▲イタリアに一年間暮らしていた福島京子さん手作りのお菓子。クリスマスの日、撮影に伺った私たちにプレゼントしてくださいました〜!
アオギリのご縁で出会いをいただいた福島京子さんのドキュメンタリー映画撮影のため、12月25日砂川へ。
京子さんは昨年、被爆アオギリ2世・3世の植樹を砂川の地にしてくださり、この秋には映画「アオギリにたくして」の上映会を企画してくださいました。勉強不足な私は、京子さんを通じてはじめて砂川闘争について知った。
「土地に杭は打たれても、心に杭は打たれない」
1955年に始まった砂川闘争。地元の人たちが旧米軍立川基地の拡張計画に反対し、米軍基地を撤退させた唯一の住民運動が砂川の地で繰り広げられた。福島京子さんは、反対農家の中心だった故・宮岡政雄さんの次女として生まれた。京子さんが子供の目で見た砂川闘争、そしてずっと両親の生き様を見続けてきた京子さんが語る砂川闘争は、Wikipediaや参考資料からは決して感じることの出来ない温度を心に伝えてくれる。
一人ひとりが尊重される世界を何より大切にしていた父の残した農園の一角に、京子さんは「砂川平和ひろば」を開設。平和・郷土・農業など様々なテーマで交流する場をつくり発信している。
クリスマスの12月25日、「砂川平和ひろば」の大掃除をする福島京子さんの姿を撮影に砂川に伺った。
農園に向かう京子さんの後を追って、いくつかの質問を投げかけた。ご両親のことを語りながら言葉を詰まらせ涙を拭う京子さんの姿に、思わず涙があふれ、カメラをしっかり握り締めた。
この秋から撮影を開始したドキュメンタリー。砂川の大地に宿る魂を追っていきたいと強く思うクリスマスの夜でした。
▲12/25大掃除の後は、来年に向けて「砂川平和ひろば」のミーティングの様子を撮影させていただきました。
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