▲被爆者の竹内千代さんの想いを引き継ぎ、田中ゆき子さんがつくった平和人形お世話になっている高増哲也先生との繋がりから、広島のワールド・フレンドシップ・センターで平和活動をされている田中ゆき子さんとのご縁をいただきました。
直接お会いするのは、先日の広島流川教会での「いのちの音色」ライブが初めてだったのですが、やっとお会いできて本当に嬉しかったです。
昨年の牛田教会でのライブでも大変お世話になった沼田鈴子さんの甥の沼田良平さんも先日のライブにご来場くださり、みんなで一緒に撮ったお写真を、ゆき子さんからいただきました。ご来場くださった皆様に心より感謝いたします。
▲田中ゆき子さん(右から2番目)と沼田良平さん(一番右)NPO法人ワールド・フレンドシップ・センターは、故バーバラ・レイノルズさんによって1965年に広島で創立され、「一期一会が平和を築く」をモットーに、世界中から広島を訪れる人達が出会い、経験を分かち合い、平和について共に考える場づくりをされています。
故バーバラ・レイノルズさんの依頼により、被爆者の故竹内千代さんが創作された「平和人形」を復活させ、ゲストにプレゼントでするための制作活動を田中ゆき子さんが仲間の皆さんと共にされていることを知り、驚きと喜びでいっぱいになりました。
東京に戻ってすぐ、39年前に被爆者のメッセージを伝えるために渡米したときに持参したノートを読み返しました。
▲被爆者の故竹内千代さん(撮影:1986年)被爆当時、竹内千代さんは38歳でした。
原爆が投下される前日の午後
竹内さんは近所の子供たちと一緒に庭の池の水を入れ替えていました。
子供たちは鯉や金魚などを追いかけたり、たらいに入れたりしながら、新しい水に放したりして楽しんでいました。魚たちは新しい水の中で楽しそうに泳いでいました。
それは本当に美しく、平和な光景でした。
その時、小学校2年生の少年が
「僕は、金魚に生まれたかった」
と言いました。
「なぜそう思うの?」
と竹内さんがたずねると
「魚は戦争しないから」
と少年は答えました。
その翌日の8月6日
午前8時15分に原爆が投下され
男の子は校庭で火傷を負いました。
夜になっても「痛い!痛い!」
と泣き続けながら、翌朝の夜明け前に亡くなりました。
もう一人の少年も、同じ校庭で即死しました。
私が竹内千代さんにお話を聞いたのは
原爆投下から41年たった1986年のことでしたが
戦争をしない人間になってほしいと訴える少年の声が今も聞こえてくるとおっしゃっていました。
戦争も核兵器のない世界を願い
平和の花を咲かせるために
竹内さんが折り続け
世界の人々に贈り続けた平和のための紙人形。
6年前から田中ゆき子さんと仲間の皆さんが、
紙人形を再生して「平和人形つくる会」を結成し
受け継いでおられることを知り大変深く感動いたしました。
39年前に竹内千代さんからいただいた
英文で書かれた平和のための紙人形に託す想いを読み返しながら
平和のバトンを引き継ぐ田中ゆき子さんはじめワールド・フレンドシップ・センターの皆さまのご活動に心より敬意を表します。
Paper dolls for PeaceEverybody can be the prosscessor of a loving heart.
In all the world, there is no country which does not have dolls.
This shows that many persons have loving hearts.
Children especially love dolls, but they don't have self-desire in their love of dolls.
The hearts of children that show love to dolls will grow up into hearts that have love toward human beings. Hearts that love human beings are hearts that seek true peace. From such hearts will come a wonderful flowering of peace like the bursting open of buds in spring.
These dolls have been folded with such simple loving thoughts.
If these dolls could be our ambassadors and convey our thoughts to as many people as possible in foreign countries and could bring suppport, we would be very happy. Moreover if we can make friends all over the world by sending dolls, world peace would not be a just dream.
Let's fold paper dolls
And cultivate a loving heart.
To convey our loving hearts
Keep a dream of peace in our hearts,
Let's fold paper dolls and
Let's sed paper dolls.
平和のための紙人形誰もが愛の心を育む人になれます。
世界中に人形のない国はありません。
これは、多くの人が愛の心を持っていることを示しています。
特に子供たちは人形が大好きですが、そこには私利私欲はありません。
人形に愛情を注ぐ子供たちの心は、人間を愛する心へと成長していきます。人間を愛する心は、真の平和を求める心です。そのような心から、春の芽吹きのように、素晴らしい平和の花が咲くのです。
これらの人形は、そんな素朴な愛情を込めて折られています。
これらの人形が私たちの大使となり、一人でも多くの海外の人々に私たちの思いを伝え、支援の輪を広げることができれば、私たちはどれほど幸せでしょう。そして、人形を送ることで世界中に友人を作ることができれば、世界平和は決して夢物語ではないでしょう。
紙人形を折ろう
そして愛の心を育もう。
愛の心を伝えるために
心に平和の夢を抱き続けよう。
紙人形を折ろう
そして紙人形を贈ろう。
✨ ✨ ✨
戦禍のない世界をつくるために
竹内千代さんが折り続けた
平和のための紙人形の制作活動が
次世代に引き継がれていることを
天国のバーバラ・レイノルズさんも竹内千代さんも
喜び見守っておられることでしょう。
posted by ぷらっとハッピー日記 at 18:14| 東京 ☁|
ライブ&映画「いのちの音色」
|

|