2022年07月14日

7/16~18「アオギリ祭り」浮輪寮の寮主で建築家・丸谷博男さんからの近況報告

今年3月に被爆アオギリ2世が植樹された東京・町田市野津田町の農業伝道神学校内にオープンするIDEA CENTER「浮輪寮」にて、7/16~18の3日間「アオギリ祭り」が開催されます。

明後日となった開寮イベント「アオギリ祭り」に向けて、明日は畳が入り、足場が取り外されるようです♪本日は、相模原町田経済新聞の取材のため、「アオギリ祭り」で絵画展をされる野津田在住の木村巴画伯と弊社の伊藤と共に浮輪寮に伺いました。

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浮輪寮の寮主で建築家・丸谷博男さんからの近況報告を下記にシェアさせていただきます。

※「アオギリ祭り」の室内プログラムでは、丸谷さんのお話「浮輪寮に託す想い」「里山と古民家の素晴らしさ」、ピアノと朗読のコラボで丸谷さんがナレーションする「人類の過去現在未来」なども開催されます🌱

🍀「アオギリ祭り」詳細は、下記PeatixサイトのURLへ
https://aogirifestival-machida1.peatix.com/


⭐️建築家・丸谷博男さんからの近況報告⭐️

梅ヶ丘アートセンター&
一級建築士事務所(株)エーアンドエー・セントラル
からの近況報告

(一級建築士事務所株式会社エーアンドエーセントラルNEWS2022.7.8)

皆様お元気でしょうか。我が家、我が設計事務所、そして2011年3月11日の東日本大震災から大きく変わった私の歩み。その道は日本の未来を切り開くものとして感じています。

 コロナ禍の中で、国が様々な助成金をばら撒きましたが、その中ではとても健康で賛同できるものが「事業再構築助成金」というものでした。中小企業の危機を救うために、自己資金の二倍の助成金を支給するというものです。私もこれに応募し、昨年9月2日に採択され、その後詳細なチェックの結果、今年の1月6日に公布決定の通知をいただきました。
 その応募した内容は、日本の伝統文化、芸能、芸術、工芸、歴史、哲学などを学び、次世代へ、あるいはアジア民族へ伝え、集い、共感する拠点を形成するというものでした。皆様に温かく見守っていただいた梅ヶ丘アートセンターの活動は、設計事務所の活動を背景にしながら、趣旨は同様の気持ちで15年間活動させていただきました。事務所員、家族たちにも大きな負担をかけました。
 この経験を生かし、またその後年月を経ての出会いや気付きを生かし、新たな形での再出発となります。会員に限りますが、一夜一客の宿泊も、自己流でやってきたいと思っています。料理は海賊料理ですが、喜んでいただければと胸膨らませています。また、一夜一客の人生談義、建築談義、文化・工芸・芸術談義ができればと思っています。残り限られた人生ですが、そのような貴重な時間をともに共有できればと胸膨らませています。
 拠点は、東京都町田市野津田の里山にある朽ち果てた平屋の古民家です。「IDEA CENTER 浮輪寮」と名付けました。言われは、ご存知の方もあると思いますが、1954年に青函連絡船洞爺丸遭難事故という事件がありました。その時に、御自分が身につけていた救命具を日本の青年に渡し、荒波にその命を奪われた牧師が二人いました。そのうちの一人の牧師が作った専門学校が農村伝道神学校でした。開校は私の誕生した1948年でした。そのキャンパスは里山として今日まで教育の場として保全されてきました。その里山に残された古民家が、私が伝承し活性化しようとしているものなのです。ですから「浮輪寮」(保存再生を願って関わったキャンパス内の女子寮の名も同名でした)なのです。命の大切さをずっと語り続けたいと思っています。
 
 その古民家再生は、並大抵のことでは実現しないということを、改修しながら日々痛く感じております。丸谷博男だからこそできるリノベーションとして皆様に来ていただける時を夢見ながら、一つ一つの空間のあり方、改修のあり方、今の時代らしい持続可能な建築のあり方と技術、無感染対策などそのようなことを考えながら、日々改修に取り組んでいます。

 大学院時代に木曽の山小屋に独居し、民家の実測をしながら修士論文をまとめてから、日本の民家には多くの関心を向けてきました。三年ほど前にその成果を小冊子「古民家から学ぶエコハウスの知恵」にまとめています。昨年2月には NHKの高校講座「持続する住まい」で番組を作り、その成果が認められ、今年の2月22日午前4時から放映されたNHKBS1ピーター・バカランの番組「japanologyプラス」でテーマ・古民家として私が登場してお話しさせていただいています。どうぞ、御視聴ください。私も少し進化しております。
 
 さて、本業の設計活動ですが、この1年間、修行を開けて独立した次男晴道と共同での仕事がいくつも始まりました。仕事だけではなく、彼が移住した奥多摩町での町おこし活動も展開しています。皆様も是非この活動にご参加ください。里の暮らしと山の暮らしのコラボレーションであり、豊さを複合化する取り組みです。東京は水源から河口まであり、山も海もある豊かな地勢に恵まれている町です。その可能性を思う存分生かし合おうという取り組みです。カヤック遊びから木工芸、民家の暮らし、炭焼きなど体験すればするほど山の暮らしの豊かさを感じることができました。この取り組みを、東京の豊かな暮らしのあり方として、町田の古民家も含め、楽しい旅と遊びのメニューを展開していきます。
 
 話は変わりますが、これまで新築した皆様の住宅ですが、家族構成も変わり、また設備機器の更新時期となっていることと思います。その後進化した冷暖房、換気の技術があり、改修する時には是非お声をお掛けください。より快適な環境をご提案できるものと確信しています。昨年も、「田端の家」を改修させていただきました。表札も更新しました。(笑)
 阿佐ヶ谷の家では、世代が代わり、娘さんがその育った家を結婚して引き継がれました。とても嬉しい報告でした。

 さて、梅ヶ丘アートセンターで育った長男の耕太ですが、一昨年前にめでたく金沢大学の准教授となりました。学士論文・修士論文も「伝統工芸と地域景観」ということで、まちづくりと観光、商店街の活性化に取り組んでいます。東京にいた家族も金沢に移住しました。
私も、石川県の小松商店街や、福岡県の柳川市、そして世田谷区などまちづくりを継続していた時代がありました。長男にとっては金沢という絶好の活動地に定住できました。関東にも関西にも、活動できる拠点です。温かく見守っていただければと思います。私の妻にとっても絶好の遊び場になっています。
三男ですが、三十半ばに近づき、石油系の会社から自営の一人会社をつくり忙しくしています。目まぐるしく変化する貸駐車場の造作・撤去の仕事です。私共夫婦と同居しております。現在は一階が私の事務所となっています。

設計事務所の仕事の他に、一般社団法人エコハウス研究会代表・一般社団法人ARTISA日本代表・一般社団法人区ラフツメンスクール監事・新建築家技術者集団東京支部代表幹事・NPO法人 設計協同フォーラム会員・太陽エネルギー学会会員として、建築業界における課題に取り組んでいます。
・日本の住宅を健全なものにする
・建築の職人を養成する
・国産の針葉樹の活用のために無垢材の加工のできる職人、設計のできる設計者を育成する
・ユーザーの方に無垢材の家具やインテリアの良さを知っていただき、そのサシティナブルな価値も知っていただく

以上の報告を皆様にお伝えし、また継続して皆様のお力をいただければと願っております。改めて皆様の健康と幸せ。そして日本の創造的な未来を願って報告とさせていただきます。

2022年7月8日 丸谷博男


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posted by ぷらっとハッピー日記 at 14:51| 東京 ☁| 映画『アオギリにたくして』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする