2020年03月26日
見通しの立たない中で…。
昨日(3月25日)の夜、東京都の1日の新型コロナウィルス感染者数の発表が前日の2倍以上の過去最多の41人となり、小池都知事の緊急会見が行われ「新型コロナウィルス感染拡大の重大局面にあり、平日は出来るだけ自宅で仕事を行い夜間の外出を控えること、今週末の外出自粛を」との呼びかけがありました。
厚生労働省「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(2020年3 月19 日)には、「今日我々が見ているこの感染症の感染者数のデータは、感染から発病に要する潜伏期間と発病から診断され報告までに要する期間も含めて、その約2週間前の新規感染の状況を捉えたものにすぎません」と書かれています。
つまり、昨日発表された41人という数字は、2週間前の3月11日頃の数字ということになります。
3月11日といえば、安倍首相が2月26日にイベントの自粛を、翌日27日に小中高校の全校休校を要請した日から、ちょうど2週間後にあたります。3月19日の専門家会議の会見の一週間以上前でもあり、さらに、この数字の中には症状のない人や軽症の人などの数は入っていないことを考えると、実際にはもっとたくさんの感染者がいることになります。
この3連休の気の緩みや自粛疲れが指摘されていますが、あくまでもその結果の数字が出るのは約2週間後のことです。
この数ヶ月を振り返る時、あまりにも危機感がなく思えてしまう日本の状況は、福島原発事故の時にも指摘されたリスクマネジメントのなさと同じものを感じてしまいます。
経済対策として、商品券や旅行券等について話し合ってることも報道されていますが、何か別の星の話を聞いているような感覚になります。これからたくさんの感染者や死者が出ることも予測され、倒産する会社や失業者も出てくるであろう中で、確かに経済が大切なことはよくわかるのですが…心に全く響いてきません。我が社も他人事ではないと危機感を持ちながらの日々です。
ミューズの里では、2月25日から、自社企画による上映・ライブ・その他イベント等の自粛を行って参りましたが、3月に続き、4月も自社企画のイベントの自粛を続けていくことと致しました。また、この春予定されていたピース登山隊や、広島の被爆アオギリ2世が植樹された南アフリカでの映画『アオギリにたくして』上映も延期となりますが、新型コロナウィルス感染症の終息後には、必ず実現させていきたいと思います。
この様なハプニングがなくても、毎月毎月を必死で乗り越えながら生きている我が社のような小さな会社にとって、今は言葉にならない程の大変な状況です。余裕があって自粛しているのではありません。すでにたくさんの痛みと見通しのつかない不安の中で覚悟しながら、それでも今一番大切なことは感染拡大を防止して、一人でも多くの命を守ることであるという自覚からの決意です。
今日も新たに47人という約2週間前の1日の東京における感染者数が発表されました。感染経路がわからない感染者が増えており、背後にどれだけの感染者がいるのかわかっていません。
世界でパンデミックが起きている中で、どう考えても日本だけが例外ではありえません。
皆様のご健康を心より祈りしながら、そして、1日も早い収束を願いながら、会社としても今を乗り越えて存続していけるよう全力を尽くしてまいります。
今後とも皆様のご支援・ご協力を何卒よろしくお願い申しあげます。
心が元気になる野菜売り場

ミューズの里のオフィスの近くにある畑の前に、無人の野菜売り場があります。
今日も、いつもと変わらず営業中〜!
人通りも少なく、今までここで一度も人とすれ違ったことが一度もありません。でも、遅くてもお昼休みまでに行かないと、確実に売れていて夕方だと無くなっています。

この近くは、スーパーに行かなくても、畑で作ったお野菜を、自分の畑の前に無人の野菜売り場をつくって並べて売っておられる方々がおられます。
朝早く起きて野菜たちの世話をして収穫し、みんなのために並べてくださっているのだなぁ〜と思い浮かべながら、いつもありがたい気持ちで売り場に置かれている貯金箱に100円玉を入れます。
きっと作っておられる方も、ご自分で食べる野菜を作りながら、残りの分は近くの人たちに、より新鮮に安く美味しく届けてくださっているんだろうなぁ〜と感じながら、この野菜売り場の前を通るたびに、何故か心がホッとして安心し、なんだか嬉しくなります。
大きくなるまでずっと一緒に暮らしていた明治生まれの母方の祖父は、旧制福井中学校の校長先生を退職後、自給自足の暮らしを夢見て東京の田舎の山の麓で暮らし始めました。朝から日が暮れるまで畑を耕していた祖父の姿が思い出されます。北海道大学でクラーク博士のもとで学んだ祖父は、植物のことをとてもよく知っていて、教えてくれました。ある日、祖父が近所に買い物に行って両手に買い物袋を下げながら、下校途中のたくさんの小学生に囲まれいるのを見て、心配して近くに行くと、子供達に道端の雑草について教えていました。今思うと、もっともっと祖父とお話をする時間があったらよかったのにと残念ですが、お陰様で、祖父の野菜を食べて大きくなったので、私はこんなに元気なのかもしれません。
ふと祖父の事を思い浮かべながら、落ち込んでる時や、心配な時に、この野菜売り場の前を通ると、何だか元気をたくさんもらえます。この野菜自足自給の大切さを感じます。
野菜好きのスタッフやお世話になっている広島の被爆者の方のお家に伺う時も、いつもここの野菜がお土産です。そして、自分が作ったわけでもないのに、なんだか自慢したくなります。

あちこちに花がいっぱい咲き始めました。母のすきな花だいこん。この紫色の花が野原一面に咲いている景色を見るのが母はとても好きでした。

近くで唯一の喫茶店。
お庭にバラが咲き始めるのが今から楽しみです。
2020年03月25日
4/3(金)CINEMATOTSUKA 『かけはし』上映会は延期となりました。
4月3日(金)シネマトツカ様の主催によるドキュメンタリー映画「かけはし」上映会が開催される予定でしたが、新型コロナウィルス感染症の影響を鑑み延期となりました。皆様何卒よろしくお願い申しあげます。
2020年03月22日
久々にテレビを見ながら…感じたこと。
新型コロナウィルスの収束までの道のりを、会社としていかに乗り越えていくかを考える上で、久々に各局のテレビを見ました。
クルーズ船という限られた状況下で起きたことであっても、「亡くなった後に、新型コロナウィルスの陽性反応が出ました」と報じられる言葉を聞いて、感染後に亡くなるまで判断出来なかったことや感染者が死亡しても検査しなければわからないままなのだと知り、新型ウィルスのため確実なエビデンスもなく、日本国内の感染状況への不安を感じました。
当初から一貫して危機感を持ってこの度の新型ウィルス感染症に立ち向かう気迫の感じられた番組は数少なかった中で、医師が必要と判断し患者が希望してもPCR検査が拒否され続けていた現状を伝え、見落とされている現場の大切な声を伝えている番組もありました。
問題視されていたことは、インフルエンザ検査では陰性なのに発熱や咳など肺炎の症状が治まらず、苦しんでいる患者さんが原因不明のまま何件もの病院を回り、担当医が必要を感じて保健所に問い合わせしても、新型コロナウィルスの検査もしてもらえないまま放置されていることでした。これでは患者さんも不安で心配だし、もし感染していたら広がってしまう危険性もあると思いました。
PCR検査を増やすことと、医療崩壊が起きることは本来は異なる別の次元の話ではないでしょうか。感染状況によっても臨機応変な対応が求められていくのだろうと思いますが、問われているのは、院内感染等を防ぎながら、どの様に検査戦略と体制を組み立てるかのように思います。しかし、検査すべきか否かの単純な問いかけに、見当違いの発言をして問題点が混乱している様にも見受けられました。
危機感を持って大切な事をしっかり伝え続けた番組もあった中で、ようやく状況も変わり、PCR検査が保険適用されて少しずつ拡大されていく方向となっていきました。
そして、いつの間にか…、重要な現場の実情を必死に伝えてきた番組や出演者が次第に批判されはじめる現象に、誹謗中傷やデマはこうやって作られていくのだとリアルに感じました。
私も映画づくりを通して、本人たちの何かの不都合によって、火のないところに煙を立てようと企む人々がいる事も知り、人間の嫌な部分をたくさん見てきましたが、それにしても、この度の様な一大事を目の前にしてもこうなのか…と、テレビやネットを見ながら少し悲しくなりました。
専門家会議は19日、「今のところ何とか持ちこたえている」と言いながら、「ある日突然、爆発的な感染が広がるオーバーシュートが起きることへの懸念」を示し、イベント開催については主催者に委ねるとしました。
主催側が自ら感染症対策を行い、リスクを回避していく方向が示されましたが、未だにマスクも消毒液も売り切れ状態がずっと続く状況下で、どうすればいいのでしょうか。
大規模イベントについて述べられていましたが、連日報道されていた大阪のライブハウスで起きたクラスターは小規模のイベントであり、大小関係なく危険なのではとも思え、主催者任せにすることにいささか無責任さも感じました。非常にわかりにくいです。
全く症状のない人が感染源になっていると報じながら、一方では、イベント会場の入り口で熱の症状のある人は中に入れない対策が報じられても、これで大丈夫なの? と余計に不安がつのります。
全国一斉休校にしても、感染しても症状が現れにくく重症化するリスクが少ないと今のところは言われている若者や子供たちが、感染リスクの高い祖父母のところに行ったり預けられていることも心配だし、感染症とは別な視点で、家庭の中に居場所がない子供たち等の存在も気がかりです。
海外からも指摘されるように、日本は検査数が圧倒的に少なく、サイレントなキャリアがどれだけいるかも全くわからないままです。検査戦略をもって検査体制の充実を早期にはかっていなかった様に見えてしまう日本は、未だに本当の感染者数が不明で桁が違うのではと思っている人も多くいます。今後ますます感染経路不明な患者が増えていく中で、都市を中心にオーバーシュートへの可能性も高まっているように思えてなりません。
危機感を持つことと煽ることは違います。世界でパンデミックが起きている状況下の中、最悪の自体も想定しつつ、危機感を持つことは大切です。もし最悪の事が起きずに済めば、それはそれで本当に良かったと喜べばいいのであり、今はしっかりと危機感を持つべき時です。
たとえもし、町が封鎖されるロックダウンが起きたとしても、いつか必ず収束します。少し時間がかかっても治療薬も出てくることでしょう。だから、万が一のことが起きた時も、あせらず、あわてず、今を乗り越えていけるよう冷静に対応したいと思いますが、今おかれている状況では多くの経営者が判断しかねる中で頭を抱えていることだろうと思います。
オフィスがある町の緊急支援の窓口には、通常1年間で相談に訪れる件数分の相談が経営者から寄せられているようです。弊社ミューズの里も生き残っていけるのだろうか?と不安もたくさんありますが、応援してくださる皆様からの心温まる励ましのお言葉を胸に、覚悟をもって乗り越えていきたいと思います。
新型コロナウィルス感染症の収束後の世界は…きっと今とは違う様々な変化が訪れるかもしれません。良い面も悪い面も出てくるであろう中で、世界中の人々が、見えない敵と戦うこれまでにない経験を通して、人類が様々な違いを乗り越えて共存し、助け合いながらより良い方向に向かっていくことを切に願います。

ミューズの里へと続く道にある桜が満開でした。
自然のリズムに合わせて生きる木々や草花に囲まれた里山の麓で、新型コロナウィルス感染症の収束後の上映やライブ活動に向けての準備と共に、第3作目となるドキュメンタリー映画『いのちの音色』製作に向けて集中しながら、スタッフと共に力を合わせて前に進んでいけるよう全力を尽くします。
2020年03月16日
「人類は仲良くしないといけないね。隣近所と喧嘩などしている場合ではない」
2008年8月6日にミューズの里を設立してから今年で12年目を迎えます。
その前身となるクロスカルチャープラザとして活動してきた10年間を合わせると約22年間、休むことなくひたすら全力疾走の毎日でした。
会社をつくった時、3つのことを心に誓いました。そして、辛く苦しい時はいつも、この3つが出来ているかを自分に問いかけてきました。
1)本当に好きな事を 2)心から信頼する仲間と共に 3)利益を生み出し、国際社会の平和に貢献できる媒体を生み出し続けていく。
この理想と志は全く変わることなく、ぶれることはありません。
もちろん、事業をしていく中では、人間不信に陥ることや、傷つくこともたくさんありました。そもそも22年前に独立したきっかけも、深い絶望感からでした。上手くいけばみんなの手柄、失敗すればトップの責任となる社長の立場は大変なことの連続ですが、本当にやりたい事をやる上ではチャレンジする意義は大いにあると思います。
集ってくれたみんなの良さを生かして、関わったみんなが良くなっていくことを願いながら、ひたすら頑張っても、もちろん上手くいくことばかりではありません。立場やそれまで積み重ねてきた経験によって、見えている景色も人それぞれです。「本当はわからない」というクールな感覚と、人にも自分の頭にも振り回されない冷静さを失わず、心の目で見て、しっかりと見極めていく判断力が日々試されます。今日まで来る事が出来たのは、ひとえに至らない私をずっと支え続けてたスタッフや仲間達のお陰です。
そして(3)の「国際社会の平和への貢献」については、少し言葉が大きすぎて、そんな大層なことは何も出来ていませんが、心豊かな社会が広がっていくことを願いながら、映画・音楽・出版・イベント等の媒体づくりを通して、平和の種を蒔く事業を目指してきました。その志はこれからも変わることなく貫き続けていきます。「利益を生み出す」という部分についてのみ、創業以来ずっと厳しい自転車操業を続ける弊社にとって、これからの一番の課題でもあります。
人やお金・社会情勢の問題などなど…事業を形にしていく上では、様々な問題はつきものですが、今回突然やってきた新型コロナウィルスには、いろんな意味でショックを受けながらも、新たな視点をもって視野をより深めていくきっかけともなりました。人が集うことで成り立つ弊社の事業にとって、今は致命的な状況です。まだ映画の銀行借入金返済が完了する前の段階で、毎月必死な日々の中にありますが、なかなか収束の見通しがつきそうもないこれからに向けて準備中です。
いずれは必ず収束に向かうとはいえ、しばらくはこの大変な状況が続きます。会社にとっても、これまでの様々な危機の中でも最大級の一つだと思いますが、こんな時だからこそ冷静に、基本的な日常生活を大切にしながら、よく寝て、よく食べて、感染防止に努めたいと思います。
地球や宇宙の大きな歴史の中で人間の存在を改めて見つめ直す時、戦争・環境問題・感染症等さまざまな問題の中で起きている人間のあり方を今一度よく考え感じながら、地球と人類の未来に思いを馳せて、与えられた限りある時間をどう生きるべきかを自分なりに深く考える時にしたいと思います。
10年前の2010年秋、広島平和記念公園の被爆アオギリの種から育った2世の苗を米国ワシントンの財団法人カーネギー地球物理学研究所のお庭に植樹させていただき、初めての海外ライブを企画してくださった地球科学者の山中高光先生のお言葉が思い出されます。
「人類は仲良くしないといけないね。隣近所と喧嘩などしている場合ではない。地球の長い歴史の中で、たまたま今この時期に私たちホモサピエンスは生きている。今あるこの自然とマッチしているからこそ、ホモサピエンスは生きていられる。でも、それを壊すのは簡単。自然から享受しているものへの感謝も忘れ、自らそれを壊していけば、人類は滅亡する」
火星と木星の間の小惑星帯から軌道を外れて落ちてきた隕石を手に、語ってくださった山中先生のお言葉が心にしみました。
今回の新型コロナウィルスもさることながら、このまま地球温暖化が進めば、自然災害だけではなく、その他の感染症のリスクも高まっていく中で、より一層深く感じたことは、本当に戦争など起こしている場合ではないということ。
人類の負のシンボルである核兵器の存在に象徴される考え方に終止符をうち、人間らしい心が大切にされる時代が訪れることを祈りながら、自分に出来ることは何かを考えてチャレンジし続けていこうと思います。
そして、小さな小さな我が社の行方を思う時、自然と底力と気力が湧き上がる思いです。

この度の新型コロナウィルス感染症でお亡くなりになった方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。今も苦しんでおられる方々が1日も早く回復されますように。全世界が共に協力し合って、新型コロナウィルス感染症が収束していくことを心より祈っています。
今日は寒くて風の強い日でしたが、ミューズの里の桜ももうすぐ満開!
弊社の保護犬TAKARAプロデューサーも元気いっぱいです。
皆様に感謝を込めて。
その前身となるクロスカルチャープラザとして活動してきた10年間を合わせると約22年間、休むことなくひたすら全力疾走の毎日でした。
会社をつくった時、3つのことを心に誓いました。そして、辛く苦しい時はいつも、この3つが出来ているかを自分に問いかけてきました。
1)本当に好きな事を 2)心から信頼する仲間と共に 3)利益を生み出し、国際社会の平和に貢献できる媒体を生み出し続けていく。
この理想と志は全く変わることなく、ぶれることはありません。
もちろん、事業をしていく中では、人間不信に陥ることや、傷つくこともたくさんありました。そもそも22年前に独立したきっかけも、深い絶望感からでした。上手くいけばみんなの手柄、失敗すればトップの責任となる社長の立場は大変なことの連続ですが、本当にやりたい事をやる上ではチャレンジする意義は大いにあると思います。
集ってくれたみんなの良さを生かして、関わったみんなが良くなっていくことを願いながら、ひたすら頑張っても、もちろん上手くいくことばかりではありません。立場やそれまで積み重ねてきた経験によって、見えている景色も人それぞれです。「本当はわからない」というクールな感覚と、人にも自分の頭にも振り回されない冷静さを失わず、心の目で見て、しっかりと見極めていく判断力が日々試されます。今日まで来る事が出来たのは、ひとえに至らない私をずっと支え続けてたスタッフや仲間達のお陰です。
そして(3)の「国際社会の平和への貢献」については、少し言葉が大きすぎて、そんな大層なことは何も出来ていませんが、心豊かな社会が広がっていくことを願いながら、映画・音楽・出版・イベント等の媒体づくりを通して、平和の種を蒔く事業を目指してきました。その志はこれからも変わることなく貫き続けていきます。「利益を生み出す」という部分についてのみ、創業以来ずっと厳しい自転車操業を続ける弊社にとって、これからの一番の課題でもあります。
人やお金・社会情勢の問題などなど…事業を形にしていく上では、様々な問題はつきものですが、今回突然やってきた新型コロナウィルスには、いろんな意味でショックを受けながらも、新たな視点をもって視野をより深めていくきっかけともなりました。人が集うことで成り立つ弊社の事業にとって、今は致命的な状況です。まだ映画の銀行借入金返済が完了する前の段階で、毎月必死な日々の中にありますが、なかなか収束の見通しがつきそうもないこれからに向けて準備中です。
いずれは必ず収束に向かうとはいえ、しばらくはこの大変な状況が続きます。会社にとっても、これまでの様々な危機の中でも最大級の一つだと思いますが、こんな時だからこそ冷静に、基本的な日常生活を大切にしながら、よく寝て、よく食べて、感染防止に努めたいと思います。
地球や宇宙の大きな歴史の中で人間の存在を改めて見つめ直す時、戦争・環境問題・感染症等さまざまな問題の中で起きている人間のあり方を今一度よく考え感じながら、地球と人類の未来に思いを馳せて、与えられた限りある時間をどう生きるべきかを自分なりに深く考える時にしたいと思います。
10年前の2010年秋、広島平和記念公園の被爆アオギリの種から育った2世の苗を米国ワシントンの財団法人カーネギー地球物理学研究所のお庭に植樹させていただき、初めての海外ライブを企画してくださった地球科学者の山中高光先生のお言葉が思い出されます。
「人類は仲良くしないといけないね。隣近所と喧嘩などしている場合ではない。地球の長い歴史の中で、たまたま今この時期に私たちホモサピエンスは生きている。今あるこの自然とマッチしているからこそ、ホモサピエンスは生きていられる。でも、それを壊すのは簡単。自然から享受しているものへの感謝も忘れ、自らそれを壊していけば、人類は滅亡する」
火星と木星の間の小惑星帯から軌道を外れて落ちてきた隕石を手に、語ってくださった山中先生のお言葉が心にしみました。
今回の新型コロナウィルスもさることながら、このまま地球温暖化が進めば、自然災害だけではなく、その他の感染症のリスクも高まっていく中で、より一層深く感じたことは、本当に戦争など起こしている場合ではないということ。
人類の負のシンボルである核兵器の存在に象徴される考え方に終止符をうち、人間らしい心が大切にされる時代が訪れることを祈りながら、自分に出来ることは何かを考えてチャレンジし続けていこうと思います。
そして、小さな小さな我が社の行方を思う時、自然と底力と気力が湧き上がる思いです。
この度の新型コロナウィルス感染症でお亡くなりになった方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。今も苦しんでおられる方々が1日も早く回復されますように。全世界が共に協力し合って、新型コロナウィルス感染症が収束していくことを心より祈っています。
今日は寒くて風の強い日でしたが、ミューズの里の桜ももうすぐ満開!
弊社の保護犬TAKARAプロデューサーも元気いっぱいです。
皆様に感謝を込めて。
2020年03月15日
「アオギリにたくして」合唱の伴奏をしてくださった白金登志代さん「ピアノは指でなく心で弾くもの」
ふぅ〜。やっとメールが元に戻りました〜!
昨年の12月に引き続き、メールの容量がいっぱいになって使えなくなっていたようで、大変ご迷惑をおかけしました。転送先で保存容量の10Gを超えていたようで、ストップしたままだったようです。重い画像添付ファイルの削除を行い、ようやく整理ができました〜!
経費削減のため、より安い携帯に変更した際に、機種や会社が変わることで、これまで使っていたパソコンのメールとも連動していたようで、大きな容量が使えなくなっていたようです。電話での問い合わせ先もなく、苦手なネット上だけで対応しなくてはならず、時間がかかってしまいました。
この間、送受できずにいたメールもあったかと思います。ネットに疎く、今の時代になかなかついていけないけれど、そんな事を言っていたら仕事にならないので、なんとかがんばってはいるのですが(><)ふぅ〜。
いろいろとご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。いつもアドバイスしてくださっているオリちゃんはじめスタッフの皆様に心より感謝申し上げます💖
経費削減のため、より安い携帯に変更した際に、機種や会社が変わることで、これまで使っていたパソコンのメールとも連動していたようで、大きな容量が使えなくなっていたようです。電話での問い合わせ先もなく、苦手なネット上だけで対応しなくてはならず、時間がかかってしまいました。
この間、送受できずにいたメールもあったかと思います。ネットに疎く、今の時代になかなかついていけないけれど、そんな事を言っていたら仕事にならないので、なんとかがんばってはいるのですが(><)ふぅ〜。
いろいろとご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。いつもアドバイスしてくださっているオリちゃんはじめスタッフの皆様に心より感謝申し上げます💖
2020年03月04日
ミューズの里の宝物✨「木地屋やまと」のうつわ
自然がつくりだした「木目の美しさ」と「漆の質感」の素晴らしさにため息✨

映画『アオギリにたくして』を上映してくださった南木曽の小椋シガ子様よりプレゼントいただき心より感謝申し上げます。
小椋シガ子様のご子息で、先祖代々、木地師として樹と共に歩んでこられた南木曽の「木地屋やまと」の小椋正幸様の作品です✨
普通の器は、使えば艶が無くなりますが、「木地屋やまと」の器は使う程に艶が出て来ます✨
輪島で漆の勉強を積まれた、小椋正幸様のこだわりの作品!
うつわに託されている思いに、大切なことがすべて込められていて、感動です。
私たちミューズの里のスタッフ一人一人も、仕事をしていく上で、このうつわの様にありたいと思います。
「木地屋やまと」公式HP
➡️ http://yama.to
大切に使わせていただきます。心より感謝申し上げます✨
南木曽での被爆アオギリ3世の誕生が待ち遠しいです!