7月12日は、アオギリの語り部と呼ばれた被爆者・故沼田鈴子さんの命日です。
沼田さんからいただいた被爆アオギリ3世の木の下で、沼田さんを偲びながら、第3作目となるドキュメンタリー映画『いのちの音色』制作中です。
2013年に劇場公開した映画『アオギリにたくして』(第1回JASRAC音楽文化賞受賞)では、沼田鈴子さんの前半生をモデルに描かせていただきましたが
現在制作中のドキュメンタリー映画『いのちの音色』では、沼田鈴子さんが亡くなる4か月前の映像メッセージと共に日本全国、世界に広がる被爆アオギリ2世を追いながら、全国各地で平和の種をまく人々の姿を追っています。
スタッフの闘病やコロナ禍で制作スケジュールが変更になる中、この夏の完成を目指しておりましたが、思った以上に編集作業が難航し、まだ完成時期のご報告ができない状況にありますが、沼田さんが被爆アオギリに託した思いを伝えていくことのできる作品となるよう全力を尽くしてまいります。
絶え間なく続く流れの中に身を置きながら、いつの間にか沼田さんが語り部として話し始められた年齢となり、これまで以上に様々に感じ入ることがたくさんあります。
不器用で上手にできることは何もないのですが、大切に思うことに向かっていつもチャレンジし続けながら、ただただ一生懸命走り続けてきました。
学生時代、なんで勉強するのかよくわからず、自分の偏差値も知らないまま大人になった私は、知識がないことやバカなことはわかっていても、周りと比較する習慣も持ち合わせておらず、自分が大切に思うことに集中して生きてきました。
世の中は思った以上に意地悪で理不尽だったり、相手に良かれと思ってしたことが悲しい結果として返ってくることもありますが、これまでの人生を振り返る時、至らない点が多々あったとしても、どんな時もみんなの幸せを願いながら一生懸命生きてきたことだけは誇れます。
まっすぐに感謝と共に生きてこれたのは、沼田鈴子さんはじめ心から素晴らしいと思える方々の生き様に触れさせていただいてきたからだと思います。
沼田鈴子さんが亡くなって、12年…
アオギリに託された想いを伝えていく作品となるよう
全力をつくしてまいります。
そして、伝え続けていきます。
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