考えを積み重ねながら生きてきました。
被爆体験を話せないことはないが
 淡々と話しているんですね

 親がくよくよしない子どもに
 育ててくれたと言ってきたんですけど…

 違うんだな… 」


岩佐さんの言葉に
心の奥底にある計り知れない
深い悲しみを感じます。


「被爆者という人間はいない。
 皆さんと同じ普通の人間が、
 被爆者という運命を背負わされたのです。

 核兵器というものは、
 人間に一生涯、原爆の被害というものを
 背負わさせるんだということをわかってほしい。

 皆さん方がいつヒバクシャ になるかわからないということを、
 そういう自分の問題として考えていただいて、
 核兵器廃絶の運動を高めていただきたい」

シーケンス 001.17_28_34_16.静止画277.jpg


被爆者運動をリードし
戦争も核兵器もない世界の実現に向けて
生涯尽くされた岩佐幹三さん。

「沼田鈴子さんも自らと戦い続けてきた。
 語れる人も… 語れない人も…
 自らと戦い続けてきたんです」

シーケンス 001.19_03_17_03.静止画285.jpg


石川県・金沢に呼んでいただき
岩佐さんと初めてお会いしたのは20代でした。
今振り返ると想像力が及ばず、受け止めきれていないことがいっぱいあった自分が思い返されます。

あれから40年近くたつ今になって
初めて感じる新たな気持ちと出会います。
きっと今だって、わかっていないことがたくさんあるのだろうと思いながら‥‥

戦争や被爆体験のない我々ではありますが
被爆者の方々の想いを
少しでも伝えていける作品をつくっていけるよう
全力を尽くしてまいりたいと思います。

シーケンス 001.17_25_33_01.静止画265.jpg


 🎬ドキュメンタリー映画『いのちの音色』
https://musevoice.com/inochi/

posted by ぷらっとハッピー日記 at 03:36| 東京 ☀| 映画『いのちの音色』制作中! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ドキュメンタリー映画『いのちの音色』制作中〜!「北海道の苫小牧市で元気に育つ被爆アオギリ2世」

シーケンス 001.20_38_39_27.静止画238.jpg

苫小牧市は、北海道内で唯一
非核平和に特化した条例として
「苫小牧市非核平和都市条例」を制定しています。

2002年、非核平和都市条例制定を記念して開催された平和祈念講演会では、アオギリの語り部と呼ばれた沼田鈴子さんの講演が行われました。またそれ以前にも、苫小牧の市民の方々が沼田さんの講演会を開催し、平和の輪が広がっていったそうです。

シーケンス 001.20_39_05_04.静止画239.jpg
▼被爆アオギリ2世 @苫小牧のサンガ―デン(図書館&植物園)
シーケンス 001.20_40_10_01.静止画241.jpg

苫小牧市戦後70年特別事業として開催された講演会では
ギタリストのしげ兄さんと共に、講演とライブをさせていただきました。

シーケンス 001.21_19_18_06.静止画243.jpg

北海道・苫小牧で出会った松本昌恵さんは
「知らないことも罪なんだよ」
とテレビ番組で沼田さんが語っていた言葉を聞いて
金槌で頭を殴られたような衝撃を受けたと言います。

戦争は過去のことと自分の中で蓋をし
こどもたちに何も伝えてこなかったことに気づき
その後、沼田さんと長年に渡る交流をされてきました。

沼田さんが送った松本さんへの手紙には、
「私は常に生き生きとした雑草として、気負わず、太陽に向かって根付いて生きようとしています。
あなたも可愛い雑草になってくださいね…」
と書かれていました。

シーケンス 001.20_51_02_27.静止画245.jpg


🎬『いのちの音色』公式HP

https://musevoice.com/





posted by ぷらっとハッピー日記 at 00:20| 東京 ☀| 映画『いのちの音色』制作中! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月17日

5/25 ドキュメンタリー映画『かけはし』Zoomオンライン上映会!

国を超えた心の繋がりが 平和の礎となるよう願いながら
ミューズの里では『かけはし』上映活動をロングランで開催しています🎥

5/25 ドキュメンタリー映画 『かけはし』Zoom上映&交流会
Zoomオンライン上映会(第1章+第2章)

2023年5月25日(木)19:00〜21:30
◎上映後には、映画にご出演くださったスヒョンさんのお母様のシンユンチャンさんと、スヒョンさんが通っていた東京の赤門会日本語学校の新井理事長がご挨拶くださいます。皆様のご参加をお待ちしています。

かけはしサムネル.jpg

ドキュメンタリー映画『かけはし』は、JR新大久保駅(東京都・新宿区)で2001年1月26日、ホームから転落した男性を救おうとして日本人カメラマンと共に亡くなった韓国人の日本語学校生、イ スヒョン(李秀賢)さん(当時26歳)の足跡や遺志をたどったドキュメンタリー映画です。作品は2部構成となっています。第一部(42分)では、息子スヒョンさんが亡くなった後のご両親の留学生支援などの活動や心の変遷を記録。第二部(53分)では、日韓国交正常化50周年に来日した韓国の大学生たちの草の根交流を追っています。

🍀かけはし公式HP https://kakehashi-movie.net

タイムスケジュール
ドキュメンタリー映画『かけはし』上映会

・18:45〜 オンライン受付開始(マイクをミュートにしてご入室ください)
・19:00〜製作者からの挨拶
・19:05〜 映画『かけはし』第1章:42分 + 第2章:53分(95分)
・20:40〜21:20ご出演者との交流タイム(ご自由にご参加ください)

🍀お申し込みは下記URLのPeatixサイトへ
https://kakehashi-2023-5-25.peatix.com/

posted by ぷらっとハッピー日記 at 10:35| 東京 ☀| 映画『かけはし』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月16日

ドキュメンタリー映画『いのちの音色』制作中〜!金森俊朗さんの言葉:「共感」とは、心に人を住まわせることである。その心に定員はない


金森先生.jpg

「共感」とは、
心に人を住まわせることである。
その心に定員はない。

教育界のみならず
医療や福祉など
日本だけでなく世界からも
注目を集めた「いのちの授業」
で知られる故金森俊朗さんの言葉です。

金森俊朗さんは、2020年3月に
73歳でご逝去されました。

映像を編集しながら…
金森さんの深い優しさが
画面からあふれてきます。

5684.jpg

金森先生が送ってくださった
大きく育った石川県金沢の
被爆アオギリ二世と金森先生のお写真を見ながら
がんばっています!
posted by ぷらっとハッピー日記 at 04:16| 東京 ☀| 映画『いのちの音色』制作中! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月15日

ドキュメンタリー映画『いのちの音色』制作中〜!画家 吉野誠さんの旧満州での体験「戦争の加害と被害を見つめながら…」

吉野先生.jpg

映画『アオギリにたくして』ではチーフ助監督を務めてくださり、現在制作中のドキュメンタリー映画『いのちの音色』の撮影や編集でも大変世話になっている中根克さんとプロデューサーで音楽監督の伊藤茂利と共に広島在住の画家・吉野誠さんのご自宅に3人で撮影にお伺いした時の映像を見ながらこれまでを振り返っています。

1933年に吉野誠さんは広島の農家に
生まれ育ちました(現在の庄原市西城町)。
戦時下にあった当時は食糧難で
「満州に行けば幸せに暮らせる」
との宣伝を信じて1944年に
家族7人で開拓団に加わり旧満州に渡りました。
吉野さんが11才の時だったそうです。

開拓団という言葉に、
荒れ野を開墾するのだと思って大陸に渡った吉野さん一家でしたが、
実際はわずかなお金で農地を奪って居座らざるない現実が待っていました。
「兵士が武器を突きつけるように
 農具を現地の人々に突きつけて
 土地を奪いました」
吉野さんはアルミ板で自ら制作した作品を指差し
「そこにいる少年は私なんです」
と語りました。

吉野さん.jpg


1945年の8月に入ると
旧ソ連が参戦し、
15日に敗戦を迎えました。

1か月前の7月に
病死した吉野さんのお母さんは
満洲に来るべきではなかった、
悪いことをしてきたので
戦争に負けたら
きっと仕返しされるだろう
と心配しながら亡くなっていきました。

日本への帰国の機会を待つ中で
食べ物はなくなり
いつ死ぬかわからない日々が続きました。
冷下30度の寒さ、チフスにコレラ…
報復による襲撃
旧ソ連軍による略奪や暴行

12才の少年だった吉野さんは
目の前で女性が暴行され
その場で3人の女性が
舌を噛み切って死んでいく姿を見ました。

姉を守るために
旧ソ連の兵士たちに抵抗した祖母は
銃剣で何度も頭を殴られて頭や顔が変形し
3日間苦しみながら亡くなりました。

自殺した方が楽になる…
そう考えていた時、
夜空に浮かぶ
世界に一つしかない月の中に
広島の友人の姿が浮かび上がり
「早く帰ってこい」
と声が聞こえてきました。

国民学校時代の友だちや
一緒に遊んだ最上川
遠足で登った山が映し出され
「自殺なんかしちゃいけない
ちゃんと生きて帰ろう」と心に誓い
1946年7月に吉野さんは
父ときょうだいの5人で引き揚げてきました。

苦学しながらも1日も休まず通った高等学校時代に
美術の先生がおっしゃった
「戦時中は、命を投げ出すことが美とされた。
 それは、間違いだったんだ。
 芸術は命を表現することなんだよ。
 絵画は平面に、彫刻は立体で、文学は文字で、音楽は音で、命を表現しているんだ」
という言葉に深く感動した吉野さんは
絵の道を志し、東京の武蔵美術大へと進みました。

広島県内の公立中学校で美術教諭として
平和教育にも力を注ぎながら
自由美術展などを舞台に活躍されてきました。

吉野さんの絵画によく用いられている白や灰色は、
死者の骨の色をイメージしています。
作品に描かれている破られた紙は、
紙切れのように粗末にされた命をあらわしています。

アルミアートの創作でも知られている吉野さんは
捨てられた缶に旧満州で命を落とした開拓民の姿を重ねながら
生きるか死ぬかの日々の中で見た
夜空に浮かぶ輝く月の光を
アルミ板の光とも重ねて制作しています。

吉野さんの作品㈰.jpg

吉野さんはアオギリの語り部と呼ばれた
広島の被爆者・故沼田鈴子さんと共に
マレーシア、中国、韓国など
アジアの国々への慰霊の旅をされ、
戦争の中の加害と被害を見つめ続けてきた方でもあります。

丸木美術館(埼玉県東松山市)の
正面外壁の大きな木彫レリーフ「いのちの叫び」は
広島県廿日市中の全校生徒(約340人)が、
1972年から吉野さんの指導のもと制作されました。
74年11月に丸木位里さんが同校を訪れ
贈呈式が開催されたのだそうです。

われわれも映画『いのちの音色』完成までに
もう一度こどもたちの作品を拝見しに
丸木美術館を訪れたいと思っています。

吉野さんのズボンのポケットには
いつも瓶の蓋が入っています。
近所で喧嘩している子どもたちがいた時に
これが役立つのだと言います。
「蓋を片目につけて
 笑かしたり手品をしていると
 喧嘩をやめて、自然に笑顔になるんよ」

平和づくりに大切なのは
「笑顔」と「ユーモア」
「笑顔とユーモアの絶えないところに争いなし」
沼田さんがよく言っていたそうです。

吉野さん宅ぬまたさん.jpg

東京から慌ただしく取材に訪れた我々を
あたたかく迎え入れてくださった吉野さんに
改めて心より感謝申し上げます。
その後、スタッフの病やコロナ禍など
長くお会いできないままでしたが、
近くまた広島を訪れたいと思っています。

現在制作中のドキュメンタリー映画『いのちの音色』を
この夏までに作り上げたいと思いながらの日々ですが
これまで10年間以上に渡る
一つ一つの映像が
深く、重く、大切で
まだまだ時間がかかりそうです。

形にできるよう日々精一杯
努力を積み重ねて参ります。


▼公式HP
ドキュメンタリー映画『いのちの音色』

https://musevoice.com/inochi/
 
posted by ぷらっとハッピー日記 at 13:49| 東京 ☔| 映画『いのちの音色』制作中! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月13日

ドキュメンタリー映画『いのちの音色』制作中〜!「被爆者の心に寄り添って生きた 故伊藤直子さんを偲びながら…」

シーケンス 001.18_50_56_07.静止画203.jpg

被爆者の方々の心に寄り添いながら
生涯を送られた故伊藤直子さん。

伊藤直子さんの映像を何度も見直しながら
その言葉に込められているたくさんの想いが
今改めてより一層感じられます。

伊藤直子さん.jpg

自分の苦しみを世界中の誰にもさせたくないと願う
被爆者のメッセージを海外で伝えた時、
「なぜそんなにも被爆者は優しくなれるのか?」
という質問を受けたことがあります。

理想論で言っているのではなく
生き地獄を見た被爆者の方々が
苦しみの果てにたどり着いた
現実的なこたえでもある核廃絶への思い。

その想いの中にある
人間としての深い優しさは
どのようにつくり出されていったのだろう。

映像を何度も見直しながら
その答えが、伊藤直子さんと岩佐幹三さんの姿の中から
伝わってくる思いがしました。

石川金沢アオギリ4jpg.jpg
伊藤直子さんとアオギリ.jpg
▲石川県・金沢にて(2015年)

今もしお会いできるなら
お二人にもっともっと聞きたいことが
たくさんあります…。

ドキュメンタリー映画『いのちの音色』を制作しながら
現在まだ800時間のデーターを100分にまとめる
編集の真っ只中ですが…日々考えさせられる毎日が続いています。
posted by ぷらっとハッピー日記 at 14:50| 東京 ☔| 映画『いのちの音色』制作中! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月09日

ご支援をいただき心より感謝申し上げます。


現在制作中のドキュメンタリー映画『いのちの音色』に
新たな募金をいただきました。

◉ 萩野哲哉 様
◉ 天野達志 様
◉ MJ春眠猫 様
◉ 小池崇子 様
◉ Vocal unit foo 様

心より御礼申し上げます(会計担当:石塚佐和子)

皆様のお名前を下記「いのちの音色」公式HPに掲載させていただきました。
改めて心より深く感謝申し上げます。

いのちの音色 公式HP
https://musevoice.com/inochi/

ご支援のお願いについて
https://musevoice.com/inochi/goods-2/
引き続き、完成に向けて皆様のご支援を何卒よろしくお願い申し上げます🙏



posted by ぷらっとハッピー日記 at 10:03| 東京 ☀| 映画『いのちの音色』制作中! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月06日

ドキュメンタリー映画『いのちの音色』制作中〜!「映画づくりの合間に、ふと思うこと」


第3作目となるドキュメンタリー映画『いのちの音色』を制作中です。


今は共に映画づくりをしてきた
伊藤と私しか出来ない作業の真っ只中で
約800時間のデーターを3時間にまとめる作業中です。

これまでの映画づくりでも
大変お世話になってきた中根プロダクションの中根監督に
ご指導いただきながらの日々が続いています。

BURST22の高明さんと山本優子さんに大変お世話になり、
倉本和人さん、柴田誠さん、渡川修一さん、升田規裕さんにお力添えいただきながら一歩一歩進んできました。
皆様に心より深く感謝申し上げます。

まだまだ完成までに時間がかかりますが
全力を尽くしてまいります。

アオギリと里ちゃん.jpg

膨大なデーターに埋れながら、
体を休めるために目を閉じると
ふと幼い頃の思い出が蘇ります。

何ごとにおいても
人よりずいぶん遅れている私は、
作詞・作曲や歌を始めたのも30代後半で、映画づくりを始めたのは40代後半でした。

人間の本質について
わかり始めてきたのも
生きるか死ぬかを
何度も突きつけられるほど大変な
映画づくりをはじめてからで、
つい最近のことです。

自分が自分であること以外
何にも属していない感覚で生きてきた私は
体の中のエンジンが自然と動き出し
心から大切だと思うこと以外は
無頓着に生きてきました。

独立独歩で生きてきたのは
強いからではなく、
小さな頃から超引っ込み思案で
人間の集団や組織にあまり馴染めなかったからなのかもしれません。

小さな頃は、
辛いことや悲しいことがあると
自宅の目の前に広がる山をテクテク一人で歩いて
森の中を通り抜け、田んぼの畦道を歩いた先に出てくる
自分だけのお気に入りの場所で
しばらく風に吹かれながら
心の波風が去るのを待っていました。

幼い頃の私にとって
友だちは、蝶々や昆虫、草花や野良猫たちで、
学校から帰るとクモの巣に引っかかっている
蝶々やトンボなどを助けることや
アリの観察に忙しい日々で
人間の友だちと遊んでいる時間はあまりありませんでした。

ふと、大人になってから
あのクモはどうしていたんだろう?
と思うことがあります。

クモにとって私は
とても迷惑な存在だったことでしょう。

小学校5年生だったある日
いつものように山の見回りをしていると
羽が傷つき飛べなくなった蝶々と
弱っているカマキリを見つけました。

その日、私は夕方から出かけなければならず
時間があまりなかったので、
緊急処置として大きな段ボール箱の中に
保護した蝶々とカマキリを入れて出かけました。

家に戻り、急いで箱を覗くと
なんと…カマキリが蝶々の頭を食べてしまっていました。
その時の衝撃は、今も体のどこかに残っています。

カマキリが蝶々を食べることを知らず
一緒の箱に入れてしまったために
せっかく命を救うために保護した蝶々の命まで奪ってしまったのです。

心から良かれと思って一生懸命やったことであっても
結果として、自分の思いとは裏腹に
命をも傷つけてしまうことさえ起きうることを
その時に痛感しました。

大人になるにつれ、
知識や経験が少しずつ増えていっても
「本当は分からない」
という感覚をつねに忘れずに
自分の物差しだけで相手をはかることなく
生きていたいと思っています。

最も小さな存在であるからこそ
見えることがあります。

アオギリの語り部と呼ばれた
沼田鈴子さんが、
「小さなことから始めてね」
とおっしゃっていたことには
とても意味があると感じます。

映画づくりにおいても
ライブや上映活動についても
その感覚を大切にしながら
生きていきたいと思います。

🍀ドキュメンタリー映画『いのちの音色』
公式HP https://musevoice.com/inochi/

posted by ぷらっとハッピー日記 at 09:44| 東京 ☀| 映画『いのちの音色』制作中! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月04日

ドキュメンタリー映画『いのちの音色』制作中〜!「山形県映画センターの故宮澤啓さんを偲びながら…」

シーケンス 001.20_37_57_09.静止画130.jpg


今では世界でも知られるようになった「山形国際ドキュメンタリー映画祭」。その立ち上げから最も大変であったであろう12年を支えた故宮澤啓さんは、その後、山形県映画センターとして山形県内の各地に足を運んで上映運動を作り上げ、福島県、宮城県にまで活動域を広げておられました(2018年9月9日、63歳でご逝去されました)。

宮澤さんは真の映画人魂を持った方でしたが、単に映画が好きだということだけではなく、人類の未来、地球の未来を見据えながら、地域から文化を発信し、歴史に裏打ちされた人間の営みとしての息吹が息づいている地方の生活を大切にしながら世界と繋がることで、山形の未来を考え守ろうとされていたのではないかと思います。


里しげ山形.jpg
山形の映画館にて.jpg


かれこれ10年前、さまざまな地域で自主上映活動をされている方々が集う場でお話しさせていただいたく機会をいただき、映画づくりに託す私自身の想いを語らせていただきました。

当時私は、初の映画制作で途方もなく大変な荒波の中に揉まれすぎて心がボロボロでした。そんな時、宮澤さんが、「上映活動の原点を思い起こさせてくれました。もっと謙虚に一生懸命に取り組んで応援したいと思います」と、言葉をかけてくださいました。

その道を何十年も歩まれてきた大先輩からの誠実で純粋で優しさに溢れる言葉に、それまで必死に戦い続けてきた自分の心がほぐれていく感覚を覚えました。

その時、宮澤さんが山形県映画センターの方で、若い頃から映画の上映普及活動に夢を託されてきた方だと知りました。


西高のみなさんと.jpg

その後、山形や宮城などでの映画やライブで宮澤さんに大変お世話になりました。

そして2017年、共に映画づくりをしてくれたしげ兄(伊藤茂利)が緊急入院して癌の告知を受けた際、宮澤さんからの優しさに溢れたお手紙が届きました。しげ兄と同じ年齢の宮澤さんも、山形国際ドキュメンタリー映画祭を形づくるまでに体を壊された経緯があり、なので親身になってしげ兄の病状を心配してくださいました。

宮沢さん6.jpg


宮澤さんが亡くなる5日前の2018年9月4日、第49回山形県生協大会で「いのちの音色」ライブをさせていただくことになり、私たちは山形入りしていました。台風の接近する中、600人以上がご来場くださり、ライブを終えて山形から新潟に向かう電車の中で、暴風のため電車が動かなくなり、風に揺られながらしばらく待機していました。

山形でライブさせていただけることになったのも、宮澤さんが私たちの映画と共にライブ活動を応援してくださっていたからだと思います。しげ兄が、宮澤さんにお礼のお電話をかけると、近くのコープのお店に行った時に私たちの写真がのったポスターを見たよと言ってとても喜んでくださいました。しげ兄が最後に「宮澤さんもくれぐれもお体を大切になさってください」と言って電話を切った、その5日後…宮澤さんが亡くなってしまうなんて…。訃報を受けた時、あまりの驚きとショックで言葉がありませんでした。

現在制作中のドキュメンタリー映画『いのちの音色』でも撮影でご協力いただきました。
作品を見ていただけないことが残念でなりませんが、完成に向けて精一杯がんばりたいと思います。

コロナ禍やしげ兄(伊藤)の癌の再発と度重なる体調不良や資金難もあり、宮澤さんにもすすめていただいていた山形国際ドキュメンタリー映画祭などへの作品の応募締め切りには間に合いそうもありませんが、小さな映画づくりは、制作者自らの上映活動への熱い想いがなければ上映活動は広がりません。ですので、まずは心から納得いく作品となるよう最後までもがきながらつくりあげていこうと思います。


宮沢さん2.jpg


昨日より、ドキュメンタリー映画『いのちの音色』の東北編の編集に入りました。

心から尊敬する宮澤啓さんを偲びながら…
ドキュメンタリーとは何かについて、日々発見のある毎日が続いています。

いのちの音色🍀公式HP
https://musevoice.com/inochi/
posted by ぷらっとハッピー日記 at 23:45| 東京 ☀| 映画『いのちの音色』制作中! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月30日

ドキュメンタリー映画『いのちの音色』制作中〜!「別府ブルーバード劇場の岡村照館長・実紀マネージャー様に改めて心より感謝申し上げます」



照館長.jpg
▲岡村照館長(1931年4月、大分県別府市生まれ。2015年、映写機を操作されていた照さんを撮影させていただきました)


「別府ブルーバード劇場」は、
大分県別府市に唯一ある映画館です。

全盛期には20数館あったという市内の映画館が
今では一館のみとなる中、
館長の岡村照さんは、映画館の灯を守り続けてきました。

ママ6.jpg


1945年に父・中村弁助さんが
「子どもに夢を与えたい」
という思いでつくった映画館を
共に支えてきた夫・昭夫さんは
1971年、照さんが39歳の時に亡くなられ
その後、50年以上にわたり
照さんは一人で映画館を守り続けてきました。

今年92歳になられた照さんは、
別府ブルーバード劇場を愛する人々と共に
今もお元気にご活躍されています。


ブルーバード劇場.jpg



初めてご挨拶に伺った時、
少しドキドキしながら訪れた
私とギタリストの伊藤茂利を
満面の笑みであたたかく迎えてくださいました。

照さんの旦那様が広島の方で、
爆心地からは離れていましたが
旦那様から聞いたあの日のことをお話しくださり
「広島の映画なら是非!」
と、2013年に完成した初プロデュース映画『アオギリにたくして』を上映してくださいました。

その後も『かけはし』や他の作品でも大変お世話になり、
照さんのマネージャーで次女の実紀さんが
何度も映画館での我々のライヴを企画してくださいました。


ママ3.jpg

ネールトーク3.jpg


ファミリーのように向かい入れてくださった
照館長と実紀さんはじめ
別府ブルーバード劇場の関係者の皆様に
改めて感謝の思いでいっぱいです。

その後、2017年に共に映画づくりをしてきた
ギタリストの伊藤茂利が癌で緊急入院し
再発やコロナ禍などのなかで、なかなかお伺い日々が続きましたが、

昨年2022年の夏、実紀マネージャー様がライヴをご企画くださり、
お元気な照さんと皆様にお会いすることができて本当に嬉しかったです🎶

また、伊藤慶典さんのご尽力により
児童養護施設「光の園」にて
別府市内で初となる
被爆アオギリ2世植樹が昨夏行われました。


ママしげ部長.jpg
▲2015年・別府ブルーバード劇場での「いのちの音色」ライブ後に。照さんと伊藤茂利♪


別府ブルーバード劇場で
ドキュメンタリー映画『いのちの音色』を
上映していただける日を楽しみに
完成に向けて全力を尽くします!

改めて照館長、実紀マネージャーはじめ皆様に心より深く感謝申し上げます🙏
posted by ぷらっとハッピー日記 at 23:16| 東京 ☁| 映画『いのちの音色』制作中! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月27日

ドキュメンタリー映画『いのちの音色』制作中〜!「被爆者の故沼田鈴子さんを思いながら…」


ドキュメンタリー映画『いのちの音色』を制作中です。

アオギリの語り部と呼ばれた広島の被爆者
沼田鈴子さんが原爆にあったのは22歳の時でした。

その同じ年齢の時に、私は沼田さんと出会い
アメリカの学校や教会で日本文化紹介と共に
「にんげんをかえせ」などの原爆映画の上映会を行う
草の根ボランティアの民間外交プロジェクト
「ネバー・アゲイン・キャンペーン」
の第一期生として単身渡米しました。

アラスカ・オレゴン・ネバダ・オハイオ・ニューヨークなどで
1年間に約280回のプレゼンテーションをさせていただきました。
渡米前にひと夏を過ごした広島で沼田さんとお話しする機会をいただきました。

沼田鈴子さんとアオギリ3世と私.JPG

帰国後、外国人向けの異文化コミュニケーション雑誌で
編集長をしていた頃に、当時勤めていた会社で企画立案し
日本で暮らす様々な国の世界の人々と共に
それまでお世話になってきた被爆者の方々の体験と
各国の出演者の両親や祖父母の戦争体験を伝える
日本語朗読劇を企画・制作しました。

プロデュースするにあたり
出演者やスタッフに、被爆者の方に会っていただき
直接、被爆者の方から話を聞く体験をみんなにしてもらいたいとの思いから
広島合宿を企画したり、長崎を訪れたりもしました。

若い頃、ネバーアゲインキャンペーンに参加させていただき
たくさんの皆様にお世話になったので、
今度は自分ができることで恩返ししながら
次へとバトンをつなげていきたいという思いからでした。

とはいえ、当時勤めていた会社の中でのプロジェクトなので
そのための様々な予算を捻出するためには、
まずは別途他の企画を立てて売り上げを出し、
劇づくりにかかるお金を捻出しなければなりませんでした。
そのために、毎月の月刊誌以外に
別冊の発行に向けての企画もしながらの日々でした。

小さな会社だったので、
編集長と言っても取材から執筆・制作・営業・流通
さらに異文化交流イベントなども全部に携わりながら、
毎月雑誌を発行するだけでも大変な状況でした。

新聞紙をかぶって会社のソファーで寝泊りしながらで、
さらに、新たな企画と劇づくりが加わりました。
今思うと正気の沙汰ではありません。

プロジェクトをきちんと会社の中で位置付けることができてこそ
やらせていただけていることでもあるため、
通常業務の何倍もの忙しさに追われる中で
不眠不休の劇づくりとなり、ボロボロ状態になりながらではありましたが、
その時の経験とその中から見えてきた様々な気づきは、
その後の人生に生かされています。

とても感謝しているのは、
当時の会社の社長がこのプロジェクトに賛同して
会社でやらせていただけたことです。
その後、独立して自ら会社を立ち上げる中で、
初めて社長の苦労や大変さがわかるようにもなりました。
様々な立場を経験して初めて見えてくることがあることも知りました。

そして、この時の劇づくりにおいても
被爆者の沼田鈴子さんに大変お世話になりました。

アメリカ・中国・韓国・フィリピン・バングラディシュ・ドイツ・スペイン、その他、
多国籍の出演者が参加する中で、戦争の中での加害と被害をしっかりと見つめながら
被爆体験を世界に伝えていく大切さを沼田さんが語ってくださいました。

沼田さんは、国を超えて世界の人々にヒロシマの心を届けることができる方でした。

沼田さん&里&多国籍の若者達.jpg

みんなを連れて沼田さんに会いに広島に行った時も
待ち合わせは、いつもの広島平和記念公園の被爆アオギリの木の下でした。

現在制作中ドキュメンタリー映画「いのちの音色」の中で
その頃の沼田さんの映像を持っている広島のテレビ局にお伺いし
映像を見せていただいたのですが、
映像使用料の金額があまりにも桁違いに高すぎて
今回の映画の中に入れることは諦めざるをえず
とても残念ですが、いずれまた挑戦して描いていきたいと思います。

今年、私は59才になりました。

沼田鈴子さんが語ることのできなかった長い年月を経て
語り部となったのは、ちょうど今の私と同じ年齢の頃でした。

どんな思いで沼田さんが戦後を生き、
どんな思いで語り始め、
語り続ける中で何を感じておられたのか…

年月を重ね人生を生きてきた中で、
この年になって、改めて思うこと、分かること、感じることがたくさんあります。

微力であっても、現在制作中のドキュメンタリー映画『いのちの音色』の中で
沼田鈴子さんがアオギリに託した想いを少しでも伝えていけるよう全力を尽くして参ります。

皆様のご支援・ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。
🍀いのちの音色 https://musevoice.com/inochi/
posted by ぷらっとハッピー日記 at 10:38| 東京 ☀| 映画『いのちの音色』制作中! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月25日

ドキュメンタリー映画『いのちの音色』制作中〜!「大川須美さんと一緒に訪れた登戸研究所資料館 」

大川さん1.jpg


2008年8月6日、新宿御苑の友人のお店で、
初めての歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝えるライブを行いました。

その時にご来場くださった大川須美さんが、このライブ活動を広めてくださり、
アオギリの語り部と言われた被爆者の沼田鈴子さんからいただいた資料を譲り受け、
その後の映画を生み出すきっかけをつくってくださいました。

高知で生まれ育った大川さんの女学生時代は戦時中で、
学校はまるで工場のようだったそうです。

シーケンス 03.13_30_59_16.静止画070.jpg

大川さんのクラスでは、
編成風に乗せてアメリカへ飛ばす
風船爆弾づくりのために
くる日もくる日も
厚い和紙を貼り合わせて
大きな紙の風船をつくる作業をしなければならず
勉強どころではなかったそうです。

B-29の爆撃機により、
大川さんの生まれ育った高知市も終戦の1か月前に爆撃を受け、
市街の大部分が焼け野原になり
学校も大川さんの家も失われました。

現在制作中のドキュメンタリー映画『いのちの音色』で
大川さん共に訪れた明治大学の登戸研究所資料館での映像を見ながら
これまでを振り返っています。

ずっと昔の話ではなく、
自分の親や祖父母の世代の時代に起きたことを
あまりにも知らないまま大人になった私は
戦争時代を生きてきた方々の心に
どれほどの想像力を持って
接してくることができていただろう…

コロナ禍の2020年、
大川さんはご逝去されました。

このドキュメンタリーを制作中に
何人もの方が既になくなっています。
託された想いをどう伝えていったらいいのか…

悲しみにくれながらの
編集作業がまだまだ続いています。


🍀ドキュメンタリー映画『いのちの音色』
https://musevoice.com/inochi/
posted by ぷらっとハッピー日記 at 23:06| 東京 ☁| 映画『いのちの音色』制作中! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ドキュメンタリー映画『いのちの音色』制作中〜!牛田教会の皆様に改めて心より感謝もうしあげます。


牛田教会3.jpg

被爆者の沼田鈴子さんの半生を描いた初プロデュース映画『アオギリにたくして』(2013年劇場公開)の制作を始めるにあたり、2012年4月に沼田さんのお墓参りと関係者の皆様へのご挨拶に広島を訪れた際には、聖文社の難波郁江社長がご案内くださり、牛田教会にて沼田さんの弟様のご夫人と甥の沼田良平様にごあいさつをさせていただきました。

numata-san-oi.JPG

その節は牛田教会の皆様に大変お世話になり
改めて心より深く感謝もうしあげます。


牛田教会こどもたち.jpg

satomi_nakamura.jpg


ドキュメンタリー映画「いのちの音色」の取材と撮影においても
西嶋牧師様はじめ牛田教会の皆様に大変お世話になりました。

牛田教会.jpg
牛田教会1.jpg

改めて心より深く感謝申し上げます。
この夏の映画の完成に向けて全力を尽くします。

🍀ドキュメンタリー映画『いのちの音色』
https://musevoice.com/inochi/
posted by ぷらっとハッピー日記 at 00:31| 東京 ☀| 映画『いのちの音色』制作中! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月24日

被爆アオギリ3世・4世を育てる堀ご夫妻の主催による「アオギリ祭り」が開催されました!


昨日は、埼玉県のご自宅のお庭で被爆アオギリ三世と四世を育てる堀ご夫妻によるアオギリ祭りが開催されました🌱

image.jpeg
▲堀ご夫妻


映画『アオギリにたくして』『かけはし』上映後、
みさ夫人が主題歌の手話をご披露くださいました。

堀ご夫妻が育てている被爆アオギリ3世の種を
ご来場者の皆様にプレゼントしてくださいました。

映画を共につくっている
ギタリストの伊藤茂利と共に
伺わせていただきました。

image.jpeg
▲ギター:伊藤茂利 手話:みさ夫人
image.jpeg

埼玉県・入間は、アオギリの語り部と呼ばれた広島の沼田鈴子さんが講演に訪れたところでもあり、また、先生方が平和学習のためにこどもたちと共に広島を訪れ、沼田さんのお話を聞く機会を長年にわたりつくっておられた時期があったそうです。

堀ご夫妻のご近所のフランス料理店に置かれていたチラシをたまたま見た先生方がご来場くださり、その時のお話を聞かせてくださいました。

また、昨日はいつも我々を応援してくださっている原様がご来場くださり、大変嬉しかったです。
ご参加くださった皆様に心より感謝申し上げます。

image.jpeg

心あたたまる楽しいアオギリ祭りの一日を
ありがとうございました♬

次回は夏に向けて同じ場所で開催予定です。
主催してくださった堀ご夫妻に心より感謝申し上げます。
posted by ぷらっとハッピー日記 at 22:29| 東京 ☀| 映画『アオギリにたくして』・アオギリ祭り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする