2015年06月17日

「アオギリにたくして」上映実行委員会による宮城県内の被爆アオギリに二世に関する追跡調査

7月4日(土)エル・パーク仙台で宮城県で初となる「アオギリにたくして」が開催されます〜!

上映に向けて、「アオギリにたくして」上映実行委員会による、宮城県内の被爆アオギリに二世に関する追跡調査が行われました。事務局の佐藤悦子様より、下記のご報告をいただいています。

アオギリの木.jpg

「1990年頃、宮城県内では高校の広島方面への修学旅行が盛んで、東日本大震災で無くなってしまった女川高校は1883年以来毎年沼田鈴子さんから8年以上も被爆体験を聴きつづけ、沼田鈴子さんと一緒に拾ったアオギリの種を引率者の菊池英行先生が1990年に発芽させ、当時広島に修学旅行をしていた宮城県20高校にアオギリ二世の苗を送ったという情報が上映の準備をするなかでわかり、その追跡調査を実行委員会で行いました。
 20校中4校で7本のアオギリ二世が立派に成長していました。沼田鈴子さんのアオギリに託した願いが、平和を願う多くの人々の手によって、宮城県の4学校にしっかりと根を張り、四半世紀の間、若ものたちに命の大切さ、平和の尊さを伝え、困難を乗り越える勇気と励ましを与え続けてきた事実を目の当たりにして大きな感動を覚えています。」


東日本大震災の被災地の子供たちのことを案じながら、3・11の4ヶ月後に亡くなられた沼田鈴子さん。亡くなる一ヶ月前にお会いした時、弱ったお体で力の入らない握りこぶしを膝の上に立てておっしゃった「死ぬのは簡単だけど、生きて伝えなければ…」という言葉が思い出されます…。

絶望の淵にあった時、被爆したアオギリの小さな芽が私に「どんなことがあっても生きるんだよ」と語りかけていた。「もの言えぬアオギリに変わって、私がアオギリの思いも伝えなくては…」と語っておられた沼田鈴子さんは、その後、アオギリの語り部と呼ばれるようになり、広島平和記念公園の被爆アオギリの木の下で修学旅行生や世界中の人々に被爆体験を語り継ぎました。

「アオギリにたくして」上映実行委員会の皆様のご報告を知り、きっと沼田さんがとっても喜んでくださっている! 沼田さんの喜びの声が聞こえてくるかのようです。

7月4日(土)エル・パーク仙台で、宮城県で初の「アオギリにたくして」上映が行われます〜!
アオギリにたくされた「いのちの大切さ」「平和の尊さ」への思いが世界に広がっていきますように〜♪
皆様のご支援・ご協力を何とぞよろしくお願い申し上げます〜!!


【宮城県で初!】「アオギリにたくして」仙台上映会
◎日時:2015年年7月4日(土)
 1回目上映 10:30〜12:30/トーク 12:30〜12:50
 2回目上映 14:00〜16:00/トーク・歌など16:00〜16:30
 ※午後の部は最期に、若者たちによる「歌・アオギリにたくして」合唱があります。
◎場所:エルパーク仙台 セミナーホール
◎会費:一般1,000円、学生〜小学生500円、(当日100円増)
◎主催:「アオギリにたくして」上映実行委員会
◎お問合せ先:022-222-9714(仙台YWCA・月火金10:00~17:00)
090-5833-3050(佐藤) Email: ywca@cocoa.ocn.ne.jp 
◎後援:河北新報社 仙台市教育委員会 TBC東北放送

☆中村柊斗監督、企画製作・プロデューサーで音楽を担当した伊藤茂利と中村里美が伺わせていただきます。また、撮影監督をつとめた倉本和人が現在製作中のドキュメンタリー「いのちの音色」の撮影でお伺いさせていただきます〜!








posted by ぷらっとハッピー日記 at 08:05| 東京 ☁| 被爆アオギリ2世・3世 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする