2025年06月24日

共に歩く

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6月9日、共に活動している弊社のしげ兄さんのPET検査の結果が主治医の勝俣先生から告げられました。昨年から約一年間にわたる厳しい抗がん剤治療を経て、残念ながら望んでいた結果を得ることはできませんでしたが、しげ兄さんは本当によく乗り越えてきたと思います。勝俣先生はじめ応援してくださっている皆様に改めて心より感謝いたします。

これまでの8年間の闘病生活の中で、相当な体と心の不調や危機を乗り越えながら、どんな時も前に向かって生きていくしげ兄さんの姿にどれほど励まされてきたことでしょう。

伝えたい思いはあっても、本人が自分について書くのはとても大変なことなので、しげ兄さんからの希望で、これまでも私からご報告させていただいてきましたが、これからもこれまでの様な形でお伝えさせていただきます。本来ならお世話になっているお一人お一人にお手紙をといつも思いながら、その余裕もないままブログでの文章となってしまい申し訳ありません。

「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。鴨長明が万物の無常を書いたのは鎌倉時代。ぼくらは、その指導から一歩も前に出ていません。例えAIの時代が来ようと…。だから生きることは素敵なんですね。笑顔と笑いの日常が免疫を活性させ、癌細胞の増殖を抑えるという、科学的根拠エビデンスがあるのですから、日に日に新たに、朗らかにゆっくりと川のせせらぎのごとく歩いて行きましょう。大丈夫」
村田さんから寄せられた言葉に感謝いたします。

しげ兄さんが入社てから14年。映画製作への初チャレンジが2011年より始まってからは、言葉で言い表すことのできない大変な日々でした。2017年、しげ兄さんが突然の緊急入院となった後、何とか会社を立て直してここから再出発しようとしていた矢先の2020年、今度は突然のコロナ禍に突入。目の前が真っ白になりながら必死な毎日の中で、がんが再発。それまで以上に辛く厳しい抗がん剤治療が続きました。苦しくて歩くこともできず、病院に行けなくなるほどの副作用が続き、途中でストップとなりましたが、奇跡的にがんが画像から消えました。しかし再び、昨年2月にがんがあらわれ、この1年間は新たな厳しい抗がん剤治療を続けながらも、前に向かって歩んでまいりました。

しげ兄さんと共に歩んだこの14年間、仕事に追われてばかりの日々でしたが、一番やりたかったことは、いつも後回しになっていました。ご依頼を受けての音楽制作では、共に作品をつくることはあっても、自分たちの映画やライブの中では時間をとることができないままでした。そのためこれまでは、私自身が作詞・作曲していた歌ばかりになってしまっていましたが、「いのちの音色」ライブ再スタート共に、ここからはしげ兄さんと一緒に音楽づくりもスタートしていこうと思っています。

すでに、物凄いスピードでしげ兄さんの10曲が完成しました。しげ兄さんがつくった曲をもとに作詞させていただき、頭の中でしげ兄の楽曲がずっとなり続けています。「時を超えて」「砂川の夕陽」の二曲の歌詞が仕上がり、「スヒョンが見た海(仮)」の作詞に入っていきます。

現在編集中のドキュメンタリー映画「かけはし」第三章は、編集がまだ続いていますが完成に向けて進んでいます。公開に向けて資金がまだ足りないため、来月から営業に入っていく予定です。全体のスケジュールが少し遅れていますが、「かけはし」完成後、ドキュメンタリー映画「いのちの音色」再編集に入り、両作品ともに今年中の公開を目指します。

また、応援してくださる皆様へのメールマガジンなどをつくりたいと思いながら、なかなか有言実行できないままで大変申し訳ございません。余力がないため、これまで通り、このブログや各SNSから発信させていただきます。新たにメルマガをスタートする際には、改めて告知させていただきます。

今年中の完成を目指す映画制作と共に、歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える「いのちの音色」1000回ライブ目指して、みんなで共に歩んでいきます。応援してくださっている皆様に心より感謝いたします。今後ともよろしくお願いいたします。
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posted by ぷらっとハッピー日記 at 09:25| 東京 🌁| ライブ&映画「いのちの音色」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする