昨日は、今年初のミューズの里Zoom上映会で、映画「アオギリにたくして」英語版の上映が行われました。
今回の上映後のゲストは、米国ロサンゼルスより国際ビジネスコンサルタントの鶴亀彰さんにご出演いただき「戦死した父を求める旅で出逢った元敵国の人々との和解と友情の体験」についてお話しいただきました。
▼鶴亀彰さんのご著書
![41xsk-QTrNL._SX298_BO1,204,203,200_.jpg](https://nakamurasatomi.up.seesaa.net/image/41xsk-QTrNL._SX298_BO12C2042C2032C200_-thumbnail2.jpg)
とても素敵なお話でした。
心の目で見て、心の声を聴くことの大切さを深く感じました。
「相手の心の痛みを知ることから平和は始まる」
と語っておられた映画「アオギリにたくして」のモデルとなった被爆者の沼田鈴子さんの言葉が思い起こされました。
後日、鶴亀さんの当日のお話を
YouTubeアップさせていただきます。
是非皆様にもご視聴いただけたら嬉しいです。
![1.16.jpg](https://nakamurasatomi.up.seesaa.net/image/1.16-thumbnail2.jpg)
36年前、たくさんのヒロシマ・ナガサキの被爆者の方々との出会いをいただきました。
「憎むべきは戦争であって、人ではない」
「自分と同じ苦しみや悲しみを世界中の誰にもしてほしくない。だから私は被爆体験を語っているのです」
と語る被爆者の方々のメッセージを胸に、アメリカの学校や教会で原爆映画の上映会を行なった日々が原点となり、映画「アオギリにたくして」がうまれました。
アメリカで被爆者のメッセージを伝えていた時、
ホームステイ先の小学校1年生の男の子が
「日本とアメリカ、どっちが戦争に勝ったの?」
といきなり質問してきました。
私が「アメリカだよ」と答えようとしたその時、
男の子のお父さんが私に代わって
「Nobody wins the war! 戦争で勝つ人は誰もいない」
と静かにゆっくりと言いました。
鶴亀さんのお話を聴きながら、
当時のいろんな思い出が思い起こされ
思わず涙があふれました。
ご出演くださった鶴亀彰さん、ご参加くださった皆様に心より感謝申し上げます。