2022年08月09日
原爆投下から77年…
原爆投下から77年…
私たちはヒロシマ・ナガサキの被爆の実相を世界にどれだけ伝えてくることができたのだろう.
「無知学」とは、社会に発表・流布される不正確だったり誤解を導く様な科学的データについての研究だという。様々な知識・情報において、なぜ情報が公にされないのか、または無視されたり公開が遅らされたのかについても研究の対象となっているそうだ。
ヒロシマ・ナガサキにおいても、アメリカによる原爆初動調査で分かっていた残留放射線の事実が知らされていたなら救われた命もあったであろうし、不都合な真実であっても科学的データーに基づいて事実が伝えられていたならば、原爆そのものが国際法違反となっていたことだろう。
負の側面から目を背けたい人間の深層心理を巧みに操りながら、罪深いことがこれまでどれほど繰り返されてきたのだろう。
ヒロシマ・デーの8月6日とナガサキ・デーの8月9日、
広島、長崎だけでなく、日本の様々な場所で、そして世界のどこかで、ヒロシマ・ナガサキに思いを馳せながら平和を願う人々の心を感じながら、この日を迎えた。
人の心がいかに恐れに操られやすいものなのかを思いながら…
心に平和を抱いて生きていくことを改めて心に誓う。
今年被爆者の平均年齢は84歳を超えた。
「長崎を最後の戦争被爆地に」
これまでのお世話になったたくさんの被爆者の方々の思いを伝えていきたい。