しげ兄さんの緊急入院から約4ヶ月ぶりとな東京ジャーミイでの4/29の「いのちの音色」ライブの前日、「明日は本当にライブやるのかな?!」としげ兄さん。
副作用で指先がしびれる場合があるため、本来ならスタートする予定だった抗がん剤治療を伸ばしてもらっていたしげ兄さんの様子を見ながら、リハーサルはしないまま当日のぶっつけ本番のみでやろうということになり翌日会場へと向かいました。
会場につくと‥‥ミューズの里の表現の場づくりにミュージシャンとして参加してくださって以来、その後の映画づくりや上映会をずっとずっと応援してくださっている、堀さんと鈴木さんの姿が‥‥。広島ロケでエキストラ出演してくださった藤澤さんの姿も‥‥。そして名古屋から三上さんが駆けつけてくださり、皆さんと出会った瞬間、しげ兄さんの顔がみるみる変わっていくのを感じられました。
しげ兄さんのギターの音色がいつも以上により深く感じられました。
ライブの後の映画「アオギリにたくして」上映の前には、昨年のアメリカ上映を企画・コーディネイトしげくださった小池崇子さんがその時の様子をお話くださいました。
小池さんのお話を聞きながら‥‥これまでの上映行脚のことが思い出されました。
気力と体力の限界に挑みつづけたこれまでの映画づくりと上映活動の中で、命がけだったと言っても過言ではない何年にもわたる状況下の中、しげ兄さんが倒れました。そして、危機一髪の中、生きるチャンスをいただきました。
無理をしすぎたかもしれない。でも、あの時、やっぱり無理をしてでも立ち向かわないと乗り越えられないこともたくさんあった。
「死ぬほどの思いをしたけれど、でもそれ以上の宝物を僕はもらった」としげ兄さん。
東京ジャーミイ・トルコ文化センター主催(後援:八王子平和・原爆資料館)による原爆展の中で、中村里美&伊藤茂利「いのちの音色」ライブ、映画「アオギリにたくして」上映、上田紘治さんの被爆証言、手話ダンスの小川先生と上田夫人による主題歌「アオギリにたくして」などがゴールデンウィークに企画され、皆様に大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
▲上田紘治さんの被爆証言
▲手話ダンスの小川先生&上田夫人による「アオギリにたくして」
皆様に改めて心より感謝申し上げます。
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