今日は雨

朝から父が激怒している

17歳になる猫のモモが、洗濯を終えて籠の中に積み上げられていた父のズボンにおしっこをしてしまったらしい。
「これから、モモは絶対家の中にいれないぞ

戻ってきても絶対に中に入れるなぁ

」と、早朝から怒鳴っている。
「ハッピーはいい!ハッピーはいいけど、モモは絶対もうだめだぁ!」
ハッピーとは、我が家のわんちゃんの名前。ハッピーは何をやってもたいがい許されるが、日頃から父とモモは、どうも相性が良くない。しかも今回は、かなりやばい感じ

この怒り方は、けっこうまずい。モモちゃんピンチ!
私の部屋だけで飼えるかなぁ…と、もしもの場合を考え、冷静にあれこれ考えてみる。
その上で…、そぉ!まず私が真っ先にすべきことは、今すぐ父に朝ごはんを食べさせる事なのだ。なぜなら、食べる前と食べた後では、父のイライラ度は白と黒ほど違うからだ。
昔はそれが許せなくて、父とよくぶつかった。感情や気分によって物事の判断が異なるという事が理解できなかった。でも最近思う。良い悪いはさておき、現実に案外世の中ってそんなものなんだと。
客観的に見れば、怒りを超えて笑えてくるような些細なことで、あとから考えると何でもないことでも、その些細な事にとらわれて運命が変って行ったりするものなのかもしれない。
モモだって、ここで一歩間違えれば一生家の中に入れてもらえず、野良猫になってしまう可能性は大!
私は急いで冷蔵庫めがけて走った。
すぐ目に入った卵をとにかく割って足もとにあったニラを切って、まずはニラ卵をつくり始めた。
と、その時、ドアでニャ〜とモモの声。マズイ!外に出されたモモが早々と帰ってきたらしい。今帰ってくるとかなりマズイ…と珍しく私は少々あせった。「静かに!声をださないでぇ〜」と心で祈りながら、室内洗濯物干しの下にあるモモの籠の中へそっと入れた。
ここなら声さえ出さなければ、帰ってきたことに父も気付くまい。
父がモモを見つける前に、まずはご飯を食べさせないと大変なことになる

猛スピードで私は朝食を作り終えた。
モモは、とっても奇麗好き。あちこちでお漏らししているのは、犬のハッピー。きっと昨夜はモモのトイレの前のドアが閉まってのかもしれない。または、トイレ掃除が行き届いてなかったので、洗濯ものの入っている籠の中でついついやってしまったのかも。猫は、穴を掘ってそこに排便する習性があるので、たまたま洗濯物が積み重なっていたところでやってしまった…。それとも、なんといっても17歳だから、トイレまで間に合わなかったのかな…などなど、考えられる理由をあれこれ思い浮かべてみる。
とにかく運悪く、箱の中に積み上げられていた洗濯物の中で一番上にあったのが父のズボン。あとは私のTシャツトとトレパン。もちろん全部びしょびしょ。まずは水につけて、洗い直し!
父が朝食を食べている間に、中庭に出て雨に濡れながらモモちゃんのトイレ掃除。家の皆に、「モモのトイレの前のドアを閉めないでねぇ〜」と言って回る。
そうこうしている内に、父が朝食を食べ終わったようだ。
最後に父に聞こえるように、わざと大きな声でお漏らしの現場にモモを連れて行って、よく注意を促す。
やれるだけの事は全部やった。
いつの間にかモモが戻ってきていることにぎょっとした父だったが、それ以上の言及はなかった。お腹もふくれていたので怒りは半減していたようだ。
ホッ
よかった

朝から騒々しかったので、母がいつもより早く目をさまして居間にやってきた。「年取ると人間も動物も皆そうなってくるものよぉ〜」と一言。
モモもすでに17歳

母の介護に気を取られていたけど、これからはモモちゃんもしっかりケアしてあげないとねぇ〜
posted by 里ちゃん at 22:11| 東京

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里ちゃんの介護日記
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