![ハッピーちゃん.jpg](https://nakamurasatomi.up.seesaa.net/image/E3838FE38383E38394E383BCE381A1E38283E38293-thumbnail2.jpg)
ありがとう、ハッピーちゃん。18年間、ホントにホントにありがとう。
そして、ハッピーちゃんをかわいがってくださった皆様、本当にありがとうございました。
ミューズの里のハッピーちゃんが11月8日に亡くなりました。苦しむことなく、大往生だったと聞いています。広島での映画館上映の最終日のことでした。映画「アオギリにたくして」の上映活動の新たな第一歩を最後まで見守って、ハッピーちゃんは天国に旅立っていきました。翌日の東京・町田上映会を終えて、夜中にハッピーちゃんのお墓参りをしました。ちょうど庭に咲いていた黄色い菊の花に囲まれて、埋葬されたそうです。ハッピーちゃんのお墓が実家の庭の片隅に出来ていました。
ハッピーちゃんとの出会いは、私が日英対訳の外国人向け雑誌「ひらがなタイムズ」編集長を引退し、独立してすぐの頃。ミューズの里の先駆けとなるクロスカルチャープラザを設立した頃、ボランティアスタッフが捨て犬を見つけ…それがハッピーちゃんでした。警察に届けたものの、一週間たっても飼い主が現れなければ保健所でガス室に入れられてしまうと言われ……そもそも捨てられたわけですから飼い主が現れるはずもなく・・なので、ハッピーちゃんを警察から引き取って、みんなでオフィスで育てることにしました〜☆!
「よし!スタッフの一員となって、ハッピーちゃんも一緒に働こう!」発行している雑誌の表紙にも、ハッピーちゃんのイラストが何度となく掲載されました。ある時は国会議事堂の上から日本を眺めているハッピーちゃん、ある時は、振り向きざまに「Are you happy!?」と問いかけるハッピーちゃん。毎年開催されるイベントのTシャツもハッピーちゃんのデザインで、イベントに一緒に参加することもありました! そうそう、捨てられたショックが強く、心の傷を負っていたハッピーちゃんは一人でお留守番が出来ず、オフィスにスタッフが誰もいなくなる日は、ハッピーちゃんをバックに入れて、一緒に営業に行ったこともありました(笑)。
いろんな思い出がよみがえります。
オフィスの移転等もあり、ハッピーちゃんはその後、私の実家の父と母と共に暮らすことになりました。
映画「アオギリにたくして」では、上映会場で売られているアオギリ募金グッズの缶バッチにハッピーちゃんが登場しています。おりづるに乗ったハッピーちゃん、虹の上で長靴をはいて座っているハッピーちゃん、そしてアオギリの下で目をぱっちりあけているハッピーちゃんと居眠りしているハッピーちゃん。私は、アオギリの苗にもたれかかって居眠りしているハッピーちゃんが一番大好きです。
ハッピーちゃんとの18年間は、私が雑誌編集長をやめて、歌と出会い、そして映画と出会い、人生後半で自分がやるべきことをはっきりと見つけるまでの18年間でもありました。
たくさんの幸せを運んでくれたハッピーちゃんに、心から感謝の気持ちでいっぱいです!!
そして、お世話になったたくさんの皆さまに心より感謝申し上げます!!