
建築家の丸谷博男先生の古民家再生「浮輪寮」プロジェクトの取材・撮影に伺わせていただきました。

▲昨日から重機を入れて整地がスタート。
丸谷先生が取り組まれている古民家再生プロジェクトの古い和館は、町田市野津田町の里山にある農村伝道神学校の敷地内にあり、建築を志す方が必ず訪れるという歴史的建造物「遠山記念館」でも知られている日興証券(現SMBC日興証券)創設者・遠山元一氏から移築寄付されたものだったそうです。

また、この古民家のある農村伝道神学校は、日本海難史上最大の惨事となった青函連絡船洞爺丸事故で、遭難死する前に救命胴衣を日本人の若者に与えて亡くなったカナダ人宣教師アルフレッド・ラッセル・ストーン牧師が創立された学校です。三浦綾子さんの小説「氷点」では、主人公の家族が洞爺丸に乗り合わせるという形で洞爺丸事故のことが描かれ、ストーン牧師は命を与えた宣教師のモデルとなっているそうです。

野津田の里山の中で
長い時間をかけて受け継がれてきた
自然と文化を感じながら
そこに託されてきた想いを追っています。

古民家再生により来年5月の完成を目指す丸谷博男先生の浮輪寮プロジェクト!
浮輪寮のお庭には、広島の被爆アオギリ2世の植樹もご検討くださっています。
心よ感謝申し上げます。