学生時代、授業中に手をあげたこともなく、いつも先生と目が合わない様に目を伏せていた。引っ込み思案で何事にも興味を持てず、友達もほとんどいなかった。学校に行きたくなくて、なんで学校に行かなきゃいけないのかもよくわからなかった。そんな頃の自分に書いた歌「本当の声を聞かせて」(2015年収録『いのちの音色』ライブより〜♪)
9月1日は、日本の子供の自殺が一番多い日だという。過去42年間で自殺した子供は1万8048人。最多は9月1日の131人(2015年の内閣府の発表)。いじめの問題は子供の問題だけではなく、大人たちが作り出している今の社会全体の問題の現れだと思います。今を生きる大人の一人として責任を感じます。
今自分がいる世界だけがすべてじゃない。そして必ず扉は開くから、生きて欲しい。救いをを求めることさえできず、手を差し伸べられても摑まることすらできない、そんな時も、必ず道は開けるから、生きて欲しい。死なないで。 生きて欲しい。
「本当の声を聞かせて」
◎作詞・作曲・歌:中村里美
◎サウンドプロデューサー・編曲・ギター:伊藤茂利
◎ピアノ:坂井千浪
◎製作:cミューズの里(2015年度収録版)
「いのちの音色」ライブ楽曲より〜♪
本当の声を聞かせて【作詞:中村里美】2003.2.28
本当の声を聞かせて
君のために 君の歌を
本当の声で歌って
僕のために 君の歌を
いつの間にか
つくり声で生きてることに
気づかないまま
周りに合わせて生きているのはなぜ
自己満足さえ出来ないままに
誰にも分かるはずのない
涙のわけをそっと 聞かせてほしい
叶わない思いを胸に眠る君の心打ち明けて
本当の声を聞かせて
君のために 君の歌を
本当の声で歌って
僕のために 君の歌を
伝わらない 本当の事
誰にも言えない 自分の気持ち
感じる心を 閉ざしてるのはなぜ
本当の声 取り戻して
わけもなく幸せ感じている
君の笑顔が輝いてる
生きてるこの瞬間を 感じ尽くして
この歌を あなたへ
本当の声を聞かせて
君のために 君の歌を
本当の声で歌って
僕のために 君の歌を