2017年07月18日

Loneliness is Ugly, but Aloneness is Beautiful!

「どんな時も、笑顔を忘れず、
 楽しむ感覚を大切に、
 幸せを感じながら前に進もう!」


 20年前、
 独立して一匹狼になった時、
 不安や孤独の中でそう思うことが、
 自分にとっての何よりもの勇気だった。
 辛くて苦しい時、いつも自分の心にそう言ってきた。


若い頃は、そんなことって考えたこともなかった。
健康なだけで、自分が充分に恵まれていたことにも気づいていなかった。


親元にいたり、学生時代や会社や何かに所属していた頃は、
自分では気づかないだけで、
実は守られていて、ありがたいことも沢山ある。


でも、まだその頃は、
何かに期待して勝手に傷ついたり、
自分を棚に上げて誰かを批判したり、
自分は安全な場所にいながら評論だけしていたり、
何かと比べて不満を言ったりしていたかもしれない。


心が本当に満たされてないと、
大切なものが見えにくい。


満たされない心と心が繋がると
共通の敵を作り出しやすく、
その時ばかりは、一致団結してみたりする。
本当の優しさや思いやりに気づかないまま、
何かと戦うことでしか、活力が湧いてこないような
一つの同じパターンを繰り返す人もいる。
そんな中で振りかざされる正義感や愛は、
どこか青くて、自分よがりで、脆くて危うい。



昔、
人間社会がとても嫌になって、
怒りでも我慢でもなく解決する方法も見出せなくて、
何のあてもないまま、独立した。


30代後半で、ゼロからの出発。
自分で一からすべてやってみる中で見えてくることもある。
それまで、傷ついたり、許せなかったりした全てのことが
違う形で見てきた時、初めてわかり始めたこともある。



孤独を抱えていた時、
たまたま英語の先生がレッスンで言っていた
Loneliness is ugly, but aloneness is beautiful!
という言葉がなぜかとても救いとなった。


その頃はまだ子供で、
Loneliness(孤独)と Aloneness(一人在ること)
の違いさえわかっていなかった。


頭で勝手に問題を作り出し、
今思えば、必要のない無用なことに
苦しんでいたことも多かったかもしれない。


自分の中に中心を持ち
独り在ることの美しさ。
それは、孤独ですらない。


Alonenessの美しさを持つ人と人が結びついた時、
関係性ではなく、
意志を通わせることのできる絆が生まれていく。


ステキな大人になりたい!と強く思った。


苦しくて辛い時こそ、
笑顔と楽しむ感覚を大切に生きてきた。


それは、きっと今になって思えば、
私が一番嫌いな、
人を恐れで操ろうとする人たちに
立ち向かうための
抵抗であり、
自分の中にもあるかもしれない暴力性への
戒めでもあったのかもしない。


至らない私を見守ってくれるかのように
私はこれまで、本当に心から尊敬する
ステキだなって思えるたくさんの大人たちに出会ってきた。


悔しくて頭にくる不条理なこともいっぱいある中で、
どんな時も、腐らずにがんばれたのは、
きっとそんな大人たちの生き様を見てきたからだと思う。


そして今、ミューズの里のまわりには、
苦しみも楽しみに変える
愉快でステキな仲間たちがたくさんいる。


大切なものはいつも見えない。
心の目で見ないと見えてこない。


きっとみんな、それぞれに
辛いこと、苦しいこと、不安なことを
いっぱいいっぱい抱えている。
感じてないんじゃない、充分感じている。
感じているからこそ、イライラすることより、
深刻なオーラを周りに撒き散らさない勇気を持って、
より力を抜いて、しなやかに強く、笑顔を忘れずに、
みんな懸命に必死に生きている。


すごいなって思う。


音楽づくりや映画づくり、歌うことを通して、
初めて私は、人と人の絆の素晴らしさを知った。
仲間とは何かを、知った。


何よりも、そのことに感謝しながら、
残された人生を精一杯生きていこうと思う。


戦後72年目の夏。
ミューズの里設立から9年目を来月8月6日で迎える。


初心を忘れることなく、
みんなと共に
一歩一歩、前へ〜!


感謝と共に〜♪♪♪


次のステップへ〜!

中村里美.jpg

アオギリ苗(最小) .jpg

Seeds of Peace!

posted by ぷらっとハッピー日記 at 11:51| 東京 ☀| ぷらっとハッピー日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする