2015年10月12日

雲見の里いいし『アオギリにたくして』上映会(10/23:飯石小学校/10/24:飯石交流センター)

この夏、島根県雲南市三刀屋町飯石(いいし)地区の地域自主組織「雲見の里いいし」事務局長の錦織斉子さんから感動的なメールをいただきました。

飯石地区は、長崎で被爆しながらも救護活動をされ『長崎の鐘』や『この子を残して』etc.の著者で知られる永井隆博士の生い立ちの家があり、「アオギリにたくして」が上映されることになった飯石小学校は、永井博士が通った母校でもあります。

飯石小学校ではこれまで、長崎の山里小学校とは姉妹校の調印をかわし、子供たちは2年に一度長崎を訪れ、8月9日の空気を共有してきました。平和学習も学校あげて積極的に行われ、特に永井博士の「平和を」「如己愛人」の精神の継承に力をいれています。

そして、小学校の子どもに負けまいと、地域も動きだし、平成22年度からは地域の平和学習として、永井博士や平和をテーマにした映画鑑賞会が開催されてきました。

地域での無料上映会を重ねて6年目。
新聞で「アオギリにたくして」を知り、ぜひ、飯石地区での上映を実現したい!という思いが錦織様のメールに熱く綴られていました。

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10/23に「アオギリにたくして」を上映させていただく児童数が23名の飯石小学校は、今年度で小学校が閉校されます。このブログに添付されている人文字で校庭に描かれている「平和を」の写真は、この10月4日に「雲見の里いいし」第46回ふるさと運動会で、飯石小学校閉校記念事業実行委員会企画として人文字撮影が行われた時のものです。

子供たちと地域の人が協力して、約350名によって「平和を」の文字を作りドローンで撮影した写真だそうです。

「雲見の里いいし」事務局長の錦織斉子さんはじめ地域の皆さんは、この平和の精神の継承をやめてはならないと強く願っておられます。

「学校が閉校になっても、この地域の平和を願う気持ちを消すことなく、知ること、考えることから「平和を」を受け継ぎ続けていと思います。小さな地域ですので、一度に集まる方は50名ぐらいが精いっぱいですが、是非映画「アオギリにたくして」の上映を実現したいと思っています」。

錦織さんからの熱いメールをいただき、感動しました!!

今回の上映会では、中村柊斗監督、プロデューサーで音楽監督の伊藤茂利氏、撮影技師の倉本和人さんと共に4名で雲見の里いいしに伺わせていただきます。

「アオギリは、飯石小学校の平和精神継承のシンボルでもあり、校庭には被爆アオギリの子孫が植樹され随分大きくなっています。」と錦織さんよりご報告いただきました。

10/23は飯石小学校にて、10/24は飯石交流センターにて「アオギリにたくして」が上映されます。
こんな素敵な出会いをいただき、「映画をつくってよかった!」と心から感謝の気持ちでいっぱいです。

皆様にお会いできることを心より楽しみにしています〜!!

【島根県・雲南市】
◎日時:2015年10月23日(13:30〜15:30)
10月24日(14:00〜16:00)
◎会場:10/23→飯石小学校
    10/24→飯石交流センター
◎主催:雲南市地域自主組織 雲見の里いいし
◎上映会後援:雲南市/雲南市教育委員会/三刀屋如己の会

◎お問い合わせ:雲南市三刀屋町多久和516-2 飯石交流センター内
        雲見の里いいし事務局長:錦織まで
         TEL: 0854-45-4224
☆中村柊斗監督、プロデューサーの中村里美&伊藤茂利、撮影技師の倉本和人の4名で伺います〜!
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posted by ぷらっとハッピー日記 at 14:27| 東京 🌁| 映画『アオギリにたくして』・アオギリ祭り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする