アオギリの語り部と呼ばれた沼田鈴子さんの11年目の命日に、Zoomオンライン「アオギリ祭りA」が開催されました。
石川県在住の西本多美子さんの被爆証言をビデオで聞いていただいた後、長野県南木曽町「長延寺」の清水醇ご住職をトークゲストにお迎えしてお話しいただきました。素晴らしいお話をいただき心より感謝申し上げます。
アオギリ交流会では、長野県南木曽町で清水住職と地域の皆様と共に被爆アオギリ3世を育てておられる小椋シガ子さん、秋田県の「鳥海山にブナを植える会」の須田和夫さん、大分県の「アオギリ会国東」の衣笠邦彦さん、埼玉県の堀よし&みさご夫妻、長野県高森町「伝えたい想い、アオギリにたくして」の山内智子さん、被爆者の上田紘治さん、東京・砂川から「砂川平和ひろば」の福島京子さんにご出演いただきお話しいただきました。お仕事のご都合で急遽ご参加ができなくなった島根県飯石の錦織斉子さんからは育てている被爆アオギリ3世の動画とメッセージをいただき、弊社の伊藤が代読させていただきました
最後に広島から沼田さんと交流のあった立花志瑞雄さんにピースメッセージをいただき、皆さんと共に沼田さんの命日に集えたことに深い感謝の思いでいっぱいです。
視力が落ちて、メガネを作り直す余裕もないままで、皆さんのお顔や文字などがよく見えないままの司会進行となり、行き届かなかったことも多々あったのではないかと反省しておりますが、お一人お一人の素晴らしいお話にたくさんの感動をいただきました。本当にありがとうございました。
沼田鈴子さんが亡くなって、11年という月日が流れました。
沼田さんの前半生をモデルとした初プロデュースの映画づくりは、未だに言葉ではあらわせないほどの苦労の連続でもありました。まだまだ大変さの渦中にありますが、本当に大変な時は心も体も疲弊しているので、誰かに助けを求めることさえできなかったりします。
そんな時が何回もあった中で…
「沼田さんがきっと見守ってくれてるんだね」
って、映画づくりを共にしてきた伊藤と同じタイミングで声を出して呟くシーンが何度も何度もありました。
映画づくりを通して経験した苦しみと喜びを通して成長させていただき、沼田鈴子さんがアオギリに託した想いをより一層知ることができました。
これからも、きっともっと大変な日々が続くかもしれません。それでも立ち向かっていく気力を取り戻すことができたこと、そして自分に正直に今日まで生きてくることができたのは、ご支援・ご協力くださる皆様に見守っていただけていたからなのだと思います。
シェアさせていただいたお写真は、広島から応援してくださっている柏原省治さんが送ってくださったお写真です。
沼田鈴子さんの命日だった昨日、柏原さんが広島平和記念公園で被爆アオギリを撮影してくださり、その後、沼田さんがアオギリ(1973年に平和公園に移植されました)と共に被爆した旧広島逓信の跡地の被爆アオギリ2世に会いにいってくださり、最後に沼田さんが眠る牛田教会の墓地にお花を捧げてくださいました🌱
平和を!
Seeds of Hope & Peace!