米ソ冷戦時代だった1986年のアラスカで、
北極圏の入り口の フェアバンクスにある
青少年更生施設の少年たちと一緒に折り鶴をおり、
原爆映画を視聴した後、
ある少年が、自分の思いをヒバクシャに伝えたいと、
日本語で書いてくれたメッセージです。

1週間後、その少年から1通の手紙が届きました。
ヒバクシャと日本の皆さんに
自分の心を伝えたいと
図書館で俳句の勉強をして
自分でつくった英文俳句をプレゼントしてくれました。
The beauty you hold
Like the rising of the sun
Has entered my heart
昇る太陽のような
あなたの美しさが
僕の心に広がっていく
2008年8月6日にミューズの里を設立し
その日の夜から、歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝えるライブをスタートしました。
ライブの中で歌い奏でている「いのちの音色」の中に、この詞が入っています。
「自分と同じ苦しみを世界中の誰にもさせたくない」そのために本当は忘れてしまいたい辛く苦しい体験を語り継いでくださったヒロシマ・ナガサキの被爆者の方々の心が、国を超えてたくさんの人々に感動を与え、希望と平和の種が蒔かれています。
Never again Hiroshima!
Never again Nagasaki!
Never again war!
どうかヒバクシャの祈りが
世界に届きますように。
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