2022年03月11日

東日本大震災から11年…自問自答しながらの日々


昨日は、東京空襲から77年‥
そして今日は、東日本大震災から11年…

お一人お一人の尊い命を思いながら
心よりお祈りいたします。

映画「アオギリにたくして」のモデルとなった被爆者の沼田さん.jpg


3・11からしばらくして、私はギタリストの伊藤さんと石塚さんと共に広島へと向かいました。アオギリの語り部と呼ばれた被爆者の故・沼田鈴子さんのお部屋を訪れ、ベッドの傍で沼田さんに捧げた「アオギリにたくして」を歌った時のことが今も忘れられません。

沼田さんは東北の修学旅行生たちとも深く交流されていました。福島の原発事故にひどくショックを受けていた沼田さんは、子どもたちや日本の未来を案じながら、弱った体をふるい立たせるように握り拳を膝の上に立てて、私の目をじっと見つめながら静かにゆっくり「死ぬのは簡単だけど、生きて伝えなければ‥」と語りました。あの時の声が今もリフレインしています。

その4カ月後、
最後まで被爆体験を語り続け、沼田さんは亡くなりました。

核廃絶は理想論ではなく、
生き地獄を見た被爆者がたどりついた
現実的な答えなのだと
沼田さんの生き様を通して深く感じました。

11年前、沼田さんが亡くなった後…
ドキュメンタリーから劇映画に企画を変更し、映画『アオギリにたくして』の制作がスタートしました。冒頭では、3・11の映像と共に、東日本大震災のことを知ってショックを受け、病室を抜け出す沼田さんの姿が描かれています。

もし沼田さんが今生きておられたら、
3・11のその後、そしてウクライナの惨状に
どれ程心を痛めておられることかを考えるだけでも、胸が苦しくなります。

無関心であることや、知らずにいることが
どれ程罪深いことかを感じながら
心が痛みいたたまれない思いです。


ヒロシマ・ナガサキからこの夏で77年…

私たちは、3・11、戦争や原爆の体験者の心にどれだけ寄り添い、
どれだけ伝えてくることが出来たのだろう‥‥

自問自答しながらの日々が続いています。


posted by ぷらっとハッピー日記 at 16:29| 東京 ☀| アオギリ祭り・映画『アオギリにたくして』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする