2024年04月15日
映画「ヒロシマへの誓い」 一人でも多くの方に観ていただきたい映画です!
先月3月23日、サーロー節子さんのドキュメンタリー映画「ヒロシマへの誓い」が八王子で上映されました。以前から観たいと思いながら、なかなか機会がなかったのですが、初めて鑑賞させていただき大変感動いたしました。
初プロデュース映画「AOGIRI〜アオギリにたくして〜」の米国初上映で2016年に渡米した際、初日にホームステイさせていただいたブルックリンのキャサリンさんは、サーロー節子さんと共に活動されている方でした。キャサリンさんからサーローさんをお電話でご紹介いただき、弊社のアオギリの映画のモデルとなった被爆者の沼田鈴子さんがカナダ在住のサーローさん宅を訪れていたことを初めて知りました。
そしてこの度、映画を観て何より驚いたのは、その時にホームステイさせていただいていたキャサリンさんが、映画「ヒロシマへの誓い」にもご出演されていたことです!!
この映画「ヒロシマへの誓い」が撮影されていた頃、特に2017年から今日に至るまで、スタッフの病気やコロナ禍などが相次ぎ、弊社ミューズの里にとっては先行きの見えない大変な日々がこれまでずっと続いてきました。大きな世の中の流れに目を向ける余裕が全くない中ではありましたが、せめて自分たちに出来る小さな平和への種まきを精一杯していこうと1日1日を過ごしていますが、ドキュメンタリー映画「ヒロシマの誓い」を鑑賞させていただき、核兵器のない世界に向けての世界の取り組みを知ることができました。また、サーローさんやキャサリンさん、そしてスティーブン・リーパーさんとも映画の中で再会し!この間の皆様の素晴らしい活動を知ることができて、心から感動と感謝でいっぱいです。
映画の中で描かれているサーロー節子さんをはじめ皆様の姿を拝見しながら、これまでずっと核兵器なき世界の実現に向けて人生をかけて命がけで語り継いでこられたヒロシマ・ナガサキのたくさんの被爆者の方々のことが思い出され、何度も涙が溢れました。一人でも多くの方々に観ていただきたい素晴らしい作品です。
映画「ヒロシマの誓い」上映後には、中村里美&伊藤茂利ピースライブで出演させていただきました。皆様、ありがとうございました。
ラストの歌では、この度の上映会をご企画されたお一人である被爆者の上田紘治さんの奥様の上田則子様が手話でご参加くださり、会場の皆さまと一緒に「平和を」を歌いました。
ご来場くださった皆さま、実行委員会の皆さまに心より感謝申し上げます。
2024年04月09日
中野ZERO視聴覚室にて「かけはし」上映!
5月17日(金)中野ZERO視聴覚室にて
企画・製作・プロデューサー・主題歌を
務めさせていただいた第2作目で
2017年に渋谷アップリンクより劇場公開した
ドキュメンタリー映画『かけはし』上映会が開催されます。
かけはし公式HP
https://kakehashi-movie.net
企画・製作・配給:ミューズの里
心より深く感謝申し上げます
皆様のご来場を心よりお待ちしています。
かけはし予告編
かけはし主題歌
2024年04月05日
映画『PERFECT DAYS』パーフェクト・デイズにハレルヤ!
小津安二郎監督の魂に導かれた作品と語るドイツのヴィム・ヴェンダース監督によって描かれた映画『PERFECT DAYS』。個人的には、私にとって「映画らしい映画!」と感じる作品でした。
観終わった後、なぜだか一番印象に残ったのは、役所広司さん演じる主人公の平山と僧侶が、お互いの存在を認識し合った後に無言で一礼を交わし合う、映画の中のストーリーにはあまり関係のない数秒のシーンでした。
私は音楽をほとんど何も聞かずに育ったので、主人公のカーステレオからカセットテープで流れてくる1960年〜1970年代の数々の名曲を初めて聴きましたが、そんな私であっても音楽と映像のコラボの素晴らしさが心に響きました。
The Animals-House of the Rising Sun
The Velvet Underground- Pale Blue Eyes
Otis Redding- (Sittin’On)The Dock of The Bay
Lou Reed- Perfect Day
Patti Smith- Redondo Beach
The Rolling Stones- (Walkin’Thru The)Sleepy City
金延幸子- 青い魚
Van Morrison- Brown Eyed Girl
The Kinks- Sunny Afternoon
Nina Simone-Feeling Good
ヴェンダース監督が選んだ珠玉の音楽。人生の中で、これらの曲との出会いを持っている観客の方々にとっては、きっと私が味わうことのない感動もあったのではないかと思う時、映画の世界の奥深さを感じます。
劇映画ではありますが、ドキュメンタリーのようにさえ見えてくるこの映画は、かなり綿密に計算し尽くされた監督の力量に十分に応えうる出演者とスタッフの皆さんが作り出した傑作であり、リスペクトを心から感じずにはいられません。
ラストシーンは、Nina SimoneさんのFeeling Goodの歌声と共に、日本の名優・役所広司さんのアップがロングで映し出されていきます。ヴェンダース監督が、音楽の力と俳優・役所広司さんに託す信頼の深さがより一層深い感動となり体全身に伝わってきました。
主人公・平山のモデルは、僧侶でもあった世界的な詩人でシンガー・ソングライターのレナード・コーエンさんで、ヴェンダース監督の友人でもあったことを後から知りました。2016年にご逝去されましたが、禅の修行僧だった頃には、毎日トイレ掃除をしていたそうです。
映画の中には流れていませんでしたが、『PERFECT DAYS』の全編を通して、寛容と多様性を感じるレナード・コーエンさんの世界的な名曲「ハレルヤ」が共に流れているかのような余韻に浸りながら… ステキな映画との出会いに感謝しています。
2024年04月04日
2024年03月18日
38年ぶり。16mmプロジェクターの映像で鑑賞する「にんげんをかえせ」
アオギリの語り部と呼ばれた沼田鈴子さんが被爆体験を語り始めるきっかけとなった原爆映画『にんげんをかえせ』上映&トークが、西東京市ひばりが丘公民館で上映されました。
16mmプロジェクターで上映される『にんげんをかえせ』(20分)を見たのは、38年ぶりのことでした。
上映後のトークでは、哲学者で平和学者のレイスロップ教授ご夫妻と北浦葉子さんが始めた草の根の日米協力民間プロジェクト「ネバー・アゲイン・キャンペーン」第一期生としてこの映画を持参して単身渡米し、アラスカ ・オレゴン・ネバダ・オハイオ・ニューヨークなどで約1年間の上映活動をさせていただいた22歳の時の体験についてを中心にお話しさせていただきました。
渡米前の38年前、被爆体験を聞かせてくださった映画『にんげんをかえせ』に出演されている被爆者の方々は、すでにお亡くなりになっています。
あの頃のことが、リアルに思い出され…
自分でもなぜ泣いているのかよくわからないけれど、お話ししながら涙が流れ出はじめ、なかなか止まらなくなってしまいました。
アオギリの語り部と呼ばれた広島の被爆者 沼田鈴子さんの前半生をモデルに、2013年に初プロデュース映画「アオギリにたくして」を製作しましたが、その沼田さんが体験を語り始めるきっかけとなったのが10フィート運動で生まれたこの映画「にんげんをかえせ」でした。
※10フィート運動
米国立公文書館に死蔵されていた85,000フィートに及ぶ「原爆の効果を測定するために撮影された米軍記録映像」を、1980年代に一人10フィート分(約3000円)の募金を集め買い戻した草の根運動。買い戻された記録映像は再編集され、「にんげんをかえせ」「予言」「歴史」3部作として上映された。
沼田鈴子さん(享年87歳)は、結婚式を3日後に控えた22歳で被爆し、麻酔薬もないまま左脚を切断しました。
映画「にんげんをかえせ」の中に映し出される原爆投下後の映像の中に、左足を切断した後の沼田さんの大腿部の傷口の映像があります。
その映像の中で、沼田鈴子さんが着ておられた着物は、結婚式のためにお母様が大切にしまっておられたものでした。
米軍が記録した映像を初めて見たときの沼田鈴子さんの気持ちを思いながら…
その後ずっと語れずにいた年月を経て語り部となり、最後まで平和の種をまき続けた沼田さんの姿を思い起こしながら…
生涯ずっと、この映画を全世界の人々に見ていただくために、そのために一生をついやしても意味があると感じながら、上映行脚をしていた22歳の頃…。初めて被爆者の方にお会いした時のことなど様々な思い出がよみがえり、何もできていない自分自身が悲しくもあり… 涙が溢れてしまったのかもしれません。
上映とトークの後には、共に映画づくりをしているギタリストの伊藤茂利さんもきてくださり、「ネバーアゲイン」「平和を」の2曲を歌い演奏させていただきました。
福島出身で早稲田大学院生の平野叶大さんによる「住民パワーによる原水禁署名運動の誕生」のお話も大変勉強になりました。平野さんは、原発事故や公害など生活を脅かす様々な環境問題、及びそうした問題に直面した住民の、不条理への対抗としての学習や運動の展開過程に関心を持ち、卒業論文では足尾銅山鉱毒事件と旧谷中村のあった渡良瀬遊水地の歴史について、大学院では東京都杉並区で展開された原水爆禁止署名運動の展開と背景にあって公民館での学習活動の記録分析研究をされています。これからの未来をつくる若い平野さんの存在に希望を感じながら、お会いできて大変嬉しかったです。
会場には、広島平和記念資料館主催の「次世代と描く原爆の絵プロジェクト」にて、被爆者の方から体験を聞いた広島の高校生が描いた原爆の絵の中から、原水爆禁止西東京協議会の皆さんが複製画にされたものが展示されていました。若い世代が被爆者の方々の思いをこうして受け継いで取り組んでおられる素晴らしさに感動いたしました。
ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。この度の上映会を企画してくださった西東京市「ひばりが丘公民館」の鈴木様はじめ皆様に心より深く感謝致します。
自分にとっての原点を今一度見つめ直す大切な時間となりました。
2024年03月10日
ひばりが丘公民館「にんげんをかえせ」上映とトーク
西東京市の「ひばりが丘公民館」集会室にて、
ドキュメンタリー映画「にんげんをかえせ」上映後に
お話しさせていただきます(3月16日)
38年前、平和学のレイスロップ教授ご夫妻と教師の北浦葉子さんが提唱した
ネバーアゲインキャンペーン第一期生として約1年間単身渡米し
アラスカ ・オレゴン・オハイオ・ネバダ・ニューヨークなどの
学校や教会などで、日本文化紹介と共に「にんげんをかえせ 」などの
原爆映画を上映する体験をさせていただきました。
1年間に約280回のプレゼンテーションの中で
16ミリ映写機のスイッチを押すたび
何度観ても、心が震え体中が緊張しました。
アンカレジのある高校では
「にんげんをかえせ」上映に向けて
歴史の先生によって意見が異なったため
親の許可書を得た上で
この映画を是非上映したいと思う先生の授業でだけ
上映することになりました。
「にんげんをかえせ」を観た生徒が
まだ観ていない生徒たちに
「絶対にこの映画を見なくちゃダメだよ」
と声をかけ、先生を説得して見にきてくれたり
その後も先生に許可を得て手伝ってくれました。
中学生以上は「にんげんをかえせ」を
小学生は「ピカドン」というアニメを上映することになっていたのですが、
ある時、アラスカ の北極圏に近いフェアバンクスという街の
5年生の担任の先生から次のようなお言葉をいただきました。
「このクラスでは、これまでたくさんの平和学習をしてきました。
生徒たちはしっかりと「にんげんをかえせ」を受け止めることができるはずです。
日頃からこどもたちは、どれほど残虐で酷い映像をテレビやゲーム、映画などで見ていることでしょう。
ヒロシマ・ナガサキで起きたことは事実なのです。私たちはしっかりとそれを受け止めて考えていくべきことなのです」
私はドキドキしながら
5年生に「にんげんをかえせ」を上映しました。
上映後、こどもたち一人一人が平和をつくるために
折り鶴をつくったり
被爆者のメッセージを友達に伝えたり
図書館でヒロシマ ・ナガサキの本を読み始め
大統領に手紙を書いたりなど
自分にできることを考えて実行していく姿に
たくさんの勇気と希望をもらいました。
13年前に初めて製作した映画「アオギリにたくして」は
「にんげんをかえせ」の中で証言されている
被爆者の沼田鈴子さんをモデルに描いた劇映画ですが
この映画も、あの体験なしに生まれることはありませんでした。
いろんなことが思い出されます。
3月16日、久しぶりに「ひばりが丘公民館」にて
映画「にんげんをかえせ」を鑑賞させていただき
その後、お話しさせていただきます。
早稲田大学院政の平野叶大さんのお話もとっても楽しみです。
皆様、宜しくお願い申し上げます。
2024年03月08日
Love is the best medicine.「最良の薬は愛」
弊社ミューズの里のしげ兄(伊藤)さんを
応援してくださっている皆様に
改めて心より深く感謝申し上げます。
昨年より、しげ兄さんのがん再発の疑いが出て
結果が分かるまでの間…今までになく長い冬でした。
先行きの見えないコロナ禍の混乱を
なんとか乗り越えて
広島から活動再開した途端
長年の疲れが一気に出て
私自身も体調をくずしていたこともあり
なかなかすぐにご報告できないままでした。
2月末にしげ兄さんのPET検査結果が分かり
来月から抗がん剤治療がまた始まります。
覚悟はしていても
一度は画像からがんが消えていただけに
なんとも言葉にならないショックが体を直撃し
心が滅入っていましたが
前に向かってもう一度
乗り越えていく気力が蘇っています。
抗がん剤治療については、信頼する主治医の勝俣範之先生に全てお任せしながら、私たちに出来ることは、本人の生きようとする力を何より大切にしながら、皆で共に歩んでいくことだと思っています。
これまでにも、皆様からのあたたかな励ましやご支援、ご協力にどれ程生きる力をいただいてきたことでしょう。
しげ兄を応援してくださる皆様の姿に
Love is the best medicine.
「最良の薬は愛」
そう深く、強く、感じています。
本人の気持ちを何より大切に
一番やりたいことを無理のないように続けながら
志を果たしていけるよう
スタッフ一同力を合わせて
日々への感謝と共に
前に進んでまいります。
しげ兄さんが元気になるようにと
応援し祈ってくださっている皆様に
心より深く感謝申し上げます。
これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。
※現在制作中のドキュメンタリー映画「いのちの音色」につきましては、プロデューサーのしげ兄さんの体調を考慮しながらスケジュール調整しつつ、今年中に完成していく予定で全力を尽くしてまいりたいと存じます。引き続き皆様のご支援ご鞭撻を何卒よろしくお願い申し上げます。
応援してくださっている皆様に
改めて心より深く感謝申し上げます。
昨年より、しげ兄さんのがん再発の疑いが出て
結果が分かるまでの間…今までになく長い冬でした。
先行きの見えないコロナ禍の混乱を
なんとか乗り越えて
広島から活動再開した途端
長年の疲れが一気に出て
私自身も体調をくずしていたこともあり
なかなかすぐにご報告できないままでした。
2月末にしげ兄さんのPET検査結果が分かり
来月から抗がん剤治療がまた始まります。
覚悟はしていても
一度は画像からがんが消えていただけに
なんとも言葉にならないショックが体を直撃し
心が滅入っていましたが
前に向かってもう一度
乗り越えていく気力が蘇っています。
抗がん剤治療については、信頼する主治医の勝俣範之先生に全てお任せしながら、私たちに出来ることは、本人の生きようとする力を何より大切にしながら、皆で共に歩んでいくことだと思っています。
これまでにも、皆様からのあたたかな励ましやご支援、ご協力にどれ程生きる力をいただいてきたことでしょう。
しげ兄を応援してくださる皆様の姿に
Love is the best medicine.
「最良の薬は愛」
そう深く、強く、感じています。
本人の気持ちを何より大切に
一番やりたいことを無理のないように続けながら
志を果たしていけるよう
スタッフ一同力を合わせて
日々への感謝と共に
前に進んでまいります。
しげ兄さんが元気になるようにと
応援し祈ってくださっている皆様に
心より深く感謝申し上げます。
これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。
※現在制作中のドキュメンタリー映画「いのちの音色」につきましては、プロデューサーのしげ兄さんの体調を考慮しながらスケジュール調整しつつ、今年中に完成していく予定で全力を尽くしてまいりたいと存じます。引き続き皆様のご支援ご鞭撻を何卒よろしくお願い申し上げます。
2024年03月05日
還暦の赤いワンピース
いつも応援いただいている
大分県日田の梶原宜子先生から
手作りのとっても素敵な
赤いワンピースが届きました。
7歳の時以来の晴れ着😀
本当にありがとうございます💓
仕事の合間に着替えて
記念撮影🎶
60年目の3月4日
還暦を迎えました。
これまで誕生日を意識することが
ありませんでしたが
今回は少し特別な気持ちです。
小さな頃、60歳といったら
立派な大人になっていると
思っていたのですが…
実際は年ばかりとって
体が老化していくだけで
結局、中身は変わらないままなんだぁ…
と、なんとも言えない気持です。
今の人たちはみんな誕生日を
祝う習慣があるようですが
そもそもいつから誕生日を
祝うようになったのだろう?
と、不思議に思い調べてみました。
昔は「数え年」で年齢を数え
お正月が来るとみんな一斉に年を重ねていたため、
個人の誕生日を特別に祝う習慣がなかったのだそうです。
誕生日を祝う習慣が日本にできたのは、
戦後、誕生日に関する法律が制定され
満年齢での数え方が普及し始めた
昭和24年以降だろうと言われているようです。
それにしてもようやく少しずつ
世の中について、人間について、自分についてわかりかけてきたと思ったら…もう60歳!
「なんということでしょう…」
というのが正直な感想ではあります。
でも自分なりに精一杯
不器用だけど一生懸命に
後悔のない人生を
生きてきました。
生まれてから今日まで
出会いをいただいた
全ての皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
これまでお世話になり
本当にありがとうございました。
誰にとっても
今日という日は
残された人生の
最初の日!
毎日を新鮮な気持ちで
ここからまた
出発していきます。
2024年03月04日
高明監督の映画作品「スポットライトを当ててくれ!」
真っ直ぐに生きて、傷ついている人へ
高明監督が描く映画作品
『スポットライトを当ててくれ!』
渋谷ユーロスペースでは連日満席!延長上映中!
刈谷日劇でも上映がスタートしています。
映画の世界で愚直に生きてきた
高明監督のピュアな魂と深い優しさが滲み出ている作品です。
先日、渋谷ユーロスペースにて鑑賞させていただきました。
舞台挨拶では、映画人生をかけてつくり上げた高明監督の熱い思いが伝わってきました。
映画に夢を託し、その夢に絶望しそうになっていた時、私は高明監督と山本優子さんと出会いました。現在制作中のドキュメンタリー映画『いのちの音色』でも大変お世話になりました。お二人にどれ程心を救っていただき、勇気をいただいたことでしょう。心より感謝いたします。
▲高明監督
「スポットライトを当ててくれ!」は、映画の世界の中で天国も地獄も垣間見てきたであろう高明監督が、それでも失ってはいけない大切なものをしっかりと胸に抱いて生きてきたからこそ生まれた作品だと思います。
皆様、是非!
応援よろしくお願いします!!
2024年02月28日
寺井宣子さんの命日の日に…
芸人 松元ヒロさんの忖度のない笑いの世界
忖度のない笑いで 社会を風刺する芸人
松元ヒロさんのドキュメンタリー映画を先日鑑賞しました。
1983年に結成されたコミックバンド「笑パーティー」でベーシストを担当され、「お笑いスター誕生」という番組で優勝。解散後、89年に社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」の結成に参加され大活躍された松元ヒロさん。その後、ピン芸人となり、誰にも忖度することのない笑いを求めて、今も舞台に立ち続けておられます。
日本にもこんな芸人の方がおられるのだと嬉しくなります。社会風刺だとか右だとか左だとかも超えて、松元ヒロさんという方の人としての深い優しさとあたたかさから生み出されるユーモアのセンスと笑いは、世界の人々の心にも響くものだと感じます。
そもそも忖度とは、
自分なりに考えて、他人の気持をおしはかることで
決して悪いイメージの言葉ではありませんでしたが、
2017年の森友・加計学園問題のニュースがきっかけで
今ではネガティブなイメージで使われるようになりました。
2020年11月に発売された新明解国語辞典では
「忖度」について「特に立場が上の人の意向を推測し、
盲目的にそれに沿うように行動することの意で用いられる」
と新たな意味が付け加えられたそうです。
ドキュメンタリーから伝わる松元ヒロさんの姿に
相手の気持ちを考慮し配慮する優しさと
権力に屈することなく、悪い意味での忖度を絶対にしない強さを見ました。
そして、その魂こそ笑いをつくるうえでも
芸人として 人として 大切にすべき心ではないかと思います。
ドキュメンタリーの中で もう一つ驚いたことがあります。松元ヒロさんと初期の頃から活動を共にされてきた故 杉浦正士さんについて松元ヒロさんが語るシーンがありました。「ザ・ニュースペーパー」の元プロデューサーだった杉浦さんもまた、そこを辞めて、杉笑太郎として舞台に立たれていました。
杉浦正士さんは、私にとっても一つのきっかけを与えてくださった方でもありました。ある日、杉浦さんが、若い頃に私が執筆した「アメリカにだって伝えちゃえ」(汐文社)という本を読んでくださり、「里美っち!ライブの形でこれを伝えていくべきだよ!」とアドバイスをくださたことがきっかけとなり、歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝えるライブ活動をスタートしました。今も、ギタリストのしげ兄(伊藤茂利)さんと共にライブ活動を続けています。改めて杉浦さんに心より感謝致します。そして、いろんな皆さんとの出会いの中から、今の自分があることに感謝致します。
聴く側のインテリジェンスも問われる笑いの世界
忖度のない笑いを貫く松元ヒロさんを
天国から杉浦正士さんが応援している姿が目に浮かびます。
政治に限らず 忖度だらけの世の中で
それによって歪められ 傷ついている人々に
勇気を与えてくれる松元ヒロさんの笑いの世界。
今の日本のテレビの中にはあまり感じることのない
とても大切なものを感じます。
素敵なドキュメンタリーを
ありがとうございました。
近くの公園には
河津桜も咲き始め
春へと向かう季節に助けられながら
明日へと向かう力をいただいています。
私も、(悪い意味での)忖度のない人生を
これからも生きていきます。
2024年02月27日
ドキュメンタリー映画「かけはし」上映会!カフェボラム(長野・岡谷市)/中野ZERO視聴覚室(東京・中野)
「アオギリ」「かけはし」上映企画を募集中〜!
2013年劇場公開した初プロデュース映画『アオギリにたくして』と第二作目として2017年劇場公開した映画『かけはし』ですが、2作品ともに「今こそもっと!この映画を多くの人に伝えてほしい!」という皆様からの言葉に励まされながら、今年も上映活動に力を入れていきます。
皆様の街で上映しませんか〜? ご支援・ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。
上映を希望される方は
お気軽にミューズの里まで
ご連絡ください。
E-mail: info@musevoice.com
映画「アオギリにたくして」公式HP
https://aogiri-movie.net
映画「かけはし」公式HP
https://kakehashi-movie.net
この夏は、自社製作による映画としては、第3作目となるドキュメンタリー映画『いのちの音色』の公開に向けて、現在制作中です。
引き続き皆様のご支援・ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。
2024年02月26日
映画「いのちの音色」も、3月より再編集スタート!
いつもなら前年にやるべき今年の活動についての準備が2ヶ月も遅れてしまいましたが、昨日からようやく少しずつ始めています。
それにしても昨年は、これまでになく本当に大変な日々でした。コロナ禍の行動制限が解け、人々が動き始めたように見えても、より一層大変さが増していく日々の中で、昨年2023年の企業倒産は、一昨年2022年比で33.3%も増加し、今年2024年は、これまで以上に倒産がかなり増えていくと言われています。
そもそも創業からわずか10年の間に9割近くの会社が廃業し、30年経つと99%を超える会社が存続できていない中で、継続すること自体が並大抵ではなく大変なことなのだと思います。
こんなに小さなミューズの里であっても会社を設立した15年前から、心休まることのない毎日が続いています。厳しい現実の中にあって、それでも会社をつくってよかったと思うのは、特に辛く厳しく苦しい時ほど、自らが会社に託したミッションへの覚悟をどれだけ持って生きているかが試されている日々を通して、己を知り、人を知り、世の中を知り、物事の本質がより一層深く見えてくる中で、果たすべきことが明確に見えてくるからだと思います。そして、それを成し遂げたいと強く思うからなのだと思います。
とはいえ、これまでも、そして これからも、不安も苦労もずっと続いていくのだろうと思います。あきらめることなく、これからも次々とやってくるであろう幾多の荒波を乗り越えながら、ミッションを果たしていこうと強く思います。
応援してくださっている皆様、スタッフの皆様に心より感謝いたします。命くんと宝ちゃんにも、いつもエネルギーをいっぱいいただいています。
今月末には、共にミューズの里を支えるしげ兄さんの癌の再検査の結果も告知されます。結果がどうあれ、制作中のドキュメンタリー映画「いのちの音色」公開を目指してしげ兄とみんなと共に、3月より再編集をスタートしながら全力を尽くします。これまでの映画作品の上映活動と共に、「かけはし」第3章と、その他3つの作品の撮影もまだまだ続きます。
「今一番やりたいことは音楽活動!」
というギタリストのしげ兄さんと共に、ライブ活動にもより一層力を入れていきたいと思います。
今後ともご支援・ご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます
心に平和を抱きながら
Seeds of Peace!
2024年02月25日
上映とトーク「にんげんをかえせ」
西東京市ひばりが丘公民館主催による上映とトーク「にんげんをかえせ」が3月16日に開催されます。
1986年10月からの約1年間に280回、さまざまなアメリカのご家庭にホームステイさせていただきながら、アラスカ・オレゴン・ネバダ・オハイオ・ニューヨークなどの学校や教会などで原爆映画「にんげんをかえせ」「ピカドン」などを上映し、被爆者のメッセージを伝えた草の根の日米協力民間プロジェクト「ネバー・アゲイン・キャンペーン」での活動を通して、自分の原点についてお話しさせていただきます。
2013年に劇場公開した初プロデュース映画「アオギリにたくして」のモデルとなった被爆者の故沼田鈴子さんが、ずっと語れずにいた日々を経て語り部となるきっかけとなったのがこの10フィート運動から生まれた「にんげんをかえせ」でもあります。38年前、アメリカでこの映画を伝える前に、「にんげんをかえせ」に出演されている被爆者の方々にお会いする機会をいただき、その中のお一人が沼田鈴子さんでした。
主にアメリカの中学・高校の授業の中で「にんげんをかせ」を上映していましたが、あの時の映像を見つめる学生たちの瞳を今も忘れることができません。あの体験がなければ、映画「アオギリにたくして」も生まれなかったし、今とは全く違った人生を歩み、人一倍引っ込み思案な自分が歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝えるライブ活動を始めるもなかったのだろうと思います。
あの体験を通して、今も変わらず大切に思い続けていることをお話ししたいと思います。
よろしくお願いいたします。
3/23「ヒロシマへの誓い」上映 + 中村里美&伊藤茂利ライブ
3月23日、南大沢文化会館 交流ホールにて
カナダ在住の広島の被爆者 サーロー節子さんの
ドキュメンタリー映画「ヒロシマへの誓い」が上映されます。
午後の上映後のライブで
ギタリストの伊藤茂利さんと共に
出演させていただきます。
戦争のない 核兵器のない
平和な世界の実現を願い祈りながら歌い奏でます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
映画「ヒロシマへの誓い」ーサーロー節子とともにー
2019年/アメリカ映画(82分)
日時:2024年3月23日
@開場10:30/開演11:00
A開場 13:30/開演14:00
+ 中村里美&伊藤茂利ピースライブ
場所:南大沢文化会館 交流ホール
(南大沢駅徒歩3分)
参加費 一般1000円/障がい者、介助者、学生500円/中学生以下 無料
連絡・お申込先
映画「ヒロシマへの誓い」南大沢上映実行委員会
peaceyugi802@gmail.com
TEL: 070-8396-0960
2024年02月24日
感謝の日々
オフィスのドアの前に立つ度に
いつも眺めています。
木村巴画伯が
自然の恵みで作ってくださったリースを
ミューズの里のドアにかけてくださり
ホントに素敵で!!見る度に感激です!!
「まるでお金持ちの家のドアみたいだねぇ〜」
と喜ぶしげ兄さん。
「癒される〜」っと、
スタッフや訪れたみなさんが
幸せな気持ちになります。
木村画伯がFBの
コメント欄で教えてくださった
素材の名前は以下の植物だそうです。
「アオギリの顎、ツルボ、ヘクソカズラ(可哀想な名前なのですがとても可愛い花をつけ、黄金色のみがなります)アナベル、スモークツリー、メタセコイアの実、ヤシャブシの実、アグロテンマ、カスミソウ、野薔薇の実、白山吹の実、エドノハナビ、カサブランカの実、稲科の葉(よくわかりません)、小野路の山で見つけたよくわからない植物(研究の余地あり)以上です。蔓は山藤です」
なんて素敵なんでしょう〜!!
木村画伯の描く絵から
伝わってくるあの感動は
木村画伯の眼差しが、
生き方が、そこに現れ
芸術を生み出しているからなのだと
改めて深くそう感じます。
足もとにもおよびませんが
我々ミューズの里も
そうありたいと強く思います。
制作中のドキュメンタリー映画『いのちの音色』も
3月から、いよいよ再編集にとりかかります。
お陰様で、やっと体調が戻ってきました。
全力を尽くしながら一生懸命に
日々を生きていきたいと思います。
山も川も私も みんな繋がっていたあの頃…
地球環境が悪化し、さまざまな災害が世界中で発生していく中で… 今、私たち一人ひとりにできることは何だろう?
日々のニュースから伝わる恐ろしい災害の映像を見ながら、もう手遅れかもしれない… 絶望的な気持ちになりかけていた時、建築家の丸谷博男先生が企画された映画「森のめぐみ」の映像制作に携わらせていただきました。里山と共に地球共生を探求するエネルギッシュな丸谷先生の様々な活動に、ただ地球の未来を案じているだけではなく、私たちも出来ることをしなければ!と改めて深く考えさせられる日々でした。
身近にある日本の山に目を向けることで、そこから見えてくるたくさんの気づきがあります。取材・撮影させていただいた山と共に生きる方々の姿は、地球を守るたくさんの知恵に溢れていました。これまで見過ごされ、見ようとしてこなかった本当に大切なことを自ら考えて実践していく。一人ひとりに出来るたくさんのことがあることを山が教えてくれていると改めて感じました。
私自身…中学生になる頃まで、学校から帰ったら友達と遊ぶ時間もないほど、毎日一人で山を駆け回っていました。
北海道大学で生物学を学び、福井で旧制中学校の校長先生をしていた明治生まれの母方の祖父が、老後に自給自足を夢見てこどもたちの暮らす東京でつくった小さな家の目の前には、祖父が耕す畑が広がっていました。畑の回りの、梅・すもも・ざくろ・柿・栗などの木々に季節を感じながら、実がなるのが楽しみでした。
一度も声を荒げたことのない物静かで思慮深く優しい祖父でしたが、畑や実のなる木以外には興味がなかったのか、祖母が大切に育てている花を雑草と間違えて引っこ抜いてよく怒られていました。二人が喧嘩するのは、そんな時だけでした。わざわざ植えて育てる花には全く興味のなかった祖父ですが、雑草の名前だけはよく知っていて教えてくれました。
小学校に入り、学校の授業がよく分からなかった私に勉強を教えてくれたのは祖父でした。インクの瓶に万年筆の先をつけてゆっくりと文字を書きながら教えてくれる祖父のペン先を見ることが楽しみで、毎日30分祖父と一緒に勉強するうちに勉強が楽しくなりました。
畑へと続く家の目の前の土手に広がる芝桜が一面に咲き始める頃、いろんな種類の蝶々が飛び始め、小さな頃の私にとって、そこは天国でした。
家の前の畑の先に広がる森の中を歩いていくと現れる田んぼの畦道をトコトコ歩き、さらに広がる森の中を約1時間以上歩いた先に、幼なじみの佐和ちゃんの家がありました。佐和ちゃんとは同じ小学校で、中学の時に一緒に受験をして同じ中学・高校・短大に進み今も一緒!ミューズの里の経理をしてくれいます。
それにしても…今では小さなこどもが誰もいない山を一人で歩いていること自体が問題になってしまう?! そんな世の中なのかもしれません…
毎日がアースデーで
森の中で生きていた
小さな頃
崖から転げ落ちて
痛かった時もあったけど、
いっぱい発見があって
楽しかったあの頃
山も川も私もみんな
一つにつながっていたあの頃
そんなあの頃を
映画「森のめぐみ」をつくりながら
思い出していました。
森の中にあったお気に入りの場所は、木々に囲まれた草原のような場所で、風が吹くと木が大きく揺れて子守唄が聞こえてくる私しか知らない場所でした。嫌なことがあったり悲しい時、いつも私を救ってくれた場所でもありました。
いつだったか大人になってずいぶん久しぶりに、その場所を訪れたことがあります。大切だったその場所は、跡形もなくアスファルトの下に埋れていました。その時につくった歌「秘密の場所」をふと口づさみながら、いろんな思いが蘇ってきます。
仕事に追われる毎日の中で…
今、まだある身短かな自然を大切にしながら、山や川や海や野に咲く花と触れ合う時間をもう一度つくりながら、作品づくりを続けていこうと思います。
2024年02月13日
東京の森展にて「森のめぐみ」が上映されます!
建築家の丸谷博男さんの企画による映画『森のめぐみ〜東京の森・奥多摩』の映画制作に携わらせていただきました。本日2/14より新宿パークタワービル1Fギャラリー・3で開催されている「東京の森展」にて、2/17 まで上映されます(入場料無料)
丸谷さんは、東京・町田の古民家を再生して里山MUSEUM「浮輪寮」をつくり、里山と共に地球共生を探求する活動を行っています。
広島市からの被爆アオギリ2世も「浮輪寮」のお庭に植樹してくださいました。
丸谷さんの素晴らしい活動の数々に感銘を受けている一人として
映画づくりのお手伝いをさせていただき、大変嬉しく感謝いたします。
作品を作るにあたり、まず何よりも、
映画を企画された丸谷さんの
想いを受け止め、想いに寄り添いながら
ディレクターを務めさせていただきました。
丸谷さんの文章と写真で構成されている内容に、
さらに4人の方々のインタビューを新たに加えて
その上で、どのように映像化していけばいいのか?!
当初は、なかなかイメージがつかめず試行錯誤しながらの日々でした。
一番大切なこととして…
どうやったらこの作品に魂を吹き込むことができるかについて考える中で、
建築家の丸谷博男さんが魂を込めてつくった「浮輪寮」にて
丸谷さんのご自身の声でナレーションをしていただき、録音することとしました。
また、以前から個人的に丸谷さんの味わい深い文字が
とても好きだったので、題字もお願いしました。
ステキな題字が完成しました!
そして、自らの声で語るからこそ伝わる
素晴らしいナレーションになりました。
取材・撮影させていただいた皆様のお話は、
今を生きる私たちが作る未来に
希望を感じさせてくれるものでした。
皆様にたくさんの素敵なお話をいただきながら
映画の中では短い時間にまとめざるをえない中で
繰り返し言葉を聞き返しながら編集させていただきました。
▲後藤めぐみさん(カヤックスクール「グラビティ」主宰)
リバーカヤック歴30年以上。川の環境と関係の深い山に関心を持ち続けている後藤めぐみさんの「森の道づくり」を取材・撮影させていただきました。
▲沖倉喜彦さん(沖倉製材所代表取締役・秋川木材協同組合理事長)
「山の魂で、木を生かす!」 先人たちが積み重ねた想いを未来につなげ、製材の仕事を通して自然と人が調和して生きられる未来をつくるために、懸命に木と向き合いながら生きる沖倉さんの言葉が深く心に染み入ります。
▲菅原和利さん(起業家)
大学を卒業直前に奥多摩町へ移住。(株)東京・森と市庭の取締役COO。木育インストラクター講師。著書:自分の地域をつくるワーク
新しい未来を築く菅原さんの発想力と行動力が魅力的です!
▲丸谷晴道さん(建築家)丸谷建築研究所代表/桐を暮らしにプロジェクト代表
2018年春、家族5人で奥多摩に移住。奥多摩を深く知るためのさまざまなワークショップを開催。こどもたちも一緒に参加できる森づくりや古民家を活用し地域に開かれたオープンスペースをつくり、地域リーダーの一人として活躍されています。
皆様に大変お世話になり
改めて心より深く感謝申し上げます。
この度の映像制作では、これまでにもミューズの里の映画づくりにご協力くださり、初プロデュース映画『アオギリにたくして』では、撮影監督を務めてくださった撮影技師の倉本和人さんに大変お世話になりました。同じく映画『アオギリにたくして』のチーフ助監督として大変お世話になった中根克さんにドローン撮影でご協力いただき心より感謝申し上げます。
▲久々の3ショット!
音楽は、プロデューサーも務める弊社の伊藤茂利。「森のめぐみ」の冒頭と最後に流れる挿入曲は、伊藤茂利の作曲によるオリジナル曲「明日香」。ギターは伊藤茂利。ピアノは坂井千浪さん。第一回JASRAC音楽文化賞を受賞したアオギリチームです。
深夜の12時を超えて、すでに今日は上映当日の2月14日となりましたが
只今最後の編集作業を行なっているところです。
本日午後2時からの上映です!
2月14日から17日まで、「東京の森展」にて無料上映されます。
丸谷博男さんはじめ、映像制作にご協力くださったすべての皆様に心より感謝申し上げます。
2024年01月30日
初めての文旦(ぶんたん)
2024年01月28日
新大久保駅乗客転落事故から23年
2001年1月26日、JR新大久保駅で
ホームから線路に転落した
見知らぬ日本人の方を救おうとして、
日本人カメラマンの関根史郎さんと
韓国人留学生のイ スヒョン(李秀賢)さんが
危険を顧みず救助にあたりましたが
3人とも亡くなりました。
あの日から23年となる2024年1月26日、
2017年に劇場公開され
その後も全国での自主上映を続けている
ドキュメンタリー映画『かけはし』第一章・第二章の
追悼上映会が東京土建足立支部会館にて開催されました。
この日は、上映前に
『かけはし』第三章の撮影・取材で
撮影技師の倉本和人さんと共に
JR新大久保駅での献花と
「 第23周忌 新大久保駅転落事故追悼文化祭 」
の撮影・取材に伺わせていただきました。
足立での『かけはし』上映後、
スヒョンさんのお母様の辛潤賛(シン・ユンチャン)さん、
赤門会日本語学校の新井時賛理事長が駆けつけてくださり
ご来場くださった皆様も大変喜ばれていました。
ご参加くださった皆様に心より感謝申し上げます。
追悼上映会を企画してくださった
(株)世林の林社長はじめ、
ご協賛くださった伊嶋工務店様、(株)北千住工務店様、(株)ヒトナシ商事様、
ご後援くださった東京土建一般労働組合足立支部様に心より感謝申し上げます。
コロナ禍に何度もスケジュールの見直しとなり
中止や延期が続いて、先行きが見えない日々が長く続きましたが
昨年、広島から第三章の映画制作と自主上映活動を再スタートさせていただきました。
今年も全力を尽くします。
皆様のご支援・ご協力を何卒宜しくお願い申し上げます。
2024年01月22日
新大久保駅乗客転落事故から23年。映画『かけはし』追悼上映
新大久保駅乗客転落事故から23年となる1月26日
東京土建足立支部会館3Fにて
ドキュメンタリー映画『かけはし』
第一章・第二章の上映会が開催されます。
線路に転落した日本の方を救おうとして
日本人カメラマンの関根史郎さんと共に帰らぬ人となった
韓国人留学生イ スヒョン(李秀賢)さんの
お母様が、韓国・釜山から来日されます。
お母様の辛潤賛様は
JR新大久保駅での献花と追悼式に参加された後
足立での『かけはし』上映会場にご来場くださり
ご出演者の新井時賛様と共にご挨拶くださる予定です。
皆様のご来場を心よりお待ちしています。
何卒宜しくお願い申し上げます。
日時:2024年1月26日
開場:18:00 上映:18:15〜20:30
場所:東京土建足立支部会館3F(座席指定なし)
東京都足立区梅島1-2-26
東武スカイツリーライン梅島駅より徒歩5分
参加費:当日券 1300円/前売り券 1100円
主催:「かけはし」足立上映実行委員会
お問合せ:090-3508-5539(林/im)
ドキュメンタリー映画『かけはし』HP
https://kakehashi-movie.net
予告編(本編・第一章&第二章)
ドキュメンタリー映画『かけはし』
また1月26日に新大久保で開催される追悼式では
来日する韓国の学生の皆さまにご鑑賞いただくために
公益財団法人日韓文化交流基金様のご依頼で
昨年2023年にミューズの里が制作させていただいた
『かけはし』特別編(短編10分)が上映されます。
昨年は、広島「八丁座」にて
ドキュメンタリー映画『かけはし』第1章・第2章の自主上映が再スタートし
『かけはし』第3章に向けての撮影も再スタートさせていただきました。
引き続き「かけはし」第3章の取材・撮影を2024年も続けてまいります。
皆様のご支援・ご協力を何卒宜しくお願い申し上げます。
2024年01月15日
2024年も全力を尽くします!
元旦から大きな地震が起きて
被災地の方々のことを思うと
新年のご挨拶をする気持ちになれないまま
仕事に追われていました。
被災地の皆様の健康と生活が守られ
悲しや苦しみが少しでも癒されるよう
心より祈っています。
石川県志賀町にある北陸電力の志賀原発敷地内では
水位計で約3メートルの水位上昇が観測され
4メートルの防潮壁が数センチ傾いたと報じられていました。
今のところ問題はないとされていますが
運転停止中だったとはいえ
外部電源の一部が喪失し
変圧器からの油漏れや
核燃料プールの水漏れなどが伝えられる中
近くに暮らす住民の方々は、
どれほど不安だったことでしょう。
電力を受けるための変圧器が1,2号機とも破損して
約1万9800リットルの漏れ出た油の一部が
海に漏れいることも後になって報じられ、
揺れの加速度が設計上の想定を上回り
モニタリングポストが18箇所で測定不能となっていた中で…
この度の地震が起きる前の昨年11月には
経団連会長が志賀原発を視察し
「一刻も早く再稼働を」と述べておられたことが
新聞の見出しになっていたのを記憶します。
3・11福島原発もそうであったように
一部の専門家の方々や政府や電力会社だけに任せるのではなく
地震大国日本での原発のあり方に
一人一人が向き合って考えていくべき時なのだと思います。
4つのプレートの上にある
日本という小さな島国に
すでに54基もの原発があります。
戦後のわずかな時間の中で
こんなにもたくさん…。
志賀原発の建設以前には
今回の震源となった場所に
隣接している珠洲市での
原発の建設計画もあり
住民の皆様の反対運動のおかげで
中止となったそうですが
もし、建設されていたなら…
と考えると本当に恐ろしいです。
今年還暦を迎えますが
大きな歴史の流れの中で
自分が生まれてからこれまでの60年間は
未来を生きる人々にとって
いったいどんな時代として見えるのでしょう。
流行に無頓着で
同世代感の欠落している私は
ひたすら自分の感性の中で
大切だと思うことだけに目を向けながら
無我夢中に走り続けてきましたが
これまで自分が生きてきた時代を
ふと改めて眺めてみた時
いろいろ感じることがあります。
人生の晩年に向けて
自分の心が感じていることを
もう少し言葉にしながら
生きてみようと思います。
とはいえ、目の前の仕事に相変わらず追われる日々の中で
ブログアップさえもなかなかできない日々が続いていますが…
チャレンジしていこうと思います。
1月中はご依頼いただいている
映像の制作に没頭していきます。
そして、この夏こそ!
制作中のドキュメンタリー
映画「いのちの音色」を完成できるよう
全力を尽くします。
また「かけはし」第3章は取材を続けながら
2025年の完成を目指します。
お陰様でコロナ禍に入社した命くんも
先住犬の宝ちゃんもますます元気に活躍中!
なくてはならないスタッフに成長しています。
春までは、編集制作に追われていますが
一段落次第、ライブ・講演・上映活動にも力を入れてまります。
2024年も全力を尽くして生きていきます。
よろしくお願い申し上げます。
2024年01月02日
被災地の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
令和6年能登半島地震で
被災された地域の皆様に
心よりお見舞い申し上げます。
被災地の皆様
救助に当たっておられる皆様の
健康と安全が守られますよう
心より祈っています。
これ以上の被害が
拡大することがありませんように。
被災された地域の皆様に
心よりお見舞い申し上げます。
被災地の皆様
救助に当たっておられる皆様の
健康と安全が守られますよう
心より祈っています。
これ以上の被害が
拡大することがありませんように。
2023年12月22日
映画『ヒロシマへの誓い〜サーロー節子と共に〜』+ 中村里美 & 伊藤茂利 ピースライブ♪
核兵器禁止条約の調印に
大きな役割を果たした
広島市南区出身で
カナダのトロント市在住の
被爆者 サーロー節子さんの
生涯と活動に密着した
ドキュメンタリー映画『ヒロシマ への誓い』
ーサーロー節子とともにー
が、八王子の南大沢文化会館にて
来年3月23日(土)に上映されます。
午後の上映後に
中村里美 & 伊藤茂利ピースライブで
出演させていただくことになりました。
よろしくお願い申し上げます。
弊社ミューズの里の初プロデュース
映画『アオギリにたくして』
米国初上映を行った2016年
ブルックリンのキャサリンさんのご自宅に
ホームステイさせていただいた際
サーロー節子さんとお電話でお話しさせていただきました。
その時はじめて『アオギリにたくして』のモデルとなった被爆者の沼田鈴子さんが、サーロー節子さんのご自宅にホームステイされたことがあることを知りました。その後のアメリカ上映が続いていたためサーローさんのご自宅にお伺いすることが出来ず大変残念でしたが、お話しできて大変嬉しかったです。
映画『ヒロシマへの誓い』の
チラシに書かれている
「語り続けることが私の使命」
「同情は求めていません。
人々に行動してほしい。
そのために私は
語り続けるんです。」
というサーロー節子さんのお言葉は
沼田鈴子さんの言葉とも重なります。
サーロー節子さん、沼田鈴子さんをはじめ
ヒロシマ・ナガサキの被爆者の方々の
真の平和を願い叶えようとする姿が
世界の人々の心を動かしてきました。
平和について
考えたこともなかった
若き日の私自身が
変わっていくきっかけも
被爆者の方々との出会いからでした。
「いのちの大切さ」
「平和の尊さ」
への想いを込めて
上映後のピースライブで歌い奏でます。
来年3月23日(土)
皆様のご来場を心よりお待ちしています。
日時:2024年3月23日(土)
@開場 10:30/開演 11:00
A開場 13:30/開演 14:00
+ピースライブ「Vo.中村里美 Gt.伊藤茂利」
会場:南大沢文化会館 交流ホール(八王子市南大沢2丁目27)
※京王相模原線 南大沢駅 徒歩3分
参加費(当日、お支払い)
・一般1,000円
・障がい者、介助者、学生 500円
・中学生以下 無料
連絡・問い合わせ:映画「ヒロシマ への誓い」南大沢上映会実行委員会
E-mail: peaceyugi802@gmail.com
TEL: 070-8396-0960(常時留守電、折り返します)
チラシのQRコードから事前申し込みができます。
2023年12月21日
2023年1 月26日「かけはし」上映会(東京土建足立支部会館3F)
後藤めぐみさんの「森の道づくり」
東京の森・奥多摩からのメッセージに耳を傾けながら…
一般社団法人「ARTISAN日本」様のプロジェクトの一つとして、東京の山と暮らしと木材をテーマとした「森の恵み」映像制作のお手伝いをさせていただいています。
東京の町田の里山MUSEUM「浮輪寮」の寮主としてもご活躍されている建築家の丸谷博男さんは、日本の森が作り出す環境と文化を守ることの大切さを伝え続けておられます。先日(12/10)は、丸谷博男さんの御子息で奥多摩に一家で移住されている建築家の丸谷晴道さんが企画された「森の道づくり」のワークショップで、梅沢の森に伺わせていただき、講師の後藤めぐみさんの取材・撮影をさせていただきました。
後藤めぐみさんはカヤックスクール
グラビティーの代表をされています。
30年以上の川での経験をもつ後藤さんが、
山にも関心を持つようになったのは
「山のようすが川に影響してる」
と感じはじめたからなのだそうです。
その日は、奥多摩の梅沢で
天然記念物イヌグスの木の周りに
シガラミを作って整備した後
裏山に入って森の道づくりが行われました。
講師をされた後藤めぐみさんに
インタビューさせていただき
当日の様子を撮影させていただきました。
皆様にお世話になり、心より深く感謝申し上げます。