
先月3月23日、サーロー節子さんのドキュメンタリー映画「ヒロシマへの誓い」が八王子で上映されました。以前から観たいと思いながら、なかなか機会がなかったのですが、初めて鑑賞させていただき大変感動いたしました。

初プロデュース映画「AOGIRI〜アオギリにたくして〜」の米国初上映で2016年に渡米した際、初日にホームステイさせていただいたブルックリンのキャサリンさんは、サーロー節子さんと共に活動されている方でした。キャサリンさんからサーローさんをお電話でご紹介いただき、弊社のアオギリの映画のモデルとなった被爆者の沼田鈴子さんがカナダ在住のサーローさん宅を訪れていたことを初めて知りました。
そしてこの度、映画を観て何より驚いたのは、その時にホームステイさせていただいていたキャサリンさんが、映画「ヒロシマへの誓い」にもご出演されていたことです!!
この映画「ヒロシマへの誓い」が撮影されていた頃、特に2017年から今日に至るまで、スタッフの病気やコロナ禍などが相次ぎ、弊社ミューズの里にとっては先行きの見えない大変な日々がこれまでずっと続いてきました。大きな世の中の流れに目を向ける余裕が全くない中ではありましたが、せめて自分たちに出来る小さな平和への種まきを精一杯していこうと1日1日を過ごしていますが、ドキュメンタリー映画「ヒロシマの誓い」を鑑賞させていただき、核兵器のない世界に向けての世界の取り組みを知ることができました。また、サーローさんやキャサリンさん、そしてスティーブン・リーパーさんとも映画の中で再会し!この間の皆様の素晴らしい活動を知ることができて、心から感動と感謝でいっぱいです。
映画の中で描かれているサーロー節子さんをはじめ皆様の姿を拝見しながら、これまでずっと核兵器なき世界の実現に向けて人生をかけて命がけで語り継いでこられたヒロシマ・ナガサキのたくさんの被爆者の方々のことが思い出され、何度も涙が溢れました。一人でも多くの方々に観ていただきたい素晴らしい作品です。

映画「ヒロシマの誓い」上映後には、中村里美&伊藤茂利ピースライブで出演させていただきました。皆様、ありがとうございました。

ラストの歌では、この度の上映会をご企画されたお一人である被爆者の上田紘治さんの奥様の上田則子様が手話でご参加くださり、会場の皆さまと一緒に「平和を」を歌いました。
ご来場くださった皆さま、実行委員会の皆さまに心より感謝申し上げます。