ぎっくり腰で動けなかった日々の分を何とか挽回しようと必死に気合を入れて3月のイベントや上映会等の企画を終えた後、報道ニュースを通じて、新型コロナウィルスへの初期対応の遅れや見当外れな対応が気になりはじめ、どうしたものかと思案する中で……、先日の交流会を延期させていただき、万が一会場にお客様がいらっしゃった場合に備え、私と伊藤が伺わせていただきました。
ご高齢者や疾患を持っておられた方々は、内心とても心配されていたのではないかと思います。事前に皆様全員に対応することができたので、ホッとしております。改めて開催日が決まり次第またご報告させていただきますので、その際には何卒よろしくお願い申し上げます。
この度の延期は、まだ日本政府からのイベント等の中止や延期、縮小の要請等が出される前ではありましたが、元国立感染症研究所員の岡田晴恵教授が必死に訴える「この2週間内に感染を防ぐ措置をとれなければ、国民に痛みを与え、その痛みはやがて恨みとなって大変なことになる」という必死の呼びかけに、感染拡大を食い止める協力をできる限りしなければという思いになりました。
報道ニュースから伝わる岡田晴恵教授の言葉からは、初期の対応が遅れている今の日本の状況下の中で、これ以上の悲しみを生まないために必死に命と向かい合いながら、本当のことを伝えたいという自己保身のない思いがストレートに伝わってきました。
新型コロナウィルス感染拡大への報道を聞きながら、2010年に米国ワシントンの財団法人カーネギー地球物理学研究所で、広島平和記念公園の被爆アオギリ2世植樹と海外初のライブを行った時にコーディネイトしてくださった地球物理学研究をされている先生の言葉が思い出されました。
人類の未来を考える時、核なき世界の実現や戦争を問題解決の手段にしないことの大切さはもちろんの事ですが、有史以前から感染症との闘いを繰り返してきた人類にとって、ウィルスとの戦いはこれからも続き、地球温暖化によってこれから新たに出現してくる病気との戦いや、それ以外にも遺伝子組み換え食品が人類の将来に何をもたらすかへの強い懸念と危機感について語られていました。
この度の新型コロナウィルスは大変な事態ではありますが、日本の危機管理のあり方を知るきっかけともなり、自国や世界のありようもよく見えてくる中で、いろいろ考えさせられる機会ともなりました。不安や恐怖に煽られることなく、冷静に対応していきたいと思います。
今のところ弊社では、3月に自社で企画したライブや上映、催しの延期を致しました。弊社のような小さな会社にとって、このような状況は、言葉にならないほど苦しく、会社を存続させる上で大変な試練であり、たくさんの痛みを伴っています。
しかし、これまでも数々の困難を共に乗り越えてきたスタッフと共に力を合わせ、今を乗り越えて次に向かっていけるように、より一層の努力を積み重ねてまいりたいと存じます。
新型コロナウイルスでお亡くなりになった方のご冥福と共に、今も苦しんでおられる皆様の一日も早い快復を心よりお祈りしています。感染拡大の早期終息を心より祈っています。
今後とも、皆様のご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。