パソコンのバージョンが低すぎて、すでに更新できないアプリもあり、LINEなどSNSが機能しないためバージョンアップしようとしていたら、別のところに保存したパソコン内のデーターも一緒に消えてしまい…しばらくショックで呆然としていました。 やっと気を取り戻して、コツコツと残っているデーターの整理を始めています。やるべきことも山積みの中、バージョンアップは諦めて、不便だけどしばらくこのままで今できることを続けます。
今朝からデーターを整理していると
コロナ禍の2020年9月の福島県の高校生の感想文が目にとまりました。
読み返して皆さんの心に触れながら… 改めて感じることがたくさんありました。
3.11東日本大震災が起きた時には小学1年生だった子どもたちが高校生になった時、
学校で映画『アオギリにたくして』が上映されました。
「あれから9年が過ぎても、この映画をきっかけに日常の大切さや差別の問題など、我が身に引きつけてさまざまな思いを抱いてくれたことは思いがけない発見でした」とご連絡くださった当時の先生の言葉と高校生の感想を読み返しながら、アオギリに託された想いを伝え続けていくことの大切さをひしひしと感じています。
どうやったら若い人たちに映画『アオギリにたくして』を届けることができるのでしょうか。
いろいろ模索しながらではありますが、これからの未来をつくる若者たちにも、もっともっと観ていただけるように努力していきたいと思います。
当時のブログでもご紹介させていただきましたが
改めてシェアさせていただきます。
福島県の高校生の感想より
私はこの作品を見て、「人間はいつの時代も変わらないな」と思いました。田中節子さんが片足を失い、「幸せな人を見ると腹が立つ」といっていた場面が頭によく残っています。私も嫌なことがあったとき、楽しそうな人を見ると腹が立ちます。でも、そんな状況から抜け出し、戦争の話を若者にし続けた田中さんはすごいなと思いました。人は苦しんだ分だけ強くなれるということがよく伝わる作品でした。私も誰かに何かを伝えられる人になりたいです。これからももっと戦争の事について詳しく調べていきたいです。
被爆した人が外から嫌がられる気持ちがよくわかりました。私は震災の後、東京に4年間ほど親の事情で転校しました。震災から3年が経って転校して来たのに、小学校のクラスの自己紹介で、クラスメイトから「原発のやつだ」とか「福島からこっちに逃げてきたのかよ」と言われました。まだ小4だったのでそう言われるのもわかるけど、そこで私は福島の人は他の人からこう思われているならどこにも行けないじゃんってずっと思ってました。<中略> 心に負った傷は一緒だと思いました。
僕は、戦争のことを何も知らなかったんだなと思わせられる内容でした。見る前は原爆ドームに行くだけで、こんなこと(事前学習)が必要なのかなと思っていました。しかし原爆という災害をストーリーの形で広く深く知ることができました。
今回この映画をみて、改めて原爆のことについて考えました。日本人である以上、原爆のことをしっかりと知り、また同じことが繰り返されないよう生きていくべきだと思いました。映画を見て何度も涙が溢れそうになりました。今思い出しても涙が出てしまいます。私たちは今、とても幸せに暮らしています。でもこの映画のような幸せは失われるかもしれません。絶対に幸せが続くという保証はどこにもないからです。<中略>原爆で命を落としてしまった方々の為にも、今を生きている私たちが、悲劇を繰り返すことのないように生きていくべきだと思いました。
今回映画を見て、改めて戦争の傷は重く、深く、そして一生消えないものだとわかりました。この映画は、私たちだけにとどまらず、こどもたちや大人にも見てもらい、原爆の恐ろしさ、戦争の悲惨さなどを知っていくことで戦争を忘れないようにしていくことができると思います。とても感動する映画でした。
「ピカがピカを差別するな」という言葉が心に残りました。被害にあった人が、苦しみを知っているのにもかかわらず、同じく苦しんだ人を傷つける場面を見て、人間はどうしてそんなひどいことができるんだろうと思いました。原爆も人間が作って人間同士が殺しあって残酷だと思いました。<中略>どこか私には関係ないと思っているところがあります。でも、戦争のない日本に、この時代に生まれて、日常を平和に過ごせることのありがたさを忘れずにいること、二度と戦争が起こらないように次の世代に語り継いでいくことが大切だと思いました。
この映画を見て、語り部さん達がどのような覚悟を持って話しているのかを考えることもできました。修学旅行先でもしっかりと今回の映画で学んだことを活かしていきたいと思いました。
この映画を見て私は2つのことを思いました。1つは家族の大切さです。いつも当たり前にいると思っていても、いついなくなるかわからないし、もっと大切にしようと思いました。2つ目は恐怖です。戦争はどんなものなのか、何となくはわかっていたけれど、こんなにリアルに描かれた作品を初めて見ました。戦争前と戦争後では、生活も大きく変わってしまうと思いました。突然空から爆弾が落ちてきて、たくさんの人に身体的な傷、精神的な傷を負わせる戦争はもう二度とあってはいけないと思いました。
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