▲岡村照館長(1931年4月、大分県別府市生まれ。2015年、映写機を操作されていた照さんを撮影させていただきました)
「別府ブルーバード劇場」は、
大分県別府市に唯一ある映画館です。
全盛期には20数館あったという市内の映画館が
今では一館のみとなる中、
館長の岡村照さんは、映画館の灯を守り続けてきました。
1945年に父・中村弁助さんが
「子どもに夢を与えたい」
という思いでつくった映画館を
共に支えてきた夫・昭夫さんは
1971年、照さんが39歳の時に亡くなられ
その後、50年以上にわたり
照さんは一人で映画館を守り続けてきました。
今年92歳になられた照さんは、
別府ブルーバード劇場を愛する人々と共に
今もお元気にご活躍されています。
初めてご挨拶に伺った時、
少しドキドキしながら訪れた
私とギタリストの伊藤茂利を
満面の笑みであたたかく迎えてくださいました。
照さんの旦那様が広島の方で、
爆心地からは離れていましたが
旦那様から聞いたあの日のことをお話しくださり
「広島の映画なら是非!」
と、2013年に完成した初プロデュース映画『アオギリにたくして』を上映してくださいました。
その後も『かけはし』や他の作品でも大変お世話になり、
照さんのマネージャーで次女の実紀さんが
何度も映画館での我々のライヴを企画してくださいました。
ファミリーのように向かい入れてくださった
照館長と実紀さんはじめ
別府ブルーバード劇場の関係者の皆様に
改めて感謝の思いでいっぱいです。
その後、2017年に共に映画づくりをしてきた
ギタリストの伊藤茂利が癌で緊急入院し
再発やコロナ禍などのなかで、なかなかお伺い日々が続きましたが、
昨年2022年の夏、実紀マネージャー様がライヴをご企画くださり、
お元気な照さんと皆様にお会いすることができて本当に嬉しかったです🎶
また、伊藤慶典さんのご尽力により
児童養護施設「光の園」にて
別府市内で初となる
被爆アオギリ2世植樹が昨夏行われました。
▲2015年・別府ブルーバード劇場での「いのちの音色」ライブ後に。照さんと伊藤茂利♪
別府ブルーバード劇場で
ドキュメンタリー映画『いのちの音色』を
上映していただける日を楽しみに
完成に向けて全力を尽くします!
改めて照館長、実紀マネージャーはじめ皆様に心より深く感謝申し上げます🙏
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