2024年12月13日

ドキュメンタリー映画「かけはし」第三章の取材でスヒョンさんが通っていた日本語学校へ


昨日は、ドキュメンタリー映画「かけはし」第三章の
ナレーション原稿の資料づくりのための取材で日暮里へ。

2001年1月26日のJR新大久保駅乗客転落事故で
ホームから転落した日本人男性を救おうとして
カメラマンの関根史郎さんと共に救助にあたり
共に帰らぬ人となった韓国人留学生のスヒョンさんが通っていた
西日暮里の赤門会日本語学校に伺い、
新井時賛理事長様に当時のことをもう一度お聞きしました。

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学校の前の李秀賢記念公園には
スヒョンさんのご両親が植樹された
釜山市の花「椿」が大きく育っていました。

新井理事長が、今年満開になった時のお写真を
見せてくださいました。

年始年末も休みなく
かけはし第三章の制作に没頭していきます。
【関連する記事】
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2024年12月12日

被爆者の方々から託された想いを胸に

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12月8日(日)、東京・八王子の
アミダステーション (延立寺縁側)で
被爆者の上田紘治さんが企画してくださり
歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える
中村里美&伊藤茂利「いのちの音色」ライブ(Vol.279)が開催されました。


▲YouTubeチャンネル「ミューズの里」にアミダステーションライブの一部がアップされました。

上田さんのお話に続いてライブ出演させていただき
ラスト3曲「アオギリにたくして」「平和を」「愛が流れている」では、上田夫人が手話でご参加くださいました。
皆様に心より感謝申し上げます。

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▲ライブを企画してくださった被爆者の上田紘治さん

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▲上田則子さんが手話で参加してくださいました。

会場の皆さまと素敵な時間を過ごさせていただき、
改めて心より深く感謝申し上げます。
ボランティアで手伝ってくださったみさ姉とかっちゃんに心より感謝いたします。

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40年ぶりに?!都立大学の小林喜平先生と再会!!
とっても嬉しかったです!!

お世話になった今は亡きドイツ文学者で
都立大学名誉教授の小西悟先生のお話になり
小西先生が南大沢キャンパスの国際交流会館の入り口に
被爆二世のアオギリを植樹してくださったことを初めて知りました。

被爆50年の1995年に
広島平和記念公園の被爆アオギリの種を譲り受け
ご自宅で発芽させて苗を育て
被爆55年に東京都立大学南大沢キャンパスの
国際交流会館の前に移植し
原爆ドームの前を流れる元安川の水が献水されたそうです。

2015年4月22日、小西悟先生がお亡くなりになったお知らせを、
日本被団協の伊藤直子さんからいただいたときのことが思い出されました。
ちょうどその頃私は、初めてつくった映画「アオギリにたくして」の活動に追われ不眠不休で日本全国を回っていた時でした。
「今頃は、山口仙二さんと「後は君たちに任せたよ」と肩を組んで笑っているのでは? 」
と書かれた伊藤直子さんのメールを何度も読み返しながら涙した日が忘れられません。
そしてその翌年…伊藤直子さんも旅立たれてしまいました。

これまでお世話になった被爆者の方々や被爆者運動を支えてこられた方々が年々亡くなっていかれる中で悲しみがつのりますが、昨日の12月10日は、ノルウェーのオスロ市庁舎でノーベル平和賞授賞式が開催され、日本被団協代表委員の田中熙巳さんが、今は亡き被爆者の方々の想いも一緒に「核兵器も戦争もない世界を創る」そのために訴えておられるお姿を拝見して深く感銘を受けました。これまでお世話になったたくさんの方々ことが思い起こされ、被爆者の方々から託された想いを伝え続けてくことを心に深く誓いました。


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2024年12月09日

大久保賢一先生「原爆裁判を現代に活かす」ー核兵器も戦争もない世界を創るためにー ご出版おめでとうございます!

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大久保賢一先生のご著書『「原爆裁判」を現代に活かす ー核兵器も戦争もない世界を創るためにー』出版記念講演が東京・町田(鶴川大蔵会館)にて開催されます(主催「平和を望む会」)

ご著書の表紙の絵は、木村巴画伯の絵画「人間の住む星」です〜🎶

今年はNHKの朝ドラ「虎に翼」でも被爆者運動の原点となる「原爆裁判」が描かれ話題となりました。

大久保賢一弁護士の出版記念講演の前座で、歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える「いのちの音色」ライブ(Vol.281)に出演させてきます。
皆様よろしくお願い致します。

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2024年12月15日(日)
会場:鶴川大蔵会館(町田市)
開場:13:30
開演:14:00〜ご挨拶 木村巴(司会:番井)

14:05〜15:05
歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える
中村里美&伊藤茂利「いのちの音色 」ライブ

15:15〜16:15 ご講演:大久保賢一弁護士
「原爆裁判を現代に活かす」」
ー核兵器も戦争もない世界を創るためにー

参加費:1000円
〜申し込み〜
平和を望む会(木村)
TEL090-7238-6035
E-mail: tonmon_k_mikazuki@icloud.com
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2024年12月07日

来春「かけはし第三章」、来夏「いのちの音色」完成と公開に向けて!

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今、こうして生かされていることは
奇跡なのだと感じながら
与えられたいのちを大切に
自分たちがやるべきことに
より一層集中しながら2025年に挑んでいきたいと思います✨

来年2025年は
春に「かけはし」第三章
夏に「いのちの音色」
2作品の完成と公開に向けて
全力を尽くします!!

来春完成を目指して
12月と1月は
〜かけはし第三章〜
映画『スヒョンが遺したもの』
完成に向けて集中いたします。

今年に入りしげ兄さんの2度目のがんの再発で
活動できない日々が続きましたが
半年以上に渡る辛い治療を終え
気力も体力も徐々に蘇り
今月より活動を再開できるまでになりました。

もうダメかもしれない‥‥
周りは何度も弱気になることがありましたが
「死んでいる場合ではない!生きているうちに一番最初の目標だった1000回ライブを果たしたい」と、辛く苦しく動けない時もいつも前向きだったしげ兄さん。やっぱりしげ兄さんは、ギターを奏でてライブしている時が一番幸せで自分らしくいられて、体にエネルギがいっぱい入ってくるのだと思いました。PET検査の結果もお陰様で良好で、まだ抗がん剤治療を続けながらではありますが、本人の希望もあり今月よりフルバージョンでの歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える「いのちの音色」ライブ活動も再スタートいたしました。

2024年は、本当に大変な一年でした。
今年前半の記憶がほとんどありません。
でもその後に、たくさんの気づきがありました。

ミューズの里も年々高齢化していく中で、
スタッフの健康を第一に考えながらの日々で
なかなか計画通りにいかないことも多々ありますが
あせらず・あわてず・あきらめることなく、目標に向かって一歩一歩前進してまいります。

※来夏の公開を目指すドキュメンタリー映画「いのちの音色」をご支援くださっている皆様に、来年の映画の完成と公開に向けてミューズの里のHPサイトやネットなどをご担当いただいている渡川修一さんに情報告知のメールマガジンを準備していただいています。皆様に近日中に皆様に告知させていただきます。

いつも応援してくださっている皆様に
改めて心より深く感謝申し上げます。

日に日に寒くなってきていますが
皆様もくれぐれもお体を大切になさってくださいませ。
私たちミューズの里もこれまでの様々な経験を経て
新たな気持ちで来年に挑んで参ります。

今後とも皆様のご支援・ご協力を
何卒よろしくお願い申し上げます。

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2024年12月03日

12/14「砂川平和ひろば」にて♪中村里美&伊藤茂利「いのちの音色」ライブ♬

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被爆アオギリ2世・3世が育つ東京・立川砂川町の「砂川平和ひろば」にて、12月14日(土)にギタリストの伊藤茂利さんと共にライブさせていただきます。来夏公開予定で制作中のドキュメンタリー映画「いのちの音色」の取材・撮影で何度も伺わせていただいた「砂川平和ひろば」代表の福島京子さんに改めて心より深く感謝申し上げます。砂川の大地から平和を発信し続ける福島京子さんの姿に感動してつくった歌「この世で一番大きなもの」をやっと福島さんに聞いていただける日が来て嬉しいです。

2024年12月14日(土)
平和ひろば定例会(13:00~15:00)の後にライブが開催されます。
15:30〜16:30 中村里美&伊藤茂利「いのちの音色」ライブ♪
16:30〜17:30 交流会
場所:砂川平和ひろば(立川市砂川町1丁目38-1)
参加費:無料

「砂川平和ひろば」について
砂川闘争の歴史を次の世代へと語り継ぎ、市民が主体となり平和を求める多様な声を発信するため、「砂川平和ひろば」は小規模な映画上映会、砂川闘争関連資料の展示、子ども食堂・無料塾「ふらっと」、「砂川闘争の現地を歩くフィールドワーク」、花火大会、「砂川の大地からとどけ平和の声」、収穫祭などを2010年より実施しています。
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2024年12月02日

〜かけはし第三章〜映画『スヒョンが遺したもの』ご支援をよろしくお願い申し上げます。

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ドキュメンタリー映画「かけはし」
第三章『スヒョンが遺したもの』
2025年春の完成に向けて、皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます!

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2001年1月26日、JR新大久保駅でホームから転落した日本人男性を助けようとして日本人カメラマンの関根史郎さんと韓国人留学生の李秀賢(イ スヒョン)さんが線路に飛び降り救助にあたりましたが、3人共に帰らぬ人となりました。2017年に劇場公開したドキュメンタリー映画『かけはし』第一章&第二章は、「スヒョンさんが、私たちの心に遺したものは何だろう?」という自問自答の中でカメラを回し始めた作品でした。

第一章では、息子・スヒョンさんと同じように「母国と日本の懸け橋になりたい!」という夢を抱いて来日する留学生支援を続ける両親の活動や、日本語学校に通う留学生の様子を紹介しています。第二章では、日韓国交正常化50周年記念事業の一環として、2015年に来日した23人の韓国の大学生がスヒョンさんの足跡を辿る旅を追いながら、日本との民間交流に複雑な思いを持つ韓国の男子学生と、韓国人の父と日本人の母を持つ女子学生に焦点をあてて描いています。

2019年には、韓国の在韓日本国大使館公報文化院3階ニューセンチュリーホール  (主催:国際交流基金ソウル日本文化センター)にて、韓国での初上映が行われました。同年、『かけはし』第一章にご出演してくださり、来日の際にはご夫婦で上映行脚を共にしてくださっていたスヒョンさんのお父様の李盛大(イ ソンデ)さんがご逝去されました。亡くなる2か月前の上映会に届いたメッセージには、「日韓関係が厳しい状況の中、こういう時こそ民間の交流が活発に行われ、心の繋がりを大切にしてほしいと切に願っております」と書かれていました。そのメッセージを胸に、今も全国での自主上映を呼びかけながら地道な上映活動を続けています。

お陰様で、コロナ禍に中止となった『かけはし』第三章でしたが、2023年秋にお母様のシン ユンチャンさんが、広島で長く留学生支援をされてきた日本人ご夫妻(梅谷様)宅に初めてのホームステイを体験されながらの活動から撮影が再スタート致しました。『かけはし』第三章は、第一章と第二章に引き続き「スヒョンさんが、私たちの心に遺したものとは?」をテーマに、息子スヒョンさんの遺志を継ぎ留学生支援を続けるお母様の活動と共に、これまでの総集編として描いてまいります。

スヒョンさんが私たちの心に遺してくれた、愛と勇気、優しさや思いやりを忘れることなく、国を超えた人と人の繋がりが平和を築く礎になることを願いながら、希望と平和の種をまく作品となるよう全力を尽くします。『かけはし』第三章の完成に向けて、皆様のご支援・ご協力を何卒宜しくお願い申し上げます。

🍀かけはし公式サイト🍀
https://kakehashi-movie.net
※映画の完成と共に「かけはし第三章」制作支援募金を締め切らせていただきます。

製作:ミューズの里/撮影形態:ビデオデータ撮影/公開形態:DLP Blue Ray/上映時間:100分
完成予定:2025年3月/公開予定:6月(予定)
※劇場公開後、日本全国・韓国での自主上映を目指します!

『かけはし』第三章 制作支援のお願い
ドキュメンタリー映画『かけはし』第三章の制作に向けて、任意の額による皆様のご支援を宜しくお願い申し上げます。ご支援をいただいた方々のご芳名を公式サイトに記載させていただきます。
◯1万円以上のご協力をいただいた方のご芳名を「Special Thanks to」として第三章本編のエンドロールに掲載させていただきます。
◯企業・団体のご協賛につきましては 一口5万円からとなります。
※映画の完成と共に「かけはし第三章」制作支援募金を締め切らせていただきます。

〜郵便振替によるお振込みの場合〜
【口 座 名】かけはしプロジェクト
【口座番号】00110-8-635246
※ 郵便振替用紙の通信欄に「かけはし第三章の制作支援募金」とご記入ください。
※上記の郵便振替口座を、他銀行からの振り込みの受取口座として利用される場合は、下記内容をご指定ください。
店名(店番): ◯一九(ゼロイチキュウ)店 (019) 預金種目:当座預金  口座番号:0635246

📩問合せ・連絡先
製作会社ミューズの里「かけはしプロジェクト」
E-mail: info@musevoice.com TEL:070-5568-8204
FAX:042-810-1100

かけはし公式サイト
https://kakehashi-movie.net/

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2024年12月01日

大久保賢一先生のご著書 「『原爆裁判』を現代に活かす ー核兵器も戦争もない世界を創るために―」の表紙に木村巴画伯の絵が!(近日発売予定!)

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日本反核法律家協会会長の大久保賢一先生の事務所をしげ兄と共に訪れると、なんと!木村巴画伯のステキな絵「人間の住む星」が飾られていました。

この絵は、もうすぐ発売される大久保先生のご著書 「『原爆裁判』を現代に活かす ー核兵器も戦争もない世界を創るために―」の表紙になります!!今から本の完成がとっても楽しみです。

そして12月15日(日)は、「平和を望む会」主催による大久保先生のご著書の出版記念講演が町田で開催されます。
前座で、歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える「いのちの音色」ライブに中村里美&伊藤茂利も出演させていただきます。

皆様よろしくお願いいたします。
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火野正平さんとギタリスト伊藤茂利の二人羽織のようなギターシーンを思い出しながら…

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ドキュメンタリー映画『かけはし』で大変お世話になった石川均さんが監督・脚本をされた映画作品「LAST LOVE/愛人」(2014年公開)では、しげ兄(伊藤茂利)が元ギタリスト役を演じる火野正平さんのギター音楽などを担当させていただき、映画のラストに流れる石川均監督の作詞による「My One and Only and Last Love」を伊藤さんと共に作曲し歌わせていただきました。

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⏬当時のブログより
https://nakamurasatomi.seesaa.net/article/407035207.html

新宿K's Cinemaでの映画の公開初日には、ギターの伊藤茂利と共にライブ出演させていただきエンディングソングを歌わせていただきました。曲に合わせてダンスを披露してくださった主演女優の桜木梨奈さんがとっても素敵でした。桜木さんのFBより、舞台挨拶への出席が叶わなかった火野さんから会場に届いたFAXのお手紙をシェアさせていただきました(マネージャーさんが火野さんの言葉をそのまま代筆されているそうです)。

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伊藤との二人羽織のようなギターシーンについても書かれていて、文面から火野さんの優しさが滲み出ています。

「LAST LOVE/愛人」予告編


予告編でも冒頭から
ギターを奏でる伊藤茂利の手のアップとギターの音色♬
全編を通してギターの音が鳴り響いています。

二人羽織のようになって俳優の火野正平さんの背中から抱きつくようにしながら手を前に出してギターを奏でながら撮影したり、急に思いついた曲を紙に書き留めるシーンでも火野さんにかわって伊藤茂利の手が映し出されています。火野さんは、その時の音符の書かれた紙を大切にしまっておられたそうです。撮影が終わった時、火野さんのマネージャーさんから「火野が、その紙に伊藤さんのサインが欲しいと言っているのでお願いできますか?」と言われて、とっても嬉しかったそうです。

いろんな思い出と共に、昨日久々に予告編を見ながら、俳優・火野正平さんを偲び、火野さんの素晴らしさについて皆で語り合いました。
火野さんは心がとっても優しい人なんだと、伊藤から何度も聞いています。

大変お世話になり、本当にありがとうございました。
ご冥福を心よりお祈り致します。
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2024年11月28日

牛田教会「故沼田鈴子さん記念ミニコンサート」中村里美&伊藤茂利

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昨年、広島での「かけはし」上映から活動を再開した後
しげ兄さんの2度目のがんの再発を告げられた時は
もう一度広島に来れるとは想像もできずにいました。
それだけに、広島にまた来させていただける機会をいただき
心より感謝の思いでいっぱいです。

先日、広島弁護士会館で開催された日本反核法律家協会創立30周年記念イベントに参加させていただいた翌日、東京に戻る前に、映画『アオギリにたくして』のモデルとなった被爆者の沼田鈴子さんが通っておられた広島の牛田教会にて、甥の沼田良平さんが日曜礼拝の後に「故沼田鈴子さん記念ミニコンサート」を企画してくださいました(2024.11.17)心より感謝いたします。西嶋牧師様、牛田教会の皆様、大変ありがとうございました。

永井隆博士の生まれ故郷の島根から、雲南アオギリ会の錦織ご夫妻がライブを聴きに来てくださいました。錦織ご夫妻は、永井博士が通われていた旧飯石小学校のすぐそばで暮らしておられます。

YouTubeチャンネル「ミューズの里TV」
牛田教会「いのちの音色」中村里美&伊藤茂利


広島での映画制作や上映活動でお世話になっている
井上博記さんと茂津目恵さんに大変お世話になり
いつも広島から応援してくださっている柏原省治様から花束をいただきました。
皆様に心より感謝いたします。

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ライブの後に、沼田良平さんにご案内いただき
みんなで沼田鈴子さんのお墓参りに伺わせていただきました
心より感謝いたします。
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2024年11月26日

『アオギリにたくして』映画をつくるきっかけ♪

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歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える
「いのちの音色」ライブ♪

映画『アオギリにたくして』をつくるきっかけなどの
お話もさせていただきました。

YouTubeチャンネル「ミューズの里TV」にアップされました。是非ご視聴ください♪
※チャンネル登録もよろしくお願い致します。

⏬映画『アオギリにたくして』制作のきっかけ


今年も残すところ1か月となりました。
12月のライブ情報を下記にお知らせします〜♪
どうぞよろしくお願い申し上げます♬

歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える
中村里美&伊藤茂利「いのちの音色」ライブ情報

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12月8日(日)東京・八王子
♪アミダステーション
12:30開場/13:00スタート
TEL:090-6197-5354(上田)

12月14日(土)東京・立川
♪砂川平和ひろば
※詳細はわかり次第アップさせていただきます。

12月15日(日)東京・町田
♪大蔵会館
13:30開場/14:00スタート
主催:平和を望む会
TEL: 090-7238-6035(代表:木村)
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2024年11月23日

ただいまぁ〜!私たちみんなの広島のお父さん&お母さん


ただいまぁ〜!
梅谷ご夫妻は、私たちみんなの広島のお父さんとお母さんです♪

お母さんは、被爆者の故沼田鈴子さんの教え子でもあります。
映画「アオギリにくして」制作では、夜行バスで何度も東京と広島を往復する度にホームステイさせていただき、大変お世話になりました。昨年の八丁座でのドキュメンタリー映画「かけはし」上映で広島を訪れた際には、ご出演者で故スヒョンさんのお母様が梅谷家で初のホームステイにチャレンジ!一緒に泊らせていただきました。

梅谷ご夫妻は、広島に来日する留学生の支援活動をずっとされて来ました。
これまでに40か国以上2600人の留学生が梅谷家を訪れ
450人以上の留学生がホームステイしました。
お二人の存在は、広島と世界からの留学生をつなぐまさに「かけはし」です。

今回は、日本反核法律家協会創立30周年記念イベントの
トークリレーと懇親会ライブで広島に伺わせていただいた翌日、
被爆者の沼田鈴子さんが最後に通っておられた牛田教会で
礼拝の後に「いのちの音色」ライブをさせていただいた後、
東京に戻る前に、お父さんとお母さんのお家にご挨拶に伺いました〜♬

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島根からライブに駆けつけてくださった雲南アオギリ会の錦織ご夫妻、
広島でお世話になった井上博記さん、茂津目恵さんも一緒にみんなで集合〜!🎶

お父さんとお母さんと皆様との楽しい再会♬
楽しい時間を本当にありがとうございました。



また会う日まで!!
みんなで元気に過ごしましょう〜♬
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2024年11月21日

YouTubeチャンネル「ミューズの里TV」 映画『かけはし』上映後のご登壇 :辛潤賛様・新井時賛理事長

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東京・世田谷のがやがや館にてドキュメンタリー映画『かけはし』上映会が先月開催され、上映後には韓国から来日中の故李秀賢さんのお母様でご出演者の辛潤賛(シン ユンチャン)様、スヒョンさんが通っていた赤門会日本語学校の新井理事長がご登壇くださいました。YouTubeチャンネル「ミューズの里TV」に当日の交流会の様子がアップされました。是非ご覧ください(2024.10.18)

上映会を企画・開催してくださった
「平和を望む会」の木村巴画伯に
心より感謝申し上げます。


YouTubeチャンネル「ミューズの里」



⏬YouTubeチェンネル「ミューズの里TV」
https://www.youtube.com/@MusevoiceFilm
チェンネル登録もよろしくお願いいたします♪

かけはし公式サイト
https://kakehashi-movie.net

いつも応援いただき
皆様に心より深く感謝申し上げます。
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火野正平さんの突然の悲報に接し、心からお悔やみ申し上げます。

火野翔平さんの突然の悲報に接し、心からお悔やみ申し上げます。

火野さんが元ギタリスト役を演じる映画作品で
弊社のしげ兄(伊藤茂利)が
ギター音楽を担当させていただき大変お世話になりました。

映画の中で奏でられているギターはもちろんですが
それ以外にも二人羽織のように火野さんの背中から
抱きつくようにして手を前に出して
ギターを弾く手のシーンの撮影をしたり
映画の中で、急に思いついた曲を
紙に書き留めるシーンがでは、
手だけの撮影なので火野さんに代わって
しげ兄の手が映し出されています。

火野さんは、その時の音符の紙を
大切にしまっておられたそうです。
撮影が終わった時、その紙にサインして欲しいと言わたしげ兄は
とても嬉しかったとよと言っていました。
心のとっても優しい方だったとお聞きしています。

大変お世話になりありがとうございました。
ご冥福を心よりお祈り致します。
posted by ぷらっとハッピー日記 at 21:16| 東京 ☀| ぷらっとハッピー日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

手話歌で「アオギリにたくして」「平和を」にチャレンジ!

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八王子「おかえり喫茶」主催による
歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える
中村里美&伊藤茂利「いのちの音色」ライブが
2024年10月18日に開催されました。

アオギリにたくして 作詞・作曲・歌:中村里美/編曲・ギター:伊藤茂利


平和を! 作詞・作曲・歌:中村里美/編曲・ギター:伊藤茂利


歌とトークと被爆体験
あっという間の60分でした。

♪ひな鳥へ
♪この世で一番大きなもの
<被爆体験の朗読>
♪ネバーアゲイン
♪おりづるにのって
♪アオギリにたくして
♪平和を

最後の2曲では
弊社の石塚佐和子に手話のご指導をしてくださっている
上田則子さんにもご出演いただき
会場の皆様にも手話にチャレンジしていただきました。

皆さんも是非「アオギリにたくして」「平和を」の手話にチャレンジしてみてください♬

ご来場くださった皆様、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
皆様に心より感謝もうしげます。
posted by ぷらっとハッピー日記 at 18:24| 東京 ☁| 公演・LIVE「いのちの音色」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「おかえり喫茶」の皆様ありがとうございました🎶

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東京・八王子にて、おかえり喫茶の大久保様と被爆者の上田紘治さんが企画してくださり、映画「アオギリにたくして」上映 & 歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える中村里美&伊藤茂利 「いのち音色」ライブが開催されました。皆様ありがとうございました。心より感謝申し上げます🎸🍀(主催:おかえり喫茶/後援:鑓水小学校学校運営協議会/会場:トミンハイム鑓水コミュニティーサロン)2024.11.10

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八王子在住で3歳の時に広島で被爆された上田紘治さんは
被爆アオギリに託された平和への願いと共に
2世や3世・4世の苗を学校や様々なところに植樹してくださっています。

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ご来場くださった皆様に心より感謝申し上げます。


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2024年11月19日

めざせ1000回!「いのちの音色」ライブ♬

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被爆者の上田紘治さんが、歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える「いのちの音色」ライブを企画してくださいました。

12月8日の東京・八王子のアミダステーションでのライブで、279回を迎えます。

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そして今日(11/19)は嬉しいお知らせが♪
約半年間の抗癌剤治療を経て
しげ兄さんの先週のPET検査の結果が本日出ました。

3つあった腫瘍の1つが画像上からは消えて
残りの2箇所も小さくなりました。
引き続き、10回目の抗がん剤が今日から始まりましたが
痺れがひどい副作用の出るオキサリプラチンが
今日からカットされることになりました。
ご心配くださっている皆様に心より感謝いたします。

今年初めに主治医の勝俣先生からしげ兄さんに
2度目のがんの再発の告知があり
「ギタリストの伊藤さんには最後まで使いたくなかった薬なんですけど…」
と言われた時は、とうとうギターも弾けなくなるかもしれないと不安に襲われ
今年前半は、これまでで一番長くメンタルがダウンしていたように思います。

抗がん剤の副作用に悩まされながら
ギターを持たない日々がしばらく続きましたが
とうとう痺れて痛くても気にせず弾き始めた姿に
しげ兄さんは本当にギターが好きなんだ!!
と改めて強く感じました。

この状況になって改めて
もう一度1000回ライブを目指したい!
と言い出すしげ兄さん。

それにしてもあと残り721回もあるのですが
「たぶんきっと出来るよ!」
本人は自信に満ちています。

やりたいことがあって
それがお世話になった被爆者の方々のメッセージを
共に伝えることであることに
改めて感謝の思いでいっぱいになります。

めざせ1000回!いのちの音色ライブ♪
今から、ここから、また新たな気持ちで前に進んで参ります!
今後ともよろしくお願いいたします。

ドキュメンタリー映画『いのちの音色』も
来年の公開を目指してがんばります!!
posted by ぷらっとハッピー日記 at 21:37| 東京 ☀| 公演・LIVE「いのちの音色」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「原爆裁判」を現代に活かす- 核兵器も戦争もない世界を創るために- 大久保賢一講演会と「いのちの音色」ライブ♪

先日の日本反核法律家協会創立30周年記念イベントでもお世話になった大久保賢一会長の近日発売予定の新しいご著書『「原爆裁判」を現代に活かす ー核兵器も戦争もない世界を創るためにー』が来月出版されます。

そしてなんと!この度のご著書の表紙には、大好きな木村巴画伯の絵「人間の住む星」が描かれています。本の中身も表紙もとっても楽しみです。

今年は、日本被団協がノーベル平和賞受賞されるというとても嬉しいニュースが入りました。また、NHKの朝ドラ「虎に翼」でも被爆者運動の原点となる「原爆裁判」が描かれ話題となりました。木村巴画伯が代表を務める「平和を望む会」では、今年最後の催しとして12月15日(日)に大久保賢一会長のご著書の出版を記念し、大久保賢一講演会 &「いのちの音色」ライブを開催します。歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える「いのちの音色」ライブ(Vol.281)でしげ兄さんと共に出演させていただきます。

素敵なイベントをご企画くださり「平和を望む会」の木村巴画伯初め皆様に心より深く感謝申し上げます🙏

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会場:鶴川大蔵会館(町田市)
開場 13:30
開演 14:00~16:30
・講演 大久保賢一さん(日本反核法律家協会会長・弁護士)
・LIVE 歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える「いのちの音色 」ライブ
    歌と語り:中村里美/ ギターと語り:伊藤茂利
参加費:1000円
申し込み:平和を望む会(代表:木村巴)
090-7238-6035
E-mail: tonmon_k_mikazuki@icloud.com
posted by ぷらっとハッピー日記 at 16:17| 東京 ☀| 公演・LIVE「いのちの音色」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年11月18日

アオギリのご縁で愛がいっぱい♪

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日本反核法律家協会創立30周年記念イベント(11/16)に参加させていただいた翌日、
東京に戻る前に映画『アオギリにたくして』のモデルとなった被爆者の沼田鈴子さんが最後に通っておられた牛田教会の日曜礼拝の後、甥の沼田良平さんが「故沼田鈴子さん記念ミニコンサート」を企画してくださいました。大変ありがとうございました。

西嶋牧師さまはじめ牛田教会の皆様に
心より感謝致します。

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雲南アオギリ会の錦織ご夫妻が島根から来てくださり、昨年の八丁座での映画「かけはし」上映で大変お世話になった茂津目恵さんが駆けつけてくださいました。お写真もいっぱいありがとうございました。前日に引き続き、井上博記さんにお手伝いしていただき心より感謝いたします。

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ライブ後、沼田良平さんにご案内いただき
沼田鈴子さんのお墓参りに伺わせていただきました。

沼田さ〜ん♪
お元気ですか〜?
会いに来ましたよぉ〜♬
いつも見ていてくださって
ありがとうございます。

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そして、被爆アオギリに会いに広島平和記念公園へ

G7広島サミット記念館が被爆アオギリの横に建った影響なのか
アオギリが少し元気をなくしているという記事を目にしていたので
心配していました。

少し元気がないような気もしたけれど
お互いに年もとったけれど
まだまだ大丈夫♪

いつもの場所で
大地に根を張って
少しずつ葉を落としながら
冬への備えをしていました。

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新幹線に乗る前に
広島のお父さんとお母さん(梅谷ご夫妻)のご自宅にみんなで集合!🎶

なんて素敵なひと時でしょう♬

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梅谷のお母さんが
帰りの新幹線で食べるようにと
栗入りお赤飯と手作りパンを持たせてくださり
皆さんから心のこもったお土産いただき
感謝でいっぱいです。

愛がいっぱいの
ステキな広島2日間🎶

帰りの新幹線では
気絶したようにぐっすりと眠り
無事東京に戻ってまいりました。

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しげ兄の2度目の癌の再発があってから
もう一度広島に行ける日が来るなんて
想像もできませんでした。

今年前半の記憶がありません。
言葉を失う という状態を
初めて体験しました。
ずっと動けずにいたので
お陰様でいっぱい太りました(笑)

どこまで行けるかわからないけれど
行けるところまで、前に向かって歩いて行こうよ♪
声をかけ合いながらの2024年も
あと一か月と少しとなりました。

世界情勢の変化もさることながら
世の中がどうあれ
自分が見ている世界が
これまでと違う次元で見えてくるかのような…
不思議な一年でもありました。

明日(11/19)は先日のPET検査の結果を受けて
しげ兄さんの10回目の抗がん剤治療
本日は体調を整えながら過ごしてもらっています。

少しづつ寒くなってきました。
皆様もお体を大切になさってくださいませ。
この人生でご縁をいただいた全ての皆様に
感謝でいっぱいです。

これからもよろしくお願い申し上げます。
posted by ぷらっとハッピー日記 at 23:15| 東京 ☀| 公演・LIVE「いのちの音色」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

㊗日本反核法律家協会創立30周年おめでとうございます!

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㊗日本反核法律家協会 創立30周年おめでとうございます!
広島弁護士会館で開催された11/16記念イベントのトークリレーにギタリストの伊藤茂利と共に参加させていただきました。核兵器や戦争のない平和な世界をつくるために、さまざまな形で活動されている皆様のお話に大変感銘を受けました。

大久保賢一会長、内藤雅義副会長はじめ関係者の皆様に大変お世話になり心より深く感謝申し上げます。

初プロデュース映画「アオギリにたくして」を制作するにあたり、依頼した外部の映画スタッフがヒロシマ・ナガサキの実相を知らないことに強い不安を途中から感じ始めた私は、共にプロデューサーを務める伊藤茂利と共に、原爆症認定集団訴訟全国弁護団長で日本反核法律家協会前会長の当時ご存命だった池田眞規弁護士のところにご相談に伺わせていただきました。池田弁護士より現会長の大久保賢一弁護士と相談するようアドバイスいただき、大久保賢一先生に「アオギリにたくして制作委員会」にお名前を入れていただけることになりました。

思えば池田弁護士には、38年前にアメリカの学校や教会でヒロシマ・ナガサキを伝えるボランティア活動に参加した時からお世話になりました。日本被団協の伊藤直子さんと共に大久保賢一弁護士が歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝えるライブに始めてくださり、映画をつくり始めた頃には、いったい今度は何を始めるんだと周り中が呆れている中で、陰からずっと見守ってくださいました。配給会社の全国映画センター理事で映画製作もされてきた舟橋様をご紹介くださり、制作のアドバイザーとなっていただきました。制作に入る前からずっとご指導いただきご相談しながらの日々でした。ことある度に何度舟橋さんの携帯電話にお電話したことでしょう…。ご出演者の斉藤とも子さんをご紹介くださったのも大久保賢一先生でした。内藤雅義弁護士、佐々木猛也弁護士にもご挨拶に伺わせていただき、大変お世話になりました。初の映画づくりで幾多の困難を乗り越え、一つの映画が出来上がるまでの様々な日々が思い出されました。皆様のお力なしに映画が完成することも、そしてその後の上映活動を経ての今もありませんでした。本当に心より改めて心より深く感謝申し上げます。

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ワールド・フレンドシップセンター理事長の立花ご夫妻と
いつも応援してくださっている柏原省治様もご来場くださり
井上博記さんが懇親会でのライブ機材の搬出入やアテンドをしてくださいました。
心より感謝申し上げます。

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会場では、映画『アオギリにたくして』に母親役でご出演くださった
女優の斉藤とも子さんと久々に再会できて大変嬉しかったです。

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皆様に大変お世話になり、本当にありがとうございました。
心より深く感謝申し上げます。


大久保賢一会長からのご感想が本日届きました。
シェアさせていただきます🙏


核兵器廃絶のために、今、私がしていること。これからしたいこと。

大久保賢一(日本反核法律家協会会長)

はじめに
「核兵器廃絶のために、今、私がしていること。これからしたいこと」は、日本反核法律家協会創立30年記念イベントでのリレートークのテーマです。私たち協会は1994年8月に、被爆者支援と核兵器廃絶を目的として設立されました。初代会長は松井康浩弁護士でした。その後、2011年の福島原発事故を受けて「原発廃止」も目的としました。創立以来、国内外の反核平和運動の人たちと交流してきました。特に、この8年間は「朝鮮半島の非核化」をテーマに意見交換会を開催してきました。今年もそのテーマでとも思いましたが、来年被爆80年を迎えるので、核兵器廃絶のために運動している様々な人にリレートークをしてもらうことにしたのです。核兵器廃絶の運動は被団協をはじめ原水協などの伝統的な運動体もありますが、むしろ、それぞれの想いで活動している人に話をしてもらおうと試みたのです。持ち時間は10分ということにしました。NHKの「時論・公論」や「視点・論点」などの例にならったのです。

多彩なスピーカー
 発言者は次の13名でした(予定していた平岡敬元広島市長は体調が悪くて登壇できませんでした)。最年長は87歳の英語で被爆体験を語る小倉桂子さん。最も若いのは盈進中学高校のヒューマンライツ部の生徒たち。女優の斉藤とも子さん、詩人のアーサー・ナードさん、歌手であり映画プロデューサーの中村里美さん。元外交官の小溝泰義さん、韓国の弁護士崔鳳泰さん、反核医師の会の原和人さん。カクワカ・ヒロシマの田中美穂さん、第5福竜丸展示館学芸員の市田真理さん、ANTヒロシマの渡部朋子さん、核廃絶日本キャンペーンの浅野英男さん、非核の政府を求める会富山の渡邊眞一さんです。
皆さんのスピーチはそれぞれの体験に基づく反核の想いを込めた素晴らしいものでした。普段は口うるさい弁護士たちも何人か参加していましたが、その彼らが「話を聞いていて泣きそうになった」、「涙がにじんできた」、「泣いてしまった」などと言うのです。私もその一人でした。参加していたNHK関係者からは「皆様の素晴らしいお話をうかがい実りある時間でした」、「多様な方々、とりわけ若い世代の反核の取り組みが広がっていることが喜びとともに学びとなりました」などという感想が寄せられています。

寄せられたメッセージとご挨拶
 ポーランドやカザフスタンの反核法律家、被団協、青法協、ノーモアヒバクシャ記憶遺産を継承する会、原水禁などからのメッセージが寄せられました。被団協の田中熙巳代表委員からはビデオメッセージを寄せてもらい、広島の被団協関係者、参議院議員で非核の政府を求める会常任世話人のの井上哲士さん、ICANの川崎哲さんからはリアルでのご挨拶をいただきました。田中熙巳さんは「発言者の中に、被団協のメンバーがいない」と言っていましたが、主催者としては「被団協の活動を継承する決意を持っている人たちを選択した」ということだとご理解いただければと思っています。このイベントは、被団協のノーベル平和賞受賞よりも前に企画したものでしたが、受賞によって「錦上花を添える」ことになったと思っています。ノーベル賞受賞団体のICANおよび被団協の双方からご挨拶をいただけたことは本当に光栄でした。

主催者の想い
 私は主催者として次のような挨拶をしました。
今年は私たち協会が発足して30年になりますが、今年ほど、うれしいことがあった年はありません。まずは、被団協のノーベル平和賞受賞です。被爆者支援と核兵器廃絶をめざす私たちも被団協に伴走してきました。被団協の平和賞受賞はまさに「同志」の受賞として心からうれしいことでした。
また、NHKの朝ドラ「虎に翼」では「原爆裁判」が丁寧に取り上げられました。松井康浩初代会長が残してくれた裁判資料が大いに役に立ったことをうれしく思っています。
これらのことは私たちに大きな励ましと勇気を与えてくれています。けれども、世界にはまだ核兵器は存在していますし、被爆者を含む戦争被害者の救済も不十分です。
来年、被爆80年を迎えます。ノーベル委員会は「今日、核兵器使用に対するこのタブーが圧力にさらされている」としています。核兵器使用の危険性が高まっていると警告しているのです。また、「被爆者はわれわれの前からいなくなる」ともしています。私たちは核兵器廃絶を「自分事」として実現しなければならないのです。
今日は、様々な世代の様々なポジションでたたかっている方たちにスピーチをお願いしています。限られた時間ですが、ぜひ、それぞれの想いを語っていただいて、一刻も早く「核兵器のない世界」を実現したいと思っています。
私たち日本反核法律家協会も「原爆裁判」を提起した先輩たちに思いを馳せながら、引き続き市民社会の一員としての役割を果たす所存でいます。

むすび
 来年被爆80年です。まだ、世界には約12200発の核兵器があります。「核戦争は戦ってはならない」と言われていますが、核兵器に依存しての国家の安全をいう勢力が政治権力を握っています。彼らは核兵器を「平和の道具」だというのです(核抑止論)。核兵器という「悪魔の兵器」に命と安全託すという「最悪の集団的誤謬」からの脱出が求められているのです。私たちの手には、既に、核兵器禁止条約という国際法の枠組みと日本国憲法という「核の時代」の非軍事平和規範があります。それらは最大限活用し、核兵器も戦争もない世界を実現しなければならないのです。そのための主体的力は、間違いなく、市民社会の中で育っています。「市民社会は歴史の竈である」(マルクス)という言葉を実感することのできるリレートークでした。ご協力、ご尽力いただいた皆さん。本当にありがとうございました。(2024年11月18日記)

posted by ぷらっとハッピー日記 at 20:31| 東京 ☀| 映画『アオギリにたくして』・アオギリ祭り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年11月13日

スヒョンさんのお母様からのおすすめの韓国の本


先日の世田谷でのドキュメンタリー映画「かけはし」上映の後、もっと韓国について小説などを通して知りたいので、何かおすすめの小説などありますか?とお客様からご質問がありました。映画「かけはし」のご出演者でスヒョンさんのお母様の辛潤賛(シン ユンチャン)さんにお伺いしてみました。

・「82年生まれ キムジヨン」
・「容疑者Xの献身」

上記の2冊が好評なようで、アマゾンでも購入できるそうです。
またその他、下記の書籍が人気があるそうです。

日本語で読める韓国のベストセラー本

・「カステラ」
・「ミカンの味」
・「屋上で会いましょう」
・「保健室のアン・ウニョン先生」
・「大都会の愛し方」
・「わたしたちが光の速さで進めないなら」
・「となりのヨンヒさん」
・「成均館儒生たちの日々」


ご参考までに♪




posted by ぷらっとハッピー日記 at 10:48| 東京 ☀| 映画『かけはし』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アミダステーションにて:歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える中村里美&伊藤茂利「いのちの音色」ライブ公演

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八王子のアミダステーションにて、歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える中村里美&伊藤茂利「いのちの音色」ライブ公演(Vol.279)が開催されます。被爆者の上田紘治さんが企画してくださいました。心より感謝申し上げます。

ライブ公演の前には、上田紘治さんからのお話とメッセージ、オカリナ演奏があります。
ライブの最後には上田則子さんと石塚佐和子さんが手話でご一緒にご参加くださいます。

jijiさんが素敵なチラシを作ってくださいました。
心より感謝申し上げます。

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12月8日(日)12:30開場で13:00よりスタートです。
※当初の予定より時間が変更となり、30分早くなりました。

皆様のご来場を心よりお待ちしています。





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2024年11月12日

映画『かけはし』にご出演くださった故スヒョンさんのお母様の辛潤賛さんが旭日双光章を受章されました。

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ドキュメンタリー映画『かけはし』にご出演くださった故李秀賢(イ スヒョン)さんのお母様で、スヒョンさんの頭文字をとって名付けられた特定非営利活動法人LSHアジア奨学会の名誉会長の辛潤賛(シン ユンチャン)さんが令和6年秋の外国人叙勲において、旭日双光章を受章されました。

この度の受賞は、お母様が日本・大韓民国間の友好親善及び
相互理解の促進に寄与してこられた功績が評価されたものです。

これまでのご尽力に深く感謝申し上げます。
心よりお祝い申し上げます。

posted by ぷらっとハッピー日記 at 15:16| 東京 ☀| 映画『かけはし』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年11月06日

本当の声を聞かせて♪

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たとえ自分のことであっても
本当の自分の声に気づかずに
生きていることもあります。

心の声に耳を傾けながら
歌い続けていこうと思います。




⏫YouTubeミューズの里TV「本当の声を聞かせて」
作詞・作曲・歌:中村里美
編曲・ギター:伊藤茂利 ピアノ:坂井千浪

学生時代は、授業中に手をあげたこともなく
超引っ込み思案で何事にも興味を持てず
一歩踏み出す勇気のまったくない生徒でした。
学校に行くのが嫌で、なんで学校に行かなきゃいけないのかもよくわからないままだった…。
そんな頃の自分に書いた歌「本当の声を聞かせて」
(『いのちの音色』学校ライブより〜♪)
posted by ぷらっとハッピー日記 at 14:24| 東京 ☁| 公演・LIVE「いのちの音色」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年11月04日

東京・八王子の「アミダステーション」にて 歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える「いのちの音色」ライブ♪

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被爆者の上田紘治さん(3才の時 広島で被爆・八王子在住)がご企画くださり、東京・八王子の「アミダステーション」にて、歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える『いのちの音色』ライブが12月8日に開催されます。jijiさんが素敵なチラシをつくってくださいました。皆様、大変ありがとうございます。

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歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える
いのちの音色LIVE公演♪Vol.279
歌とギター演奏 ・ 被爆体験の朗読 ・ トーク

歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える「いのちの音色」は、これまでお世話になった被爆者の方々の体験とメッセージを歌と語りで伝えていくライブ公演です。海外でヒロシマ・ナガサキを伝える体験をもとに音楽・朗読・トークにより構成されています。2008年より1000回ライブ目指して活動中です。皆様のご支援・ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。

2024年12月8日(日)

■13:0013:30 被爆者のお話
上田紘治さん(3才の時 広島で被爆・八王子在住)

■「いのちの音色」ライブ♪13:30~15:00      
♪中村里美(歌と語り)♪伊藤茂利(ギターと語り)

参加費:無 料 ※活動支援募金へのご協力をお願い致します
会 場 :アミダステーション
京王八王子駅西出口から徒歩約2分
<東京都八王子市東町3−4>
アミダステーション地図.tiff

■申込先「いのちの音色」ライブ♪
https://musevoice.com/live/
当日参加もOK!※満席の場合は入場できない場合もございますので あらかじめのご予約をお勧めします。
E-mail info@musevoice.com E-mail crosscultureplaza@yahoo.co.jp
TEL 090-6197-5354 (上田) 070-5568-8204 FAX: 042-810-1100
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2024年11月02日

歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える 「いのちの音色」ライブ公演

次回で276回を迎える
歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える
「いのちの音色」ライブ♪


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「いのちの音色」ライブ公演は、ヒロシマ・ナガサキの被爆者の体験とメッセージを世界に伝える活動の中から生まれた歌やトークと被爆者の方々の体験の朗読で構成されているライブ公演です。

弊社ミューズの里を設立した 2008年8月6日の夜からスタートしたこのライブ活動も 今年で16年目となります。ライブ活動に集中できたのは、最初の数年で、その後に映画製作をスタートしてからは、目の前が真っ白になることの連発で、それを一つ一つ乗り越えることに使う労力が凄まじく大きくて、正直音楽活動に集中できることはありませんでした。今もその状況はまったく変わりませんが、残された人生で何をやり遂げていきたいかをしげ兄(伊藤茂利)さんと一緒に考えながら、当初の目標だった1000回ライブは絶対に達成したい!と改めて強く思っています。

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通常は100分~120分公演ですが、歌だけやトークだけの出演やネット配信も含めて、ギタリストのしげ兄さんと共に新たな気持ちで1000回ライブを目指してこの秋からまた再スタートしてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます🙏
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歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える
「いのちの音色」ライブ公演♪
https://musevoice.com/live/
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MOTHER すべての命への愛と感謝をこめて〜♬


11月16日に広島弁護士会館で開催される 「日本反核法律家協会30周年記念イベント」に、トークリレーとライブで伺わせていただく予定ですが、初製作した映画『アオギリにたくして』で母親役でご出演くださった女優の斉藤とも子さんもいらっしゃるとお聞きして、久々にお会いできることを心より楽しみにしています。

Facebookから流れてきた
昔の投稿「MOTHER」を聴きながら
映画製作の頃が懐かしく思い出されます。


▲作曲・ギター:伊藤茂利/作詞・歌:中村里美

お世話になった被爆者の方々が年々亡くなっていかれる中で、2008年にスタートした歌と語りで被爆者の方々の体験とメッセージを伝える「いのちの音色」ライブ活動の中で歌い奏でてきた「MOTHER」は、映画『アオギリにたくして』の挿入曲ともなっています。斉藤とも子さんが演じる母親役の気持ちに寄り添って劇中に流れている挿入曲です(劇中では楽器のみの演奏)

この映画のモデルとなった故沼田鈴子さんの87才のお誕生会が、2010年夏に広島国際会議場フェニックスホールで開催されたピースイベント中で行われました。ギタリストの伊藤茂利さんと共にご招待いただき「アオギリにたくして」「MOTHER」の2曲をプレゼントさせていただきました。その翌年、米寿のお誕生日を目前に沼田さんは天に召されました。

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▲故沼田鈴子さんの87歳のお誕生日ライブにて

「地球に母性を…!」

昔、米国のネバダの砂漠の核実験場の前で沼田鈴子さんが出演された原爆記録映画「にんげんをかえせ」を上映した時、心に傷をおった女性たちが映画を見に参加されていました。暴力と破壊ではなく、命を生み育む平和な世界をつくるために、女性たちは地球を傷つけ続ける核実験に反対していました。ヒロシマ・ナガサキの被爆者の方々のメッセージは、彼女たちの心にもしっかりと届いていました。

「MOTHER」は、すべての命への愛と感謝をこめてつくった歌です。これからも「いのちの音色」ライブで、歌い継いでいきたいと思います。
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2024年11月01日

映画『かけはし』鑑賞後記と李秀賢さんへの思い

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世田谷で先月開催された「平和を望む会」主催による
ドキュメンタリー映画『かけはし』上映会では
皆様に大変お世話になり本当にありがとうございました。

⏬かけはし公式サイト
https://kakehashi-movie.net

ご来場くださった皆様からの様々な反響に
共感の場づくりをしていくことの大切さを
改めて深く感じました。

小さな映画の小さな上映活動ではありますが
その一つ一つに想いを込めて継続している私たちにとって
大変大きな励みとなりました。

直前に掲載された新聞を目にされ
上野創記者の記事を見てご来場された方から
後日、鑑賞後記と李秀賢さんへの思いが綴られたメールをいただきました。

拝見させていただき大変感動致しました。
苦労の多い映画づくりや上映活動の中で
この映画をつくって本当に良かったと
心から感じた瞬間でもありました。

是非皆様にシェアさせていただきたいと思い
ご本人様の了解を得て 下記にシェアさせていただきます。
あたたかな心のこもった文をいただき
心より深く感謝申し上げます。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

本日は私にとってとても大切な機会を作ってくださり、本当にありがとうございました。「人と人との交流こそが平和の礎」との趣旨、私も常にそう思っていました。劇中、日本の青年が「心に国境を作っていないか」という問いはまさに至言だったと思います。国境を「差別」とも言い換えられるでしょう。私たちは知らず知らずのうちに、そのような壁を自分自身に築き、その理由を他者に求める。韓国の若者が日本の教科書を買い求めた姿は、他者の背景を含めて知る事で初めて相互に橋をかけられるのだという視点であり、まさに我々日本人に足りなかったことと自省いたしました。

私は、世論として嫌韓感情が高まる時、また自分の中でもその気持ちが沸き起こってくる時に、李秀賢さんのことを思い出します。人は自分が属する集団に帰依する時、マスイメージという化け物に支配されてしまいます。それに対する戒め、人間であることそのものに立ち返ってみよう、そうすればそこに国家人種民族出自の違いはない、ということ。古来地球上の様々なところで様々な争いの歴史があった。その時代ののっぴきならない力学があった。そこに不幸があった。だがそこに拘泥するのではなく、明日を作り上げよう、力を合わせることができる。李秀賢さんのメッセージはそのようなものであったと確信しています。

そうした李さんのメッセージを常に思っていましたが、私にとってはそうした日韓親善以前に、もっと深い意味を持って、故にずっと心の奥底で棘のように思っていたことがありました。 事件当日のことは忘れられません。私は(もう現場を離れてだいぶ経ちますが)新聞記者で、当時警視庁担当でした。あの夜は多忙な合間を縫って、他社の記者と新大久保で飲み会をしていました。盛り上がってきたところで1人の携帯が鳴り「酔っ払いが駅ホームから落ちてはねられる事故があったから、現場に行け」との指示がありました。事故の担当ではない記者も私の他にもいましたが、一人が「現場行ってくる」と抜けたことで、飲み続けるムードでもなくなり、飲み会はお開きになりました。私は「やれやれ、なんと迷惑な酔っ払いなんだ」と思いながら帰宅しました。

その翌朝のニュースで、李さんと日本人カメラマン関根さんがホームに落ちた人を救出しようとして亡くなっていたことを知りました。私は自分を猛烈に恥じました。異国の地で信念に基づき命と引き換えに高潔な行いを厭わなかった人に比べ、自分の何と情けないことか、と。そんな思いがずっと心のどこかに棘のように刺さっていました。

事故の翌年、福岡に転勤になりました。それまで私は特段韓国に関心があったわけでもありませんでしたし、むしろ時折疎ましい思いがあったことは白状しなくてはなりません。そんな私が様々なご縁を得て、福岡と韓国、なかんずく釜山とのビジネス交流を多く記事にしました。仕事でソウル〜釜山に行ったほか、取材で知り合った方を訪ねて家族を連れて行ったこともありました。そこでの出会いや体験したことから、私は、祖国の文化に対してと同じように、韓国の伝統文化にとても敬意を持つようになりました。

一方で、先ほど申し上げた心の棘は、時折思い出すとまるで遠くで降る雨が近づいてくるような気持ちになりました。信念で生きているか? という問い。私がそれに常にがえんずることができていたかどうか。そうした問いから私が長く時間をかけてたどり着いたのが、「心の声に背かない」という、当たり前のことでした。

そうした中での今回の鑑賞でした。その感想は冒頭に申し上げたとして、私は辛さんにお目にかかり握手をすることで、私が自らに感じ続けてきた棘について「そんなものはないのよ」とおっしゃったように感じました。地球上で最も大きな悲しみ、それは我が子を失った母親の気持ちだそうです。そんな人が前を向いて歩んでこられた。私も子を持っていればこそ、なおのことその覚悟に打たれました。

上映会の後、怪我をして入院している義母を見舞いに新宿の病院に立ち寄って、さあ帰ろうとGoogleマップでルート検索したところ、指示されたのはいつもの新宿駅ではなく、新大久保駅でした。私はあのホームから帰路につきました。この偶然こそ、もしかしたら「覚悟新たにせよ」との天の計らいだったのかもしれません。

歴史上、激動の時代には必ずメッセンジャーの役割を持った人が現れてきました。キリストは言わずもがな、近代でもガンジーやJFK、マーティンルーサーキング牧師、ジョン・レノンなど、彼らは例外なく、自分の命と引き換えにその時代の人々に大いなる気づきを与えてきました。李さんももしかしたらそのようなお役目を持ってこの世に来られたのかもしれない、と思っています。

(匿名/50代 男性)
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2024年10月31日

広島のお父さん&お母さん♪ようこそ〜!ミューズの里へ🎶

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私たちみんなの広島のお父さんとお母さん♪
広島の梅谷ご夫妻がミューズの里にご来社くださいました。

猫の命くんは今回初めて梅谷のお父さんとお母さんに会うことができました。犬の宝ちゃんは、広島で一緒に梅谷家にホームステイさせていただき、何年ぶりのご対面だったでしょうか〜?!オフィスの庭に育つ被爆者の故沼田鈴子さんからいただいた被爆アオギリ2世や3世の苗も梅谷のお父さんお母さんと会うことができました〜♬

梅谷ご夫妻には、弊社の初製作だった映画『アオギリにたくして』でも大変お世話になりました。夜行バスで広島と東京を何度も往復する私たちをいつも迎え入れてくださいました。初めての映画製作は、想像を超える大きな渦の中に巻き込まれながら、言葉にならない大変な日々でした。ほとんど寝る時間もない中で、広島を訪れる度に梅谷ご夫妻のご自宅にホームステイさせていただきました。あたたかくて美味しいご飯を食べさせていただき、ふかふかのお布団に横になって眠らせていただいたことで、どれほど救われたことでしょう。ロケが始まってからは若手の俳優人が宿泊させていただき方言指導もしていただいて本当にお世話になりました。お二人の存在なくして映画『アオギリにたくして』は誕生しませんでした。改めて心より深く感謝申し上げます。

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ミューズの里のオフィスで少し休んでいただいた後、木村巴画伯の絵を見に一緒に伺わせていただきました。

今回、いつか梅谷ご夫妻に木村巴画伯の絵をみていただきたいと思っていた夢が叶いました〜!こんなに嬉しいことはありません。

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梅谷ご夫妻は、木村画伯ご夫妻に是非広島に来ていただきたいと熱望されていました。ご一緒したいところがたくさんあるそうです。広島に戻られた梅谷のお父さんからのメールには、「こんなに充実した旅行も久しぶりです」と書かれていて本当に嬉しかったです。

ちょうど、しげ兄さんが9回目の抗がん剤治療を終えたばかりで副作用が始まる頃でした。なので、当日にならないと体調が分からず心配されましたが、これまでにない回復ぶりで、元気に梅谷のお父さんとお母さんを一緒にお迎えすることができました。

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ホテルにお送りする前には、しげ兄さんがギターを奏でながら「アオギリにたくして」をみんなで一緒に歌いました♬

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梅谷のお父さんお母さん、本当にありがとうございました。またお会いできる日を心より楽しみにしています〜!!
posted by ぷらっとハッピー日記 at 15:40| 東京 ☀| ぷらっとハッピー日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月26日

1万1,845回、37万1,219人以上に被爆者のメッセージを届けた「ネバー・アゲイン・キャンペーン」

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30年以上もの月日を経て、アメリカのCaroleさんが送ってくださったノーモア・ヒバクシャという文字と鶴の描かれたタペストリーのお写真を懐かしく眺めながら、被爆者の方々のメッセージを世界に伝えるためにご尽力くださった皆様に感謝の気持ちでいっぱいになります。

1985年、国語教師の北浦葉子さんと米国のバークシャーコミュニティーカレッジ名誉教授で平和学者のレイスロップご夫妻が創った草の根の民間外交プロジェクト『ネバー・アゲイン・キャンペーン(NAC)』は、日本のボランティアが渡航費を自己負担して単身渡米し、アメリカのご家庭に1年間ホームステイさせていただきながら、学校や教会などで日本文化紹介と共に10フィート運動で制作された原爆映画『にんげんをかえせ』やアニメ『ピカドン』・丸木位里さんの「原爆の図」のスライドなどを上映し、被爆者のメッセージを伝える草の根ボランティア活動でした。

その頃、テレビ局の報道局社会部長のもとで契約スタッフとして働いたいた私は、その募集記事を新聞で知り、NAC第一期生として1986年のに渡米しました。アラスカ州・オレゴン州・オハイオ州・ネバダ州・カリフォルニア州・ニューヨーク州などの学校や教会で被爆者のメッセージを伝えるボランティア活動を通して、25軒のご家庭にホームステイさせていただきながら、1年間に280回のプレゼンテーションをさせていただき1万3000人の人々と交流しました。

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当時はまだ携帯電話もなく、SNSどころかメールもなかった時代で、渡米前のホームステイの方々とのやりとりは手紙でした。今思うと信じられないぐらい不便だったあの当時…それでも戦争のない核兵器のない世界をつくるために、国を超えて繋がろうとした人々の熱い思いで活動が広がっていきました。

2011年までにNACは、計10回のボランティア募集を行い、57名のボランティアをアメリカ・カナダの各地へ派遣しました。アメリカ38州・首都ワシントンDC、カナダなどで1万1,845回以上のプレゼンテーションを行い、37万1,219人以上にヒロシマ・ナガサキのストーリーを直接届けました。旧ソ連を含むその他11か国でもプレゼンテーションが行われました。2018年、ご高齢になったレイスロップ教授ご夫妻にとって11回目となる日本への旅は、NACをしめくくる最後の来日となりました。

現在NACはその活動を終えていますが、1985年の立ち上げから2011年までの26年間にわたり被爆体験とメッセージを世界に伝える貴重な活動を続けてくださったレイスロップ名誉教授ご夫妻と北浦葉子さんはじめ関係者の皆様に改めて心より深く感謝いたします。

被爆者の方々と被爆体験や戦争体験のない私たちを繋げてくださった日本被団協の伊藤直子さん、小西悟先生、岩佐幹三先生、ご自身が被爆されながらも広島への原爆投下の直後から被爆者の救援と治療にあたった肥田舜太郎先生、被爆者を支援し共に生きた弁護士の池田眞規先生、「世界ヒバクシャ展」を設立し非核を訴えた写真家の森下一徹先生、持参した映画『にんげんをかえせ』に出演されていた山口仙二さん、谷口稜曄さん、沼田鈴子さん、片岡ツヨさんはじめ38年前のNACで渡米前にお世話になった方々が亡くなっていく中で…言葉にならない深い寂しさを感じます。

皆様に応援いただいたNACの活動は、残念ながら終わってしまいましたが、NACの精神を忘れることなく皆様への感謝と共に、ヒロシマ・ナガサキの被爆者の方々の体験とメッセージをこれからも伝え続けていくことを心に誓います。
posted by ぷらっとハッピー日記 at 16:27| 東京 🌁| 映画『いのちの音色』制作中! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月25日

心の銃も捨てて


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本の整理をしていたら
写真家の星野道夫さんの本の中から
昔連載していた記事が出てきました。

ふと懐かしく思いながら記事を読んでいたら
アラスカにいたあの頃が蘇ってくるような感覚になりました。

何年経っても心の中に思い出は生きていて、
その頃の自分と対話しながらしばらく過ごしました。

変わりゆく世界の中で
もう一度原点を見つめながら
自分が大切にしたいことを
しっかりと胸に抱いて生きていきたいと思います。

posted by ぷらっとハッピー日記 at 18:33| 東京 ☁| ぷらっとハッピー日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする