2019年08月26日

前川喜平さん企画による映画『子どもたちを よろしく』

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ライブ&上映会にご来場くださった石塚聡様が発行されているジャーナリストと市民を結ぶ情報誌「マスコミ市民」主催による前川喜平さんの講演会に伺わせていただきました。講演の内容はもちろん素晴らしかったですが、何よりその型破りな存在感!前川さんのような方が文部科学省事務次官として存在していたんだということに、何だかちょっと希望もいただいたような気持ちになりました。


講演の最後に、「子どもたちを よろしく」という映画のお話がありました。
前川喜平さんが企画をされた映画です。

「はっきり言ってとても暗い映画です」と前川さん。「この作品は、中学生のいじめと自殺、その裏にある家庭の問題をリアルに描いている。とても重い映画。しかしこれは現実だ。この現実に一人でも多くの人が気づくことが大事なのだ」と前川喜平さんはコメントを寄せています。

2020年初春、ユーロスペース他、全国順次公開される予定です✨




帰りの電車の中で、いただいたチラシに目を通していると、30数年前のことが蘇りました。

オレゴン大学の女学生たちとネバダ核実験場前で行われたピースキャンプの取材に行った時のことです。核実験による近隣住民の子どもたちの白血病などの因果関係が取り沙汰される中、子どもたちを心配する母親たち約3000人が母の日にネバダの核実験場前に集まり、核実験反対を訴えていました。

砂漠にテントを張り、取材をしていた時、そこに集う人たちの中で、ちょっとした小競り合いが始まりました。徹底した非暴力を貫く人々の中で、少しだけ過激に思える言動をとる女性たちがいました。ある日、気持ちを分かち合い、みんなで話あう事になりました。広大なネバダの砂漠の中で、輪になって座り、それぞれが自分が感じた事を話しはじめました。しばらくすると、問題視されていた女性が一人、また一人、自分の生い立ちを話しはじめました。親や周囲の大人たちからの虐待、レイプ、暴力、貧困の中で、どうやって自分を守り今にいたったかを…。その日の夜、未だに癒される事のない心の傷が、どうしていいか分からない彼女たちの叫び声となって、ネバダの砂漠中に響き渡りました。それまでの人生の中でも、その後の人生の中でも、あの時をおいて聞いた事のない、それは地球が落っこちてしまいそうな叫びでした。私は、自分の体を両手で抱きしめながら一人、月の光だけを頼りに、その夜ずっとネバダの砂漠をさまよい歩いていました。

帰国後、音楽に全く興味もなかった私が、ある時ひどく絶望を感じることがあった時、歌詞とメロディーとなって蘇ってきたのが、この時に見たネバダのお月さまの歌でした。あの時の体験からずいぶん時間を経ていたにもかかわらず、突然歌となってその時の感情が蘇った時、自分が抱えきれない程にあの時に体中で浴びたものが、まだ自分の中でも消化しきれず、そのまま残っていたことに驚きました。


児童虐待、貧困、アルコールやギャンブル依存、対人依存などの大人のありようが、子どもたちを追い詰め、居場所を奪い、心の闇をつくっていく…。私は日本の実情にこれまで目を向けてこなかったけれど…30年前にアメリカで感じたことが、今日本で 起きているのかもしれない…。


劇場公開されたら、必ず見に行きたいと思います✨

posted by ぷらっとハッピー日記 at 18:54| 東京 ☁| ぷらっと日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする