2022年07月25日
錦織斉子さんからのメッセージと被爆アオギリ3世の成長の記録
『長崎の鐘』『この子を残して』などのご著書でも知られる永井隆博士の生い立ちの家や母校(旧飯石小学校)のある島根県・飯石で暮らしておられる「雲南アオギリ会」代表の錦織斉子(にしこおりなおこ)さんより、先月開催されたZoomオンライン「2022 アオギリ祭り」にメッセージをいただき、弊社のしげ兄(伊藤)が代読させていただきました。
昨年、しげ兄の癌が再発した時、大変ご心配してくださりご支援いただきました。そして、いつも励ましてくださり本当にお世話になりました。お陰様で先日のPET検査でしげ兄の癌が画像上から消え、この夏より活動を再開することができました。改めて心より感謝申し上げます。
YouTube「被爆アオギリ3世の発芽と成長の記録(撮影・制作:錦織斉子)
▲ 錦織斉子さんは、永井隆博士の母校である旧飯石小学校に植樹されている被爆アオギリ2世の種を発芽させて3世を育てています。その成長の記録を自ら撮影し制作された映像が届きましたのでシェアさせていただきました。Seeds of Hope & Peace♬
〜錦織斉子さんからのメッセージ〜
「2015年に、『アオギリにたくして』の映画のことを知り、どうしても地域で、そして小学校の子どもたちに見せたくて、当たって砕けろ作戦で、ミューズの里に一通のメールを送ったのが、里美さんとしげ兄さんとの出会いの始まりでした。
快諾してくださり、島根行っちゃう?との軽いノリ(笑)で、映画を引っさげて、島根の田舎まで取材に来てくださいました。上映会の実現に、涙が止まらなかったことを懐かしく思い出します。
この映画、不思議なことに、自分でも何かできるかもと思わせてくれました。雲南市で、広報活動をして、『かけはし』を含め7回ぐらいの上映会が実現できました。
最近は、仕事も変わりちょっと活動は休憩中ですが、歩いて1分のところに旧飯石小学校があり、そこで元気に育っているアオギリさんから種をもらい家で発芽させて、昨年のものは、庭に植樹をしました。
今年になって、また種の発芽に成功したので、」今窓辺で育てています。
なんといってもすごいのは、その成長力!
昨年庭に2本植樹して、そのうちのおチビちゃんが消えてなくなったと思っていたら、先日新しい葉っぱが出てきて、それが癌サバイバーしげ兄さんからの良い知らせと同時期でしたので、なおさらうれしかったです。
生かされていることに感謝しつつ、全ての人達が、健康で明るく、幸せに、平和を大切に生きていってほしです。そこには、原子爆弾によって一瞬のうちに生活、家族、愛する人愛する風景を失い、未来へ続く希望の道を閉ざされた御霊への哀悼を忘れてはいけないと思います。
自分に何ができるか、最近よく考えます。忙しさにまぎれ活動もままならないですが、アオギリ三世を育て、毎日庭で、平和をと祈り、アオギリでつながった皆様の顔を思い浮かべるだけで、心が浄化していきます。
我が家の復活アオギリ、しげ兄さんと競うように元気になってきています。
庭でこの間発芽したばかりの、ニューフェイスです。
このレターの写真が最新です。
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げ、島根から八百万の神々のパワーを送ります。
皆様、出会ってくれてありがとう。」
2022/7/12 にしこおりなおこ