2023年04月18日
米国ワシントンでの被爆アオギリ二世植樹&ライヴから13年…
米国ワシントンの(財)カーネギー地球物理学研究所にて、
広島の被爆アオギリ二世植樹と海外初ライヴをさせていただいたのは2010年秋のことでした。
大変お世話になった
固体地球科学者の山中高光先生、
ラッセル・ヘムリー所長はじめ関係者の皆様に
改めて心より感謝申し上げます。
広島市長のメッセージと被爆アオギリ二世、
そして、アオギリの語り部と呼ばれた
被爆者の沼田鈴子さんと親交のある
仏師・川上康史さんがつくられた
平和の像を託され渡米しました。
沼田鈴子さんが最初の一堀をされ、
ギタリストの伊藤茂利と私も一堀ずつさせていただき、
「微笑みの輪が広がっていきますように」
と平和の祈りを込めてつくられた木彫りの像です。
その時のご報告に伺ったのが、翌年の3月、
3・11東日本大震災が起きた後のことでした。
米国ワシントンに同行取材してくださった
石塚淳子さんとギタリストの伊藤茂利さんと
三人で沼田さんに会いに広島へと向かいました。
沼田さんは、被爆アオギリの種から育った
2世や3世の苗が世界に広がっていることを
とても喜んでくださりながら、
3・11の被災地のことを大変心配されていました。
東北から修学旅行に広島を訪れていた
こどもたちのことを心配しながら
最後まで被爆体験を語り続けようとされていました。
4カ月後、沼田さんは天に召されました。
映画制作を通してこれまでを振り返りながら
沼田さんが被爆アオギリに託した想いの深さを
より一層強く感じています。
この年になって初めて感じることが
たくさんあります。
沼田さんはじめお世話になった被爆者の方々の想いを
少しでも伝えていきたいと心から思います。
その想いで、2013年に劇場公開した
初プロデュース映画『アオギリにたくして』をつくり、
そして今、ドキュメンタリー映画『いのちの音色』をつくっています。
まだまだ大変な日々が続きますが、
夏の完成を目指します。
皆様のご支援を宜しくお願い申し上げます。
ドキュメンタリー映画『いのちの音色』ご支援のお願い
🍀https://musevoice.com/inochi/goods-2/