
11月9日、現在製作中のドキュメンタリー映画『いのちの音色』撮影のため、撮影技師の倉本和人さん、監督・プロデューサーを共に務めるギタリストの伊藤茂利さん、たからプロデューサーと共に長野県南木曽へ。

南木曽では、広島への修学旅行で南木曽中学の学生たちが持ち帰って校庭に植樹した被爆アオギリ2世が大きく育っています。

昨年秋に、その2世の種を採種し、今春に種を蒔き、3世の被爆アオギリを育てている小椋シガ子さんを訪ねました。
小椋シガ子さんの深く強くしなやかでゆるぎない思いによって、被爆アオギリに託された思いが広がっています。

映画『アオギリにたくして』上映でも大変お世話になり、アオギリを見守ってくださっている清水和尚様と皆さまに再会し、パワーと元気をたくさんいただいて東京に戻って参りました。
南木曽の皆さまに心より深く感謝申し上げます!
まだ追加取材が残っておりますが、この度の撮影を終えて、スタッフの皆さまと共に、この秋冬はドキュメンタリー映画『いのちの音色』編集作業に没頭していきます。
これまでの10年間に撮影してきた素材を中心に、30年以上に渡るヒロシマ・ナガサキの被爆者のメッセージを伝える活動の中で、心から大切に思うことを伝えていける作品となるよう全力を尽くします。
今後ともご支援・ご協力の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
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