
10/18, 10/19の2日間に渡り、ドキュメンタリー映画『かけはし』が東京の観蔵院曼荼羅美術館と埼玉の大牧会館で上映されました。

16年前にJR新大久保駅で線路に転落した方を救おうとして共に帰らぬ人となった韓国からの留学生だったイ・スヒョンさんのご両親様とスヒョンさんが通っていた赤門会日本語学校の新井理事長様をお招きして、上映後にご挨拶をいただき、大変感動的な上映会となりました。
この度の上映会を企画してくださった、小池崇子さんと安部素子さんはじめご支援・ご協力くださったみなさまに心より感謝申しあげます。

曼荼羅美術館の小峰和子館長のもとで学芸員をされている金順子さんが、上映前に参加者の皆様に美術館のご案内をしてくださいました。

▲学芸員の金順子さんに曼荼羅美術館のご案内をいただきました。
金順子さんが日本語学校に通っていた頃、『かけはし』第1章で描かせていただいた特定非営利活動法人LSHアジア奨学会の奨学生に選ばれたということが、この度の上映会を開催する中でわかり、とてもびっくり!!
順子さんにお会いできてとっても嬉しかったです。
ご両親様とも何年か振りの出会いだったようで、素晴らしい再会の場となりとても感動的でした。

19日に開催された上映会の前には、ご企画くださった小池崇子さんのご自宅を上映前にホームビジットさせていただき、近くの美味しいお蕎麦を小池さんにご馳走いただきました。
スヒョンさんが亡くなられた後、日本語をずっと学んでおられるというお母様のシン・ユンチャンさんによる
日本語でのご挨拶に涙があふれました。

JR新大久保駅での事故から、16年間‥‥
日韓のかけはしになることが夢だったスヒョンさんの意志を受け継ぎ、
どのような時にある時も両国の友好を願い、
スヒョンさんと同じようにかけはしとなる夢を持って来日しているアジアの留学生を
地道に誠実に支援しつづけておられるご両親の姿から、
両国の相互理解を促進していく上で忘れてはいけない大切な視点を学ばせていただいています。
戦後70年以上たっても、
一番近い近隣の国々と信頼関係を築けてないままでいることが、
とても悲しく思える中で…
大国の思惑や国と国の関係性の中で政治的に難しいことがあろうとも、
市民と市民の草の根の交流を通して友好を深め、
心豊かで平和な世界を少しでも広げていくことの大切さを、
ご両親様と新井理事長様、そしてこの度の上映会を企画してくだっさった
小池崇子さん、安部素子さんはじめご協力くださった皆様の姿を通して
改めて深く感じました。

本当にいろいろとありがとうござしました。
心より感謝申しあげます。

次回は、2018年1月26日のスヒョンさんの17年目の命日に来日されるご両親様と共に、ドキュメンタリー映画『かけはし』上映行脚を行う予定でおります。
日本全国での『かけはし』自主上映に向けて、
皆様のご支援・ご協力を何卒宜しくお願い申しあげます。
posted by ぷらっとハッピー日記 at 21:07| 東京 ☀|
映画『かけはし』
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