2024年09月11日
春日部教会にて映画『アオギリにたくして』が上映されました♪
9月8日、春日部教会にて、映画『アオギリにたくして』が上映されました。
大変お世話になっている木村巴画伯が理事をされている創展で
ご一緒に活動されている出口仍康様が
この度の上映会を開催してくださいました。
本日、木村画伯が出口様が送ってくださった
感想文をオフィスに届けてくださいました。
その一部をご紹介させていただきます。
「87才、その時代にいました。心の痛さと感動を受けました」
「原爆被爆者の苦悩がわかり、世界に広めてピカの恐ろしさを分かってもらいたい!」
「平和が一番です。戦争に反対します!」
「この様な映画を積極的に見ようと集まるような人達以外の多くの人に見てほしい!」
「原爆の恐ろしさ、多くの命を奪い、後遺症に苦しむ人々のことを心に刻みました」
「昭和ひとけたの人々の思いを深く深く、感動しました」
「涙が出るほど感激しました!」「平和の大切さが良く伝わりました」
「戦争は絶対ダメです!」「Peace Forever」
「家族のありようも含めて考えさせられました。生きる(生きている)だけで百点!それを伝えたいですね」
春日部教会の皆様、大変お世話になり本当にありがとうございました。
被爆アオギリに託された想いを伝えてくださった木村巴画伯と出口様に心より深く感謝申し上げます。
2024年09月09日
「NHK視点・論点」大久保賢一弁護士「現代に生きる原爆裁判」
9/10早朝、「NHK視点・論点」にて
映画「アオギリにたくして」の映画づくりでも
大変お世話になった大久保賢一弁護士が
「現代に生きる原爆裁判」というテーマで
「原爆裁判」の意義と私たちへの宿題についてお話しされます。
今日の夜中の12時からかと思っていたら
お昼の12時からだった様で・・・(><)
でも!再放送が、10日の早朝4時5分から14分の総合であるようです!!
明日は早起きしなくちゃ。
⏬「NHK視点・論点」の見逃し配信からも視聴できます。
https://www.nhk.jp/p/ts/Y5P47Z7YVW/plus/
そして、「ミューズの里TV」でも以前
大久保賢一弁護士にご出演いただきました。
アメリカと日本のかけはしとして活躍された
ジャーナリストの故北岡和義さんと
コロナ禍ににZoom対談してくださった時の映像も
下記にご紹介させていただきます。
しげ兄さんと共に大久保賢一事務所に
お話を伺いに行ったときの映像も
下記にご紹介させていただきました。
Seeds of Peace!
平和の種を世界へ〜♪
2024年09月05日
映画「アオギリにたくして」自主上映企画募集中〜♪
広島平和記念公園の被爆アオギリの木の下で
修学旅行生や世界の人々に被爆体験を伝え続け
アオギリの語り部と呼ばれた故沼田鈴子さんの
前半生をモデルに企画・製作した映画『アオギリにたくして』
アオギリにたくして公式サイト
https://aogiri-movie.net
2013年に劇場公開し
その後も地道な自主上映活動を続けて参りました。
公開から11年と言う月日が流れましたが
今こそより一層この映画を一人でも多くの方に
観てていただきたいと感じています。
一つ一つの上映会が平和の種まきとなっていくようにと願いながら
心を込めて上映会のサポートをさせていただきます。
お気軽にご相談ください
お問い合わせ先♪ミューズの里
E-mail: info@musevoice.com
また、現在制作中のドキュメンタリー映画「いのちの音色」では
沼田鈴子さんが亡くなる4ヶ月前の映像メッセージと共に、日本全国に広がる被爆アオギリ2世・3世の植樹と平和の種をまく人々を描いています。
コロナやスタッフの病気などでスケジュールが遅れておりますが完成に向けて全力を尽くします。
引き続き皆様のご支援・ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。
2024年09月02日
華厳院にてアオギリ上映&製作者ライブ♪ご感想・YouTube
東京・町田の 華厳院本堂にて、広島平和記念公園の被爆アオギリの木の下で被爆体験を語りづつけアオギリの語り部と呼ばれた被爆者の故沼田鈴子さんの前半生をモデルに製作した映画『アオギリにたくして』が上映されました。上映後には、製作者ミニライブに出演させていただき皆さまに大変お世話になりました。ご来場くださった皆様に心より感謝申し上げます。
そして、なんとも嬉しいお知らせが〜!
副ご住職の矢田様が、これから行われる境内の改修工事が終わった後、被爆アオギリ2世を植樹してくださることになりことになりました。本当にありがとうございます。
華厳院の矢田弘雅副ご住職様、主催してくださった「平和を望む会」代表の木村巴画伯・番井幸子様はじめ、スタッフ・関係者の皆様に大変お世話になり、本当にありがとうございました。
🍀映画『アオギリにたくして』公式サイト
https://aogiri-movie.net
当日の様子の一部が下記YouTubeチャンネル「ミューズの里TV」にアップされました♪
〜感想文の一部をご紹介〜
・戦争の悲惨さを表面的にとらえるものとは違い、人の心の奥深くに突きささるものでした。世界の人全員が、特に世界のリーダーに見てもらいたい。
・被爆者の方々が語り部になるまでに多くの出来事があり、悩み、苦しい思いをされていたのがよく伝わってきました。「アオギリ」の木のことは、初めて聞いた気がします。心に残りました。ライブもあり贅沢な時間となりました。
・「えっ!華厳院で?」と案内をいただいた時はびっくりしました。しかし、み仏様の前で観るのにぴったりの映画でした。命について、人間について…。すばらしい映画でした。この映画に出会えたことは、これからの私の生き方、考え方にも重要な出来事でした。私も心の底から平和を望みます。
・戦争のむごさ、平和の大切さを改めて感じています。夏の暑さを忘れるひとときでした。
・戦後生まれの私は、戦争は二度とあってはならないとなんとなく思っておりましたがl、今日「アオギリにたくして」を見る機会により、一層強く戦争はあってはならないと感じました。生歌とギター演奏、とても素晴らしかったです。
・考えさせられました。とても良かったです。
・私の学生時代のことを、広島県の山奥にいた頃のことを思い出し、考えました。戦争のない世界になったなら…と、子どもの頃に思った事を改めて考えました。戦うよりも話し合いでと思いますが、今もなかなかそうはいきません。せめて関心だけは失わないようにと思います。平和な世の中を、世界を、望むことだけは失わないようにしたいと思います。
・この映画を作って上映してくださりありがとうございます。アオギリのことを知る事ができてよかったです。沼田鈴子さんへ、そして辛くても生きぬいた人々へ、敬意の気持ちでいっぱいです。
・重みのある 説得のある 想像以上でした。
・以前拝見した時とはまた違った感動を覚えました。物語というのは、それを受けとった者の日常や思いの中で 又育ち 立ち上がってくるのかもしれませんね。特にこれは史実にもとづいているので、なおさらです。
・原爆の被爆の細部について、あまりにも知らないことを思い知らされました。こういう人はたくさんいると思います。各所で上映することは大変意味があることと思いました。
・世界のどこであっても戦争はいけません。8月6日の原爆がもたらした負の遺産は、全く癒されていない。到底計り知れないほどの辛さ、身体的にも精神的にも苦労を背負って生きていらしたんだと思います。広島や長崎や沖縄の方々の苦しみを、こういう映画を通してもっと多くの人が知らなくてはならないと強く思いました。いつも何もできないもどかしさを感じながら、せめて皆様の平和の願いのもとに作られた映画を見せていただき考えたいと思います。ありがとうございました。
・広島で学生時代を過ごし、原爆について考えさせられましたが、また今日、戦後80年近くが過ぎ、今の子どもたちはそのような戦争や広島も知らないと言います。このことを伝えていくことは大切なことだと思います。
・戦後79年の夏に、平和を改めて考える映画に出合わせてくれてありがとうございました。広島に綴られた無数の物語は、本当にたくさんあったでしょう。そのことをすっかり忘れていた私に気づいた一日でした。実は私の勤めている中学校にも被爆アオギリがあります。私が勤める前に広島への修学旅行に行っていた経緯があり、そのとき植えられたものだと思いますが、もう雨風でそのメッセージを書いてあった看板もなくなってしまいました。来年、戦後80年の前に看板を復活させ、勤務している中学校の生徒にも伝えていかなくてはと思います。
・2024の今も戦争があることが悲しい限りです。1日も早く戦争が終わることを望んでいます。
・平和は大事ですが、地球の誕生から人々は戦い続けています。なぜなくならないのでしょうか。今も世界のあちこちで戦争で苦しんでいる人が多くいます。このような活動を続けていき、多くの人々が戦争を無くす努力をしなければなりません。
・戦争のない世界を願いたいと、新たな気持ちになりました。
・東日本大震災の後に、広島からおくられた植物の映像(ニュースで)見たことがあります。そのいわれはまったく知らず、今回はじめて知りました。あの原爆の下で生き残った人々も、一人一人が形は違っても、体験、おもいをなさっていたのだなと思います。「あおぎりのように生きる」という言葉が、節子さんの決意が未来へ続いていると思います。
・日本が世界の平和のために大きな役割を果たしていってほしいと思います。
・戦争の愚かさ、原子爆弾の恐ろしさを改めて知らされました。アオギリの芽に生きることの大切さを気づかされた主人公の強さに心から感動を受けました。平和を心より祈ります。
・是非、全国のひとりでも多くの方に見てもらいたい。
・知人に誘われて先入観なしで伺いました。声だかに反戦をうたうのではなく、静かに戦争の悲しさを伝えてくれるとてもいい映画でした。ライブもとても美しい声で癒されました。手話を一緒にすることで仲間の意識が出て楽しかったです。
・本当に 世界の平和を願いたいと思います。
・素晴らしい企画を催していただき、ありがとうございました。止むことのない戦争の報道を見るたび、心がふさぎ、何もできずに ただ日常を過ごす自分に無力感を覚える日々ですが、今回見せていただいた映画をさらに広めていくような取り組みが、きっと大切な種を、大きな平和の木を育ててくれることになるのだろうと強く思いました。私自身も微力ながら、平和の大切さを伝える取り組みをしていきたいと思います。
・私も出来るかぎり、平和の種をまいていきます。
皆様に大変お世話になり本当にありがとうございました。
ご来場くださった皆様に心より感謝申し上げます。
2024年08月20日
キッズ・ゲルニカ in こだいら「アオギリ」に感動!
ご自宅の庭に育つ
被爆アオギリ3世の種を採取し
4世を育てているみさ姉さんが
小平での映画「アオギリにたくして」上映会を訪れ
当日のお写真を送ってくださいました。
心より感謝いたします。
第6回「平和と未来のひろば・小平」(後援:小平市・小平市教育委員会)では、平和を考える様々な催しが連日行われ、その中で映画「アオギリにたくして」も上映されました。
こどもたちが
キッズ・ゲルニカに挑戦♪
テーマは「アオギリ」
素敵な絵が完成していました。
感動です〜!!
非核平和都市宣言をしている
小平市には被爆アオギリ2世が
植樹され大きく育っています。
なんと!アオギリ応援Tシャツを着てくださっているお写真が!!
すごっく嬉しい〜😀🎶
ご来場くださった皆様、主催の「平和と未来のひろば・小平実行委員会」の皆様はじめ関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
2024年08月09日
長崎を最後の戦争被爆地に!
今日は8月9日。
原爆投下から79年となる長崎。
世界が現実的な核の脅威に直面している今、被爆者の方々が伝え続けてきた「長崎を最後の戦争被爆地に!」という言葉が頭の中から離れない。
38年前に渡米の際被爆者の方々から託されたこの言葉にこめられた想いを、ここ数年これほどまでの危機感と共に感じた日々はなかった。
アメリカの学校や教会で上映した記録映画「にんげんをかえせ」の中で、お世話になった被爆者の故 山口仙二さんが
「もしあの時、大人たちが戦争に反対してくれたなら、私たちはこうして焼けずにすんだ…」次世代に戦争や原爆があってはならない。
その思いで仙二さんは、平和活動をされているのだと滲み出るような優しさで話しておられました。
長崎の被爆者・故谷口稜曄さんは、16歳の時に郵便配達の仕事中に原爆の熱線を背中一面にあび、火傷は骨にまで達していました。1年9ヶ月間もの間うつ伏せのまま苦痛に耐えてながら治療を受け、奇跡的に助かった後も痛みと苦しみと戦う日々でした。被爆体験を聞きに伺うと、目の前で上半身の服を脱ぎ捨て、完治することのない傷を晒しながら、核兵器がこの世から消え去るまで安心して死ねないとおっしゃっていました。
自らの生き様を通して伝え続けた被爆者の方々の姿を少しでも伝えていきたい。
そのためには、どうすれば伝わるのだろう?
これまでも、そしてこれからも
模索し続けていきます。
No more Hiroshima!
No more Nagasaki!
No more War!
原爆投下から79年となる長崎。
世界が現実的な核の脅威に直面している今、被爆者の方々が伝え続けてきた「長崎を最後の戦争被爆地に!」という言葉が頭の中から離れない。
38年前に渡米の際被爆者の方々から託されたこの言葉にこめられた想いを、ここ数年これほどまでの危機感と共に感じた日々はなかった。
アメリカの学校や教会で上映した記録映画「にんげんをかえせ」の中で、お世話になった被爆者の故 山口仙二さんが
「もしあの時、大人たちが戦争に反対してくれたなら、私たちはこうして焼けずにすんだ…」次世代に戦争や原爆があってはならない。
その思いで仙二さんは、平和活動をされているのだと滲み出るような優しさで話しておられました。
長崎の被爆者・故谷口稜曄さんは、16歳の時に郵便配達の仕事中に原爆の熱線を背中一面にあび、火傷は骨にまで達していました。1年9ヶ月間もの間うつ伏せのまま苦痛に耐えてながら治療を受け、奇跡的に助かった後も痛みと苦しみと戦う日々でした。被爆体験を聞きに伺うと、目の前で上半身の服を脱ぎ捨て、完治することのない傷を晒しながら、核兵器がこの世から消え去るまで安心して死ねないとおっしゃっていました。
自らの生き様を通して伝え続けた被爆者の方々の姿を少しでも伝えていきたい。
そのためには、どうすれば伝わるのだろう?
これまでも、そしてこれからも
模索し続けていきます。
No more Hiroshima!
No more Nagasaki!
No more War!
2024年08月06日
広島への原爆投下から79年…
今日は、8月6日。
広島への原爆投下から79年…
8時15分に黙祷し
これまでお世話になった被爆者の方々のことを思いながら過ごしました。
先日、ミューズの里に取材に来てくださった朝日新聞の上野創記者が執筆してくださった映画「アオギリにたくして」の記事が、4日に掲載されました。丁寧な取材を重ねながら、限られた文字の一つ一つに思いを込める上野記者の姿に、大切なことを学ばせていただきました。
朝日新聞デジタル
被爆アオギリと語り部の女性めぐる映画 東京・町田の寺で上映会
https://www.asahi.com/articles/ASS8405R3S84UTIL02NM.html
東京・町田の華厳院本堂にて、映画『アオギリにたくして』上映会 &ライブが 8/25(日) 14:00より開催されます(開場13:30)。お世話になっている矢田弘雅副ご住職様、主催の「平和を望む会」代表で画家の木村巴様はじめ関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
今日 8月6日は、ミューズの里の設立記念日でもあります。被爆者の方々の平和を望む深く強い想いを伝えていきたくて、16年前の2008年にミューズの里を設立しました。
原点を忘れないために、8月6日を選んで会社を登記し、その日の夜からピースライブ「私のヒロシマ・ナガサキ」をスタート!後に「いのちの音色」と名付けられたこのライブ活動の中で、アオギリの語り部と呼ばれた被爆者の沼田鈴子さんと再会しました。その後に映画『アオギリにたくして』を企画・製作し、2013年に劇場公開しました。ライブをスタートしてから16年、上映をスタートして11年、平和の種を蒔いていきたいと願いながら活動を続けています。
戦争も核兵器も人間の心がつくり出してきたものであることを思う時、それに勝る平和をつくるためには、より一層自分の心を見つめ、心に平和を描きながら生きていこうと誓ってチャレンジした作品でもありました。
現実を生きていく中では、話し合っても分かり合えないこともあります。火のないところに煙を立てる人もいれば、思いやりと忍耐を持って接しても、仇となって返ってくることもあるでしょう。人の心の中にある欲や怒り、恐れ、恨み、妬みが渦巻くこの世を生きるのは、誰にとっても大変なことです。最も悲しく耐え難く絶望的になるのは、愛や平和や正義の名の下に、傷つけ殺し合うことが正当化されていく時です。
38年前の22歳の時、初めて被爆者の方と出会った時、
核兵器廃絶は理想論ではなく、実際に生き地獄を体験した被爆者の方々が、絶望の果てにたどり着いた現実的な平和への道なのだと感じました。
どうしようもない怒りや憎しみを昇華させ、長い間語れずにいた被爆体験を「自分と同じ苦しい思いを誰にもさせたくない」と語り始めた被爆者の心を伝えていきたいと強く思いました。
「私にとっては毎日が、8月6日なんです」という被爆者の言葉を忘れることができません。365日、日本のどこかで、世界のどこかで、被爆者のメッセージに耳を傾ける場をつくっていきたいという思いから始めたライブや映画上映を、これからも出来るところまで続けていきたいと思います。
コロナ禍やスタッフの病で何度にも渡るスケジュール変更となりましたが、第3作目のドキュメンタリー映画『いのちの音色』は、今年の完成を目指しています。映画『アオギリにたくして』のモデルとなった沼田鈴子さんが亡くなる4ヶ月前のメッセージ映像と共に、被爆アオギリに託された思いが日本全国・世界に広がる様子を描き、来年公開を目指して制作中です。
広島平和記念公園の8月6日の被爆アオギリのお写真と共に
ミューズの里16周年記念に素敵な花束を送ってくださった柏原省治様に心より感謝いたします。
いつも応援してくださっている皆様に改めて心より深く感謝申し上げます。私たちにできる平和づくりの一歩一歩を歩んでまいります。今後ともご支援・ご協力を何卒よろしくお願い致します。
広島への原爆投下から79年…
8時15分に黙祷し
これまでお世話になった被爆者の方々のことを思いながら過ごしました。
先日、ミューズの里に取材に来てくださった朝日新聞の上野創記者が執筆してくださった映画「アオギリにたくして」の記事が、4日に掲載されました。丁寧な取材を重ねながら、限られた文字の一つ一つに思いを込める上野記者の姿に、大切なことを学ばせていただきました。
朝日新聞デジタル
被爆アオギリと語り部の女性めぐる映画 東京・町田の寺で上映会
https://www.asahi.com/articles/ASS8405R3S84UTIL02NM.html
東京・町田の華厳院本堂にて、映画『アオギリにたくして』上映会 &ライブが 8/25(日) 14:00より開催されます(開場13:30)。お世話になっている矢田弘雅副ご住職様、主催の「平和を望む会」代表で画家の木村巴様はじめ関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
今日 8月6日は、ミューズの里の設立記念日でもあります。被爆者の方々の平和を望む深く強い想いを伝えていきたくて、16年前の2008年にミューズの里を設立しました。
原点を忘れないために、8月6日を選んで会社を登記し、その日の夜からピースライブ「私のヒロシマ・ナガサキ」をスタート!後に「いのちの音色」と名付けられたこのライブ活動の中で、アオギリの語り部と呼ばれた被爆者の沼田鈴子さんと再会しました。その後に映画『アオギリにたくして』を企画・製作し、2013年に劇場公開しました。ライブをスタートしてから16年、上映をスタートして11年、平和の種を蒔いていきたいと願いながら活動を続けています。
戦争も核兵器も人間の心がつくり出してきたものであることを思う時、それに勝る平和をつくるためには、より一層自分の心を見つめ、心に平和を描きながら生きていこうと誓ってチャレンジした作品でもありました。
現実を生きていく中では、話し合っても分かり合えないこともあります。火のないところに煙を立てる人もいれば、思いやりと忍耐を持って接しても、仇となって返ってくることもあるでしょう。人の心の中にある欲や怒り、恐れ、恨み、妬みが渦巻くこの世を生きるのは、誰にとっても大変なことです。最も悲しく耐え難く絶望的になるのは、愛や平和や正義の名の下に、傷つけ殺し合うことが正当化されていく時です。
38年前の22歳の時、初めて被爆者の方と出会った時、
核兵器廃絶は理想論ではなく、実際に生き地獄を体験した被爆者の方々が、絶望の果てにたどり着いた現実的な平和への道なのだと感じました。
どうしようもない怒りや憎しみを昇華させ、長い間語れずにいた被爆体験を「自分と同じ苦しい思いを誰にもさせたくない」と語り始めた被爆者の心を伝えていきたいと強く思いました。
「私にとっては毎日が、8月6日なんです」という被爆者の言葉を忘れることができません。365日、日本のどこかで、世界のどこかで、被爆者のメッセージに耳を傾ける場をつくっていきたいという思いから始めたライブや映画上映を、これからも出来るところまで続けていきたいと思います。
コロナ禍やスタッフの病で何度にも渡るスケジュール変更となりましたが、第3作目のドキュメンタリー映画『いのちの音色』は、今年の完成を目指しています。映画『アオギリにたくして』のモデルとなった沼田鈴子さんが亡くなる4ヶ月前のメッセージ映像と共に、被爆アオギリに託された思いが日本全国・世界に広がる様子を描き、来年公開を目指して制作中です。
広島平和記念公園の8月6日の被爆アオギリのお写真と共に
ミューズの里16周年記念に素敵な花束を送ってくださった柏原省治様に心より感謝いたします。
いつも応援してくださっている皆様に改めて心より深く感謝申し上げます。私たちにできる平和づくりの一歩一歩を歩んでまいります。今後ともご支援・ご協力を何卒よろしくお願い致します。
2024年08月02日
8/4 小平市中央公民館にて映画「アオギリにたくして」上映(主催:「平和と未来のひろば・小平」(後援:小平市・小平市教育委員会)
2013年に劇場公開した
初製作の映画『アオギリにたくして』が
小平市中央公民館で開催されている
「平和と未来のひろば・小平」(後援:小平市・小平市教育委員)にて
8月4日に上映されます。
アオギリにたくして公式サイト▶︎ http://aogiri-movie.net
お近くの方は是非〜🎶
2024年08月01日
人生のテーマ曲「ひな鳥へ」
初めてつくった映画『アオギリにたくして』の主題歌・挿入歌や劇中の音楽は、2008年からスタートした歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝えるライブ活動の中で歌い奏でてきた楽曲により構成され、劇中の登場人物の一人一人にそれぞれのテーマ曲を選んで構成されています。
挿入歌「ひな鳥へ」は
私自身にとっての人生のテーマ曲でもあります。
とても小さな活動に光を当てていただき
第一回JASRAC音楽文化賞を受賞させていただいたことは大変励みになりました。
改めて心より深く感謝申し上げます。
JASRAC(日本音楽著作権協会)公式サイト
⏬中村里美・伊藤茂利インタビューURL
https://www.jasrac.or.jp/magazine/interview/22/220704.html
JASRAC音楽文化賞受賞
JASRAC=日本音楽著作権協会の創立75周年を機に、音楽文化の発展に貢献した人や団体を表彰する「JASRAC音楽文化賞」が新たに設けられました。
〜受賞理由〜 本映画では、主題歌や挿入歌など、音楽が被爆者の方の想いを効果的に伝える役割を果たしている。平和の尊さや命の大切さを訴えかけていく取り組みとして、原爆投下から70年になろうとしている今、顕彰する。
⏬YouTubeチャンネル【ミューズの里TV】
映画『アオギリにたくして』挿入歌:「ひな鳥へ」
「ひな鳥へ」
宇宙のゆりかごの中で
目覚めたひな鳥が
巡りゆく季節の中で
時が満ちて巣立ちゆく
自然のリズムに合わせて
翼を広げ
太陽の光を浴びて
自由に大きく羽ばたけ
生きている
ただそれだけで100点満点の
いのちを受け継いで
今を生きて
明日へと伝える
自然が届けるメッセージ
受け取りながら生きてゆく
森の木々が夜風に揺られ
子守唄を歌う
生きている
ただそれだけで100点満点の
いのちを受け継いで
今を生きて
明日へと伝える
☆作詞・作曲・歌:中村里美
☆編曲・ギター:伊藤茂利
☆ピアノ:坂井千浪 ☆ベース:花輪春比古 ☆ドラム:岩瀬立衛
☆製作・著作:cミューズの里
皆様への感謝と共に
歌に込めた想いを胸に
これからもライブ・上映活動を続けてまいります🎶
今後とも、皆様のご支援・ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。
2024年07月25日
アオギリコーヒーはいかがですか〜?
戦時中は、アオギリの実を炒ってコーヒー豆の代用としていたとお聞きし、一度飲んでみたいなぁ〜とずっと思っていました。
先日開催された「アオギリ祭り」に埼玉から駆けつけてくださった堀みさ&よしご夫妻が、アオギリの種をたくさん持ってきてくださり、木村ご夫妻がとっても良い香りのアオギリコーヒーを作ってくださいました。
一体どんなお味なのでしょう〜?
みさ姉「コーヒーっていうのはちょっと違うかな?」
原さん「すごい〜!エキゾチック」
よし兄「薄いココア?」
誰かの声「漢方薬みたい?」
しげ兄「元気になりそう〜な感じ」
などなど、いろんな感想でした。
⏬ミューズの里TV【YouTubeショートより】
アオギリコーヒーに初挑戦!
なにはともあれ
アオギリのパワーをいただきました!!
木村画伯の手作りカレーの後に飲んだアオギリコーヒーは最高でした。
皆様、ありがとうございました!!
第三回アオギリ祭り 皆様に心より感謝致します♪
7月21日、22日の2日間に渡り、薬師ヶ丘自治会館にて「アオギリ祭り」が開催されました。今回で3回目となる「アオギリ祭り」。今年は、新たに昨年木村巴画伯が立ち上げられた「平和を望む会」主催によって開催されました。
「アオギリ祭り」に参加させていただく度に、人と人が繋がり合うことの素晴らしさを感じながら、思いやりの心を大切に力強く生きる人々の姿に感動します。
館内では、地域の方々の素敵なアート作品の展覧会とドキュメンタリー映画「かけはし」(製作:ミューズの里)上映会が開催されました。オフィスの地域の皆様がご鑑賞くださり、映画監督を目指して日本に学びに来ている韓国の方がご来場くださいました。
アート展示会場に飾られていたお花は、ご近所の皆様のお庭に咲いているいろんな花々を集めて生けられています🌱
会場の外では、地域のお母様方による手作りのアクセサリー、陶芸家の長田佳子さんによる植木鉢や湯呑み茶碗、堀ご夫妻による和雑貨や佃煮、笠原さんの採り立て新鮮野菜、主催の「平和を希望する会」の皆様からのエコタワシやリース、そしてミューズの里からは応援グッズの出店をさせていただきました。皆様本当にありがとうございました。
▲陶芸家の長田佳子さんが、昨年のアオギリ祭りで配られていた被爆アオギリ4世の種を発芽させて飾ってくださいました。
また、今年の「アオギリ祭り」には、大分県日田市からも作品が寄せられました。諫元正枝さんによる和紙人形を梶原宜子さんが送ってくださいました。日田市在住で中学・高校で家庭科の教師として勤めた後、日田市議会議員をされていた諫元さんは、89才となる現在も毎週街頭演説を行い、平和と子どもの教育の大切さを訴えておられるそうです。和紙人形の教室を主宰し、本を出版。今年10月に最後の個展を開催予定されています。おばあちゃんと子どもの和紙人形は、語り継ぐをテーマに、映画「アオギリにたくして」のモデルとなった広島の被爆者の沼田鈴子さんをイメージして制作されたそうです。
スタッフのお昼ご飯にと、木村画伯がカレーをつくってくださり、ご近所の木下さんが朝からカツを揚げてくださり、とっても美味しいカツカレー!ご馳走様でした🙏
美味しいカレーの後には、アオギリコーヒー!堀ご夫妻がアオギリの種をたくさん持って来てくださり、木村ご夫妻がアオギリコーヒーを作ってくださいました。その他にも皆様からたくさんの差し入れをいただき心より深く感謝申し上げます。
YouTubeショート「ミューズの里TV」
アオギリコーヒーに初挑戦!
▲会場の入り口には、鉢植えの被爆アオギリ2世と長野県高森町からの被爆アオギリ3世が飾られました。
「アオギリ祭り」の様子を少しでもお伝えできればと、下記の「ミューズの里TV」YouTubeショートURLに動画が掲載されています。是非ご視聴ください。
※YouTubeショート(1分間の短い動画)
YouTubeチャンネル「ミューズの里TV」
🌱アオギリ祭り2024@
🌱アオギリ祭り2024A
🌱アオギリ祭り2024B
🌱アオギリ祭り2024C
🌱アオギリ祭りにて「かけはし」上映!
この日のためにボランティアスタッフとして駆けつけてくれたjijiさん、かっちゃん、少しでも祭りのにぎやかしになればと埼玉から泊まりがけで来てくださり炎天下2日間にわたりお店を出店してくださった堀ご夫妻、ミューズスタッフの佐和ちゃん、ありがとうございました!!
YouTubeショート【ミューズの里TV】
おまけの映像 <アオギリサポーター>
ご来場くださった皆様、主催してくださった「平和を守る会」木村巴代表はじめ皆様、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
アオギリに託された「いのちの大切さ」「平和の尊さ」への想いが、世界に広がっていきますように。
Seeds of Peace🌱
2024年07月24日
2024年07月21日
今日と明日は「第三回アオギリ祭り」
Think Globally, Act Locally!
今日と明日は、「第三回アオギリ祭り」
今年で3回目となる「アオギリ祭り」
東京・町田の野津田町にある薬師ヶ丘自治会館にて開催されます。
地域の皆様のアート作品の展示とともに
ドキュメンタリー映画「かけはし」が上映されます。
主催「平和を望む会」代表の
木村巴画伯からのメッセージ
昨年のアオギリ祭りにミューズの里提供の「アオギリにたくして」の上映会を開催いたしました。今年は「かけはし」を多くの方にご覧いただきたくご案内申し上げます。
2001年1月26日にJR新大久保駅において線路に転落した日本人を助けようとカメラマンの関根史郎さんと韓国人の日本語学校生のイスヒョンさんがホームから飛び降り救助にあたりましたが、帰らぬ人となってしまいました。このニュースは多くの人たちの記憶にあると思います。イスヒョンさんは日本と韓国のかけはしになりたいとの思いで日本語を学んでいらっしゃいました。事故以後、ご両親はきっと日本がお嫌いになったことと思い私の中では遠い記憶となっておりました。ミューズの里さんはこの事故後、ご両親の活動の追跡取材をし映画製作をしました。分断、争いが続く今、国を超えて人は心と心を繋ぐことができる。平和はこのようなことから得られるのではないかと強く思わせてくれる映画でした。この映画は1章、2章からなります。今回は1章をご覧いただき、平和について考えていただけましたら幸いに存じます。
2024年07月17日
文京区「アオギリにたくして」上映会(主催:文京区/会場:文京シビックホール小ホール)
この夏、文京区主催による文の京「区民平和のつどい」にて
映画『アオギリにたくして』上映会を開催していただけることになりました。
心より感謝申し上げます。
映画会『アオギリにたくして』
日時:令和6年7月31日(水曜日)
会場:文京シビックホール小ホール(文京シビックセンター2階)
定員:各回300名(先着順)
昼の部:14時から16時まで(開場:13時30分)
夜の部:18時から20時まで(開場:17時30分)
※事前申込不要で、入場は無料です。
※先着順のご案内となります。
戦災・原爆資料展も開催されています。
日時:7月23日(火曜日)〜7月25日(木曜日)10時〜17時
会場:アートサロン(文京シビックセンター1階)
戦災・原爆に関するパネル、資料の展示及び証言映像等の上映を行います。
※入場無料で、どなたでもご覧いただけます。
※無料です。先着順のご案内となります。
故沼田鈴子さんの命日に毎年続く 柏原省治さんのアオギリウォーク!
アオギリの語り部と呼ばれた広島の被爆者
故沼田鈴子さんの命日の7月12日に
柏原省治さんが続けておられるアオギリウォーク!
毎年この日にお写真を届けてくださり
心より感謝申し上げます。
今年も沼田さんのゆかりの地
平和公園→元逓信病院資料館→牛田墓地
を周られ、平和への想いを発信されています。
これまでにも、何度も訪れる試練の時、
柏原さんがいつも沼田さんのお墓参りに行ってくださり
見守ってくださるようお祈りしてくださいました。
どれほど心が救われてきたことでしょう。
いつかご一緒に
アオギリウォークできる日を楽しみに
日々を乗り越えていきたいと思います。
柏原さんが送ってくださった
命日の被爆アオギリの写真を見ながら
日本全国、海外でも育つ被爆アオギリ2世・3世・4世に想いを馳せ、希望を胸に前に進んでいきます!
本当にありがとうございます。
2024年06月30日
第6回「平和と未来のひろば・小平」 8/4映画「アオギリにたくして」 上映
第6回「平和と未来のひろば・小平」が
小平市中央公民館にて8/2~8/4開催されます
(後援:小平市・小平市教育委員会)
最終日の8月4日、13:30より2Fホールにて
弊社ミューズの里が製作した映画『アオギリにたくして』が上映されます。
主催:2024「平和と未来のひろば・小平」実行委員会
会場:小平市中央公民館 ギャラリー
小平市小川町2-1325/西武多摩湖線「青梅街道」駅 徒歩5分
後援:小平市・小平市教育委員会
連絡先: 080-5479-0875(岡村)
こどもたちが平和をテーマに絵を描く
国際的アートプロジェクト
「キッズゲルニカ」
テーマが「アオギリ」と書かれていて
ぜひ観てみたいです〜!
埼玉で被爆アオギリ3世と4世を育てている
堀ご夫妻も上映会に参加してくださるとのご連絡いただきました。
ありがとうございます!
皆様よろしくお願い申し上げます。
〜その他の上映情報〜
7月21日〜22日【東京・町田】『かけはし』上映
「第3回アオギリ祭り」
主催:平和を望む会
会場:薬師ヶ丘自治会館
TEL:090-7238-6035(木村)
7月27日 【川崎市・宮前区】『アオギリにたくして』上映
主催:2024 宮前区原爆と平和展 実行委員会
会場:宮前市民館第4会議室
TEL:044-865-7637(今川)
7月31日【東京・文京区】『アオギリにたくして』上映
会場:文京シビックホール(小ホール)
8月4日 【東京・小平】『アオギリにたくして』上映
主催:2024「平和と未来のひろば・小平」実行委員会
会場:小平市中央公民館 2Fホール
後援:小平市・小平市教育委員会
連絡先: 080-5479-0875(岡村)
8月25日【東京・町田】『アオギリにたくして』上映+中村里美&伊藤茂利ミニライブ
主催:平和を望む会
会場:華厳院(本堂)
問合せ:090-7238-6035(代表・木村)
9月8日【埼玉県・春日部】『アオギリにたくして』上映
主催:春日部教会
9月24日【神奈川・柿生】『アオギリにたくして』上映
主催:チエネット
会場:柿生市民館(視聴覚室)
2024年06月13日
JASRAC 公式HP 「中村里美・伊藤茂利インタビュー」
JASRAC(日本音楽著作権協会)のご担当者様よりご連絡いただき、H Pリニューアルに伴って中村里美・伊藤茂利インタビュー掲載頁のURLが下記に変わりました。
JASRAC公式HP
中村里美・伊藤茂利インタビュー URL
https://www.jasrac.or.jp/magazine/interview/22/220704.html
JASRAC音楽文化賞は、売上や利用実績などの数字には表れない地道な活動を行っている個人・団体・作品等に光をあて、音楽文化の発展に寄与した功績を称え顕彰するために2014年11月に創設されました。
私にとって初めての映画づくりだった『アオギリにたくして』が、第一回JASRAC音楽文化賞を受賞しました(2014年11月)。こんなに小さくて宣伝力もなく、ほとんど私のブログやSNSなどでしか発信できていない映画を知っていてくださり、 とても不思議な思いと共に感謝でいっぱいでした。
必死な毎日の続く映画制作と上映活動。その中で、第一回目のJASRAC音楽文化賞を受賞させていただき、どれほど励みとなったことでしょう。改めて心より深く感謝申し上げます。
2008年からスタートした歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝えるライブ活動は、被爆者の方々との出会いやヒロシマ・ナガサキを世界に伝える活動の中で体験し感じたことを音に託してきました。映画『アオギリにたくして』の中には、これまで歌い継いできた歌やメロディーがたくさん流れています。
映画制作のプロセスは、今も心の傷が癒えないほど大変なことの連続でした。必死に走り回りながら形にしていった日々の中、幾多の困難を乗り越えて立ち向かうことができたのは、きっと体の中にいつも音が流れていたからだと思います。歌が生まれる瞬間の感覚がずっと生き続けていて、その感覚によって動かされ、純粋でいられた。そして守られきたのだと思います。歌なくして、映画は生まれなかった。だから、映画の賞ではないけれど、JASRAC音楽文化賞を受賞できたことはとても嬉しいことでした。
心の音色が歌詞となり、メロディーとなり、歌が生まれていきます。
これからも体から湧き上がり流れ続ける「いのちの音色」と共に生きていきたいと思います。
改めて皆様に心より深く感謝いたします。
本当にありがとうございました。
今年もアオギリ祭りが開催されます〜!
2024年この夏も、東京・町田の薬師ヶ丘自治会館にて
「平和を望む会」代表の木村巴画伯の主催による
第三回『アオギリ祭り』が開催されます。
地域の皆様のアート作品の展示と共に
2作目のプロデュース作品(2017年公開 c︎ミューズの里)
ドキュメンタリー映画『かけはし』第一章が上映されます。
皆様に心より深く感謝申し上げます。
🍀第三回アオギリ祭り【東京・町田】
2024年7月21日(日)
・作品展示 13:00~18:00
・映画『かけはし』上映 19:00~19:50
2024年7月22日(月)
・映画『かけはし』上映 11:00~11:50
・作品展示 12:00~16:00
◆会場:薬師ヶ丘自治会館にて
◆主催:平和を望む会(代表:木村巴)
TEL: 090-7238-6035 E-mail: tonmon_k_mikazuki@icloud.com
※当日は、映画『かけはし』企画・製作者の中村里美と音楽監督の伊藤茂利、ミューズの里の石塚佐和子と共に、みさ姉、かっちゃん、jijiさんもボランティアス参加してお手伝いしてくださる予定です。皆様大変ありがとうございます。よろしくお願い申し上げます。
そして、この夏はさらに木村画伯がお声がけくださり
東京・町田の華厳院の本堂にて、アオギリ上映&ライブが開始されることになりました。
🍀映画『アオギリにたくして』上映 + 中村里美&伊藤茂利ミニライブ
日時:2024年8月25日(日)
・開場時間:13:30/開演:14:00〜17:00
会場:華厳院(本堂) 町田市野津田町608
交通:JR・小田急町田駅または小田急鶴川駅より神奈川中央交通バス乗車。バス停「野津田車庫」にて下車、徒歩3分。
駐車場:華厳院境内15台、華厳院墓地30台
参加費:一般当日1000円/予約800円/学生当日800円/小学生無料
主催・予約「平和を望む会」代表:木村巴
TEL: 090-7238-6035 E-mail: tonmon_k_mikazuki@icloud.com
その他、兵庫県の中学校6校にてこの夏巡回上映が行われる予定です。
また、福岡、東京・埼玉などでも上映されます。
6月21日・福岡の日佐公民館(主催:Foo)
7月31日・文京シビック小ホール(主催:文京区)
8月4日・小平市中央公民館(主催「平和と未来のひろば・小平実行委員会」)
などでも、第一回JASRAC音楽文化賞を受賞した
映画『アオギリにたくして』 が上映され、その他にも現在ご検討いただいています。
アオギリ&かけはし上映やライブ活動をご支援くださっている皆様に
改めて心より感謝申し上げます。
ミューズの里を設立した日の夜にスタートした「いのちの音色」公演から今年で16年を迎えます。
初めてつくった劇映画『アオギリにたくして』完成から11年目。
2作目のドキュメンタリー映画『かけはし』完成から7年。
どの作品も、歳月が経っても色あせることなく
今こそ、もっともっと伝えなくてはと
心から感じています。
第3作目となるドキュメンタリー映画『いのちの音色』は、アオギリの語り部と呼ばれ映画『アオギリにたくして』のモデルともなった生前の沼田鈴子さんの映像と共に、「平和の尊さ」「いのちの大切さ」への想いをたくして日本全国・世界に被爆アオギリ2世・3世の植樹が広がる様子を描いていきます。今年秋の完成、来年の公開を目指しています。
ミューズの里スタッフ一同全力を尽くします!!
どうぞ今後とも、皆様のご支援・ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。
2024年05月12日
草むしりと畑作り!しげ兄さんも元気に〜🎶
梅雨が来る前に!蚊がたくさん出てくる前に!
日の出と共に起きて日の入りまで
ゴールデンウィークは、お借りしているオフィスの草むしり。
「日頃から少しずつ楽しみながらやればいいのに〜」
と、草むしりが大好きだった亡き母の声が聞こえてくるかのようです。
草が地上に現れるまでに、地中の中で様々な根と根の攻防が繰り返されています。根っこの凄さを思い知らされながらの草むしり。
「もぉ〜ダメだ〜」意識朦朧としながら体力の限界を感じ、ふと顔を上にあげると、お隣の方が「手伝いましょうか?」と優しく声をかけてくださり、なんとありがたいことでしょう。私の10倍速いスピードで!パパっと仕上げてくださり、本当に救われる思いでした。ありがたく、感謝の思いでいっぱいです。
健康を気遣ってくださり、ミューズの里の玄関前に畑からの採りたての新鮮野菜をいつも届けてくださる自治会の元会長の大木さんが、「庭に畑を作ったら?」と声をかけてくださり、虫除けになるからとハーブ(カモミール)の苗をいただきました。
一緒に移動できる犬や猫と違って、畑作りは同じ場所で朝夕毎日水やりをして見守り世話しないといけないので、これまではやらずにいました。いつ地方出張が入るかわからないし、映画の制作や上映やライブなどが入ると、庭などを見る余裕のない日々に突入するからです。
昨年末にしげ兄さんのがんの再発があり、抗がん剤治療中は遠出はせずに関東エリアでの仕事をしていくこともあり、「新鮮な野菜を自分で採って食べたら、きっと元気になるよねぇ〜」と、大木さんとお話ししているうちに、みんなで一緒に野菜作りを始めることになりました。
「私の夢は、ダーチャを広めることなのよ」と、目をキラキラさせて楽しそうに語る大木さんの魅力に惹かれて大木師匠と共にレッツ チャレンジ!!
まずは無理せず少しずつ、大木師匠が作ってくださった畑スペースにトマト・ししとう ・なす・ピーマン・ネギを植えました。大木師匠に苺の苗をいただいてしげ兄さんも毎日一粒づつ食べています。
そんな日々の中、日頃の運動不足がたたって足腰を少々痛め、階段から落ちて転んだ際に掴んだ釘で手のひらを深く切り、あちこち打撲と捻挫で痛むので、動かずに自分で治していたら手のひらが化膿し始め、仕方なくお医者さんに行っている間に、赤くなりかけてた苺が鳥に狙われ気がついたら全部無くなっていました。
土壌によって育つ作物が違ったり、相性の悪い野菜を並べて植えると実りが悪くなったり…ちょっと土や作物と触れ合うだけで、いろんな気づきがあります。人間社会の中で起きることと重ね合わせてみたりしながら、俯瞰したり違う角度から見てみることで発見や気づきがあり、面白い!
しげ兄さんが病院から戻ると、ミューズの里のドアに、木村巴画伯から素敵なお花が!
お庭に咲いている花々と野原の草花が調和してハーモニーを奏でている木村巴画伯のフラワーアレンジメントは、ともすれば雑草としてしか感じたことのない草や花が素敵にコーディネイトされていて、いつもハッとさせられます。
名前も知らずにいた雑草がこんなにも可愛いなんて〜🎶
と気づかされ、感動をいただいています。
今日一日を一生懸命生きて、目の前の仕事をこなすことだけで精一杯の毎日の中、ご近所の方々や応援してくださる皆様に助けていただきながら今を生きています。
お陰様でしげ兄さんは元気です!
先日の5月3日の憲法記念日はしげ兄さんのお誕生日でした。ミューズスタッフの佐和ちゃんと妹のよっちさんと共にお祝いしました。
4月から、三度目となる抗がん剤治療の第一回目がスタートし、当初は辛い副作用が出ておりましたがお陰様で回復し、昨日開催された主治医の勝俣先生のメディカルライブに元気に楽しく出演することができました。
2人に1人ががんになると言われている時代‥‥
がんという病気になることで、新たに生まれる様々な状況や局面を一つ一つを乗り越えながら、命と向き合いながら生きる中で、しげ兄も周りで見守る私たちも、いろんな気づきを得ています。
病気と限らず、人生の中で誰もが心が折れてしまいそうな時があると思います。
落ち込んだり、弱音を吐きながらも
支え合い、助け合う繋がりの中で生まれる生きる希望が
病気さえも克服していく力となっていくことを強く感じながら
しげ兄さんを応援してくださっている皆様に改めて心より深く感謝致します。
※現在制作中のドキュメンタリー映画「いのちの音色」は、しげ兄さんの病状を見守りながら、今年中にご支援いただいた皆様に観ていただけるように全力を尽くしてまいりたいと存じます。劇場公開に向けてはさらに資金もかかるため、来年になるかもしれませんがスケジュールが分かり次第告知させていただきます。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
2024年05月10日
故前田智子さんを偲びながら…
「人生で初めて闘わないことを選択しました」
昨年8月、長い間 癌の治療を続けながらも精力的に仕事をされていた前田智子さんから突然のメール‥‥。
肝臓、肺、皮下、リンパなど、全身のありとあらゆるところに遠隔転移が見つかり、もう使える薬もないので、これからは積極的治療は一切行わずに家で訪問医療と看護を受けながら、犬猫たちに囲まれて過ごす選択をされたことが書かれていました。
その2カ月後‥‥
前田さんが亡くなられた知らせを受けました。
前田智子さんは、公益社団法人静岡県聴覚障害者協会で事務局次長をされながら手話通訳士としても活躍されていました。
弊社のしげ兄さん(伊藤)が癌の告知を受けた時、ご自身のことのようにいつも心配してくださり、セカンドオピニンを強くすすめてくだいました。現在しげ兄の主治医をしてくださっている腫瘍内科医の勝俣範之先生をご紹介くださったのも前田さんでした。初診の際には付き添ってくださり、いつも気にかけてくださいました。
2017年3月3日に開催された静岡県内の聴覚障がい者の方々の集いでは、初プロデュース製作した映画「アオギリにたくして」上映の機会をつくってくださり、コロナ禍には弊社のオンライン上映でご出演くださいました。
前田さんは、旧優生保護法(1948年〜1996年)の下で不妊手術を強制された障がい者の方々が国に損害賠償を求めた一連の訴訟で、全国組織の事務局員としても忙しい毎日を送られていました。旧優生保護法のろう者の原告による静岡での訴訟を支援しながら、国を相手に裁判で闘っていました。前田さんが原告に「裁判に訴える権利がある」と話したことから裁判で証人尋問を受けるなど、かなり厳しい抗がん剤治療を受けながらも仕事や様々な活動を精力的に行っておられました。
静岡地裁から「“憲法に違反” 国に賠償命じる」と判決が出た後も
「国は絶対控訴するから、戦いはまだまだ続きます」
とおっしゃりながら、ご講演のため日本列島を縦断する新幹線の中から、何度もメールをいただきました。
その数か月後
昨年10月の突然の訃報…
がんの闘病生活を送りながらも
最後まで自らに課した使命を果たそうとされていた前田さんの姿を忘れることができません。
日本弁護士連合会
旧優生保護法下において実施された優生手術等に関する全面的な被害回復の措置を求める決議
https://www.nichibenren.or.jp/document/civil_liberties/year/2022/2022_3.html
2023年12月5日 NHK
旧優生保護法で不妊手術強制 静岡県の女性の2審始まる
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231205/k10014278831000.html
2024年2月14日 東京新聞
旧優生保護法の国賠訴訟、5月29日に最高裁弁論、夏にも判断、統一判断へ
https://www.tokyo-np.co.jp/article/309250
と記事が掲載されていました。
今なお存在する障がい者差別。
優生思想を根付かせる根源ともなった旧優生保護法の問題が解決され
被害者の尊厳を回復する最高裁判決を心より願っています。
前田智子さんの訃報に悲しみが癒えない中、昨年末、しげ兄のがんの再発の疑いが告げられ、言葉にならない大きなショックが体を襲いました。心と体が回復するまでに時間を要しましたが、前田さんが天国から「しげ兄、大丈夫!まだまだ生きてやるべきことがたくさんあるよ!」と見守ってくれています。先月から抗がん剤治療も始まり、少し時間を要しましたが、本人も周りも乗り越えていく気力が蘇えり、お陰様で元気にしています。まだまだこれからが人生だと思っています!
差別のない、人間としての尊厳が守られる社会が実現していきますように。
前田さんへの感謝を胸に
私たちも命ある限り前に向かっていきます。
2024年04月15日
映画「ヒロシマへの誓い」 一人でも多くの方に観ていただきたい映画です!
先月3月23日、サーロー節子さんのドキュメンタリー映画「ヒロシマへの誓い」が八王子で上映されました。以前から観たいと思いながら、なかなか機会がなかったのですが、初めて鑑賞させていただき大変感動いたしました。
初プロデュース映画「AOGIRI〜アオギリにたくして〜」の米国初上映で2016年に渡米した際、初日にホームステイさせていただいたブルックリンのキャサリンさんは、サーロー節子さんと共に活動されている方でした。キャサリンさんからサーローさんをお電話でご紹介いただき、弊社のアオギリの映画のモデルとなった被爆者の沼田鈴子さんがカナダ在住のサーローさん宅を訪れていたことを初めて知りました。
そしてこの度、映画を観て何より驚いたのは、その時にホームステイさせていただいていたキャサリンさんが、映画「ヒロシマへの誓い」にもご出演されていたことです!!
この映画「ヒロシマへの誓い」が撮影されていた頃、特に2017年から今日に至るまで、スタッフの病気やコロナ禍などが相次ぎ、弊社ミューズの里にとっては先行きの見えない大変な日々がこれまでずっと続いてきました。大きな世の中の流れに目を向ける余裕が全くない中ではありましたが、せめて自分たちに出来る小さな平和への種まきを精一杯していこうと1日1日を過ごしていますが、ドキュメンタリー映画「ヒロシマの誓い」を鑑賞させていただき、核兵器のない世界に向けての世界の取り組みを知ることができました。また、サーローさんやキャサリンさん、そしてスティーブン・リーパーさんとも映画の中で再会し!この間の皆様の素晴らしい活動を知ることができて、心から感動と感謝でいっぱいです。
映画の中で描かれているサーロー節子さんをはじめ皆様の姿を拝見しながら、これまでずっと核兵器なき世界の実現に向けて人生をかけて命がけで語り継いでこられたヒロシマ・ナガサキのたくさんの被爆者の方々のことが思い出され、何度も涙が溢れました。一人でも多くの方々に観ていただきたい素晴らしい作品です。
映画「ヒロシマの誓い」上映後には、中村里美&伊藤茂利ピースライブで出演させていただきました。皆様、ありがとうございました。
ラストの歌では、この度の上映会をご企画されたお一人である被爆者の上田紘治さんの奥様の上田則子様が手話でご参加くださり、会場の皆さまと一緒に「平和を」を歌いました。
ご来場くださった皆さま、実行委員会の皆さまに心より感謝申し上げます。
2024年03月18日
38年ぶり。16mmプロジェクターの映像で鑑賞する「にんげんをかえせ」
アオギリの語り部と呼ばれた沼田鈴子さんが被爆体験を語り始めるきっかけとなった原爆映画『にんげんをかえせ』上映&トークが、西東京市ひばりが丘公民館で上映されました。
16mmプロジェクターで上映される『にんげんをかえせ』(20分)を見たのは、38年ぶりのことでした。
上映後のトークでは、哲学者で平和学者のレイスロップ教授ご夫妻と北浦葉子さんが始めた草の根の日米協力民間プロジェクト「ネバー・アゲイン・キャンペーン」第一期生としてこの映画を持参して単身渡米し、アラスカ ・オレゴン・ネバダ・オハイオ・ニューヨークなどで約1年間の上映活動をさせていただいた22歳の時の体験についてを中心にお話しさせていただきました。
渡米前の38年前、被爆体験を聞かせてくださった映画『にんげんをかえせ』に出演されている被爆者の方々は、すでにお亡くなりになっています。
あの頃のことが、リアルに思い出され…
自分でもなぜ泣いているのかよくわからないけれど、お話ししながら涙が流れ出はじめ、なかなか止まらなくなってしまいました。
アオギリの語り部と呼ばれた広島の被爆者 沼田鈴子さんの前半生をモデルに、2013年に初プロデュース映画「アオギリにたくして」を製作しましたが、その沼田さんが体験を語り始めるきっかけとなったのが10フィート運動で生まれたこの映画「にんげんをかえせ」でした。
※10フィート運動
米国立公文書館に死蔵されていた85,000フィートに及ぶ「原爆の効果を測定するために撮影された米軍記録映像」を、1980年代に一人10フィート分(約3000円)の募金を集め買い戻した草の根運動。買い戻された記録映像は再編集され、「にんげんをかえせ」「予言」「歴史」3部作として上映された。
沼田鈴子さん(享年87歳)は、結婚式を3日後に控えた22歳で被爆し、麻酔薬もないまま左脚を切断しました。
映画「にんげんをかえせ」の中に映し出される原爆投下後の映像の中に、左足を切断した後の沼田さんの大腿部の傷口の映像があります。
その映像の中で、沼田鈴子さんが着ておられた着物は、結婚式のためにお母様が大切にしまっておられたものでした。
米軍が記録した映像を初めて見たときの沼田鈴子さんの気持ちを思いながら…
その後ずっと語れずにいた年月を経て語り部となり、最後まで平和の種をまき続けた沼田さんの姿を思い起こしながら…
生涯ずっと、この映画を全世界の人々に見ていただくために、そのために一生をついやしても意味があると感じながら、上映行脚をしていた22歳の頃…。初めて被爆者の方にお会いした時のことなど様々な思い出がよみがえり、何もできていない自分自身が悲しくもあり… 涙が溢れてしまったのかもしれません。
上映とトークの後には、共に映画づくりをしているギタリストの伊藤茂利さんもきてくださり、「ネバーアゲイン」「平和を」の2曲を歌い演奏させていただきました。
福島出身で早稲田大学院生の平野叶大さんによる「住民パワーによる原水禁署名運動の誕生」のお話も大変勉強になりました。平野さんは、原発事故や公害など生活を脅かす様々な環境問題、及びそうした問題に直面した住民の、不条理への対抗としての学習や運動の展開過程に関心を持ち、卒業論文では足尾銅山鉱毒事件と旧谷中村のあった渡良瀬遊水地の歴史について、大学院では東京都杉並区で展開された原水爆禁止署名運動の展開と背景にあって公民館での学習活動の記録分析研究をされています。これからの未来をつくる若い平野さんの存在に希望を感じながら、お会いできて大変嬉しかったです。
会場には、広島平和記念資料館主催の「次世代と描く原爆の絵プロジェクト」にて、被爆者の方から体験を聞いた広島の高校生が描いた原爆の絵の中から、原水爆禁止西東京協議会の皆さんが複製画にされたものが展示されていました。若い世代が被爆者の方々の思いをこうして受け継いで取り組んでおられる素晴らしさに感動いたしました。
ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。この度の上映会を企画してくださった西東京市「ひばりが丘公民館」の鈴木様はじめ皆様に心より深く感謝致します。
自分にとっての原点を今一度見つめ直す大切な時間となりました。
2024年03月10日
ひばりが丘公民館「にんげんをかえせ」上映とトーク
西東京市の「ひばりが丘公民館」集会室にて、
ドキュメンタリー映画「にんげんをかえせ」上映後に
お話しさせていただきます(3月16日)
38年前、平和学のレイスロップ教授ご夫妻と教師の北浦葉子さんが提唱した
ネバーアゲインキャンペーン第一期生として約1年間単身渡米し
アラスカ ・オレゴン・オハイオ・ネバダ・ニューヨークなどの
学校や教会などで、日本文化紹介と共に「にんげんをかえせ 」などの
原爆映画を上映する体験をさせていただきました。
1年間に約280回のプレゼンテーションの中で
16ミリ映写機のスイッチを押すたび
何度観ても、心が震え体中が緊張しました。
アンカレジのある高校では
「にんげんをかえせ」上映に向けて
歴史の先生によって意見が異なったため
親の許可書を得た上で
この映画を是非上映したいと思う先生の授業でだけ
上映することになりました。
「にんげんをかえせ」を観た生徒が
まだ観ていない生徒たちに
「絶対にこの映画を見なくちゃダメだよ」
と声をかけ、先生を説得して見にきてくれたり
その後も先生に許可を得て手伝ってくれました。
中学生以上は「にんげんをかえせ」を
小学生は「ピカドン」というアニメを上映することになっていたのですが、
ある時、アラスカ の北極圏に近いフェアバンクスという街の
5年生の担任の先生から次のようなお言葉をいただきました。
「このクラスでは、これまでたくさんの平和学習をしてきました。
生徒たちはしっかりと「にんげんをかえせ」を受け止めることができるはずです。
日頃からこどもたちは、どれほど残虐で酷い映像をテレビやゲーム、映画などで見ていることでしょう。
ヒロシマ・ナガサキで起きたことは事実なのです。私たちはしっかりとそれを受け止めて考えていくべきことなのです」
私はドキドキしながら
5年生に「にんげんをかえせ」を上映しました。
上映後、こどもたち一人一人が平和をつくるために
折り鶴をつくったり
被爆者のメッセージを友達に伝えたり
図書館でヒロシマ ・ナガサキの本を読み始め
大統領に手紙を書いたりなど
自分にできることを考えて実行していく姿に
たくさんの勇気と希望をもらいました。
13年前に初めて製作した映画「アオギリにたくして」は
「にんげんをかえせ」の中で証言されている
被爆者の沼田鈴子さんをモデルに描いた劇映画ですが
この映画も、あの体験なしに生まれることはありませんでした。
いろんなことが思い出されます。
3月16日、久しぶりに「ひばりが丘公民館」にて
映画「にんげんをかえせ」を鑑賞させていただき
その後、お話しさせていただきます。
早稲田大学院政の平野叶大さんのお話もとっても楽しみです。
皆様、宜しくお願い申し上げます。
2024年02月27日
「アオギリ」「かけはし」上映企画を募集中〜!
2013年劇場公開した初プロデュース映画『アオギリにたくして』と第二作目として2017年劇場公開した映画『かけはし』ですが、2作品ともに「今こそもっと!この映画を多くの人に伝えてほしい!」という皆様からの言葉に励まされながら、今年も上映活動に力を入れていきます。
皆様の街で上映しませんか〜? ご支援・ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。
上映を希望される方は
お気軽にミューズの里まで
ご連絡ください。
E-mail: info@musevoice.com
映画「アオギリにたくして」公式HP
https://aogiri-movie.net
映画「かけはし」公式HP
https://kakehashi-movie.net
この夏は、自社製作による映画としては、第3作目となるドキュメンタリー映画『いのちの音色』の公開に向けて、現在制作中です。
引き続き皆様のご支援・ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。
2023年11月23日
アオギリ上映の感想(福岡市野芥校区人権尊重推進協議会)
福岡県の「福岡市野芥校区人権尊重推進協議会」様の主催によるアオギリ上映会が開催され、ご感想をお寄せくださいました。
皆様のご感想を拝読させていただきながら
次へと向かう希望と勇気をいただいております。
この度は大変お世話になり、心より感謝申し上げます。
いただいたご感想を下記にご紹介させていただきます。
平和を考える映画会「アオギリにたくして」
〜感想〜
【60才代】
・アオギリの木と節子さんの厳しい人生が重なって、ますます世界の平和が一番大切だと、みながそれに向かって努力していかなければと思いました。
・色々な感情がまざりあって言葉に出来ません。しかし、最近人々とのまじわりがうすくなっているのかあと思っています。せっかく日本では戦いがなくやってゆけているので、これを続けてどうにかどうにかこれいじょうの幸福な国になって欲しいです。今の私達が頑張るしかありませんね。次世代の方々にも伝えてゆきますね。
・原爆で体も心も傷つけられ、さらに被爆したことでいわれのない差別を受けるというのは、どう考えてもおかしなことです。しかしそれが現実だったのだと思うと、とても悲しい気持ちになります。被爆者差別がある中で、節子さんのように被爆体験を語ることはとても勇気のいる行動だったと思います。そうした方々の思いを受け止めていかなければと思いました。
・原爆は悲惨である。田中節子さんの人生に涙が出た。
【70才代】
・何度か広島に行きましたが、次に行く時はアオギリを見たいです。日本もずーと戦後でいたいです。
・私の父が長崎で原爆にあっていますが、私や弟にもほとんで何も言わずに亡くなりました。何を言ってもわからないだろうと言っていました。70代の私でさえ何も知らないのですから、ゲームの世界のような戦いが起きている若い方々に見ていただきたい映画だと思いました。子どもに対しての被爆した親の心情もよくわかりました。
・原爆投下により多くの人の人生が大きく変わってしまう。戦争がいかにいけないか 今戦争で苦しんでいる小さな子どもや老人 早く一日も平和な日が来ますように願っています。
・人間の命の尊さというものを、映画というものを通して感じられて泣きました。どうしていいのか分からなくて、ただ映画の中に入っていってしまった。
・映画を見て、原爆のことは知っているつもりでしたが…。知ることの大切さ、伝えることの大事さを思いました。この機会を作って上映して下さって良かったです。ありがとうございました。
・原爆というものを表面だけで理解していました。もっと深く見続けなければいけなかった事だったと反省しています。いろいろな人たちに見てもらいたい映画です。
・戦争の悲惨さ、人間の愚かさ、毎日テレビに写される戦争、逃げ惑う子どもや人々、語り継ぐことの大切を思いながら、今起きている戦争はどうなっていくのだろうと考えても仕方がない事でしょうか。
・1冊の本と本の作者が産もうとする子どもが一線になっているのが素晴らしい。
・素晴らしい映画でした。いろいろの差別の中で心が折れながら、前向きに生きる姿に感激しました。平和について改めて考えさせられた時間でした。
・今世界は戦争のニュースばかりで、日本は平和だなと思っていますが、かつて日本も戦争体験し平和のありがたさを映画を見て思いました。
【80才代】
・「アオギリ」の意味を理解できた。広島の苦労、国の対応、イスラエルなど考えました。
【年齢未記入】
・今日は良い映画を見せていただきありがとうございます。あらためて戦争をなくさなくてはいけないと思いました。今私達は昔のことを忘れて暮らしています。時々このような映画を見せて頂いて生き方を考えるようにしたいと思います。
・若い人達は戦争を知らないので、見せるべきです。
2023年11月22日
木祖村の主催による中学校上映!心より感謝申し上げます。
長野県では、いつも応援してくださっている小椋シガ子さんが被爆アオギリに託された「いのちの大切さ」と「平和の尊さ」への思いを伝えてくださっています。これまでに南木曽、高森、木曽などでアオギリ上映会も行われました。
そしてこの度、木祖村の主催により木祖中学校での人権研修を兼ねた映画鑑賞が10月16日に行われました。木祖村教育委員会の皆様、木祖中学校の先生方、木祖村の皆様に心より感謝申し上げます。
上映会に向けてご尽力くださった深澤衿子様に改めて心より感謝申し上げます。これからの未来を担う若者たちにアオギリに託された思いを届けていただき、本当にありがとうございました。
上映会に向けて、元京都橘大学教授で原爆の図丸木美術館の理事長をされていた小寺隆幸先生が育てておられる被爆アオギリ3世の苗をお送りさせていただきました。小寺隆幸先生は、アオギリの語り部と呼ばれた被爆者の故沼田鈴子さんから託された被爆アオギリの種をご自宅での庭で育て、今では大木になっています。その2世のアオギリの木の種から発芽した3世の苗です。小寺ご夫妻にも大変お世話になり心より感謝申し上げます。
念願の長野での学校上映を実現させてくださった皆様に心より深く感謝申し上げます。次世代を担うこどもたちの幸せを祈りながら、これからもアオギリに託された思いを伝えていきたいと思います。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。本当にありがとうございました。
2023年11月13日
NHK時論公論「原爆裁判」60年 現代への教訓
NHK時論公論で放映された
「原爆裁判」60年 現代への教訓
清永聡解説委員による読み応えのある解説記事がネットにアップされていました。
▼NHK 解説員室
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/486425.html
この番組をつくる上で、日本反核法律家協会会長で弁護士の大久保賢一先生もご協力され紹介されています。大久保賢一先生は、「アオギリにたくして」制作委員会にもお名前を連ねてくださり、浮輪寮でのアオギリ祭りやコロナ禍のZoom上映会にもゲスト出演してくださり、大変お世話になっています。大切な内容なのでシェアさせていただきました。
2023年11月03日
ミューズの里TV:「平和を望む会」木村巴画伯のご挨拶と被爆アオギリ3世/手話歌「平和を」
木村巴画伯が立ち上げた「平和を望む会」の初イベントが
鶴川市民センターホールで開催されました(2023.10.28)
番井幸子さんが司会を務められ
木村巴画伯のご挨拶の後
映画「アオギリにたくして」が上映されました。
上映後、映画の製作者でプロデューサーの
中村里美&伊藤茂利ライブが行われ
最後にイベントを共につくった皆さんが舞台に出演され
手話歌「平和を」にチャレンジ🎶
この会を主催された皆様と
ご参加くださった皆様の
優しさと思いやり、平和への想いが広がる
ステキなイベントとなりました。
ご来場くださった皆様
主催してくださった皆様に
心より感謝申し上げます。
会場の入り口には
木村画伯が被爆アオギリ3世の
種のついた萼でつくった
フラワーアレンジメントの作品が飾られました。
被爆アオギリ3世を育てたい方に
「いのちの大切さ」「平和の尊さ」を託して
3世の種がプレゼントされました。
この被爆アオギリ3世の種は
元京都橘大学教授で鶴川在住の
小寺隆幸先生からいただいたものです。
小寺先生は、数学教員として
今も教壇に立たれています。
原爆の図丸木美術館でもかつて理事長を務められ
チェルノブイリ子ども基金共同代表として
長年核被害の深刻さを伝えておられます。
33年前、小寺先生は広島の被爆者・沼田鈴子さんから
広島平和記念公園の被爆アオギリの種を託されました。
今ではご自宅の屋根の高さを越えるほど
大きく成長して毎年花を咲かせています。
その被爆アオギリ2世の大木から採れた
3世の種をこの度のイベントの開催に向けて
プレゼントしてくださいました。
心より感謝申し上げます。
平和の種をまく
「平和を望む会」の活動が
これからも広がっていくよう
心より祈っています。
この度は、大変ありがとうございました。
ミューズの里スタッフ一同心より感謝申し上げます。
当日の様子が、YouTubeチャンネル「ミューズの里」TVにアップされました。
是非ご視聴ください🎶
▲平和を望む会 木村巴代表のご挨拶と被爆アオギリ3世の種
▲みんなで一緒に、手話歌「平和を」
主催:平和を望む会
ご挨拶:木村巴(代表)
司会:番井幸子
撮影&編集:中村里美・伊藤茂利
制作:c︎ミューズの里
撮影日:2023年10月28日
Seeds of Hope & Peace🌱
2023年10月28日
小寺隆幸先生のお庭で育つ被爆アオギリ2世
昨日は、小寺隆幸先生宅へ
被爆アオギリ2世の取材&撮影に伺わせていただきました。
小寺先生は、元京都橘大学 人間発達学部教授(数学教育学)で鶴川在住。
数学教員として、今も教壇に立たれています。
原爆の図丸木美術館でもかつて理事長を務められ、
チェルノブイリ子ども基金共同代表として
長年核被害の深刻さを伝えてこられています。
小寺先生 のご自宅のお庭には
アオギリの語り部と呼ばれ
映画「アオギリにたくして」のモデルとなった
被爆者の故沼田鈴子さんからいただいたという
広島平和記念公園の被爆アオギリの種から育った
2世が空高く大きく育っています。
その木から採れた種や苗を
本日『アオギリにたくして』を鶴川市民センターホールで上映してくださる
「平和を望む会」の木村巴画伯と番井幸子さんに小寺先生がプレゼントしてくださいました。
小寺先生の素晴らしいご著書の数々は下記URLへ
https://honto.jp/netstore/search/au_1000270145.html
小寺先生、大変ありがとうございました。