2023年11月22日

東京の被爆者団体「東友会」結成65周年 おめでとうございます!

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「東友会」結成65周年記念式典・祝賀会が
11月19日に都内で開催されまた。

ギタリストの伊藤茂利と共に
オープニングのミニコンサートに出演させていただき
改めて心より深く感謝申し上げます。
身が引き締まる思いです。

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▲一般社団法人「東友会」代表理事の家島昌志様

被爆者や2世、自治体関係者、
与野党の国会議員の方々など
約130人が参加しました。

記念式典の初めに
全員で原爆犠牲者に黙祷をささげました。

家島昌志代表理事(81)は、被爆者の平均年齢が85歳となる中にあっても、「残る命を核廃絶を目指して運動を続けたい」と語り、「是非とも消えゆく被爆者に力を貸していただきたい」と語っておられました。

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一般社団法人「東友会」の母体というべき東京都原爆被害者協議会(旧・東京都原水爆被害者団体協議会)は、被爆者が励まし合い助け合おうと組織した都内各地区の会をもとに、1958年(昭和33年)11月16日に結成されました。その後、社団法人「東友会」は、1971年(昭和46年12月15日)に設立総会を開き、24日に東京都から認可されました。1958年からの65年という歳月の中で、都内の被爆者はピーク時の約3割まで減り、現在は約3800人。年間約1万3千件の被爆者からの相談が寄せられているそうです。

東友会の村田未知子事務局長は、現在72歳。31歳の時に東友会に入り、今年で41年目を迎えられた今も被爆者の方々の心に寄り添いながら、相談員としても忙しい日々をおくっておられます。

「私は被爆者の伴奏者。被爆者と一緒に走りながら歩きながら、続けられる限り続けていきたい」

突き抜けた明るさの中に深い優しさとしなやかな強さを感じる村田未知子さんの笑顔に、日本の被爆者運動を支えこられた方々の姿が重なり思い起こされました。

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▲「東友会」事務局長の村田未知子様
大変お世話になり、本当にありがとうございました。


戦後78年という歳月が流れました。この間、被爆者の方々がどんな思いで生きてこられたのだろうと思う時、体験のない戦後生まれの私には計り知れない苦しみや悲しみの中にありながらも「自分と同じ苦しみを世界中の誰にもしてほしくない」と、そのために本当は二度と思い出したくない体験を、人類と地球の未来のために語り続けてきてくださったことに、心の底から感謝の思いでいっぱいになります。

日々のニュースからは、耳をふさぎたくなることが多く‥‥戦争、紛争、テロなどによる憎しみの連鎖が世界に広がり、人間であることに絶望してしまいそうになる時があります。

そんな時、いつも心の支えとなってきたのは、
被爆者の方々の存在でした。

生き地獄を体験しながらも憎しみを憎しみで返すことなく、世界中の人々の幸せを祈りながら核兵器も戦争もない世界を実現させるために、ご自身の体験を語り継いでくださった被爆者の方々と関係者の皆様の姿に、どれほど希望と勇気をいただいてきたことでしょう。

体験のない私たちではありますが
ヒロシマ・ナガサキのある国で生まれ育った一人として
過去と未来をつなぐ今を生きる一人として
被爆者の方々のメッセージを
命ある限り伝え続けていこうと
改めて心に誓います。

東友会65周年、本当におめでとうございます。
皆様、ずっとずっとお元気でいてください。
そしてこれからも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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