2024年11月21日

火野正平さんの突然の悲報に接し、心からお悔やみ申し上げます。

火野翔平さんの突然の悲報に接し、心からお悔やみ申し上げます。

火野さんが元ギタリスト役を演じる映画作品で
弊社のしげ兄(伊藤茂利)が
ギター音楽を担当させていただき大変お世話になりました。

映画の中で奏でられているギターはもちろんですが
それ以外にも二人羽織のように火野さんの背中から
抱きつくようにして手を前に出して
ギターを弾く手のシーンの撮影をしたり
映画の中で、急に思いついた曲を
紙に書き留めるシーンがでは、
手だけの撮影なので火野さんに代わって
しげ兄の手が映し出されています。

火野さんは、その時の音符の紙を
大切にしまっておられたそうです。
撮影が終わった時、その紙にサインして欲しいと言わたしげ兄は
とても嬉しかったとよと言っていました。
心のとっても優しい方だったとお聞きしています。

大変お世話になりありがとうございました。
ご冥福を心よりお祈り致します。
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手話歌で「アオギリにたくして」「平和を」にチャレンジ!

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八王子「おかえり喫茶」主催による
歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える
中村里美&伊藤茂利「いのちの音色」ライブが
2024年10月18日に開催されました。

アオギリにたくして 作詞・作曲・歌:中村里美/編曲・ギター:伊藤茂利


平和を! 作詞・作曲・歌:中村里美/編曲・ギター:伊藤茂利


歌とトークと被爆体験
あっという間の60分でした。

♪ひな鳥へ
♪この世で一番大きなもの
<被爆体験の朗読>
♪ネバーアゲイン
♪おりづるにのって
♪アオギリにたくして
♪平和を

最後の2曲では
弊社の石塚佐和子に手話のご指導をしてくださっている
上田則子さんにもご出演いただき
会場の皆様にも手話にチャレンジしていただきました。

皆さんも是非「アオギリにたくして」「平和を」の手話にチャレンジしてみてください♬

ご来場くださった皆様、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
皆様に心より感謝もうしげます。
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「おかえり喫茶」の皆様ありがとうございました🎶

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東京・八王子にて、おかえり喫茶の大久保様と被爆者の上田紘治さんが企画してくださり、映画「アオギリにたくして」上映 & 歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える中村里美&伊藤茂利 「いのち音色」ライブが開催されました。皆様ありがとうございました。心より感謝申し上げます🎸🍀(主催:おかえり喫茶/後援:鑓水小学校学校運営協議会/会場:トミンハイム鑓水コミュニティーサロン)2024.11.10

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八王子在住で3歳の時に広島で被爆された上田紘治さんは
被爆アオギリに託された平和への願いと共に
2世や3世・4世の苗を学校や様々なところに植樹してくださっています。

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ご来場くださった皆様に心より感謝申し上げます。


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2024年11月19日

めざせ1000回!「いのちの音色」ライブ♬

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被爆者の上田紘治さんが、歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える「いのちの音色」ライブを企画してくださいました。

12月8日の東京・八王子のアミダステーションでのライブで、279回を迎えます。

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そして今日(11/19)は嬉しいお知らせが♪
約半年間の抗癌剤治療を経て
しげ兄さんの先週のPET検査の結果が本日出ました。

3つあった腫瘍の1つが画像上からは消えて
残りの2箇所も小さくなりました。
引き続き、10回目の抗がん剤が今日から始まりましたが
痺れがひどい副作用の出るオキサリプラチンが
今日からカットされることになりました。
ご心配くださっている皆様に心より感謝いたします。

今年初めに主治医の勝俣先生からしげ兄さんに
2度目のがんの再発の告知があり
「ギタリストの伊藤さんには最後まで使いたくなかった薬なんですけど…」
と言われた時は、とうとうギターも弾けなくなるかもしれないと不安に襲われ
今年前半は、これまでで一番長くメンタルがダウンしていたように思います。

抗がん剤の副作用に悩まされながら
ギターを持たない日々がしばらく続きましたが
とうとう痺れて痛くても気にせず弾き始めた姿に
しげ兄さんは本当にギターが好きなんだ!!
と改めて強く感じました。

この状況になって改めて
もう一度1000回ライブを目指したい!
と言い出すしげ兄さん。

それにしてもあと残り721回もあるのですが
「たぶんきっと出来るよ!」
本人は自信に満ちています。

やりたいことがあって
それがお世話になった被爆者の方々のメッセージを
共に伝えることであることに
改めて感謝の思いでいっぱいになります。

めざせ1000回!いのちの音色ライブ♪
今から、ここから、また新たな気持ちで前に進んで参ります!
今後ともよろしくお願いいたします。

ドキュメンタリー映画『いのちの音色』も
来年の公開を目指してがんばります!!
posted by ぷらっとハッピー日記 at 21:37| 東京 ☀| 公演・LIVE「いのちの音色」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「原爆裁判」を現代に活かす- 核兵器も戦争もない世界を創るために- 大久保賢一講演会と「いのちの音色」ライブ♪

先日の日本反核法律家協会創立30周年記念イベントでもお世話になった大久保賢一会長の近日発売予定の新しいご著書『「原爆裁判」を現代に活かす ー核兵器も戦争もない世界を創るためにー』が来月出版されます。

そしてなんと!この度のご著書の表紙には、大好きな木村巴画伯の絵「人間の住む星」が描かれています。本の中身も表紙もとっても楽しみです。

今年は、日本被団協がノーベル平和賞受賞されるというとても嬉しいニュースが入りました。また、NHKの朝ドラ「虎に翼」でも被爆者運動の原点となる「原爆裁判」が描かれ話題となりました。木村巴画伯が代表を務める「平和を望む会」では、今年最後の催しとして12月15日(日)に大久保賢一会長のご著書の出版を記念し、大久保賢一講演会 &「いのちの音色」ライブを開催します。歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える「いのちの音色」ライブ(Vol.281)でしげ兄さんと共に出演させていただきます。

素敵なイベントをご企画くださり「平和を望む会」の木村巴画伯初め皆様に心より深く感謝申し上げます🙏

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会場:鶴川大蔵会館(町田市)
開場 13:30
開演 14:00~16:30
・講演 大久保賢一さん(日本反核法律家協会会長・弁護士)
・LIVE 歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える「いのちの音色 」ライブ
    歌と語り:中村里美/ ギターと語り:伊藤茂利
参加費:1000円
申し込み:平和を望む会(代表:木村巴)
090-7238-6035
E-mail: tonmon_k_mikazuki@icloud.com
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2024年11月18日

アオギリのご縁で愛がいっぱい♪

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日本反核法律家協会創立30周年記念イベント(11/16)に参加させていただいた翌日、
東京に戻る前に映画『アオギリにたくして』のモデルとなった被爆者の沼田鈴子さんが最後に通っておられた牛田教会の日曜礼拝の後、甥の沼田良平さんが「故沼田鈴子さん記念ミニコンサート」を企画してくださいました。大変ありがとうございました。

西嶋牧師さまはじめ牛田教会の皆様に
心より感謝致します。

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雲南アオギリ会の錦織ご夫妻が島根から来てくださり、昨年の八丁座での映画「かけはし」上映で大変お世話になった茂津目恵さんが駆けつけてくださいました。お写真もいっぱいありがとうございました。前日に引き続き、井上博記さんにお手伝いしていただき心より感謝いたします。

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ライブ後、沼田良平さんにご案内いただき
沼田鈴子さんのお墓参りに伺わせていただきました。

沼田さ〜ん♪
お元気ですか〜?
会いに来ましたよぉ〜♬
いつも見ていてくださって
ありがとうございます。

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そして、被爆アオギリに会いに広島平和記念公園へ

G7広島サミット記念館が被爆アオギリの横に建った影響なのか
アオギリが少し元気をなくしているという記事を目にしていたので
心配していました。

少し元気がないような気もしたけれど
お互いに年もとったけれど
まだまだ大丈夫♪

いつもの場所で
大地に根を張って
少しずつ葉を落としながら
冬への備えをしていました。

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新幹線に乗る前に
広島のお父さんとお母さん(梅谷ご夫妻)のご自宅にみんなで集合!🎶

なんて素敵なひと時でしょう♬

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梅谷のお母さんが
帰りの新幹線で食べるようにと
栗入りお赤飯と手作りパンを持たせてくださり
皆さんから心のこもったお土産いただき
感謝でいっぱいです。

愛がいっぱいの
ステキな広島2日間🎶

帰りの新幹線では
気絶したようにぐっすりと眠り
無事東京に戻ってまいりました。

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しげ兄の2度目の癌の再発があってから
もう一度広島に行ける日が来るなんて
想像もできませんでした。

今年前半の記憶がありません。
言葉を失う という状態を
初めて体験しました。
ずっと動けずにいたので
お陰様でいっぱい太りました(笑)

どこまで行けるかわからないけれど
行けるところまで、前に向かって歩いて行こうよ♪
声をかけ合いながらの2024年も
あと一か月と少しとなりました。

世界情勢の変化もさることながら
世の中がどうあれ
自分が見ている世界が
これまでと違う次元で見えてくるかのような…
不思議な一年でもありました。

明日(11/19)は先日のPET検査の結果を受けて
しげ兄さんの10回目の抗がん剤治療
本日は体調を整えながら過ごしてもらっています。

少しづつ寒くなってきました。
皆様もお体を大切になさってくださいませ。
この人生でご縁をいただいた全ての皆様に
感謝でいっぱいです。

これからもよろしくお願い申し上げます。
posted by ぷらっとハッピー日記 at 23:15| 東京 ☀| 公演・LIVE「いのちの音色」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

㊗日本反核法律家協会創立30周年おめでとうございます!

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㊗日本反核法律家協会 創立30周年おめでとうございます!
広島弁護士会館で開催された11/16記念イベントのトークリレーにギタリストの伊藤茂利と共に参加させていただきました。核兵器や戦争のない平和な世界をつくるために、さまざまな形で活動されている皆様のお話に大変感銘を受けました。

大久保賢一会長、内藤雅義副会長はじめ関係者の皆様に大変お世話になり心より深く感謝申し上げます。

初プロデュース映画「アオギリにたくして」を制作するにあたり、依頼した外部の映画スタッフがヒロシマ・ナガサキの実相を知らないことに強い不安を途中から感じ始めた私は、共にプロデューサーを務める伊藤茂利と共に、原爆症認定集団訴訟全国弁護団長で日本反核法律家協会前会長の当時ご存命だった池田眞規弁護士のところにご相談に伺わせていただきました。池田弁護士より現会長の大久保賢一弁護士と相談するようアドバイスいただき、大久保賢一先生に「アオギリにたくして制作委員会」にお名前を入れていただけることになりました。

思えば池田弁護士には、38年前にアメリカの学校や教会でヒロシマ・ナガサキを伝えるボランティア活動に参加した時からお世話になりました。日本被団協の伊藤直子さんと共に大久保賢一弁護士が歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝えるライブに始めてくださり、映画をつくり始めた頃には、いったい今度は何を始めるんだと周り中が呆れている中で、陰からずっと見守ってくださいました。配給会社の全国映画センター理事で映画製作もされてきた舟橋様をご紹介くださり、制作のアドバイザーとなっていただきました。制作に入る前からずっとご指導いただきご相談しながらの日々でした。ことある度に何度舟橋さんの携帯電話にお電話したことでしょう…。ご出演者の斉藤とも子さんをご紹介くださったのも大久保賢一先生でした。内藤雅義弁護士、佐々木猛也弁護士にもご挨拶に伺わせていただき、大変お世話になりました。初の映画づくりで幾多の困難を乗り越え、一つの映画が出来上がるまでの様々な日々が思い出されました。皆様のお力なしに映画が完成することも、そしてその後の上映活動を経ての今もありませんでした。本当に心より改めて心より深く感謝申し上げます。

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ワールド・フレンドシップセンター理事長の立花ご夫妻と
いつも応援してくださっている柏原省治様もご来場くださり
井上博記さんが懇親会でのライブ機材の搬出入やアテンドをしてくださいました。
心より感謝申し上げます。

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会場では、映画『アオギリにたくして』に母親役でご出演くださった
女優の斉藤とも子さんと久々に再会できて大変嬉しかったです。

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皆様に大変お世話になり、本当にありがとうございました。
心より深く感謝申し上げます。


大久保賢一会長からのご感想が本日届きました。
シェアさせていただきます🙏


核兵器廃絶のために、今、私がしていること。これからしたいこと。

大久保賢一(日本反核法律家協会会長)

はじめに
「核兵器廃絶のために、今、私がしていること。これからしたいこと」は、日本反核法律家協会創立30年記念イベントでのリレートークのテーマです。私たち協会は1994年8月に、被爆者支援と核兵器廃絶を目的として設立されました。初代会長は松井康浩弁護士でした。その後、2011年の福島原発事故を受けて「原発廃止」も目的としました。創立以来、国内外の反核平和運動の人たちと交流してきました。特に、この8年間は「朝鮮半島の非核化」をテーマに意見交換会を開催してきました。今年もそのテーマでとも思いましたが、来年被爆80年を迎えるので、核兵器廃絶のために運動している様々な人にリレートークをしてもらうことにしたのです。核兵器廃絶の運動は被団協をはじめ原水協などの伝統的な運動体もありますが、むしろ、それぞれの想いで活動している人に話をしてもらおうと試みたのです。持ち時間は10分ということにしました。NHKの「時論・公論」や「視点・論点」などの例にならったのです。

多彩なスピーカー
 発言者は次の13名でした(予定していた平岡敬元広島市長は体調が悪くて登壇できませんでした)。最年長は87歳の英語で被爆体験を語る小倉桂子さん。最も若いのは盈進中学高校のヒューマンライツ部の生徒たち。女優の斉藤とも子さん、詩人のアーサー・ナードさん、歌手であり映画プロデューサーの中村里美さん。元外交官の小溝泰義さん、韓国の弁護士崔鳳泰さん、反核医師の会の原和人さん。カクワカ・ヒロシマの田中美穂さん、第5福竜丸展示館学芸員の市田真理さん、ANTヒロシマの渡部朋子さん、核廃絶日本キャンペーンの浅野英男さん、非核の政府を求める会富山の渡邊眞一さんです。
皆さんのスピーチはそれぞれの体験に基づく反核の想いを込めた素晴らしいものでした。普段は口うるさい弁護士たちも何人か参加していましたが、その彼らが「話を聞いていて泣きそうになった」、「涙がにじんできた」、「泣いてしまった」などと言うのです。私もその一人でした。参加していたNHK関係者からは「皆様の素晴らしいお話をうかがい実りある時間でした」、「多様な方々、とりわけ若い世代の反核の取り組みが広がっていることが喜びとともに学びとなりました」などという感想が寄せられています。

寄せられたメッセージとご挨拶
 ポーランドやカザフスタンの反核法律家、被団協、青法協、ノーモアヒバクシャ記憶遺産を継承する会、原水禁などからのメッセージが寄せられました。被団協の田中熙巳代表委員からはビデオメッセージを寄せてもらい、広島の被団協関係者、参議院議員で非核の政府を求める会常任世話人のの井上哲士さん、ICANの川崎哲さんからはリアルでのご挨拶をいただきました。田中熙巳さんは「発言者の中に、被団協のメンバーがいない」と言っていましたが、主催者としては「被団協の活動を継承する決意を持っている人たちを選択した」ということだとご理解いただければと思っています。このイベントは、被団協のノーベル平和賞受賞よりも前に企画したものでしたが、受賞によって「錦上花を添える」ことになったと思っています。ノーベル賞受賞団体のICANおよび被団協の双方からご挨拶をいただけたことは本当に光栄でした。

主催者の想い
 私は主催者として次のような挨拶をしました。
今年は私たち協会が発足して30年になりますが、今年ほど、うれしいことがあった年はありません。まずは、被団協のノーベル平和賞受賞です。被爆者支援と核兵器廃絶をめざす私たちも被団協に伴走してきました。被団協の平和賞受賞はまさに「同志」の受賞として心からうれしいことでした。
また、NHKの朝ドラ「虎に翼」では「原爆裁判」が丁寧に取り上げられました。松井康浩初代会長が残してくれた裁判資料が大いに役に立ったことをうれしく思っています。
これらのことは私たちに大きな励ましと勇気を与えてくれています。けれども、世界にはまだ核兵器は存在していますし、被爆者を含む戦争被害者の救済も不十分です。
来年、被爆80年を迎えます。ノーベル委員会は「今日、核兵器使用に対するこのタブーが圧力にさらされている」としています。核兵器使用の危険性が高まっていると警告しているのです。また、「被爆者はわれわれの前からいなくなる」ともしています。私たちは核兵器廃絶を「自分事」として実現しなければならないのです。
今日は、様々な世代の様々なポジションでたたかっている方たちにスピーチをお願いしています。限られた時間ですが、ぜひ、それぞれの想いを語っていただいて、一刻も早く「核兵器のない世界」を実現したいと思っています。
私たち日本反核法律家協会も「原爆裁判」を提起した先輩たちに思いを馳せながら、引き続き市民社会の一員としての役割を果たす所存でいます。

むすび
 来年被爆80年です。まだ、世界には約12200発の核兵器があります。「核戦争は戦ってはならない」と言われていますが、核兵器に依存しての国家の安全をいう勢力が政治権力を握っています。彼らは核兵器を「平和の道具」だというのです(核抑止論)。核兵器という「悪魔の兵器」に命と安全託すという「最悪の集団的誤謬」からの脱出が求められているのです。私たちの手には、既に、核兵器禁止条約という国際法の枠組みと日本国憲法という「核の時代」の非軍事平和規範があります。それらは最大限活用し、核兵器も戦争もない世界を実現しなければならないのです。そのための主体的力は、間違いなく、市民社会の中で育っています。「市民社会は歴史の竈である」(マルクス)という言葉を実感することのできるリレートークでした。ご協力、ご尽力いただいた皆さん。本当にありがとうございました。(2024年11月18日記)

posted by ぷらっとハッピー日記 at 20:31| 東京 ☀| 映画『アオギリにたくして』・アオギリ祭り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年11月13日

スヒョンさんのお母様からのおすすめの韓国の本


先日の世田谷でのドキュメンタリー映画「かけはし」上映の後、もっと韓国について小説などを通して知りたいので、何かおすすめの小説などありますか?とお客様からご質問がありました。映画「かけはし」のご出演者でスヒョンさんのお母様の辛潤賛(シン ユンチャン)さんにお伺いしてみました。

・「82年生まれ キムジヨン」
・「容疑者Xの献身」

上記の2冊が好評なようで、アマゾンでも購入できるそうです。
またその他、下記の書籍が人気があるそうです。

日本語で読める韓国のベストセラー本

・「カステラ」
・「ミカンの味」
・「屋上で会いましょう」
・「保健室のアン・ウニョン先生」
・「大都会の愛し方」
・「わたしたちが光の速さで進めないなら」
・「となりのヨンヒさん」
・「成均館儒生たちの日々」


ご参考までに♪




posted by ぷらっとハッピー日記 at 10:48| 東京 ☀| 映画『かけはし』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アミダステーションにて:歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える中村里美&伊藤茂利「いのちの音色」ライブ公演

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八王子のアミダステーションにて、歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える中村里美&伊藤茂利「いのちの音色」ライブ公演(Vol.279)が開催されます。被爆者の上田紘治さんが企画してくださいました。心より感謝申し上げます。

ライブ公演の前には、上田紘治さんからのお話とメッセージ、オカリナ演奏があります。
ライブの最後には上田則子さんと石塚佐和子さんが手話でご一緒にご参加くださいます。

jijiさんが素敵なチラシを作ってくださいました。
心より感謝申し上げます。

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12月8日(日)12:30開場で13:00よりスタートです。
※当初の予定より時間が変更となり、30分早くなりました。

皆様のご来場を心よりお待ちしています。





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2024年11月12日

映画『かけはし』にご出演くださった故スヒョンさんのお母様の辛潤賛さんが旭日双光章を受章されました。

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ドキュメンタリー映画『かけはし』にご出演くださった故李秀賢(イ スヒョン)さんのお母様で、スヒョンさんの頭文字をとって名付けられた特定非営利活動法人LSHアジア奨学会の名誉会長の辛潤賛(シン ユンチャン)さんが令和6年秋の外国人叙勲において、旭日双光章を受章されました。

この度の受賞は、お母様が日本・大韓民国間の友好親善及び
相互理解の促進に寄与してこられた功績が評価されたものです。

これまでのご尽力に深く感謝申し上げます。
心よりお祝い申し上げます。

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2024年11月06日

本当の声を聞かせて♪

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たとえ自分のことであっても
本当の自分の声に気づかずに
生きていることもあります。

心の声に耳を傾けながら
歌い続けていこうと思います。




⏫YouTubeミューズの里TV「本当の声を聞かせて」
作詞・作曲・歌:中村里美
編曲・ギター:伊藤茂利 ピアノ:坂井千浪

学生時代は、授業中に手をあげたこともなく
超引っ込み思案で何事にも興味を持てず
一歩踏み出す勇気のまったくない生徒でした。
学校に行くのが嫌で、なんで学校に行かなきゃいけないのかもよくわからないままだった…。
そんな頃の自分に書いた歌「本当の声を聞かせて」
(『いのちの音色』学校ライブより〜♪)
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2024年11月04日

東京・八王子の「アミダステーション」にて 歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える「いのちの音色」ライブ♪

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被爆者の上田紘治さん(3才の時 広島で被爆・八王子在住)がご企画くださり、東京・八王子の「アミダステーション」にて、歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える『いのちの音色』ライブが12月8日に開催されます。jijiさんが素敵なチラシをつくってくださいました。皆様、大変ありがとうございます。

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歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える
いのちの音色LIVE公演♪Vol.279
歌とギター演奏 ・ 被爆体験の朗読 ・ トーク

歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える「いのちの音色」は、これまでお世話になった被爆者の方々の体験とメッセージを歌と語りで伝えていくライブ公演です。海外でヒロシマ・ナガサキを伝える体験をもとに音楽・朗読・トークにより構成されています。2008年より1000回ライブ目指して活動中です。皆様のご支援・ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。

2024年12月8日(日)

■13:0013:30 被爆者のお話
上田紘治さん(3才の時 広島で被爆・八王子在住)

■「いのちの音色」ライブ♪13:30~15:00      
♪中村里美(歌と語り)♪伊藤茂利(ギターと語り)

参加費:無 料 ※活動支援募金へのご協力をお願い致します
会 場 :アミダステーション
京王八王子駅西出口から徒歩約2分
<東京都八王子市東町3−4>
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■申込先「いのちの音色」ライブ♪
https://musevoice.com/live/
当日参加もOK!※満席の場合は入場できない場合もございますので あらかじめのご予約をお勧めします。
E-mail info@musevoice.com E-mail crosscultureplaza@yahoo.co.jp
TEL 090-6197-5354 (上田) 070-5568-8204 FAX: 042-810-1100
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2024年11月02日

歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える 「いのちの音色」ライブ公演

次回で276回を迎える
歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える
「いのちの音色」ライブ♪


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「いのちの音色」ライブ公演は、ヒロシマ・ナガサキの被爆者の体験とメッセージを世界に伝える活動の中から生まれた歌やトークと被爆者の方々の体験の朗読で構成されているライブ公演です。

弊社ミューズの里を設立した 2008年8月6日の夜からスタートしたこのライブ活動も 今年で16年目となります。ライブ活動に集中できたのは、最初の数年で、その後に映画製作をスタートしてからは、目の前が真っ白になることの連発で、それを一つ一つ乗り越えることに使う労力が凄まじく大きくて、正直音楽活動に集中できることはありませんでした。今もその状況はまったく変わりませんが、残された人生で何をやり遂げていきたいかをしげ兄(伊藤茂利)さんと一緒に考えながら、当初の目標だった1000回ライブは絶対に達成したい!と改めて強く思っています。

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通常は100分~120分公演ですが、歌だけやトークだけの出演やネット配信も含めて、ギタリストのしげ兄さんと共に新たな気持ちで1000回ライブを目指してこの秋からまた再スタートしてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます🙏
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歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える
「いのちの音色」ライブ公演♪
https://musevoice.com/live/
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MOTHER すべての命への愛と感謝をこめて〜♬


11月16日に広島弁護士会館で開催される 「日本反核法律家協会30周年記念イベント」に、トークリレーとライブで伺わせていただく予定ですが、初製作した映画『アオギリにたくして』で母親役でご出演くださった女優の斉藤とも子さんもいらっしゃるとお聞きして、久々にお会いできることを心より楽しみにしています。

Facebookから流れてきた
昔の投稿「MOTHER」を聴きながら
映画製作の頃が懐かしく思い出されます。


▲作曲・ギター:伊藤茂利/作詞・歌:中村里美

お世話になった被爆者の方々が年々亡くなっていかれる中で、2008年にスタートした歌と語りで被爆者の方々の体験とメッセージを伝える「いのちの音色」ライブ活動の中で歌い奏でてきた「MOTHER」は、映画『アオギリにたくして』の挿入曲ともなっています。斉藤とも子さんが演じる母親役の気持ちに寄り添って劇中に流れている挿入曲です(劇中では楽器のみの演奏)

この映画のモデルとなった故沼田鈴子さんの87才のお誕生会が、2010年夏に広島国際会議場フェニックスホールで開催されたピースイベント中で行われました。ギタリストの伊藤茂利さんと共にご招待いただき「アオギリにたくして」「MOTHER」の2曲をプレゼントさせていただきました。その翌年、米寿のお誕生日を目前に沼田さんは天に召されました。

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▲故沼田鈴子さんの87歳のお誕生日ライブにて

「地球に母性を…!」

昔、米国のネバダの砂漠の核実験場の前で沼田鈴子さんが出演された原爆記録映画「にんげんをかえせ」を上映した時、心に傷をおった女性たちが映画を見に参加されていました。暴力と破壊ではなく、命を生み育む平和な世界をつくるために、女性たちは地球を傷つけ続ける核実験に反対していました。ヒロシマ・ナガサキの被爆者の方々のメッセージは、彼女たちの心にもしっかりと届いていました。

「MOTHER」は、すべての命への愛と感謝をこめてつくった歌です。これからも「いのちの音色」ライブで、歌い継いでいきたいと思います。
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2024年11月01日

映画『かけはし』鑑賞後記と李秀賢さんへの思い

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世田谷で先月開催された「平和を望む会」主催による
ドキュメンタリー映画『かけはし』上映会では
皆様に大変お世話になり本当にありがとうございました。

⏬かけはし公式サイト
https://kakehashi-movie.net

ご来場くださった皆様からの様々な反響に
共感の場づくりをしていくことの大切さを
改めて深く感じました。

小さな映画の小さな上映活動ではありますが
その一つ一つに想いを込めて継続している私たちにとって
大変大きな励みとなりました。

直前に掲載された新聞を目にされ
上野創記者の記事を見てご来場された方から
後日、鑑賞後記と李秀賢さんへの思いが綴られたメールをいただきました。

拝見させていただき大変感動致しました。
苦労の多い映画づくりや上映活動の中で
この映画をつくって本当に良かったと
心から感じた瞬間でもありました。

是非皆様にシェアさせていただきたいと思い
ご本人様の了解を得て 下記にシェアさせていただきます。
あたたかな心のこもった文をいただき
心より深く感謝申し上げます。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

本日は私にとってとても大切な機会を作ってくださり、本当にありがとうございました。「人と人との交流こそが平和の礎」との趣旨、私も常にそう思っていました。劇中、日本の青年が「心に国境を作っていないか」という問いはまさに至言だったと思います。国境を「差別」とも言い換えられるでしょう。私たちは知らず知らずのうちに、そのような壁を自分自身に築き、その理由を他者に求める。韓国の若者が日本の教科書を買い求めた姿は、他者の背景を含めて知る事で初めて相互に橋をかけられるのだという視点であり、まさに我々日本人に足りなかったことと自省いたしました。

私は、世論として嫌韓感情が高まる時、また自分の中でもその気持ちが沸き起こってくる時に、李秀賢さんのことを思い出します。人は自分が属する集団に帰依する時、マスイメージという化け物に支配されてしまいます。それに対する戒め、人間であることそのものに立ち返ってみよう、そうすればそこに国家人種民族出自の違いはない、ということ。古来地球上の様々なところで様々な争いの歴史があった。その時代ののっぴきならない力学があった。そこに不幸があった。だがそこに拘泥するのではなく、明日を作り上げよう、力を合わせることができる。李秀賢さんのメッセージはそのようなものであったと確信しています。

そうした李さんのメッセージを常に思っていましたが、私にとってはそうした日韓親善以前に、もっと深い意味を持って、故にずっと心の奥底で棘のように思っていたことがありました。 事件当日のことは忘れられません。私は(もう現場を離れてだいぶ経ちますが)新聞記者で、当時警視庁担当でした。あの夜は多忙な合間を縫って、他社の記者と新大久保で飲み会をしていました。盛り上がってきたところで1人の携帯が鳴り「酔っ払いが駅ホームから落ちてはねられる事故があったから、現場に行け」との指示がありました。事故の担当ではない記者も私の他にもいましたが、一人が「現場行ってくる」と抜けたことで、飲み続けるムードでもなくなり、飲み会はお開きになりました。私は「やれやれ、なんと迷惑な酔っ払いなんだ」と思いながら帰宅しました。

その翌朝のニュースで、李さんと日本人カメラマン関根さんがホームに落ちた人を救出しようとして亡くなっていたことを知りました。私は自分を猛烈に恥じました。異国の地で信念に基づき命と引き換えに高潔な行いを厭わなかった人に比べ、自分の何と情けないことか、と。そんな思いがずっと心のどこかに棘のように刺さっていました。

事故の翌年、福岡に転勤になりました。それまで私は特段韓国に関心があったわけでもありませんでしたし、むしろ時折疎ましい思いがあったことは白状しなくてはなりません。そんな私が様々なご縁を得て、福岡と韓国、なかんずく釜山とのビジネス交流を多く記事にしました。仕事でソウル〜釜山に行ったほか、取材で知り合った方を訪ねて家族を連れて行ったこともありました。そこでの出会いや体験したことから、私は、祖国の文化に対してと同じように、韓国の伝統文化にとても敬意を持つようになりました。

一方で、先ほど申し上げた心の棘は、時折思い出すとまるで遠くで降る雨が近づいてくるような気持ちになりました。信念で生きているか? という問い。私がそれに常にがえんずることができていたかどうか。そうした問いから私が長く時間をかけてたどり着いたのが、「心の声に背かない」という、当たり前のことでした。

そうした中での今回の鑑賞でした。その感想は冒頭に申し上げたとして、私は辛さんにお目にかかり握手をすることで、私が自らに感じ続けてきた棘について「そんなものはないのよ」とおっしゃったように感じました。地球上で最も大きな悲しみ、それは我が子を失った母親の気持ちだそうです。そんな人が前を向いて歩んでこられた。私も子を持っていればこそ、なおのことその覚悟に打たれました。

上映会の後、怪我をして入院している義母を見舞いに新宿の病院に立ち寄って、さあ帰ろうとGoogleマップでルート検索したところ、指示されたのはいつもの新宿駅ではなく、新大久保駅でした。私はあのホームから帰路につきました。この偶然こそ、もしかしたら「覚悟新たにせよ」との天の計らいだったのかもしれません。

歴史上、激動の時代には必ずメッセンジャーの役割を持った人が現れてきました。キリストは言わずもがな、近代でもガンジーやJFK、マーティンルーサーキング牧師、ジョン・レノンなど、彼らは例外なく、自分の命と引き換えにその時代の人々に大いなる気づきを与えてきました。李さんももしかしたらそのようなお役目を持ってこの世に来られたのかもしれない、と思っています。

(匿名/50代 男性)
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2024年10月31日

広島のお父さん&お母さん♪ようこそ〜!ミューズの里へ🎶

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私たちみんなの広島のお父さんとお母さん♪
広島の梅谷ご夫妻がミューズの里にご来社くださいました。

猫の命くんは今回初めて梅谷のお父さんとお母さんに会うことができました。犬の宝ちゃんは、広島で一緒に梅谷家にホームステイさせていただき、何年ぶりのご対面だったでしょうか〜?!オフィスの庭に育つ被爆者の故沼田鈴子さんからいただいた被爆アオギリ2世や3世の苗も梅谷のお父さんお母さんと会うことができました〜♬

梅谷ご夫妻には、弊社の初製作だった映画『アオギリにたくして』でも大変お世話になりました。夜行バスで広島と東京を何度も往復する私たちをいつも迎え入れてくださいました。初めての映画製作は、想像を超える大きな渦の中に巻き込まれながら、言葉にならない大変な日々でした。ほとんど寝る時間もない中で、広島を訪れる度に梅谷ご夫妻のご自宅にホームステイさせていただきました。あたたかくて美味しいご飯を食べさせていただき、ふかふかのお布団に横になって眠らせていただいたことで、どれほど救われたことでしょう。ロケが始まってからは若手の俳優人が宿泊させていただき方言指導もしていただいて本当にお世話になりました。お二人の存在なくして映画『アオギリにたくして』は誕生しませんでした。改めて心より深く感謝申し上げます。

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ミューズの里のオフィスで少し休んでいただいた後、木村巴画伯の絵を見に一緒に伺わせていただきました。

今回、いつか梅谷ご夫妻に木村巴画伯の絵をみていただきたいと思っていた夢が叶いました〜!こんなに嬉しいことはありません。

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梅谷ご夫妻は、木村画伯ご夫妻に是非広島に来ていただきたいと熱望されていました。ご一緒したいところがたくさんあるそうです。広島に戻られた梅谷のお父さんからのメールには、「こんなに充実した旅行も久しぶりです」と書かれていて本当に嬉しかったです。

ちょうど、しげ兄さんが9回目の抗がん剤治療を終えたばかりで副作用が始まる頃でした。なので、当日にならないと体調が分からず心配されましたが、これまでにない回復ぶりで、元気に梅谷のお父さんとお母さんを一緒にお迎えすることができました。

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ホテルにお送りする前には、しげ兄さんがギターを奏でながら「アオギリにたくして」をみんなで一緒に歌いました♬

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梅谷のお父さんお母さん、本当にありがとうございました。またお会いできる日を心より楽しみにしています〜!!
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2024年10月26日

1万1,845回、37万1,219人以上に被爆者のメッセージを届けた「ネバー・アゲイン・キャンペーン」

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30年以上もの月日を経て、アメリカのCaroleさんが送ってくださったノーモア・ヒバクシャという文字と鶴の描かれたタペストリーのお写真を懐かしく眺めながら、被爆者の方々のメッセージを世界に伝えるためにご尽力くださった皆様に感謝の気持ちでいっぱいになります。

1985年、国語教師の北浦葉子さんと米国のバークシャーコミュニティーカレッジ名誉教授で平和学者のレイスロップご夫妻が創った草の根の民間外交プロジェクト『ネバー・アゲイン・キャンペーン(NAC)』は、日本のボランティアが渡航費を自己負担して単身渡米し、アメリカのご家庭に1年間ホームステイさせていただきながら、学校や教会などで日本文化紹介と共に10フィート運動で制作された原爆映画『にんげんをかえせ』やアニメ『ピカドン』・丸木位里さんの「原爆の図」のスライドなどを上映し、被爆者のメッセージを伝える草の根ボランティア活動でした。

その頃、テレビ局の報道局社会部長のもとで契約スタッフとして働いたいた私は、その募集記事を新聞で知り、NAC第一期生として1986年のに渡米しました。アラスカ州・オレゴン州・オハイオ州・ネバダ州・カリフォルニア州・ニューヨーク州などの学校や教会で被爆者のメッセージを伝えるボランティア活動を通して、25軒のご家庭にホームステイさせていただきながら、1年間に280回のプレゼンテーションをさせていただき1万3000人の人々と交流しました。

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当時はまだ携帯電話もなく、SNSどころかメールもなかった時代で、渡米前のホームステイの方々とのやりとりは手紙でした。今思うと信じられないぐらい不便だったあの当時…それでも戦争のない核兵器のない世界をつくるために、国を超えて繋がろうとした人々の熱い思いで活動が広がっていきました。

2011年までにNACは、計10回のボランティア募集を行い、57名のボランティアをアメリカ・カナダの各地へ派遣しました。アメリカ38州・首都ワシントンDC、カナダなどで1万1,845回以上のプレゼンテーションを行い、37万1,219人以上にヒロシマ・ナガサキのストーリーを直接届けました。旧ソ連を含むその他11か国でもプレゼンテーションが行われました。2018年、ご高齢になったレイスロップ教授ご夫妻にとって11回目となる日本への旅は、NACをしめくくる最後の来日となりました。

現在NACはその活動を終えていますが、1985年の立ち上げから2011年までの26年間にわたり被爆体験とメッセージを世界に伝える貴重な活動を続けてくださったレイスロップ名誉教授ご夫妻と北浦葉子さんはじめ関係者の皆様に改めて心より深く感謝いたします。

被爆者の方々と被爆体験や戦争体験のない私たちを繋げてくださった日本被団協の伊藤直子さん、小西悟先生、岩佐幹三先生、ご自身が被爆されながらも広島への原爆投下の直後から被爆者の救援と治療にあたった肥田舜太郎先生、被爆者を支援し共に生きた弁護士の池田眞規先生、「世界ヒバクシャ展」を設立し非核を訴えた写真家の森下一徹先生、持参した映画『にんげんをかえせ』に出演されていた山口仙二さん、谷口稜曄さん、沼田鈴子さん、片岡ツヨさんはじめ38年前のNACで渡米前にお世話になった方々が亡くなっていく中で…言葉にならない深い寂しさを感じます。

皆様に応援いただいたNACの活動は、残念ながら終わってしまいましたが、NACの精神を忘れることなく皆様への感謝と共に、ヒロシマ・ナガサキの被爆者の方々の体験とメッセージをこれからも伝え続けていくことを心に誓います。
posted by ぷらっとハッピー日記 at 16:27| 東京 🌁| 映画『いのちの音色』制作中! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月25日

心の銃も捨てて


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本の整理をしていたら
写真家の星野道夫さんの本の中から
昔連載していた記事が出てきました。

ふと懐かしく思いながら記事を読んでいたら
アラスカにいたあの頃が蘇ってくるような感覚になりました。

何年経っても心の中に思い出は生きていて、
その頃の自分と対話しながらしばらく過ごしました。

変わりゆく世界の中で
もう一度原点を見つめながら
自分が大切にしたいことを
しっかりと胸に抱いて生きていきたいと思います。

posted by ぷらっとハッピー日記 at 18:33| 東京 ☁| ぷらっとハッピー日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月24日

感謝と共に♪お陰様でしげ兄さんも元気です!

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お陰様で、しげ兄さんも元気です♪

一昨日から9回目となる
48時間の点滴による抗がん剤治療
本日午後、病院で針を抜きます。

厳しい副作用は確かに辛いけれど
同じぐらい、あるいはそれ以上に
メンタルがものすごく大事なんだと
これまで以上に痛感したこの一年でした。

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主治医の勝俣範之先生はじめ
いつも見守ってくださり
応援してくださっている皆様
本当にありがとうございます。

命くんと宝ちゃんにも
どれほど助けられてきたことでしょう。
言葉は話せなくても
辛い時、苦しい時を
一緒に乗り越えてきた
かけがえのない仲間たち

皆様に
今日という1日に
全てに
感謝です✨
posted by ぷらっとハッピー日記 at 12:05| 東京 ☀| 命と宝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月22日

牛田教会にて♪中村里美&伊藤茂利「いのちの音色」ミニライブ


2013年に劇場公開した初製作の映画『アオギリにたくして』のモデルとなった被爆者の沼田鈴子さんが最後に通われていた広島の牛田教会で、甥の沼田良平さんが中村里美&伊藤茂利ライブ「いのちの音色」を企画してくださいました♪大変ありがとうございます。

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▲歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える「いのちの音色」ライブを応援してくださっていた被爆者の沼田鈴子さんは、2011年7月12日に永眠されました。2013年夏、沼田鈴子さんの前半生をモデルに描いた映画『アオギリにたくして』を劇場公開し、今も国内外で上映が続いています。

11月17日(日)礼拝終了後のミニライブ♪
ギタリストのしげ兄と共に故沼田鈴子さんを偲びながら歌い演奏させていただきます。


現在ミューズの里では、沼田鈴子さんが被爆アオギリに託した想いと共に
日本全国に広がる被爆アオギリ2世・3世の植樹と平和の種をまく人々を追った
ドキュメンタリー映画『いのちの音色』を制作中です。

スタッフの病気やコロナ禍などで
なかなか前に進むことができませんでしたが
戦後80年を迎える来年の完成を目指して全力を尽くしています。

ドキュメンタリー映画『いのちの音色』公式サイト
https://musevoice.com/inochi/

核なき世界を願う
被爆者の祈りを胸に
声なきいのちの叫びを
アオギリにたくして…

体験のない世代が
次世代に語り継ぐヒロシマ・ナガサキ

過去と未来をつなぐ
今を生きる私たちに
できることは何だろう…。
その模索の中から見える希望とは?


映画『アオギリにたくして』『かけはし』に続くミューズの里の第3作目となるドキュメンタリー映画『いのちの音色』は、広島平和記念公園の被爆アオギリの木の下で被爆体験を語り続け「アオギリの語り部」と呼ばれた沼田鈴子さんが亡くなる4カ月前の映像メッセージに込められた思いと共に、日本全国・世界に広がる被爆アオギリ2世・3世の植樹を追いながら、アオギリに託された想いを伝えていきます。希望と平和の種を蒔く人々の姿を通して、過去と未来をつなぐ 今を生きる私たちに出来ることを模索しながら、次世代に語り継ぐヒロシマ・ナガサキを描いていきます。

皆様のご支援・ご協力をお願い申し上げます。

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「日本反核法律家協会 創立30周年イベント」広島へ〜!


11月16日(土)広島弁護士会館3Fホールで開催される
日本反核法律家協会 創立30周年イベント
「核兵器廃絶のために 今、私がしていること、これからしたいこと」
のトークリレーに伺わせていただいます。

トークリレー後の懇親会では
ギタリストの伊藤茂利と共にライブ出演させていただきます。


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日本反核法律家協会は、今年創立30周年を迎えるにあたり、設立の地、広島において、記念イベントを開催します。被爆80年を来年に控え、核に依存する安全保障・核抑止論から脱却して、皆さまとともに、核なき世界を展望する集いにしたいと思いますので、多くの方にご参加いただけますよう、よろしくお願いいたします。

事前申込要(申込締切11/9(土)正午)
お申込先のリンクは下記URLより
https://www.hankaku-j.org/event/241116/241116.html

プログラム(予定)
13:00〜14:00 日本反核法律家協会総会(対面・ZOOM併用)
14:00 (休憩)
14:40〜17:40(終了予定時刻)創立30周年企画(対面及びYouTube配信)

主催者挨拶

当協会30年のあゆみ(スライド上映)

リレートーク 「核兵器廃絶のために、今、私がしていること、これからしたいこと」
(発言者・50音順)
アーサー・ビナードさん(詩人・随筆家)/浅野英男さん(核兵器廃絶日本NGO連絡会事務局)/市田真理さん(第五福竜丸展示館学芸員)/小倉桂子さん(被爆体験者、平和のためのヒロシマ通訳者グループ代表)/小溝泰義さん(元駐クウェート国特命全権大使)/斉藤とも子さん(女優)/田中美穂さん(カクワカ広島共同代表)/崔鳳泰さん(韓国弁護士)/中村里美さん(シンガーソングライター・映画「アオギリにたくして」プロデューサー)/原和人さん(反核医師の会共同代表)/平岡敬さん(元広島市長:依頼中)/渡辺眞一さん(非核の政府を求める富山の会世話人)/渡部朋子さん(ANT-Hiroshima理事長)
※上記の方々の他、ICAN国際運営委員・ピースボート共同代表の川崎哲さんのご登壇について調整中です。

18:00〜20:30 懇親会 (同一会場 現地のみ)

会場案内
〒730-0012 広島県広島市中区上八丁堀2−73 広島弁護士会館 3Fホール
https://www.hiroben.or.jp/about/

posted by ぷらっとハッピー日記 at 13:55| 東京 ☀| 公演・LIVE「いのちの音色」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月21日

ピースフェスタ2024 世界に平和を!

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東京・八王子で何度も映画『アオギリにたくして』上映会を開催してくださり、被爆アオギリ2世の植樹を広めてくださっている被爆者の上田紘治様からお声がけいただき「ピースフェスタ2024」に中村里美&伊藤茂利がライブ出演させていただきました。


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主催者の方からのお写真と動画をシェアさせていただきます。
<ミューズの里TVショート>
https://youtube.com/shorts/W7fWaRi2w_U?si=xeiFzvJIyOj0LgLZ

皆様大変ありがとうございました♪

世界に平和を!
posted by ぷらっとハッピー日記 at 13:27| 東京 ☀| 公演・LIVE「いのちの音色」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画「かけはし」世田谷上映!皆様ありがとうございました!

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東京・世田谷でのドキュメンタリー映画『かけはし』上映が無事終了いたしました。皆様に心より感謝いたします。

韓国から来日中のスヒョンさんのお母様でご出演者のシン ユンチャン様、赤門会日本語学校の新井理事長がご登壇くださいました。

後ほど、YouTubeチャンネル「ミューズの里TV」にて当日の様子がアップされる予定です。ご来場くださった皆様、主催してくださった「平和を望む会」の木村巴画伯ご夫妻、みさ姉、かっちゃん、皆様ありがとうございました。

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昨年広島へから「かけはし」第三章の制作を再スタートいたしましたが、この度の上映後には、広島を訪れた時のことについてもお話しいただきました。

広島で初めてのホームステイにチャレンジされたスヒョンさんのお母様。広島では梅谷ご夫妻宅にお母様のシン ユンチャンさんとご一緒にホームステイさせていただきました。

梅谷ご夫妻はこれまで、30か国450人以上の留学生をご自宅に招かれ、広島と世界をつないでこられました。世界からやってきた留学生が、梅谷ご夫妻を日本のお父さん、お母さんとして慕っています。本当に素晴らしく尊い民間外交を実践されておられます。弊社の初製作の映画『アオギリにたくして』でも梅谷ご夫妻に大変お世話になりました。まだどうなるかわからない企画の段階から、夜行バスで広島を行き来する我々が広島を訪れる度にあたたかく迎え入れホームステイさせてくださいました。

そうしたつながりの中から、広島での『かけはし』第三章の再スタートに向けて、スヒョンさんのお母様と一緒に梅谷家にホームステイさせていただきながら広島から撮影がスタートしました。


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次回のお母様の来日は、スヒョンさんが亡くなって24年目となる来年の2025年1月26日となります。26日に、JR新大久保駅での献花をされる予定です。

命日のご来日に向けて、お母様をお招きしてのドキュメンタリー映画『かけはし』第一章&第二章上映会を引き続き開催してまいります。皆様からのご企画もお待ちしています。お気軽に製作会社ミューズの里までご相談ください。

ミューズの里「かけはし」上映
E-mail: info@musevoice.com
中村まで〜♪

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詳細は「かけはし」公式サイトをご参照ください。
https://kakehashi-movie.net

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2024年10月17日

10/18 世田谷「がやがや館」にてドキュメンタリー 映画『かけはし』上映!

今朝の朝日新聞(東京版・朝刊)に
映画『かけはし』の記事が掲載されました。

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明日(10/18)世田谷「がやがや館」にて
「平和を望む会」の主催による
『かけはし』第一章・第二章の上映会が開催されます。

上映後、ご出演者のシン ユンチャンさん、新井時賛さんがご登壇されます。

朝日新聞デジタル
新大久保駅事故から23年
韓国人留学生の遺志継ぐ映画都内で上映会

https://www.asahi.com/articles/ASSBH2FPKSBHUTIL013M.html

「かけはし」公式サイトへ⏬
https://kakehashi-movie.net

皆様のご来場をお待ちしています。



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2024年度(第23回)LSHアジア奨学金授与式 今年で奨学生が1,236人に!

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昨日(10/16) 、 2024年度(第23回)
特定非営利活動法人LSHアジア奨学会の
奨学金授与式が開催され
62名の日本語学校生が表彰されました。

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韓国からLSHアジア奨学会名誉会長の
シン ユンチャンさんが来日され
ご挨拶されました。

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2002年からスタートしたLSHアジア奨学会は
今年で23回目の授与式となり
これまでに20か国以上の国と地域からの
1,236名の日本語学校生に奨学金を授与してきました。

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現在制作中のドキュメンタリー映画『かけはし』第三章の
取材と撮影で伺わせていただきました。

本日の朝日新聞(朝刊)に『かけはし』上映の記事が掲載されます.。
デジタル版は下記URLへ

<朝日新聞デジタル>
https://www.asahi.com/articles/ASSBH2FPKSBHUTIL013M.html
明日10/18の上映会に向けて、情報のシェア拡散のご協力お願い申し上げます!
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2024年10月16日

イ スヒョン(李秀賢)さんに捧ぐ歌「かけはし」




ドキュメンタリー映画『かけはし』主題歌は、2001年1月26日に起きたJR新大久保駅乗客転落事故で亡くなった韓国人留学生のスヒョンさんに捧げた歌です。

スヒョンさんは、新大久保駅のホームから転落した方を救おうとして、その場に居合わせた日本人カメラマンの関根さんと共に線路に飛び降りて救助にあたりましたが、3人ともお亡くなりになりました。

スヒョンさんは、交流のあった日本語学校に通う生徒さんでした。2002年夏、スヒョンさんの通っていた日本語学校の後輩の学生さんと共に、日本に滞在する外国人と日本の方にも呼びかけ、みんなで一緒に一歩一歩富士山頂を目指すピース登山を始めました。スヒョンさんが富士山が大好きだったからです。その後に、韓国のハルラ山やクムジョン山でもピース登山が開催されました。

「日本に来るとスヒョンに会えるような気がする」とおっしゃっるスヒョンさんのご両親が毎年来日されるたびに、朗読劇やライブなど様々なイベントを企画し毎年開催してきました。その度に、世界の若者たちと一緒に歌い継いできたのが、2017年に劇場公開したドキュメンタリー映画『かけはし』の主題歌でした。

映画製作のあまりの忙しさで、毎年開催してきたピース登山などはお休みさせていただいていますが、皆さんと一緒に手話歌として『かけはし』を歌ったり演奏しながら上映活動を続けてきました。

2019年、スヒョンさんのお父様のイ ソンデさんとLSHアジア奨学会の事務局長・寺井宣子さんが亡くなり、その翌年にはコロナ禍となり上映活動や第三章の映画製作が中止となりましたが、昨年広島から再スタートいたしました。

本日は、スヒョンさんの頭文字をとって名付けられた特定非営利活動法人LSHアジア奨学会の授与式です。韓国からお母様も来日されています。午後より『かけはし』第三章の取材・撮影に伺わせていただきまいす。


また、10月18日には世田谷「がやがや館」にて、ドキュメンタリー映画『かけはし』第一章・第二章の上映会が開催されます(主催:平和を望む会)。
「かけはし」公式サイト⏬上映情報
https://kakehashi-movie.net/2024年10-18

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スヒョンさんのお母様でご出演者のシン ユンチャンさんと、スヒョンさんが通っていた赤門会日本語学校の新井時賛理事長がご挨拶に来てくださいます。皆様のご来場をお待ちしています。
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2024年10月15日

ドキュメンタリー映画『かけはし』第三章の完成に向けて

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⏬MUSE VOICE「かけはし特集号」より
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コロナ禍にいったん中止となっていたドキュメンタリー映画『かけはし』第三章ですが、昨年広島より撮影が再開され、来年末まで制作が続きます。

弊社ミューズの里は、「いのち・平和」をテーマに国際社会の平和づくりに貢献できる媒体をつくる事業を目指して2008年に設立いたしました。「異文化間の相互理解」を柱の一つとしています。会社を独立後、ミューズの里の前身となるクロスカルチャープラザ(屋号)を立ち上げて活動していた頃、都内の様々な日本語学校の先生方からのご要望で「〜50か国5000人が集う〜日本語語学留学生の祭典」の企画運営をさせていただいたことがありました。

その頃はまだ、1983年に当時の中曽根首相が掲げた「留学生受け入れ10万人計画」がなかなか達成されずにいた頃でもありました。日本語学校生の多くがその後に日本の大学や専門学校に進学するにもかかわらず、留学生とは区別されて就学生と呼ばれ、通学定期券の適用もなされていませんでした。そうした状況下にあって、日本語学校に通う学生の学習環境の向上のために、その存在と正しい姿を社会に伝えたいという日本語学校の先生方の熱い思いから生まれたイベントでした。

その頃、異文化コミュニケーション誌を創刊して毎月発行しながら、日本に滞在する外国人と日本人の相互理解につながる交流の場づくりをしていた私は、さっそく国際交流に関心を持つ人々に呼びかけながら企画書をつくり、誌面にコラムを書いてくださっていた元朝日新聞編集委員の谷久光様に見ていただきました。当時、故平山郁夫画伯が主宰する(財)文化財保護振興財団の専務理事をされていた谷様がお声をかけてくださり、運営ボランティア組織の実行委員会の会長に平山郁夫画伯がお名前を連ねてくださることになりました。国籍・民族・性別・職業・世代を超えてみんなで一緒につくろう!と呼びかけた祭典は、今も忘れることのできない思い出の一つです。

そして、そのイベントの参加校の一つが、日暮里にある赤門会日本語学校でした。弊社ミューズの里の第二作目として、2017年に劇場公開したドキュメンタリー映画『かけはし』で描かせていただいた韓国人留学生のイ スヒョン(李秀賢)さんが通っていた学校です。
日本が大好きだったスヒョンさんは、一年間の日本語学校での勉強を終えた後、帰国する前に自転車で日本一周する計画を立ててビザを延長した後、2001年1月26日にJR新大久保駅乗客転落事故で亡くなりました。ホームに転落した日本人を救うために、日本人カメラマンの関根さんと線路に飛び降りて救助にあたりましたが、3人とも帰らぬ人となりました。

スヒョンさんのご両親は、全国から集まった弔慰金を、息子スヒョンと同じように日本と母国の懸け橋になることを夢見て来日するアジアからの日本語学校生のために使ってほしいと願われ、スヒョンさんのお名前の頭文字をとって特定非営利活動法人LSHアジア奨学会が誕生しました。

そして大変嬉しいことに、特定非営利活動法人LSHアジア奨学会発足にあたって平山郁夫画伯が顧問を引き受けてくださることになりました。平山画伯は当時、東京藝術大学の学長をされていて、その間は他の役職にはつかないことになっておられたのですが、特別にお引き受けくださることになりました。初代会長には駐インド大使兼駐ブータン大使・駐中国大使を歴任された谷野作太郎様が就任され、現在は在大韓民国日本大使館公使・駐イスラエル大使・駐インドネシア大使などを歴任された鹿取克章様が会長をされています。新大久保乗客転落事故から20年となる2021年、LSHアジア奨学生は20か国以上の国と地域から1000人を超えました。

それにしても、手弁当の小さな異文化交流活動の頃から、谷久光様が私たちの活動をいつも心に留めてくださり平山郁夫画伯がご協力くださったことに当時はただ喜ぶばかりでしたが、その後に平山郁夫画伯が中学3年生の時に広島に原爆が投下され、体の調子を崩されて死をも覚悟する日々の中で「仏教伝来」が描かれたことを知りました。

日本への仏教伝来の道でもあり、東西の交易と異文化交流の道でもあったシルクロードを連作で描いた平山郁夫画伯の作品からは、「名もない人びとの想いの積み重ねが文明や歴史を形づくる」ことへの想いと共に、深い平和への祈りと平和を愛する心が伝わってきます。シルクロードを旅する中で、内戦や風化によって文化財が崩壊の危機に瀕する姿を目の当たりにした平山郁夫画伯は、文化財保護活動の活動にも取り組まれ、中国の敦煌石窟、カンボジアのアンコールワット遺跡の保存修復活動や北朝鮮の高句麗古墳の世界遺産登録などに尽力され、文化財保護にたずさわる人材の育成や紛争で流出した文化財の保護などにも力を尽くされてきたことに深い感銘を受けずにいられません。

平山郁夫画伯は、2009年に79歳で永眠されました。
現在90歳になられた谷様は、今もお元気で時々あたたかな応援コメントを送ってくださいます。2017年のドキュメンタリー映画『かけはし』第一章&第二章の劇場公開前に、日本記者クラブでの試写会を呼びかけてくださいました。心からの感謝と共に、またお会いできる日を楽しみにスタッフ一同日々精進してまいります。

お二人への深い感謝を胸に、コロナ禍にストップしていたドキュメンタリー映画『かけはし』第三章の撮影を広島から昨年再スタート出来たことはとても感慨深く、第一章・第二章の地道な上映活動も再開させていただきました。

今週10月18日(金)には「平和を望む会」代表の木村画伯が主催してくださり、世田谷の「せたがや がやがや館」にて上映会(一章&二章)が開催されます。上映後には、LSHアジア奨学会授与式にご参加されるために韓国から来日中のスヒョンさんのお母様でご出演者のシン ユンチャンさんと赤門会日本語学校の新井時賛理事長がご挨拶くださいます。

ドキュメンタリー映画『かけはし』公式サイト
https://kakehashi-movie.net/

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明日16日は、2024年度LSHアジア奨学会の授与式に取材・撮影で伺わせていただきます。小さな地道な活動ではありますが、これからも上映活動を続けながら『かけはし』第三章の完成に向けて全力を尽くしてまいります。今後とも皆様のご支援・ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。
posted by ぷらっとハッピー日記 at 13:38| 東京 ☁| 映画『かけはし』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月14日

ライブ・かけはし・アオギリ上映情報

10月18日
世田谷の「がやがや館」にて
主催「平和を望む会」による
ドキュメンタリー映画『かけはし』上映会!
ご出演者のシン ユンチャンさんと新井時賛さんがご登壇されます。

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10月19日
東京・八王子の八王子館2Fにて
「ピースフェスタ2024」
ギタリストの伊藤茂利と共に「いのちの音色」ライブ出演させていただきます♪

GY8QoXjbYAAF_6a.jpeg10月19日は


11月10日
東京・八王子のトミンハイム鑓水集会所にて
「おかえり喫茶」主催による
映画『アオギリにたくして』上映と
被爆者の上田紘治めさんのお話の後
中村里美&伊藤茂利「いのちの音色」ライブです♪
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皆様よろしくお願いいたします。
posted by ぷらっとハッピー日記 at 20:16| 東京 ☀| 映画『アオギリにたくして』・アオギリ祭り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月13日

10/18 かけはし上映:ご出演者の辛潤賛さん、新井時賛さんがご登壇!

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10/18(金)世田谷の「せたがや がやがや館」にて
ドキュメンタリー映画『かけはし』上映!

この度の上映会を主催してくださった
「平和を望む会」の木村巴代表に
心より感謝申し上げます。

23年前の新大久保駅乗客転落事故で線路から転落した方を救おうとして日本人カメラマンの関根さんと共に救助にあたり亡くなった韓国人留学生イ スヒョン(李秀賢)さんのお母様でご出演者のシン ユンチャン(辛潤賛)さんとスヒョンさんが通っていた日本語学校の新井時賛理事長がご登壇されます。

🍀かけはし公式サイト
https://kakehashi-movie.net

映画「かけはし」予告編(製作・著作:ミューズの里)


映画「かけはし」主題歌



製作者 中村里美・伊藤茂利も伺わせていただきます。
皆様のご来場をお待ちしています。

ご予約は「平和を望む会」木村代表まで
E-mail: tonmon_k_mikazuki@icloud.com
☎︎090-7238-6035
posted by ぷらっとハッピー日記 at 22:14| 東京 ☀| 映画『かけはし』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

被爆者と共に生きた伊藤直子さんと池田眞規先生を偲びながら…


被団協のノーベル平和賞受賞に
これまでお世話になった方々のことが思い出され
数日たった後も ふと涙があふれます。

30年以上にも渡り大変お世話になり、被爆者と共に生きた伊藤直子さん(日本被団協被爆者中央相談所元相談員/日本被団協元事務局員)が2016年11月3日に、その10日後に日本反核法律家協会前会長・原爆症認定集団訴訟全国弁護団長をつとめられた池田眞規先生が亡くなりました。

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▲1985年、池田眞規先生と被爆者の方のご自宅にて

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▲伊藤直子さんと被爆者の西本多美子さんと共に。ライブと上映の後、石川県金沢に植樹された被爆アオギリ2世を訪ねて

お二人は被爆者ではありません。
けれど、お二人がいなければ
私が被爆者の方々と深く繋がることはありませんでした。

もうすぐ命日が来るので
写真をオフィスに飾ってご報告しようと
ブログを読み返していると、あれから8年の歳月が流れていました。

伊藤直子さん、池田眞規先生からいただいた たくさんの想いを胸に…
https://nakamurasatomi.seesaa.net/article/444455947.html

直子さんと池田先生が亡くなってすぐ
共に映画や音楽活動をしている弊社の伊藤が体調を崩し
2ヶ月後に緊急入院となりました。

その後の慌ただしい日々の中で
何もご恩返しできなかった自分の至らなさを思い
また涙が流れます。お二人への深い感謝とともに…

2011から始まった映画製作の現場は
常識をはるかに超える、生きるか死ぬかの日々でもありました。
さらに完成後も…この8年は、一歩進んでは二歩下がり
前に進もうとすればするほど後ろに下がりながら
人生の中で最も辛く厳しい時でもありました。

現実社会を生きれば生きるほど その中で目にする人間の実相に、「人間が生きている限り戦争をなくすことは出来ないだろう」などと思いそうになってしまう自分の気持ちとの闘い。人間不信、絶望感、トラウマを乗り越えて、ギリギリの中で自らの平和への想いを保ち、ようやく立ち上がるまでの道のり。どん底にあった時に救いとなったのは、魂に刻まれた被爆者の方々の言葉や生き様を通して示してくださった平和を愛する皆さん姿でした。そして今、この苦しみの中からしかきっと見えてこなかったであろう社会、人間、人生、命、自らについてを経験できたことにも深く感謝しています。

世界終末時計は、2年連続過去最短で残り90秒。
ウクライナや中東の戦闘に核兵器が影を落とし
核兵器を使用する可能性が高まる中で
この度のノーベル平和賞の意味を想いながら…

ただ世の中を憂うことなく
たとえ小さくとも常に
自分にできることは何かを考えながら
お世話になった被爆者の方々のメッセージを
これからも伝え続けていきます。
posted by ぷらっとハッピー日記 at 13:06| 東京 ☀| 映画『アオギリにたくして』・アオギリ祭り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする