2019年04月01日

スヒョンさんの隣に眠るお父様の李盛大さん

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2001年1月26日、JR新大久保駅でホームから転落した方を救おうとして亡くなった韓国人からの留学生イ スヒョン(李秀賢)さんのお父様の李イ ソンデ(李盛大)さんが3月21日にご逝去されました。日本から韓国の葬儀に参列された赤門会日本語学校の新井理事長様がお写真を送ってくださいました。


ドキュメンタリー映画『かけはし』の中で、2015年に日本政府より贈られた旭日双光章についてお父様が語っておられた言葉が思い起こされ、涙が溢れます。



「一番最初に駆けつけたのは息子のお墓でした。
 勲章を捧げて言いました。
 君の功績をお父さんが分けてもらってしまい申し訳ない。
 ありがとう。君は誇らしい息子だ。
 天国で休んでいてね。
 お父さんももうすぐ会いに行くから」



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李盛大さんは、「日韓の架け橋になりたい」と大きな夢を持って来日していたスヒョンさんの遺志を受け継ぎ、スヒョンさんと同じようにアジアから日本に夢を持ってやって来る留学生の支援活動を続けておられました。


事故の翌年に設立され、李盛大さんが名誉会長を務める特定非営利活動法人LSHアジア奨学会は、スヒョンさんの事故の翌年2002年に設立され、これまで18カ国844人のアジアからの留学生に奨学金を渡されてきました。


スヒョンさん亡き後、18年間に渡り日韓の懸け橋として地道な活動を続け、そして日本とアジアの懸け橋となる留学生を応援してこられた李盛大さんに改めて心より深く感謝申しあげます。


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心よりご冥福をお祈り申し上げます。



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posted by ぷらっとハッピー日記 at 14:08| 東京 ☀| 映画『かけはし』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする