2020年03月22日

久々にテレビを見ながら…感じたこと。


新型コロナウィルスの収束までの道のりを、会社としていかに乗り越えていくかを考える上で、久々に各局のテレビを見ました。


クルーズ船という限られた状況下で起きたことであっても、「亡くなった後に、新型コロナウィルスの陽性反応が出ました」と報じられる言葉を聞いて、感染後に亡くなるまで判断出来なかったことや感染者が死亡しても検査しなければわからないままなのだと知り、新型ウィルスのため確実なエビデンスもなく、日本国内の感染状況への不安を感じました。


当初から一貫して危機感を持ってこの度の新型ウィルス感染症に立ち向かう気迫の感じられた番組は数少なかった中で、医師が必要と判断し患者が希望してもPCR検査が拒否され続けていた現状を伝え、見落とされている現場の大切な声を伝えている番組もありました。


問題視されていたことは、インフルエンザ検査では陰性なのに発熱や咳など肺炎の症状が治まらず、苦しんでいる患者さんが原因不明のまま何件もの病院を回り、担当医が必要を感じて保健所に問い合わせしても、新型コロナウィルスの検査もしてもらえないまま放置されていることでした。これでは患者さんも不安で心配だし、もし感染していたら広がってしまう危険性もあると思いました。


PCR検査を増やすことと、医療崩壊が起きることは本来は異なる別の次元の話ではないでしょうか。感染状況によっても臨機応変な対応が求められていくのだろうと思いますが、問われているのは、院内感染等を防ぎながら、どの様に検査戦略と体制を組み立てるかのように思います。しかし、検査すべきか否かの単純な問いかけに、見当違いの発言をして問題点が混乱している様にも見受けられました。


危機感を持って大切な事をしっかり伝え続けた番組もあった中で、ようやく状況も変わり、PCR検査が保険適用されて少しずつ拡大されていく方向となっていきました。


そして、いつの間にか…、重要な現場の実情を必死に伝えてきた番組や出演者が次第に批判されはじめる現象に、誹謗中傷やデマはこうやって作られていくのだとリアルに感じました。


私も映画づくりを通して、本人たちの何かの不都合によって、火のないところに煙を立てようと企む人々がいる事も知り、人間の嫌な部分をたくさん見てきましたが、それにしても、この度の様な一大事を目の前にしてもこうなのか…と、テレビやネットを見ながら少し悲しくなりました。


専門家会議は19日、「今のところ何とか持ちこたえている」と言いながら、「ある日突然、爆発的な感染が広がるオーバーシュートが起きることへの懸念」を示し、イベント開催については主催者に委ねるとしました。


主催側が自ら感染症対策を行い、リスクを回避していく方向が示されましたが、未だにマスクも消毒液も売り切れ状態がずっと続く状況下で、どうすればいいのでしょうか。

大規模イベントについて述べられていましたが、連日報道されていた大阪のライブハウスで起きたクラスターは小規模のイベントであり、大小関係なく危険なのではとも思え、主催者任せにすることにいささか無責任さも感じました。非常にわかりにくいです。


全く症状のない人が感染源になっていると報じながら、一方では、イベント会場の入り口で熱の症状のある人は中に入れない対策が報じられても、これで大丈夫なの? と余計に不安がつのります。


全国一斉休校にしても、感染しても症状が現れにくく重症化するリスクが少ないと今のところは言われている若者や子供たちが、感染リスクの高い祖父母のところに行ったり預けられていることも心配だし、感染症とは別な視点で、家庭の中に居場所がない子供たち等の存在も気がかりです。


海外からも指摘されるように、日本は検査数が圧倒的に少なく、サイレントなキャリアがどれだけいるかも全くわからないままです。検査戦略をもって検査体制の充実を早期にはかっていなかった様に見えてしまう日本は、未だに本当の感染者数が不明で桁が違うのではと思っている人も多くいます。今後ますます感染経路不明な患者が増えていく中で、都市を中心にオーバーシュートへの可能性も高まっているように思えてなりません。


危機感を持つことと煽ることは違います。世界でパンデミックが起きている状況下の中、最悪の自体も想定しつつ、危機感を持つことは大切です。もし最悪の事が起きずに済めば、それはそれで本当に良かったと喜べばいいのであり、今はしっかりと危機感を持つべき時です。


たとえもし、町が封鎖されるロックダウンが起きたとしても、いつか必ず収束します。少し時間がかかっても治療薬も出てくることでしょう。だから、万が一のことが起きた時も、あせらず、あわてず、今を乗り越えていけるよう冷静に対応したいと思いますが、今おかれている状況では多くの経営者が判断しかねる中で頭を抱えていることだろうと思います。


オフィスがある町の緊急支援の窓口には、通常1年間で相談に訪れる件数分の相談が経営者から寄せられているようです。弊社ミューズの里も生き残っていけるのだろうか?と不安もたくさんありますが、応援してくださる皆様からの心温まる励ましのお言葉を胸に、覚悟をもって乗り越えていきたいと思います。


新型コロナウィルス感染症の収束後の世界は…きっと今とは違う様々な変化が訪れるかもしれません。良い面も悪い面も出てくるであろう中で、世界中の人々が、見えない敵と戦うこれまでにない経験を通して、人類が様々な違いを乗り越えて共存し、助け合いながらより良い方向に向かっていくことを切に願います。


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ミューズの里へと続く道にある桜が満開でした。


自然のリズムに合わせて生きる木々や草花に囲まれた里山の麓で、新型コロナウィルス感染症の収束後の上映やライブ活動に向けての準備と共に、第3作目となるドキュメンタリー映画『いのちの音色』製作に向けて集中しながら、スタッフと共に力を合わせて前に進んでいけるよう全力を尽くします。
posted by ぷらっとハッピー日記 at 11:16| 東京 ☀| 映画『アオギリにたくして』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする