「みんなで、楽しくやろうよ〜!」
「トークの前に音楽を!」
ジャーナリストの北岡和義さんからご連絡をいただき、ギタリストの伊藤茂利と共にトークの前座で出演させていただいた日が、懐かしく思い出されます‥‥
2021年10月19日 午後6時15分、北岡和義さんはご逝去されました(享年79歳)
人間にとって「生きる」ことと「死ぬ」ことにどんな境界線があるのか。
昨年、映画「アオギリにたくして」上映後のトークゲストとしてご出演くださったジャーナリストの故・北岡和義さんは、2017年12月に肝臓がん(ステージ4)で余命3〜6カ月と宣告を受けながら、がんと共に生きるご自身の姿を発信されてきました。
下記URLは、抗がん剤と免疫阻害剤による治療を受けながら、がんと共に生きた北岡さんによる「がんと共生する平和学」YouTubeです。
🍀北岡和義(ジャーナリスト)
YouTube「がんと共生する平和学」
▶︎ https://youtu.be/mCSazQF9yyw
・収録日:2019年1月18日
・収録場所:東京・新宿御苑ライブカフェ「PAPERA」
北岡和義プロフィール
1941年、岐阜県生まれ。南山大学文学部卒業後、読売新聞記者、衆議院議員秘書を経て79年に渡米。1987年、ロサンゼルスでジャパン・アメリカ・テレビジョンを設立。1996年、在外投票制度訴訟原告団副団長。ロサンゼルス日系記者クラブ会長、南カリフォルニア日系商工会議所理事etc.を務め、2006年帰国。2007年、日米相互理解促進の功績で在ロサンゼルス日本国総領事表彰。元日本大学国際関係学部特任教授。著書に『13人目の目撃者』『政治家の人間力』、責任編集『海外から1票を!』など。
北岡さんと初めて会ったのは、1986年冬のアラスカでのことでした。当時私は、「ネバー・アゲイン・キャンペーン」という民間外交プロジェクトの第一期生として、アラスカの州都ジュノーの学校や教会で、日本文化の紹介と共にヒロシマ・ナガサキの原爆映画「にんげんをかえせ」や「ピカドン」を上映しながら被爆者のメッセージを伝えていました。
ロサンゼルスで報道番組を発信されていた北岡さんは、「地球の天辺で暮らす日本人」をテーマにドキュメンタリー番組を企画し、撮影クルーと共にアラスカを訪れました。2本のドキュメンタリーを制作してくださり、その映像の一部は、現在制作中のドキュメンタリー映画『いのちの音色』の中にも描かれています。
来月発行予定のブックレットMUSE VOICE2号には、北岡和義さんからの寄稿文「デジタル社会の虚構と現実 平和の夢、ひたむきに…」が掲載されます。
最後までジャーナリスト魂を貫いて生きた北岡さんの姿を忘れません。
私も覚悟を持って生きていこうと思います。
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