2007年08月17日

気がつけば、夕方…

昨日は、久々の休日をとりスポーツでもしに行こうと思っていましたが、ぐっすり眠り、気がつくと夕方の5時!よくもこんなにずっと寝てられるものだなぁ〜と自分でもびっくり。いったい何時間眠っていたのだろう〜。きっと夜は眠れないだろうと思ったら、10時半にはさっそく眠りについて今日は起きたらお昼でした。それにしても、久々によ〜く眠りました。

ピース登山隊の後は、毎年だいたい疲れがどっと出て眠ってしまいます。
山にも登らず、仕事もみんな周りのスタッフがしてくださっているのに、何をそんなに疲れる必要があるのだろうと、自分でも笑ってしまいます。自分が登山に詳しくない分、万が一のことがあったらと、どこかで緊張しているのかもしれません。
でも、とにかく、今年も無事終わり、皆さんに喜んでいただけたので、とにかく良かったです!

お昼に起きてテレビをつけると、登山家の野口健さんが都会のちびっ子たちと一緒に沖縄の屋久島の森を目的地に向かって歩くという番組をやっていました。
そこに集まっている子供達は、人前で話をするのが苦手だったり、人の目を見て話す事ができなかったり…etc.、それぞれに悩みを抱えながら何とか自分を変えたいと思っている子供達でした。最初は声を掛け合うこともできなかった子供達が、体力の限界の中で、自分がただ歩く事で精一杯の状況の中で、野口さんの指導のもと、少しずつ励まし合う声をお互いにかけあったりするようになりながら、全員が目的地に辿り着いた時の嬉しそうな顔の輝きは感動的でした。
途中、子供達の中で一番体の小さな女の子は、リュックサックに入れた10キロの水の重さに耐えかねて、後ろに倒れてしまいます。野口さんの、誰か彼女の水を持ってあげれる人はいませんか?という子供達への問いかけに、最初はみんな下を向いて何の返事もありませんでした。しばらくして、一人の男の子が、勇気を出して「僕が持ちます」と声をあげます。助けてあげたいけれど、自分で精一杯でどうしたらいいか分からなくなった最年長の女の子は、その場で声を上げて泣き始めます。そんな中で、全員が本当に同じ苦しさの中にありながら、自分だけのことを考えるのではなく、みんなを思いやり声をかけながら歩き続けていきます。そして結果的に、みんながみんなを思いやる気持ちがあったからこそ、一人一人が目的地に辿り着く達成感を味わう事が出来たのです。

野口さんは、最後に子供達にメッセージを送ります。僕はハーフだったから、外人とか言われていじめられたこともあった。人はものすごく人を傷つけたりする生き物かもしれない。でもね、人は人を助けて救う事もできる存在でもあるということも知ってほしい。僕は、それを登山の中で知ったけれど、何も登山だけのことではなく、生きているあらゆるところで同じ事が言えていると思う…という野口さんの言葉に耳を傾ける子供達の真剣な眼差しがとても美しく輝いていました。

毎年企画しているピース登山隊でも、登山を通して本当に深い友情と信頼がそこから生まれています。様々な国の人々と共に富士登山をしているのですが、「みんな家族みたいに仲良くなったよぉ〜」という言葉を聞く度に、いろいろ大変な事もあるけれど、やっぱり来年も続けよう…と心に誓います。
何かについて深く議論して分かり合ったとか、すごく楽しい時間を過ごしたというのではなく、どちらかといえば楽しさは後から感じるかもしれないが、登山の最中はつらくて苦しくて、もう途中でやめたいとも思う事がきっと何度もあることでしょう。言葉を口にする事もやっとだったり、おしゃべりする気力も無かったり…。でも、皆が苦しい状況にある時、それでも隣にいる仲間を思いやって、手を差し伸べたり、声を掛け合ったり…。そんな中で感じ合う人の心の優しさが、国籍や民族や言葉や様々な違いを超えて友情となり、信頼となり、絆となっていくーーー。そう、これは何も登山に限ったことではありません。でも、なかなかそういった体験の出来る機会は、あるようで無いというのも現実だと思います。

毎年、麓でピース登山隊のみんなが無事帰ってくるのを待ちながら、怪我はないか、何か問題は起きてないか…とハラハラドキドキですが、富士山を登り終えた皆の笑顔と、育まれていく友情を感じる度に、来年もピース登山隊を続けようと思います。年々参加者も増える中、安全面によりいっそう気を配りながら継続していけるよう努力していきたいと思います。

さて、今から月曜日までは、スリランカでプロモーションしていく予定の歌の練習のため、一人こもって練習開始!がんばります!




posted by ぷらっとハッピー日記 at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | ピース登山&たから散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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