2015年10月16日

2015年度ミューズの里奨学金は、京都文化日本語学校に通うタイからの留学生SUWANNASIT TANTAPさんに授与されました〜!

ミューズの里は、日本と世界の架け橋となる留学生を応援しています〜!
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🔼ミューズの里専務取締役の伊藤茂利より、京都文化日本語学校に通うタイからの留学生 SUWANNASIT TANTAP(スワンナ シット タンタップ)さんに特定非営利活動法人エルエスエイチ奨学会の冠奨学金として、2015年度の「ミューズの里奨学金」が授与されました。

◎「ミューズの里奨学金」は、オープンマイクなどの表現空間づくりのイベントで募金を呼びかけ、集まったお金を、特定非営利活動法人エルエスエイチアジア奨学会に寄付させていただき、芸術方面に進学を希望する日本語学校生の中から選ばれた方に授与されます。

授与式が東京で行われたため、ご本人が出席できず大変残念でしたが関係者の方に代理として受け取っていただきました。これからのスワンナさんのご活躍を心よりお祈り申し上げます!!

下記は、スワンナさんの作文です。

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京都文化日本語学校               
「留学を決めた理由」

SUWANNASIT TANTAP(スワンナ シット タンタップ)
(タイ)
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大学生の時、私は建築を勉強していた。自分の国だけではなく、世界各国の建築も勉強した。子供の時からずっと日本の民衆文化が好きだから、日本の建築を詳しく勉強するとますます好きになった。歴史が長いお寺も、技術が高い現代的な建築もどちらも自分の作品に影響を与えた。特に現代の日本の建築は小さい土地なのにこんなに役に立つのが本当に面白いと思っている。このような理由で、チャンスがあれば、日本に留学したいと思っていた。

しかし、困難な問題があった。それは言語だ。私は大学を卒業してからずっと働いていて、専門的な知識がたまっていたが、日本語が全然わからなかった。この状態が続いたら、たとえ日本へ留学できても、言葉が通じないから、意味がないはずだ。だから、日本語学校で勉強して、そのあと大学院に入ることにした。
 私は日本に旅行したことがある。いろいろな町へ行った。私にとって、その中で一番印象的だった町は京都だから、留学するなら京都がいいかもしれないと思っていた。
 なぜかというと、京都は大きい町だが、東京あるいは大阪と比べると静かだという留学生の意見もあるので、
教育にいい町だ。美しい建築もたくさんあって、きっと勉強になる。

2015年4月京都文化日本語学校に留学した。たく さん新しい外国人の友達ができて、毎日日本語を使って、日本語で言いたいことを伝えられるようになった。京都文化日本語学校は京都造形芸術大学の学校だから大学のプロジェクトにも参加できる。私は京七夕2015プロジェクトという企画に参加して活動している。だから、日本 人の友達もたくさんできた。プロジェクトの仕事がたくさんあって、週末の休みがなくなったが楽しくていい経験だ。一年間の日本語の勉強が終わったら、大学院に進学するつもりだ。そのあとは帰国して、大学教授になりたい。日本で学んでいることはきっと役に立つだろう。

SUWANNASIT TANTAP(スワンナ シット タンタップ)さん、おめでとうございます〜!
posted by ぷらっとハッピー日記 at 18:13| 東京 ☁| ミューズの里奨学生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年度(第14回)エルエスエイチアジア奨学会授与式

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2015年10月15日、2015年度(第14回)エルエスエイチアジア奨学会授与式が開催されました。
同奨学会では、「母国と日本の架け橋になりたい!」という志を抱いて来日し、日本語学校で学んでいるアジア諸国からの留学生を支援するために発足され、これまでに、18の国と地域から739名の日本語学校生に奨学金を授与しています。

日本での有意義な留学生活が、世界から日本語を学びにやってきた皆さんのこれからの人生をより豊かなものとしていくものとなるよう願っています。

芸術方面に進学を希望する、ミューズの里奨学金への募金にご協力くださった皆様に心より感謝申しあげます。
授与式には、ドキュメンタリー映画「かけはし」でも取材&撮影をさせていただき、心より感謝申しあげます。皆様、ありがとうございました〜!
posted by ぷらっとハッピー日記 at 18:04| 東京 ☁| ミューズの里奨学生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月27日

2014年 NPO法人LSHアジア奨学会「ミューズの里奨学生」は、東京ギャラクシー日本語学校のジョン ソン ギョレさんに決定〜!

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〜感謝をこめて〜

毎月開催されているオープンマイク「ミューズの里」では、日本に夢を持ってやってきた留学生を応援するために、毎年、芸術方面に進学を希望している留学生の奨学金募金を呼びかけ、特定非営利活動法人エルエスエイチアジア奨学会に寄付させていただいています。これまで一年間皆様にご来場いただき募金いただいたお金によって、今年は、東京ギャラクシー日本語学校の韓国からの学生ジョン・ソン・ギョレさんに「ミューズの里」奨学金が授与されることになりました。オープンマイクにご来場くださいました皆様に心より感謝もうしあげます〜!!

9月26日に開催された第88回オープンマイク「ミューズの里」には、募金先である特定非営利活動法人エルエスエイチアジア奨学会の事務局長 寺井宣子様がご来場くださり、ジョン ソン ギョレさんの書かれた作文を朗読してくださいました。素晴らしい作文でした。後日また改めて、作文のご紹介させていただきます!

今年の奨学会授与式は、10月17日(金)16:00より主婦会館プラザエフ(JR四谷駅)にて行われる予定です。特定非営利活動法人エルエスエイチ奨学会による奨学金授与式は今年で13回目を迎え、奨学生総数は689名となったそうです。

将来、日本と祖国の架け橋となる留学生をこれからもみんなで応援していきましょう〜♪
posted by ぷらっとハッピー日記 at 00:38| 東京 ☁| ミューズの里奨学生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月11日

2013年度「ミューズの里奨学生」の作文

ミューズの里では、毎月一回留学生支援のためのチャリティーライブ「がんばれ!留学生」を開催しています。「がんばれ!留学生」の募金は特定非営利活動法人LSHアジア奨学会に寄付され、芸術方面に進学を希望している日本語学校生の中から「ミューズの里奨学生」が選ばれ奨学金が授与されます。

2013年の「ミューズの里奨学生」に選ばれたタイからの留学生で東洋言語学院に通うJIRANYAKUL PIANGPIMさんの作文をご紹介します。

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東洋言語学院
JIRANYAKUL PIANGPIM (タイ)
タイトル:「これからの夢」
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 私は日本、特に日本語や日本の文化について興味がある。だから、私は日本の大学院で音楽療法を研究したいと思った。タイには音楽療法を専門にする機関がまだないからだ。それに日本の音楽療法に関する教育は世界でもトップレベルだと私は思っている。
 私は音楽に関することで日本に2回来たことがある。日本で色々なことを見習ったり、経験も積んだので、私の視野がもっと広くなってきた。
 今、日本に来て3ヵ月が経った。日本語の勉強以外は大学院の専門知識の勉強も一生懸命勉強している。私の日本語はまだ上手ではないが、意志の充満にすると、いつか日本の大学院に入れるだろうと思う。
 タイには音楽療法という「専門」分野がないので、いつか私は卒業してから、日本で勉強したことと自分の経験でタイの音大で教えるというのが私の夢だ。いつも聞かれるのは「どうして教師になりたいか」という質問で、私の答えは国の将来「子供達」のために新しい知識と経験を伝えたいからだ。それに教師になりたいというきっかけは、いつもとてもいい先生に会ってきたからだ。いつも学生のことを大切にする先生達だ。
 そのような先生達のおかげで、自分もそういう先生になりたいと思っている。そのために私は今一生懸命勉強している。
posted by ぷらっとハッピー日記 at 23:38| 東京 ☁| ミューズの里奨学生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月17日

2011年度「ミューズの里」奨学生の作文

先日開催された特定非営利活動法人エルエスエイチアジア奨学会の授与式で、今年のミューズの里の冠奨学生に選ばれたお二人の作文をご紹介させていただきます。

ミューズの里では、毎月一回チャリティーイベント「がんばれ!留学生」を開催しておりますが、そのチャリティーライブで皆さまより寄せられた募金を奨学会に寄付させていただき、芸術方面への進学を希望されている日本語学校生に奨学金をお渡ししています。


2011年度「ミューズの里」奨学生として選ばれたのは、
・金 秀眞(韓国・女性)/千駄ヶ谷日本語教育研究所付属日本語学校
・謝 長恩(台湾・男性)/YWCA東京日本語学校


お二人の作文を下記にご紹介させていただきます。
これからも皆で二人を応援していきましょう!!


●千駄ヶ谷日本語研究所付属日本語学校

 金 秀眞 (韓国)

 韓国では、日本語は英語ほど人気がある言語ではない。そして、東日本大震災が起きた状況の中でも日本での留学生活をしようと決心した時、周囲の人達は皆、なぜ日本語を学びたいのか、日本語を学んで何をするつもりなのか、と私に聞いてきたが、聞かれるたびに私が話したことがある。

 私の夢・目標は、東洋の美術史を勉強し、それを基にして最近ようやく見直され始めた韓国の文化財や文化の歴史を整理して韓国の文化、さらには東洋の文化を後世に伝えることに貢献することだ。しかし、韓国は文化に対する関心が低いためか、まだ専門書や資料が少ない状況である。例えば。私が大学生の時、文化財修復を専攻していたが、その時使用した教科書や参考書は大部分が日本のだった。勉強をしていく中でより知りたい部分があり資料を調べてみると、やはりそれも日本の資料が多かった。それでそのたくさんある日本の資料を読みたくても、その当時の私は、日本語のひらがなさえ知らなかった。その時、自分の国の資料の少なさを残念に思うと同時に、日本へ行きより多くの資料がある環境で勉強したいという思いが生まれ、日本留学を決心した。それで、大学卒業後、すぐに日本へ来たのだ。

 日本で勉強を初めてからもう6カ月が過ぎた。日本語については、ひらがなだけを学んだばかりの状態で来日し、最初はなかなかなれず、日本人の話す言葉も全然わからないため怖くて緊張の中で毎日を過ごしていた。しかし、今はだんだんと慣れ日本語も分かるようになってきた。日本で生活をしている自分を思うと、生き生きとしているように感じる。それはきっと、私には、はっきりとした目標があるからではないかと思う。この目標が私に日本語学習への大きな力を与えてくれるのだ。




●YMCA東京日本語学校

 謝 長恩 (台湾)

 私は日本人の打楽器作品に興味を持っています。大学生から打楽器を選考して、日本人の作品にふれるようになり、だんだんそれに強く興味を持つようになりました。台湾人の打楽器奏者が日本に滞在して、その現代音学を研究した人はまだいないということから、日本を留学先に選びました。日本の音楽をもっと深く理解するために、日本でいろいろな伝統、社会精神などに直接触れながら、日本人の音楽をもっと理解し、独自性を持った研究をしていくことができれば良いとおもっています。
 台湾人の打楽器の教育環境を見ると、日本の影響を様々な形で受けています。コンサートにおいて日本人の打楽器作品はよく演奏されますが、台湾人が留学を考えた場合、主にヨーロッパやアメリカなどに行くので、いままで打楽器選考で日本に留学した人はほとんどいません。しかし、台湾でも日本人の作品はよく演奏されていますが、本当に日本人の作品をきちんと理解し、良い演奏解釈ができているだろうかという疑問があり、日本語を学びたい、日本に関わる事情、文学、芸術などを知りたいという意欲が沸いてきました。
 私が日本に滞在し、生活してみなければ、日本の芸術文化や伝統、及び現代音楽などを深く理解するのは難しいと思います。ですから、この打楽器が盛んな国に進学して、もっと自分を磨き、日本語を勉強し、将来台湾に、珍しい日本の音楽やアジア系作曲家の現代音楽作品を紹介する専門家になって、台湾と日本の現代音楽交流のための架け橋になるのを目指していきたいと考えています。
posted by ぷらっとハッピー日記 at 14:24| 東京 ☀| ミューズの里奨学生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月15日

「ミューズの里」奨学生

弊社ミューズの里では、毎月一回皆さまにご協力いただきながら、チャリティーライブ「がんばれ!留学生」を開催しています。

皆さまからのご寄付は、NPO法人エルエスエイチアジア奨学会に寄付され、今年はミューズの里の冠奨学金として、日本語学校卒業に芸術方面への進学を希望されている2名の日本語学校生に奨学金を授与することができました。

ご協力くださった皆さま本当にありがとうございました。


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▲授与式の後の交流会では、「ミューズの里」奨学生となったお二人に、李秀賢頌歌「忘れないよ いつまでも」の歌詞の朗読をしていただきました。その後、弊社の伊藤茂利が指揮をさせていただき、奨学生全員で歌いました。


2011年度「ミューズの里」奨学生として選ばれたのは、

・金 秀眞(韓国・女性)/千駄ヶ谷日本語教育研究所付属日本語学校
・謝 長恩(台湾・男性)/YWCA東京日本語学校

上記2名の方々です。おめでとうございます!!


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10年前に新大久保の駅で、線路に落ちた日本人を救おうとして共に帰らぬ人となった韓国の留学生の李秀賢さんの頭文字をとって名付けられたエルエスアジア奨学会の授与式は、今年で10年目を迎えました。これまでに奨学生総数は500名を超え、今年は54名の語学留学生に奨学金が授与されました。

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▲この日のために、韓国から故李秀賢さんのご両親も来日してくださいました。


来年度に向けて、ミューズの里「がんばれ!留学生」プロジェクトでは、
チャリティーイベント「Inernational Talk Party」とチャリティーライブ「がんばれ!留学生スペシャル」を企画運営していく予定です!

ミューズの里では、これからも夢と希望を持って日本にやって来た語学留学生支援を行っていきたいと思っています。皆様これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。


posted by ぷらっとハッピー日記 at 21:12| 東京 🌁| ミューズの里奨学生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月04日

「ミューズの里」奨学生:東方国際学院の・筆焜さんの作文

ミューズの里では、
今年から毎月一回新宿御苑のレストランパペラにて、
チャリティーライブ「がんばれ!日本語学校生」を開催して参りました。

たくさんの素晴らしいアーティストの皆様や
日本語学校生を応援している皆さまにご協力をいただき、
これまでに集まったチャリティーライブの募金を、
特定非営利活動法人LSHアジア奨学会に寄付させていただきました。
ご協力くださった皆様に心より感謝申し上げます。

本年度の「ミューズの里」奨学金は
東方国際学院に通う中国からの日本語学校生の
・筆焜さん(セン ヒッコン)に
お渡しすることになりました。

先日、10月26日に池袋サンシャインシティーで開催された、
50カ国4000人が集う日本語学校の祭典の際に別室にて
LSHアジア奨学会の授与式が開催されました。
今年はミューズの里のイベントでご活躍くださった
アーティストの松岡誠様に授与式に参加していただき、
ミューズの里奨学生となった・筆焜さんに
奨学金の授与をしていただきました。

下記は、ミューズの里奨学生となった・筆焜さんの作文です。
是非ご一読くださいませ。


◎ミューズの里 奨学生
東方国際学院【・筆焜 (セン ヒッコン)(中国)】

 子供の頃から、ずっと絵を描くことに興味を持っています。大学の専門を決める時、自然に美術学科を選びました。大学で同窓と一緒に作品を作って展覧会を開いた日々の中、夢を語り合って耽ったこともあります。
 しかし、現実はそんなに簡単なことではないのは、皆も自覚していて、将来に対して不安を持っていました。入学時の説明会で、先生はズバリとこう言いました。「毎期のようにこのクラスで将来芸術家として続けて働けるのは一人のみだ。」という話に皆目が覚めるような気持ちになって気を引きしめました。
  確かに先生の言った通りです。台湾では純芸術に関する仕事は少なくて、卒業しても学んだ技術を生かすことをあきらめて、他の仕事をする人が少なくありません。このようなわけで、芸術を仕事としないで、商業美術で絵に繋がる仕事をして芸術的なことは趣味にしようと思いました。
 ずっと前から日本はイラストや挿絵などが盛んです。それに加えて、自分は日本人が何かする時、いつもまじめで少しの妥協もしないという精神を敬慕しています。それで商業美術の業界の種々の奥義を学ぶために来日しました。そして機会があれば、日本で就職するつもりです。
 「人生を最大限に楽しんで暮らしたい。」という李秀賢さんの話した言葉があります。これは良言だと思います。私にとっても絵料の高さなど物質上のものは最も重要なものではありません。一番重視するのは精神上の満足で好きな仕事をしたり、作りたい作品を作ったりできれば、たとえ経済的に豊かではなくても、心が豊かになります。しかし、芸術で食べていくことは難しいので、設計やアニメーションの美術設定などの会社に勤めたり、装丁の仕事をしたりするかたわら、休日の際に多くの作品を作って日本で個展を開くことを目指したいと思っています。芸術をライフワークとして、探求し続けるつもりです。


posted by ぷらっとハッピー日記 at 12:38| 東京 ☁| ミューズの里奨学生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする