2023年06月30日
ドキュメンタリー映画『いのちの音色』制作中〜!「チューリップの原産地でのライブ&上映を夢見ながら」
現在制作中のドキュメンタリー映画『いのちの音色』は、ライブや上映で訪れた様々な地域の様々な人々の声を届け、希望や平和の種をまく姿を描いています。
これまで日本全国のほとんどの都道府県でライブや上映を行わせていただき、まだ行っていないのは青森県と鹿児島県の2県となりました。といっても、資金力のない貧乏会社がやっとこさっとこの毎日の中で行っている小さな小さな活動です。一人でも二人でも…という思いの中で動いており、多くの人々に届けることはまだまだ出来ておりません。それでも、あきらることなく、当初の目的であった日本全国行脚を果たすために精一杯チャレンジ続けております。
映画の制作においては、現在膨大なデーターをまとめていく作業が続いており、思った以上に編集に時間がかかかっています。まだ完成時期を明確にお伝えすることができずにいますが、スタッフが高齢化してきていることや持病を持つ者もいる中で、体調をくずさないように配慮しながら、完成に向けて全力を尽くしてまいりたいと存じます。
これまで様々な場所でライブをさせていただきましたが、
日本最大のイスラム教寺院「東京ジャーミー」でも何度かライブさせていただき、
その後上映でもお世話になり改めて心より深く感謝申し上げます。
イベントの後、礼拝堂の撮影をさせていただいた時のことが大変印象に残っています。
ライブ後、礼拝堂を見学に行った時のことです。
「日本人がイスラム教を見る目は、おそらくくもっている。
残念ながらくもってるんです…」
という言葉に、友人の子どもが小さかった時の事が思い出されました。
若い頃に異文化コミュニケーション誌の編集長をしていた頃、日本で暮らす様々な世界の人々と触れ合う機会が多くありました。イスラム教徒の方々と触れ合う機会もよくありましたが、いつも穏やかで深い優しさを持った皆さんの心の豊かさにふれながら、お話ししているうちにとても癒されることが多くありました。
一方でメディアから伝わってくる情報は、テロに関する事件などばかりが報道されているため、これが全てだと思い込んでしまい、なんとなく怖いというイメージを持つ日本の方が増えている気がしてとても気がかりでした。
友人がイスラム教徒の男性と結婚し、女の子が生まれ、日本の公立の学校に通っていた時、友達から「テロ」とあだ名をつけられ虐められていたことを聞いた時は、胸が締め付けられる思いでした。
礼拝堂を見学していると
関係者の方がイスラム教についてお話してくださいました。
「イスラム教の集団礼拝は横一列で行われます。イスラム教が世界的な宗教になった普遍性、つまり、どの民族にもどの地域でも人々の心に訴えかけるものは何かといえば、大統領であっても、肌の色が違っても、民族が違っても、人間は神の前で平等であり、どんな人間も兄弟であるという強い思想があるということなんです。でも、日本の方々に、イスラム教のそういったメッセージが伝わっていないような気がしています…。
明治以降、日本人はヨーロッパの方だけを向いてきたので、ヨーロッパ的な価値観だけでしか見ていないように感じます。もちろん、ヨーロッパが好きでもいいんですよ。欧米に追従してもいい。ただし、地球上には、様々な文明や宗教があることをわかってもらいたい!」
ゼロの概念がインドからイスラム世界に伝えられ、現在私たちが使用している1,2,3,4・・・0,などの(アラビア数字と呼ばれる)算用数字が生み出されたことは、世界の発展に大きな貢献を果たしています。イスラムの世界から生まれたことなどについて教えていただながら、とても素敵な時間を過ごさせていただきました。無関心で知ろうとしない事が偏見を生み出すことに繋がってしまわぬよう、まずは自分自身がもっと学ばなくてはと感じました。
東京ジャーミーを2回訪問されたという元世界ヘビー級ボクシングチャンピオンのモハメッド・アリ(享年74歳)は、イスラム教に改宗し、黒人差別や人種主義に対する戦いの象徴でもありました。
ベトナム戦争で徴兵を拒否した時のモハメド・アリの言葉は有名です。
「ベトコンに何の恨みも憎しみもない。殺す理由もない。しかも、彼らは私のことを、一度も“ニガー”とは呼ばなかった」
入隊を拒否したために、ボクシングのタイトルを剥奪され、3年以上にもわたりリングに上がって戦う機会も奪われました。1967年には徴兵拒否の罪で起訴され、一審、二審では禁固5年の実刑判決も言い渡されますが、最終的には無罪を勝ち取ります。様々な代償を払いながらも、イスラム教徒として、黒人としての誇りを大切にしながら生きたモハメド・アリの姿は、多くの人々に勇気を与え続けてきたと思います。
モハメッド・アリについてやイスラム教の素晴らしさについて語ってくださったことに心より感謝申し上げます。
礼拝堂の正面の壁の左右にはチューリップが描かれていました。
チューリップはトルコの国花でもありますが、イラン、トルコ、ウズベキスタン、キルギスタンなどのあたりに多く咲いていた野の花で、4月〜5月ごろになると今でも原種のチューリップが見られるそうです。
17世期に、植物学者がチューリップをヨーロッパに持ち込むと球根に投機マネーが集まり、チューリップは人類の歴史上最初のバブルを生み出します。商売になると輸入して品種改良しながら世界に売ることに成功していったのがオランダだったそうです。
いつの日かライブと上映で
原産地の野に咲くチューリップと会える日を夢見ながら、
まだまだ続くドキュメンタリー映画「いのちの音色」制作に集中してまいります。
2023年06月26日
この夏!福岡と沖縄でもアオギリ上映会!
この夏、沖縄と福岡でも映画『アオギリにたくして』が上映されます。
沖縄では名護市にて、やんばるシネマさんが上映してくださいます。映画の中でも描かれている『にんげんをかえせ』も同時上映!この度の上映に向けて、被爆者の上田紘治さんに大変お世話になり心より感謝申し上げます。
また、福岡の北九州では、井上聖子さんが昨年に続き2回目となる上映を開催してくださいます!アオギリ会国東代表の衣笠邦彦さんとのご縁から広がった上映会。被爆アオギリに託された「いのちの大切さ」「平和の尊さ」への想いを広げてくださっている皆様に心より深く感謝申し上げます。
【沖縄県・名護市】8/5
日時:2023年8月5日(土)
@午後1時開場/1時20分上映 A4時開場/4時20分上映
会場:名護市立中央図書館AVルーム
※「にんげんをかえせ」(20分)も上映されます。
主催:やんばるシネマ
【福岡県・北九州市】8/8
日時:2023年8月8日(火)16:00~19:00
料金:1000円
会場:黒崎ひびしんホール
主催:merci(メルシー)
🍀アオギリ公式サイト
https://aogiri-movie.net
🍀アオギリ自主上映会のご案内
https://aogiri-movie.net/myscreen/
日本全国でのアオギリ上映会に向けて、皆様のご支援・ご協力を何卒宜しくお願い申し上げます!!
2023年06月24日
ミューズの里、もうすぐ15周年!
暑い夏がまたやって来ます。
初プロデュース映画『アオギリにたくして』は
上映活動をスタートしてから、この夏で10年を迎えます。
弊社ミューズの里の設立3年目に
新たなチャレンジとして始めた映画づくり。
2年後の2013年に劇場公開を果たし、
今もロングラン上映を続けています。
初めてのロケに入る前、
何十年も映画の世界を見てきた
女性経営者の方から、
「これまでにも日の目を見ずに
たくさんの映画がお蔵入りしているから、
もし完成して公開できたなら、
もうそれだけで大成功なのよ!」
と言われた言葉をふと思い出し、
今頃になってようやく
その言葉の意味をしみじみと感じています。
映画づくりも人生も同じで
ハウツー本には絶対出てくることのない
想像を超えたさまざまな困難が
次から次へと待ち受けています。
小説にも漫画にもならないような
そんなバカな?!が、
実際に起こり得るのが世の中であり
人間の不思議さでもあります。
感情にも左右されながら
見たいように見えているそれぞれの現実は、
真実や物事の本質が、
いかに見えづらいものであるかを
あらわしているかのように思えることがよくあります。
この10 年を振り返る時…
人間の仕業である戦争や
今も流れてくる悲しい出来事が
なぜ起きるかを、より身近にリアルに感じるようになりました。
そしてきっと
この、どん底の経験があったからこそ
被爆者の沼田鈴子さんが
被爆アオギリに託した想いに
より一層深く触れることができたし
今もなお、改めて気づかされることがたくさんあります。
この夏8月6日、
ミューズの里は
会社設立15周年を迎えます。
もうダメだ‥
もうこれ以上出来ない‥
何度となく弱音も吐きながら、
それでも、また立ち上がり…
誰も知らない小さな会社。
肩書きなんて無いも同じで、
でも、だからこそ
本当に大切に思うことを大切にしながら
出来ることがたくさんある!
そう信じて今日までやってきました。
スタッフに恵まれ、
たくさんの皆様にお世話になり
応援いただきながら、
今日までこれたことは奇跡です。
改めてご支援くださっている皆様に心より深く感謝申し上げます🙏
この先10年に向けて
プロセスに心を通わせ
志を大切にしながら
より小さく!さらに小さく!
小さなことから
新たに始めていこうと思います。
◆映画『アオギリにたくして』 https://aogiri-movie.net
◆映画『かけはし』 https://kakehashi-movie.net
◆映画『いのちの音色』制作中!https://musevoice.com/inochi/
◆公演・ライヴ活動 https://musevoice.com/live/
2023年06月23日
「いのちの音色」ご支援いただきありがとうございます。
制作中のドキュメンタリー映画『いのちの音色』を
応援くださっている皆さまに心より感謝申し上げます。
原 雅敏 様様、木村一郎様より制作支援のご寄付をいただきました。
心より深く感謝申し上げます。
🍀いのちの音色 公式HP
https://musevoice.com/inochi/
🍀ご支援のお願いについて
https://musevoice.com/inochi/goods-2/
(会計担当:石塚佐和子)
皆様のご支援を何卒よろしくお願い申し上げます🙏
応援くださっている皆さまに心より感謝申し上げます。
原 雅敏 様様、木村一郎様より制作支援のご寄付をいただきました。
心より深く感謝申し上げます。
🍀いのちの音色 公式HP
https://musevoice.com/inochi/
🍀ご支援のお願いについて
https://musevoice.com/inochi/goods-2/
(会計担当:石塚佐和子)
皆様のご支援を何卒よろしくお願い申し上げます🙏
2023年06月22日
7/8ドキュメンタリー映画『かけはし』Zoomオンライン上映会
国を超えた心の繋がりが
平和の礎となるよう願いながら
製作会社ミューズの里では
『かけはし』上映活動をロングランで開催しています🎥
ドキュメンタリー映画 『かけはし』Zoom上映&交流会
Zoomオンライン上映会(第1章+第2章)
2023年7月8日(土)19:00〜21:00
ドキュメンタリー映画『かけはし』は、JR新大久保駅(東京都・新宿区)で2001年1月26日、ホームから転落した男性を救おうとして日本人カメラマンと共に亡くなった韓国人の日本語学校生、イ スヒョン(李秀賢)さん(当時26歳)の足跡や遺志をたどったドキュメンタリー映画です。作品は2部構成となっています。第一部(42分)では、息子スヒョンさんが亡くなった後のご両親の留学生支援などの活動や心の変遷を記録。第二部(53分)では、日韓国交正常化50周年に来日した韓国の大学生たちの草の根交流を追っています。
🍀かけはし公式HP https://kakehashi-movie.net
タイムスケジュール
ドキュメンタリー映画『かけはし』上映会
・18:45〜 オンライン受付開始(マイクをミュートにしてご入室ください)
・19:00〜製作者からの挨拶
・19:05〜 映画『かけはし』第1章:42分 + 第2章:53分(95分)
・20:40〜21:00ご出演者との交流タイム(ご自由にご参加ください)
▼トークゲスト
司会・進行
伊藤茂利(製作・プロデューサー・音楽監督)
製作者・挨拶
中村里美(企画・製作・統括プロデューサー・主題歌)
会場:オンライン(Zoomアプリを使用)
ご自宅やお客様の好きな場所から、どこからでもご参加いただけます。
※ ご入室いただく際は、マイクとビデオをミュート(OFF)にしてください。
※ Wi-FiよりLANケーブルでPCにつないでいただく方が、より安定してご視聴いただけます。
🍀お申し込み方法
下記のPeatixサイトに詳細が掲載されています。
https://kakehashi-2023-2-28.peatix.com
ご参加をお待ちしています♬
平和の礎となるよう願いながら
製作会社ミューズの里では
『かけはし』上映活動をロングランで開催しています🎥
ドキュメンタリー映画 『かけはし』Zoom上映&交流会
Zoomオンライン上映会(第1章+第2章)
2023年7月8日(土)19:00〜21:00
ドキュメンタリー映画『かけはし』は、JR新大久保駅(東京都・新宿区)で2001年1月26日、ホームから転落した男性を救おうとして日本人カメラマンと共に亡くなった韓国人の日本語学校生、イ スヒョン(李秀賢)さん(当時26歳)の足跡や遺志をたどったドキュメンタリー映画です。作品は2部構成となっています。第一部(42分)では、息子スヒョンさんが亡くなった後のご両親の留学生支援などの活動や心の変遷を記録。第二部(53分)では、日韓国交正常化50周年に来日した韓国の大学生たちの草の根交流を追っています。
🍀かけはし公式HP https://kakehashi-movie.net
タイムスケジュール
ドキュメンタリー映画『かけはし』上映会
・18:45〜 オンライン受付開始(マイクをミュートにしてご入室ください)
・19:00〜製作者からの挨拶
・19:05〜 映画『かけはし』第1章:42分 + 第2章:53分(95分)
・20:40〜21:00ご出演者との交流タイム(ご自由にご参加ください)
▼トークゲスト
司会・進行
伊藤茂利(製作・プロデューサー・音楽監督)
製作者・挨拶
中村里美(企画・製作・統括プロデューサー・主題歌)
会場:オンライン(Zoomアプリを使用)
ご自宅やお客様の好きな場所から、どこからでもご参加いただけます。
※ ご入室いただく際は、マイクとビデオをミュート(OFF)にしてください。
※ Wi-FiよりLANケーブルでPCにつないでいただく方が、より安定してご視聴いただけます。
🍀お申し込み方法
下記のPeatixサイトに詳細が掲載されています。
https://kakehashi-2023-2-28.peatix.com
ご参加をお待ちしています♬
2023年06月17日
広島「八丁座」から再スタート!ドキュメンタリー映画『かけはし』
先月5月21日、G7サミットに招かれた韓国の尹大統領が、日本の岸田首相と共に、広島市の平和記念公園の「韓国人原爆犠牲者慰霊碑」を訪れ、献花されました。広島への原爆投下では多くの朝鮮半島出身者の方々が被爆されています。日韓の両首脳がそろって追悼される姿を見て、胸が熱くなりました。
37年前、草の根の民間外交プロジェクト「ネバー・アゲイン・キャンペーン」でアメリカの学校や教会で原爆映画を上映するボランティア活動に参加することになり、渡米前、ひと夏を広島で過ごしました。
たくさんの被爆者の方々のお話を聞かせていただく中で、今も忘れることのできない朝鮮人被爆者の方のお言葉があります。
「原爆投下後の生き地獄の中にあっても、差別があったということを忘れないでほしい」。そうおっしゃった後、アメリカに行くことを戸惑っていた私に、「何か重いものを背負って行くんじゃなくて、一人でも友達をつくってくるつもりで行ってらっしゃい」と優しく声をかけてくださいました。深くて大きな心を持った方でした。ヒロシマの心を伝えたいと思いながらも、戦後生まれで被爆体験のない者に一体何が伝えられるのだろうと不安になり、アメリカに行くのをやめようと思いながら迷っていた時でした。ヒロシマの心が何なのかさえわかっていない私を、ものすごく優しい眼差しで見守ってくださり、語ってくださった言葉のあたたかみを今も覚えています。
また、戦後50年(1995年)の時、韓国・中国・マレーシア・アメリカ・ドイツ・スペイン・バングラディシュ・日本の8カ国の若者の家族の戦争体験と共に、これまでお世話になったヒロシマ・ナガサキの被爆者の方々の被爆体験を伝える多国籍出演者による日本語朗読劇を企画・プロデュースし、みんなを連れて広島に行った時のこともいまだに忘れることができません。出演者には、自分が朗読する被爆者の方に会っていただきたいと強く思っていました。韓国人留学生だったクォンさんには、沼田鈴子さんの被爆体験を朗読していただくことになっていたので、広島では、映画「アオギリにたくして」のモデルともなった沼田さんに被爆体験を語っていただきました。
その当時はまだ、韓国人原爆犠牲者慰霊碑が平和記念公園の中になく、川を隔てた通り沿いに建っていました。折り鶴を捧げに行ったクォンさんが、「同じ被爆者なのに、同じ人間なのに、どうして韓国人被爆者の慰霊碑だけが平和公園の外にあるのだろう」と疑問を投げかけ、ものすごくショックを受けていた姿が今も忘れられません。その後、韓国人原爆犠牲者慰霊碑は、関係者の悲願でもあった公園内への移設が1999年に果たされたそうです。
被爆者運動や核兵器廃絶への取り組みの中で、様々な課題が今もたくさんあることと思いますが、30年というスパンの中で物事を見た時に、30年前には考えられなかったことが形となっていることもあり、諦めずに声を上げ続けてこられた方々の不断の努力と信念を思う時、深い感謝と共に希望を感じます。そして、日韓の両首脳が慰霊碑に献花する姿に歴史の流れを感じながら、被爆者援護法による援護が届かない北朝鮮の被爆者の方々は今どうしておられるのだろうと案じずにはいられませんでした。
あの日、きのこ雲の下にいたのは日本人だけではなく、植民地統治された韓国・朝鮮人の方々や中国大陸や台湾からの人々、インドネシアなどからの南方留学生、アメリカ人捕虜、ドイツ人牧師や、亡命していたロシア人家族の方などもおられたことを忘れはならないと思います。
この秋、10/21(土)広島「八丁座」にて、ドキュメンタリー映画『かけはし』第一章・第二章を再上映していただけることになりました。
そして、コロナ禍に延期となっていた第三章の「かけはし」制作に向けて、広島からもう一度 再スタートしてまいります!
ドキュメンタリー映画『かけはし』は、原爆をテーマにした作品ではありませんが、私の中では初プロデュース映画『アオギリにたくして』に託した想いともつながっています。
🍀ドキュメンタリー映画『かけはし』
https://kakehashi-movie.net /
戦争のない、核兵器のない世界をつくる上において、近隣諸国との信頼と友好を深めることこそ何よりの安全保障でもあります。しかし、この夏で戦後78年という歳月が流れても、様々な問題が残されている現実は、今なお残る戦争の深い傷跡のあらわれでもあることを思う時、憎しみの連鎖をくい止め、絶対に二度と戦争を起こしてはならないと強く思います。
たとえ個人にできることは限られているとしても、国を超えた人と人の心のつながりを大切にしながら、交流の輪を絶やすことなく、世界の平和を祈りながら、少しでも自分たちに出来ることは何かを考えながら、取り組み続けていきたいと思います。
懸け橋となる世界からの留学生を応援しながら、そして、日韓友好と両国と世界の平和を願いながら、一つ一つの上映会に思いを込めて「かけはし」上映の輪を広げていきたいと思います。どうぞ皆様のご支援・ご協力を今後とも何卒よろしくお願い申し上げます🙏
2023年06月15日
ドキュメンタリー映画『いのちの音色』制作中〜!「被爆マリアが世界の人々に伝える原爆の惨状」
現在、第三作目となるドキュメンタリー映画『いのちの音色』を制作中です。
アメリカでは、隠れキリシタンの研究から長崎の被爆マリアの存在を知り、浦上天主堂の上に原爆が落ちたことを知ることで、自らのこととして原爆を受け止め、核廃絶について考え始める人々がいます。
上映&ライブでお世話になったジョンさんとキャリーさんのチャペル中央には、熱線によって頬と髪が黒く焼け、目が空洞になった被爆マリアの写真が飾られていました。お二人は、被爆マリアの姿を通して原爆の惨状を人々に伝えておられました。
長崎への原爆で、約7万人が亡くなり、その中にはキリスト教徒8500人も含まれていました。当時、東洋一と言われていた浦上天主堂は、爆心地から500mのところにありました。浦上天主堂にあったマリア像は、イタリアからもたらされた木製の高さ約2メートルで、目には青いガラス玉がはめ込まれていたそうです。原爆によって旧浦上天主堂は壊滅的な被害を受けましたが、瓦礫の中からマリア像の頭部だけが見つかりました。
16世紀には全村がキリシタンと言われていた浦上地区は、17世紀に入りキリスト教の禁教令が出たのちも、約250年間にわたる厳しい迫害にたえて、信仰を守り通したところでもあります。その地の上に落とされた原爆・・・。
ジョンさんとキャリーさんは、
被爆60年の時に長崎を訪れ
9日間の断食をしながら長崎の街に立ち
原爆投下に対する深い謝罪の思いを伝えた時のことを語ってくださいました。
二人が行ったVigilで持っていた布には
「アメリカ国民である私たちは
広島と長崎に謝罪いたします。
原爆ホロコーストを受難された
すべての魂に深い哀悼の意を捧げ
アメリカの犯した過ちを懺悔いたします」
と書かれていました。
被爆マリアが、世界の人々に原爆の惨状を伝えています。
「憲法9条は、奴隷解放と同じぐらいの価値あるものです」
と静かに語るジョンさんの言葉が、重く深く心に響きました。
🍀ドキュメンタリー映画「いのちの音色」制作中!
https://musevoice.com/inochi/goods-2/
皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。
アメリカでは、隠れキリシタンの研究から長崎の被爆マリアの存在を知り、浦上天主堂の上に原爆が落ちたことを知ることで、自らのこととして原爆を受け止め、核廃絶について考え始める人々がいます。
上映&ライブでお世話になったジョンさんとキャリーさんのチャペル中央には、熱線によって頬と髪が黒く焼け、目が空洞になった被爆マリアの写真が飾られていました。お二人は、被爆マリアの姿を通して原爆の惨状を人々に伝えておられました。
長崎への原爆で、約7万人が亡くなり、その中にはキリスト教徒8500人も含まれていました。当時、東洋一と言われていた浦上天主堂は、爆心地から500mのところにありました。浦上天主堂にあったマリア像は、イタリアからもたらされた木製の高さ約2メートルで、目には青いガラス玉がはめ込まれていたそうです。原爆によって旧浦上天主堂は壊滅的な被害を受けましたが、瓦礫の中からマリア像の頭部だけが見つかりました。
16世紀には全村がキリシタンと言われていた浦上地区は、17世紀に入りキリスト教の禁教令が出たのちも、約250年間にわたる厳しい迫害にたえて、信仰を守り通したところでもあります。その地の上に落とされた原爆・・・。
ジョンさんとキャリーさんは、
被爆60年の時に長崎を訪れ
9日間の断食をしながら長崎の街に立ち
原爆投下に対する深い謝罪の思いを伝えた時のことを語ってくださいました。
二人が行ったVigilで持っていた布には
「アメリカ国民である私たちは
広島と長崎に謝罪いたします。
原爆ホロコーストを受難された
すべての魂に深い哀悼の意を捧げ
アメリカの犯した過ちを懺悔いたします」
と書かれていました。
被爆マリアが、世界の人々に原爆の惨状を伝えています。
「憲法9条は、奴隷解放と同じぐらいの価値あるものです」
と静かに語るジョンさんの言葉が、重く深く心に響きました。
🍀ドキュメンタリー映画「いのちの音色」制作中!
https://musevoice.com/inochi/goods-2/
皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。
2023年06月14日
ご寄付をいただき心より感謝申し上げます。
制作中のドキュメンタリー映画『いのちの音色』を
応援くださっている皆さまに心より感謝申し上げます。
新井時賛様、勝俣範之様、加藤祥範様より制作支援のご寄付をいただきました。
心より深く感謝申し上げます。
🍀いのちの音色 公式HP
https://musevoice.com/inochi/
🍀ご支援のお願いについて
https://musevoice.com/inochi/goods-2/
(会計担当:石塚佐和子)
皆様のご支援を何卒よろしくお願い申し上げます🙏
2023年06月13日
ドキュメンタリー映画『いのちの音色』制作中〜!「本来ある自然の平和な姿」
制作中のドキュメンタリー映画『いのちの音色』では
米国マサチューセッツ州・Leverettにて(2016年)
加藤お上人様に大変お世話になりました。
お寺から見える近くの町にあるリベラル・アーツの名門アマースト大学は、クラーク博士や内村鑑三、新島襄が卒業した大学としても知られています。
加藤お上人様は、2001年のアメリカでの9.11後に「Walk for a New Spring」をスタートしました。9.11がアメリカの方々に与えたショックはとても大きく、平和運動をしていた人たちの中にも分断が生まれ、お互いに口をきかなくなったりなど、政府やラジオ・テレビなどが報復戦争を煽り立てる中で、それに意を唱える事が非国民であるかのような雰囲気が生まれていったそうです。
加藤お上人様は、人々が対話する場所をつくらなければならないと感じ、そのために行進しようとスタートしたのが、「Walk for a New Spring」でした。
はじめは2ヶ月ぐらいかけてマサチューセッツ州の中で、教会やモスクやアマーストなどの50~60の町をつぶさに回り、様々なところでみんなが対話できるえる場をつくり、いろんな違う意見が語られる中で、少なくともみんながそれぞれに思うことをオープンに言える場所ができたことによって、たくさんの人々から喜ばれ、そうしてことから始まった「Walk for a New Spring」は、その後も、毎年開催されるようになり今も続いています。
▲皆さんと一緒にお寺を守っているこの猫ちゃんの名前は「トーちゃん」です。
「いかに命を大切にしていくかということを、人類が考えるということが何より大切です。人間の活動によって、自分たちの社会の中のアクティビティをあまりにも重視することによって、本来ある自然の平和な姿というものを忘れてしまうことに人間の歴史の問題があったんじゃないでしょうか。近代の物質文明が、人間の生活の基本であるという考え方に支配されてきた中で、みんなの命が最も大切にされるべき状態にするうえで、何がいったい問題なのかを考えなければいけない」と加藤お上人様は、語っておられました。
「宗教でさえ、自分たちの利益を優先するような形で使われてしまう、人間は簡単にそのように陥ってしまうわけです。”人々の心の中に、社会の中に、どうやったら平和をもたらすことができるか”ということが宗教の原点です。その原点に立ち返ることが大切だと思います。命と言った時に、それに対してノーという声が一番の問題なわけで、あるいはそれに耳をかさないことが一番問題なわけですから、そこに意識を向け、人々が気づいていかないといけないんじゃないかと思います」
それぞれの宗教が、平和を達成させるために必要な優れた教えを凝縮し、みんなの教えとなるように祈りながら、加藤お上人様は平和行進を続けておられます。
先住民の人たちはアメリカ大陸を亀の島と呼んでいます。
亀の島に建立された仏舎利塔の近くには、
先住民の先祖の霊に祈りを捧げるための塔があり
たくさんの先住民の方々がここを訪れ
とても喜んでおられます。
アメリカが本当に平和な国になるためには、
先住民の先祖の霊に祈りを捧げ
慰めることが大切であるという
加藤お上人の信念を感じました。
この日、加藤お上人様にご紹介いただいたベトナム戦争の帰還兵のミラーご夫妻の家にホームステイさせていただき、忘れることのできない素敵な時を過ごさせていただきました。加藤お上人様はじめ、Leverettで出会いをいただいた皆様に心より深く感謝申し上げます。
🍀映画「いのちの音色」制作中!
https://musevoice.com/inochi/goods-2/
2023年06月09日
ドキュメンタリー映画『いのちの音色』制作中〜!米国ボストンでの思い出
2016年のアメリカ行脚では、ニューヨーク州やマサチューセッツ州の図書館や大学、教会やピースパゴダなどで映画『アオギリにたくして』上映やライブをさせて頂きました。現在制作中のドキュメンタリー映画『いのちの音色』撮影もさせて頂き、改めて皆様に心より感謝申し上げます。
▲昭和ボストンから見えるボストンの街
昭和女子大学ボストンキャンパスでは、RA(レジデント・アシスタント)として
日本からの留学生の生活を支援していたメアリー・ポピオさんにお世話になりました。
メアリーさんは、
日本のゲームが大好きだったことから
大学時代に日本語を専攻し、
また、カトリックを信仰していることから
隠れキリシタンについて学ぶ中で
長崎を訪れたことがきっかけとなり
核兵器の問題や平和活動に
関心を持つようになったそうです。
「日本で就職したい。できればNPOで働きたい!」
と、夢を語っていたメアリーさん。
当時は、その年の秋から、
日本語学校に行く予定だと言っておられましたが、
なんとその学校が、第二作目の映画『かけはし』の
スヒョンさんが通っていた日暮里にある
赤門会日本語学校だと聞いてびっくり!
いろいろご縁を感じました。
そして、メアリーさんは夢を叶え
スティーブン・リーパーさんらと
NPO法人Peace Culture Villageを共同創業され
今では広島で暮らしておられるようです。
国籍や民族、宗教や文化など
様々な違いを超えて、
平和文化を共に創造し
心豊かな世界が広がっていくことを祈ります。
日々体力の限界を感じながら挑戦中の映画制作で、
生みの苦しみの真っ只中にありますが…
全力を尽くします。
皆様もお体をくれぐれも大切になさってくださいませ。
🍀映画「いのちの音色」制作中!
https://musevoice.com/inochi/goods-2/
2023年06月08日
2023 アオギリ祭りin 町田( 7/20-21 )
7月20日、21日の2日間にわたり、第2回目となる「アオギリ祭り in 町田」が、東京・町田の「薬師ヶ丘自治会館」にて開催されます。
木村巴画伯の「画の力」に魅せられ、深い感動をいただき、何かご一緒できないかと模索する中で、昨年夏には初の「アオギリ祭り in 町田」が ART&IDEA CENTER「浮輪寮」開寮記念イベントとして開催されました。寮主で建築家の丸谷博男様はじめ皆様に大変お世話になり、改めて心より感謝申し上げます。
そして今年!被爆アオギリに託された「いのちの大切さ」「平和の尊さ」への想いを地域のこどもたちに是非伝えていきたいと、木村巴画伯が呼びかけてくださり、昨年に引き続き第2回目のとなる「アオギリ祭り」が開催されることになりました。
木村巴画伯を中心に「アオギリ祭り実行委員会」が発足され、皆様からのアート作品(絵画、木彫、写真、陶芸、書、刺繍、切り絵など)の展示会が開催されます。また、手作り小物、衣類、野菜などの販売なども行われます。地域の文化祭の中で、映画『アオギリにたくして』も上映していただけることになり心より感謝申し上げます。
「アオギリ祭り」に託された想いが広がっていく様子に感動をいただいています。
みんなで一緒につくる文化祭!
是非、ご参加ください。
皆様のご来場を心よりお待ちしています。
2023 アオギリ祭り in 町田
7月20日(木)
・13:00~18:00 アート作品の展示
・19:00~20:50 映画『アオギリにたくして』上映
7月21日(金)
・10:00~11:50 映画『アオギリにたくして』上映
・12:00~16:00 アート作品の展示
入場料:無料(販売、出店ブースは有料となります)
会 場:薬師ケ丘自治会館
主 催:アオギリ祭り実行委員会
連絡先:090-7238-6035 (実行委員会・代表:木村巴)※作品や出店も募集中です!
協 賛:ふれあいサロン「べるべる会」
※ふれあいサロンは、町田市社会福祉協議会が提唱している地域の活性化・仲間づくりの事業で、「べるべる会」は、食べる・喋る・学べるから生まれた名称です。
〜会場「薬師ケ丘自治会館」へのアクセス〜(住所:町田市野津田町3241−3)
バス停「薬師ケ丘」で下車し、町田方面に30メートルほど戻ると蓮見橋があります。それを渡っていただくと住宅地図看板がありますのでご覧ください。中央上に薬師ケ丘自治会館が載っております。近隣には薬師池公園、牡丹園、ふるさと農具館などあります。また、ふるさと農具館では新鮮なお野菜を販売しております。お時間がある方は、ウェルカムゲートで下車して、牡丹園を目指して(道標をたどって)七国山を散策しながらいらしていただくこともできます。
※小田急町田駅北口(POPビル先)21番乗り場から、本町田経由野津田車庫行き、または本町田経由鶴川行きの神奈中バスで「薬師ヶ丘」下車。
2023年06月05日
長延寺の清水醇ご住職様のお寺で育つアオギリ
長野県で広がる平和の種まき
長野県で被爆アオギリ3世を育てておられる小椋シガ子様が上映活動を広めてくださり、これまでに南木曽・高森・木曽などでの上映が開催されてきました。清水醇和尚様、林まゆみ様、山内智子様、深澤衿子様はじめたくさんの皆様に大変お世話になり、改めて心より深く感謝礼申し上げます。
現在制作中のドキュメンタリー映画『いのちの音色』でも、何度か撮影に伺わせていただき皆様に大変お世話になりました。編集においては、ようやく2016年までたどり着いたところで、膨大なデーターに埋れながらの日々で、まだ長野編に入れておりませんが、映像で皆様とまた出会えることを心より楽しみにしています。
本日は、オフィスに届いた高森町の「伝えたい想い アオギリにたくして」山内智子会長が送ってくださった、「伝想・アオギリにたくす」が編集され高森町教育委員会で発行されている2号目となる新聞を拝読させていただき、平和の種まきが広がっている高森町に感動をいただき、大変嬉しく、心より感謝もうしあげます。
高森町の丸山平和記念公園には
広島市から寄贈された
被爆アオギリ2世が元気に大きく育っています。
高森町での映画上映&ライブが開催されたことを機会に「被爆アオギリ三世を育てよう」の声が広がり、2020年3月に「伝えたい想い アオギリにたくして」の会が発足され、町民・行政が一体となり活動を進めておられます。
▲プレゼントしていただいた高森町の丸山平和公園の被爆アオギリ2世の種から育った被爆アオギリ三世の苗です。今年も元気に芽吹いています🌱
そしてまた、
長野県からのもう一つの嬉しいお知らせをいただいています。
木曽町では、2年前に木曽町教育委員会の主催で上映会が開催されましたが、この秋11月、木祖村の主催により、公立中学校の参観日に生徒・保護者・地域住民の皆様に平和学習の一環でとして上映していただけることになりました。改めて心より深く感謝申し上げます。
人はよく
「微力だけれど無力ではない」
と言います。
けれど私は、
これまで出会をいただいた人々の姿に
たくさんの感動をいただきながら
「一人の力は大きい!」
と、いつも感じながら生きてきました。
アオギリのご縁を通して
出会いをいただいた皆様に
心より感謝もうあげます。
かけがえのない
命の輝きを
表現できる作品を
これからも命ある限り
つくり続けていこうと思っています。
「ミューズの里TV」もよろしくお願いします。
現在、第3作目となるドキュメンタリー映画『いのちの音色』の制作中です。
膨大なデーターに埋れながらの日々が続いています。
もうこれ以上できない
というところまで、
日々必死にトライしていますが…
まだまだ時間がかかりそうです。
でも!とても良い手応えを感じています。
それにしても
台風が来ていることにも気がつかず、
気がついたら数日経っていました(><)
春から充実させる予定だった
YouTubeチャンネル「ミューズの里TV」ですが
申し訳ありません🙏
とてもとても手が回らず
映画制作が一段落するまで
広報スタッフによる
ショート動画アップのみとなりますが、
引き続き応援いただけたら嬉しく
何卒よろしくお願い申し上げます。
保護犬として入社した
先住犬の宝ちゃんも今年9歳となります。
保護猫だった命くんもこの夏で3歳!
人間スタッフと共に一番苦しい時を
一緒に乗り越えてきました。
今では広報スタッフとして活躍中です🐾
YouTubeチェンネル
🍀ミューズの里TV
https://www.youtube.com/@MusevoiceFilm
今後ともよろしくお願いいたします🙏
映画『アオギリにたくして』『かけはし』自主上映募集中!
「いのち」をテーマに作品づくりをしている
ミューズの里の映画を上映しませんか?
映画『アオギリにたくして』
🍀公式HP
https://aogiri-movie.net
ドキュメンタリー映画『かけはし』
🍀公式HP
https://kakehashi-movie.net
少人数の小さな上映会から大きな上映会まで
お気軽にご相談ください。
ご連絡先:製作会社ミューズの里(中村・伊藤・石塚)
E-mail: info@musevoice.com
E-mail: crosscultureplaza@yahoo.co.jp
7/1 映画『アオギリにたくして』上映(久喜総合文化会館「広域展示室」)
埼玉県の久喜総合文化会館(広域展示室)にて
映画『アオギリにたくして』が上映されます。
映画アオギリにたくして
🍀公式サイト
https://aogiri-movie.net
当日は、プロデューサーで音楽監督の伊藤茂利と共にご挨拶にお伺いさせていただきます。
皆様よろしくお願い申し上げます。
日時:2023年7月1日(14:00~16:00)
会場:久喜総合文化会館(広域展示室)
主催:9条の会久喜
TEL:090-4058-2699(関口)
入場料:前売り:1000円/当日:2000円
カフェ「momo」:映画『アオギリにたくして』上映会(6/17)
東京・町田のカフェ「momo」主催による、映画『アオギリにたくして』上映会(6/17)が開催されます。
カフェ「momo」は、東京都町田市にあるグルテン・化学調味料フリーで、酵素玄米と有機野菜、オーガニック食材を使用したお店です。
お食事も楽しみです♬🍀
日 時:2023年6月17日(土)13:00~15:00
場 所:酵素玄米カフェ「momo」
参加費:1000円
※ご希望の方には、ランチも1350円でご用意してくださるそうです🎶
プロデューサーの伊藤茂利と共に伺わせていただきます。
皆様よろしくお願い申し上げます。
映画アオギリにたくして
🍀公式サイト
https://aogiri-movie.net
2023年06月04日
ドキュメンタリー映画『いのちの音色』制作中:「自然との共生」と「いのちの尊厳」への視点を大切に生きるレイスロップご夫妻の素敵な暮らし
この道の先に、バークシャー・コミュニティー・カレッジ名誉教授(哲学)で平和学者のレイスロップご夫妻のご自宅があります。
学生3人に手伝ってもらいながら
約6年かけてご夫婦で作りあげたという
ニューヨーク州のケイナンにある
とっても素敵なご自宅です。
太陽光パネルで
十分に電力を賄い
ご自宅へと続く道の
両側には寒い冬に使う
たくさんの薪が積まれていました。
庭や畑の水まき雨水を利用し、
枯葉をためて肥料を作っています。
時々、庭に熊が現れたりもしますが、
熊が充分に生きていけるだけの
豊な自然も守られている中で
共存しているようです。
Never Again Campaignについて
38年前、レイスロップご夫妻は日本の国語教師の北浦葉子さんと共にNAC(ネバーアゲインキャンペーン)を創りました。
NACは、手弁当な草の根による小さな民間外交プロジェクトです。
日本人ボランティアが単身渡米し、アメリカの家庭にホームステイしながら、主には小中高校、時には幼稚園や大学、または教会などを訪問し、折り鶴を折ったり日本文化紹介と共に原爆映画やスライドの上映会を行い、ヒロシマ・ナガサキの被爆者のメッセージを伝えていきます。
レイスロップご夫妻は1985年夏、日本からのボランティアを受け入れてくれるホストファミリーを全米各地で募集し、その後に来日して北浦葉子さんやサポーターと共に、日本全国で90名のボランティア希望者の面接をしました。第一期生として選ばれた7名のボランティアは、広島と長崎、そして自分の暮らす街におられる20名以上の被爆者の話を直接聞いたり、アメリカでのプレゼンテーション(聴衆者向けの語り)のトレーニングを受けたりした後、1986年にアメリカ各地へ派遣されました。
私自身もこの時のNACの第一期生として1986年10月に渡米し、アラスカ・オレゴン・ネバダ・オハイオ・ニューヨークなどを回り、主に中学や高校で1年間にわたり約280回のプレゼンテーションを行わせていただき、1万2000以上人の人々と出会いをいただきました。人生の原点となる体験でした。
「アメリカ人、特に一定の年齢以上のアメリカ人は、原爆の爆発の映像を見たことがある人が大半です。しかし、NACのプレゼンテーションを見た聴衆は、そのキノコ雲の下で、壊滅的な破壊を受けたのは都市や建物や土地だけではなく、その中で生活していた人々であることを知ることになります。そして、その破壊の中で、信じられないような苦しみを経験した人間が多くいることを知ること、そういった人たちの、言葉では語り尽くせない経験についての証言を聞くことにより、原爆の真実とその恐怖についてより深い理解がもたらされるのです」(ドナルド・レイスロップさん)
NACは、1986年〜2011年までに計10回のボランティア募集を行い、57名のボランティアをアメリカ・カナダの各地へ派遣しました。NACボランティアたちは、アメリカ38州・首都ワシントンDC、カナダにて1万1845回以上のプレゼンテーションを行い、37万1219人以上に広島と長崎のストーリーを届けました。また、旧ソ連を含むその他11カ国でもプレゼンテーションが行われました。
2018年には、レイスロップご夫妻がNACを締めくくる旅として11回目の日本訪問をされ、東京・名古屋・広島・福岡・長崎・大阪にて、元NACメンバーやサポーターの皆様がお二人を迎えました。
レイスロップご夫妻と北浦葉子さんの果たされた平和への貢献は計り知れないものがあると感じています。そして、自然との共生といのちの尊厳という二つの視点を大切に生きるレイスロップ教授ご夫妻の暮らしの中に、たくさんの知恵があります。
ドキュメンタリー映画『いのちの音色』でも、少しでもお二人のことをお伝えすることができたらと思いながら… 制作中です。
日々映画制作の大変な日々が続いています。
体力の限界を感じながらも、まだまだ時間がかかりそうですが…
スタッフの健康を第一に!
形となるよう全力を尽くします。
ドキュメンタリー映画『いのちの音色』
🍀公式HP https://musevoice.com/inochi/