この夏の、オンライン「アオギリ祭り」にビデオ・メッセージを寄せてくださり、またドキュメンタリー映画『いのちの音色』でも撮影させていただいている西本多美子さん(元「石川県原爆被災者友の会」会長)から、漫画で描き続けた被爆者の戦後「おり鶴さん」(西山進著)が届きました。
被爆者の全国組織「日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)」に40年以上連載された4コマ漫画を一冊の本にし、被団協の歴史を後世に残す最後の本として世に出したいと、西本多美子さんら有志3人が「おり鶴さん」編集・出版委員会を立ち上げお金を出し合ってつくり、被爆77年の今年8月9日に出版されました。わずか4コマの中に、被爆者運動、時の政府の姿勢や対応、世界の動き、平和を巡る動きが描かれています。
今は94歳になられた「おり鶴さん」の著者 西山進さんは、17歳の夏、養成校として働いていた三菱重工長崎造船所で被爆されました。
生き地獄を見た西山さんは、「二度と戦争と原爆の参加をこの地球上にもたらしてはならない」と未来への希望をおり鶴に乗せて描き続けました。
この本の最後に西山進さんの被爆体験も掲載されています。

▲ 漫画で描き続けた被爆者の戦後「おり鶴さん」西山 進 著 (出版社:書肆侃侃房)
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