
「平和を望む会」様の主催によるドキュメンタリー映画「かけはし」第一章・第二章 追悼上映会が、カイ日本語スクール2階にて1月26日に開催されます。JR新大久保駅でホームから転落した男性を助けようした韓国人留学生のイ スヒョンさんと日本人カメラマンの関根史郎さんが共に帰らぬ人となった事故から24年目の命日の上映会となります。
1/26「かけはし」第一章・第二章 追悼上映
https://kakehashi-movie.net/2025年1月26日「かけはし」追悼上映会
主催&お申込み:平和を望む会
E-mail: tonmon_k_mikazuki@icloud.com
TEL: 090-7238-6035
追悼上映を主催してくださる「平和を望む会」の木村巴代表はじめ皆様、お教室を会場としてご提供くださるカイ日本語スクールの山本弘子代表に心より深く感謝申し上げます。
26才で亡くなったスヒョンさん。もし今生きておられたら50才となられます。事故後、スヒョンさんと同じように母国と日本の懸け橋となることを夢見て来日するアジアからの留学生支援を続けてきたご両親(お父様は2019年にご逝去)とその想いを支え続けた関係者の皆様のことを思う時、スヒョンさんは今も私たちと一緒に生き続けている……と感じながらつくった作品がドキュメンタリー映画「かけはし」第一章・第二章でした。
私は直接スヒョンさんとお目にかかったことはありませんでしたが、異文化コミュニケーション誌の編集長をしていた頃にお世話になった日本語学校の一つがスヒョンさんの通っていた日暮里にある赤門会日本語学校でした。世界中から情熱を持ったたくさんの若者たちが来日し日本語を学んでいます。24年間に渡りご両親の想いを支えながら、ご両親と共に歩まれてきた新井時賛理事長はじめ関係者の皆様の姿を何かの形で記録したいと思いながら、ドキュメンタリー映画「かけはし」第一章・第二章を製作しました。2017年の作品ではありますが、ご鑑賞くださった皆様より「今こそもっと多くの方々に観てほしい」とお言葉をいただき、今年も地道に上映活動を続けてまいりたいと思っています。
また現在、この春の完成を目指して第三章の制作をしています。「どんな小さなことでも自分にできることをしたい」と新大久保駅の顕彰碑のお掃除を毎月されている方や、あの事故を知って大久保の街に関心を持ち始めた方、生まれる前に起きた事故だけれど母親から聞いて何かをしたいと思った高校生など、あれから24年たった今もみなさんの心の中に様々な形で記憶されていることを知る中で、引き続き「スヒョンさんが私たちの心に遺したもの」をテーマに描いてまいります。皆様のご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。
かけはし第三章
ドキュメンタリー映画「スヒョンが遺したもの」
https://kakehashi-movie.net
第一章・第二章の追悼上映会が行われる1月26日は、「アオギリにたくして」などこれまでの映画作品でもずっとお世話になってきた撮影技師の倉本和人カメラマンと共に、かけはし第三章の撮影も行われます。何卒よろしくお願い申し上げます。