次回で276回を迎える
歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える
「いのちの音色」ライブ♪
「いのちの音色」ライブ公演は、ヒロシマ・ナガサキの被爆者の体験とメッセージを世界に伝える活動の中から生まれた歌やトークと被爆者の方々の体験の朗読で構成されているライブ公演です。
弊社ミューズの里を設立した 2008年8月6日の夜からスタートしたこのライブ活動も 今年で16年目となります。ライブ活動に集中できたのは、最初の数年で、その後に映画製作をスタートしてからは、目の前が真っ白になることの連発で、それを一つ一つ乗り越えることに使う労力が凄まじく大きくて、正直音楽活動に集中できることはありませんでした。今もその状況はまったく変わりませんが、残された人生で何をやり遂げていきたいかをしげ兄(伊藤茂利)さんと一緒に考えながら、当初の目標だった1000回ライブは絶対に達成したい!と改めて強く思っています。
通常は100分~120分公演ですが、歌だけやトークだけの出演やネット配信も含めて、ギタリストのしげ兄さんと共に新たな気持ちで1000回ライブを目指してこの秋からまた再スタートしてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます🙏
歌と語りでヒロシマ・ナガサキを伝える
「いのちの音色」ライブ公演♪
https://musevoice.com/live/
2024年11月02日
MOTHER すべての命への愛と感謝をこめて〜♬
11月16日に広島弁護士会館で開催される 「日本反核法律家協会30周年記念イベント」に、トークリレーとライブで伺わせていただく予定ですが、初製作した映画『アオギリにたくして』で母親役でご出演くださった女優の斉藤とも子さんもいらっしゃるとお聞きして、久々にお会いできることを心より楽しみにしています。
Facebookから流れてきた
昔の投稿「MOTHER」を聴きながら
映画製作の頃が懐かしく思い出されます。
▲作曲・ギター:伊藤茂利/作詞・歌:中村里美
お世話になった被爆者の方々が年々亡くなっていかれる中で、2008年にスタートした歌と語りで被爆者の方々の体験とメッセージを伝える「いのちの音色」ライブ活動の中で歌い奏でてきた「MOTHER」は、映画『アオギリにたくして』の挿入曲ともなっています。斉藤とも子さんが演じる母親役の気持ちに寄り添って劇中に流れている挿入曲です(劇中では楽器のみの演奏)
この映画のモデルとなった故沼田鈴子さんの87才のお誕生会が、2010年夏に広島国際会議場フェニックスホールで開催されたピースイベント中で行われました。ギタリストの伊藤茂利さんと共にご招待いただき「アオギリにたくして」「MOTHER」の2曲をプレゼントさせていただきました。その翌年、米寿のお誕生日を目前に沼田さんは天に召されました。
▲故沼田鈴子さんの87歳のお誕生日ライブにて
「地球に母性を…!」
昔、米国のネバダの砂漠の核実験場の前で沼田鈴子さんが出演された原爆記録映画「にんげんをかえせ」を上映した時、心に傷をおった女性たちが映画を見に参加されていました。暴力と破壊ではなく、命を生み育む平和な世界をつくるために、女性たちは地球を傷つけ続ける核実験に反対していました。ヒロシマ・ナガサキの被爆者の方々のメッセージは、彼女たちの心にもしっかりと届いていました。
「MOTHER」は、すべての命への愛と感謝をこめてつくった歌です。これからも「いのちの音色」ライブで、歌い継いでいきたいと思います。