華音さんは、小学生の時にハワイでキャンプ留学した経験があり、その時に折り鶴を紹介しました。平和祈念をはじめ、病気からの快気願い、スポーツ等での必勝祈願など、様々な場面で日本人には縁の深い「折り鶴」を紹介すると、現地の方々がとても興味をもってくださったことがとっても嬉しかったそうです。
そして、小学3年生の時、ご家族と一緒に長崎の原爆資料館を訪れた時に、絵本「おりづるにのって〜サダコと子どもたちの物語〜」と出会ってくださったそうです。
「おりづるにのって〜サダコと子どもたちの物語〜」は、2010年に弊社ミューズの里から初の絵本として発行した絵本で、30年以上も前になりますが、私がアメリカの学校で、ヒロシマ・ナガサキの被爆者の体験とメッセージを伝えていた時、原爆映画を上映する前に必ずみんなで一緒に折り鶴をおった後、千羽鶴を片手に子供たちにしていた言葉をそのまま文字に起こしてつくった絵本で、広島平和記念公園にある「原爆の子の像」をつくるきっかけとなったサダコさんと子供達のお話です。
高校生となり、今度はアメリカへ留学することになった華音さんから、最初にいただいたメールには、「今回は、ただ単に折り鶴を紹介するだけでなく、折り鶴には祈りや願いが込められている事を伝えたいと思うようになりました。そこで、アメリカの留学先で、この絵本を使用させて頂き、世界中から集まる留学生に折り鶴に込められた祈りを紹介したいと考えています」と書かれていました。
そして、先日、ニューヨークでの留学を終えて帰国した華音さんから、その時のご報告をいただきました。とても素敵なメールだったので、華音さんのご許可をいただき、そのまま下記にご紹介させていただきます。
この夏、ニューヨークに留学し有意義な時間を過ごして帰国しました。
留学期間中に、
8月6日広島原爆の日
8月9日長崎原爆の日
を迎えました。
日本では、投下時間になると黙祷をします。式典の様子がテレビで生中継をされます。それに対し、アメリカでは何の話題にもならないことに、とても違和感を覚えました。
留学先で「おりづるにのって」の紹介をしても大丈夫なのか?もしかするとアメリカで原爆の事はタブーなのか?とても不安になりました。しかし、私は伝えることの使命感を奮い立たせ、スタッフに説明し、紹介することができました!
すると、アメリカの先生方は、真剣に聞いてくださり「とても素晴らしかった」「サダコ」「サダコ」と、関心を持って頂きました。
私は、日本から持参した千羽鶴を現地の大学に「平和への祈り」です、と寄贈し喜んで受け取ってもらいました。
今回、絵本の利用をご快諾して頂き、本当にありがとうございました。
酒匂華音
華音さんのニューヨークでの素晴らしい体験を読ませていただき、原点となった自分自身の体験を思い返しながら…深い感動に包まれています。
華音さん、平和の種を蒔いてくださり、本当にありがとうございます。
いつか会える日を楽しみに、私たちもがんばります〜♪
心から
感謝です✨
ありがとう❤️
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