車にゆられて12時間。無事到着。
この夏、歌と語りで伝える「いのちの音色」ライヴと映画「アオギリにたくして」上映会を企画してくださった「雲南アオギリ会」会長で地域自主組織「雲見の里いいし」事務局長の錦織斉子さん宅にて、ステキなご家族の皆様と一緒に夕食をご馳走になりました〜♪
あと数日で88歳を迎えるという澄子さんが、家の前の畑でつくったお野菜のたっぷり入ったお鍋。とっても美味しかったです〜♪♪ ご家族の皆様に大変お世話になり、心より感謝申し上げます〜!!
今年3月に飯石小学校が閉校となり「子供たちの声が聞こえなくなって寂しい」と澄子さんは言います。澄子さんの畑の両側にのびる道を通って、熊よけの鈴を鳴らしながら子供たちは毎朝登校していました。校庭やプールから聞こえてくる子供たちの楽しそうな声、学校から聞こえてくる子供たちの発表や歌声などにつられ、畑仕事を少し休んで学校まで子供達を応援しにいくことも度々あったと言います。
飯石地区には、『長崎の鐘』や『この子を残して』etc.の著者で、長崎で被爆しながらも救護活動をされた永井隆博士の生い立ちの家があり、この3月に閉校となった飯石小学校は、永井隆博士の母校でした。
▲10月4日の「雲見の里いいし」第46回ふるさと運動会では、被爆アオギリ2世の育つ飯石小学校の校庭で、飯石小学校閉校記念事業実行委員会企画として子供たちと地域の人々が協力して「平和を」という一文字を作り、撮影が行われました。
私たちがはじめて飯石を訪れたのは、昨年の秋のことでした。
錦織斉子さんからいただいた一つのメールから、ご縁をいただきました。
そこには、「飯石小学校では、長崎の山里小学校と姉妹校の調印をかわし、2年に一度長崎訪問し、平和学習が学校あげて積極的に行われ、特に永井博士の「平和を」「如己愛人」の精神の継承に力を入れています。そして、そんな小学校の子どもに負けまいと地域も動きだし、平成22年度からは地域の平和学習として、「知ることから考える」をコンセプトに永井博士や平和をテーマにした映画鑑賞を開催して6年目となります。今年度で小学校閉校が決まった今、この平和の精神の継承をやめてはならないと強く願っております」という錦織斉子さんの熱い思いと共に、是非閉校前に、映画「アオギリにたくして」を上映したいと書かれていました。飯石小学校と飯石交流センターで映画「アオギリにたくして」上映&ライヴをが行われ、飯石をはじめて訪れた我々は、永井隆博士の「平和を」「如己愛人」の精神を受け継ぎ、飯石小学校で培われてきた平和教育の素晴らしさに感動しました。
142年の歴史を持つ飯石小学校が閉校する前に、この素晴らしい学校を少しでも映像に残しておきたいという思いで、閉校式を前に今年3月には再度飯石入りさせていただき、撮影の機会をいただきました。
そして今回は、閉校後の飯石小学校をどうしていくかについて地域の方々が話し合いをされるとお聞きし、再び取材と撮影のため飯石に来させていただきました。
この度も、「雲見の里いいし」の若槻会長様と錦織事務局長様はじめ皆様に大変お世話になり、心より感謝申しあげます。これからもよろしくお願い申しあげます。
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