2024年09月21日
被爆アオギリに託された想いを世界へVol.1
今、世界で起きている戦争を考える上においても、ヒロシマ・ナガサキの被爆者の方々のメッセージを伝え続けていくことの大切さをひしひしと感じています。
広島平和記念公園の被爆アオギリの木の下で被爆体験を語り続け、アオギリの語り部と呼ばれた沼田鈴子さんの前半生をモデルに描いた初製作の映画『アオギリにたくして』米国上映(2016年)では、たくさんの皆様に大変お世話になりました。
上映後、映画の題字が出る場面と沼田鈴子さんを演じる女優の原日出子さんが被爆体験を初めて語り始めるシーンで流れる「Never Again」などの楽曲を生演奏させていただきました。現在制作中の、ドキュメンタリー映画『いのちの音色』完成後、アオギリの映画と共に、海外上映も再スタートしていきたいと思っています。皆様のご支援・ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます
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被爆アオギリに託した想いを世界へVol.1(米国マサチューセッツ上映&ライブ)
アメリカの皆さんの感想より
🌱美しい映画でした。いえ、それ以上のものです。頭ではなく心に訴えかけることが大切で、その両方がありました。アメリカ人は、被爆者の物語を知りません。私たちは被爆の実相をアメリカ人に伝えようと長い間してきたけれど、いまだに出来ていない。アオギリの物語を伝えることは大切です。
🌱直接被爆者の声を聞くことはできないが、今日は映画によって生の声が聞けたようで嬉しい。人間の精神と愛は、軍事的分析よりも力を持つ。だからあなたたちはこの映画をつくったのでしょう。
🌱アメリカ人は、「核兵器は良いものだ」と固く信じています。我々の命を守り、救ってくれる。「我々の命を守り、救ってくれる」。しかし、これについて考え直さなければならない。この映画はそのきっかけとなるだろう。
🌱本当にごめんなさい。私の国が…本当にごめんなさい。
🌱今までこのような映画がつくられたことはなかった。とても重要な映画です。もう一度アメリカに戻って人々を組織し、上映活動を続けていくことを考えてください。とても力強い。みんなとても感動している。
🌱できるだけたくさんの人にこの物語を伝えることが重要だと思います。そうすれば私たちは学べる。
🌱世界中で共有すべき、とても重要な映画だと思います。そしてとても美しい映画でした。
🌱この物語を見て、原爆投下直後だけでなく、その後何十年にわたって何が起きたのかを知ることは重要です。被爆者それぞれの分岐点があり、一人ひとり異なる人生の結末がありました。一つの暴力的行為が、その時のみならず世代を超えて、トラウマ、肉体的、精神的な困難がずっと続いていく。痛みと復讐の連鎖を止めることが我々の責任であると気づかねばならない時がきている。