
ドキュメンタリー映画『いのちの音色』の制作をスタートした時、米国ロスで活躍されたジャーナリストの故北岡和義さんからご連絡いただき、1986年にアラスカで取材・撮影してくださった古い映像をいただきました。
当時はまだ米ソ冷戦時代でした。単身渡米し アラスカ ・カリフォルニア・ネバダ・オレゴン・オハイオ・ニューヨークなどの25軒のご家庭でホームステイさせていただきながら 一年間に280回のプレゼンテーション。アメリカの小・中・高校・大学や教会などで日本文化紹介と共に原爆映画「にんげんをかえせ」「ピカドン」etc.を上映し 被爆者のメッセージを伝え歩いた民間外交プロジェクト「Never Again Campaign」の体験は、「いのちの音色」ライブや映画「アオギリにたくして」が生まれる原点でもあります。
北岡さんの撮影してくださった昔の映像を見ながら
「ずいぶん幼かったなぁ〜」と感じますが
考えてみれば、今もあの頃とやっていることは全く同じで変わりありません。
英語力についてはさらに劣っていて、今ではさっぱり使えない状況で情けない限りです。
それでもぶれることなく
のたれ死んでもいいから
最後までやり続けよう!
と若い頃からずっと思い続けてきたこの意志が一体どこからくるのだろう?
と自分でも時々不思議に思うことがあります。
知識や英語力などについては 能力のある方々に助けていただきながら
ひたすら大切だと感じることに向かって突き進み続ける原動力は
きっとあの原点となる一年間の強烈な体験にあるのだろうと思います。
言葉や思考を超えて体中で感じた 受け止め切れないほどの想いが 今も生き続けています。
コロナ禍の2021年、38年前にアラスカまでカメラクルーと取材に来て映像を撮影してくださった北岡さんがご逝去されました。完成した作品を見ていただくことができず残念でなりません。ここ数年、コロナ禍やスタッフの病気や様々なアクシデントが続き、何度もスケジュールが変更される中で有言実行できていないことが心苦しい日々ですが、今自分にできることに日々一生懸命に精一杯取り組みながら、来年の完成と公開を目指して全力を尽くしてまいります。
応援くださっている皆様に心より感謝申し上げます。
引き続き皆様のご支援、ご協力を何卒よろしくお願い致します。
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